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insiderman 曰く、
デジタルデータ化したマンガを複製し、著作権者に無断で販売していた書籍電子化代行サービス業経営(自炊代行業者)の男性を、長崎県警が著作権法違反の疑いで逮捕したそうだ(ACCSの記事、
ITmediaの記事、
YOMIURI ONLINEの記事、
日刊SPA!の記事)。
この男性が運営する「50SCANNER」というサービスでは、「会員登録すると無料で電子化されたマンガをプレゼント」というキャンペーンや、マンガのPDFデータを(紙の本の提供無しに)紙の書籍の半額程度の価格で販売する「大人買い電子化サービス」などを行っており、「紙書籍を仕入れてスキャン後破棄」を「代行」するのではなく、スキャンしたデータを不当に複製して販売していたのではないかと推測されるという。
もしそれが事実であれば、自炊代行業者の皮を被ったただの「海賊版販売業者」である。とはいえ、このような問題はほかの自炊代行業者でも発生する可能性がある。
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あるAnonymous Coward 曰く、
ゲームコンソールのハッカーチームWiikeyが、Wii UのModキー生成に必要な情報をすべて解析したと主張している(ComputerAndVideoGames.comの記事、
Ars Technicaの記事、
Eurogamer.netの記事、
TechCrunch Japanの記事)。
WiikeyはWii Uのドライブ認証やディスクの暗号化、ファイルシステムなどのリバースエンジニアリングを完了したと述べている。Eurogamer.netの記事によると、光学ドライブをエミュレートして、USBメモリーにコピーしたゲームをプレイできるようにするもののようだ。このグループはWiiのメジャーなModチップ開発に関与しているが、Wii Uについては現在のところ確認可能な証拠は提供されていない。一方、任天堂ではグループの主張については承知しているが、コピーされたWii Uのゲームや非正規のアプリケーションがWii Uモードで動作するという報告は受けていないとのことだ。
Wii Uのディスクは大容量(1層あたり25GB)なので、もしこれが事実だとしてもDSの場合のように一気に海賊版が普及することはないだろうが、任天堂としては頭の痛い問題だろう。