
米控訴裁判所、AI は特許の発明者として認められないとする 1 審の判決を支持 21
ストーリー by headless
発明 部門より
発明 部門より
米連邦巡回区控訴裁判所は 5 日、特許の出願書類に人工知能 (AI) を発明者として記載することはできないとする連邦地裁の判断を支持した
(裁判所文書: PDF、
The Verge の記事)。
この裁判は Stephen L. Thaler 氏が開発した AI システム「DABUS」を唯一の発明者として特許を出願し、米特許商標庁 (USPTO) が受理しないのを不当だとして訴えているものだ。1 審のバージニア東部地区連邦地裁では昨年 9 月、議会が意図する発明者は自然人に限られており、いずれはテクノロジーが進歩して人工知能が発明者として認められるレベルに達するかもしれないが、それを決めるのは議会であるとの判断を示していた。
控訴裁判所でも特許法が発明者として認める「individual(s)」が自然人に限られることに議論の余地はなく、法律の条文が明確に答えを示している場合にそれ以上の分析を行うことはないと指摘。Thaler 氏は南アフリカで DABUS の発明が特許として認められたとも主張したが、外国の特許局が米国の法律を解釈したわけではなく、その判断が結論に影響することはないとして、連邦地裁の判断を支持した。
この裁判は Stephen L. Thaler 氏が開発した AI システム「DABUS」を唯一の発明者として特許を出願し、米特許商標庁 (USPTO) が受理しないのを不当だとして訴えているものだ。1 審のバージニア東部地区連邦地裁では昨年 9 月、議会が意図する発明者は自然人に限られており、いずれはテクノロジーが進歩して人工知能が発明者として認められるレベルに達するかもしれないが、それを決めるのは議会であるとの判断を示していた。
控訴裁判所でも特許法が発明者として認める「individual(s)」が自然人に限られることに議論の余地はなく、法律の条文が明確に答えを示している場合にそれ以上の分析を行うことはないと指摘。Thaler 氏は南アフリカで DABUS の発明が特許として認められたとも主張したが、外国の特許局が米国の法律を解釈したわけではなく、その判断が結論に影響することはないとして、連邦地裁の判断を支持した。
AIを発明者にして何のメリットがあるのか (スコア:2)
寿命が保持期間に関わってくる著作権ならまだわからないでもないが、特許はAIに権利持たせることにまったく意味がないように思えるが、どうしてそんな申請をしたのか。
法律解釈的にもそうだし、権利行使の実態からしても結局AI使用者がその辺管理することになるから、まったく意味がない。
単に社会実験としてやってみただけで、訴えを起こしたのも広く社会の反応を見たいからとかそういう理由なんだろうか。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:AIを発明者にして何のメリットがあるのか (スコア:1)
「議会が意図する発明者は自然人に限られており」
そういう判例・特許法条項があるのか、法人も発明者に出来ないって事で、それを回避する為に法人から逃げ出し得ない法人所有のAIを発明者にしたいのでは?
米特許法には職務発明に対応した、発明者が出願した権利又は特許権を譲受人(Assignee)に受け渡す旨の書類を提出することができる制度があるが、それだけでは何か不都合があるのかも。
Re: (スコア:0)
AIのモチベーションが上がってじゃんじゃん発明するようになるとか
Re:AIを発明者にして何のメリットがあるのか (スコア:1)
AI特許は発明をじゃんじゃんするAIを開発するインセンティブをAIの開発者に与えることが目的。
特許は自然権ではなく、あくまでも産業振興のために国家が創設した権利なので、
逆に言うならば「AIに特許を認めない」ということは「AIに発明はさせない」という国家の意思を表明したということと同じ
発明ができるほとどのAIが開発可能だ、と思っている人や組織をアメリカ(でも何でもいいけど)から遠ざけてでも、既存の人間の発明家を優先する方が国益になるという判断。
Re: (スコア:0)
自我を持って学習して成長するAIが開発されるのも時間の問題だとは思うんだけどフィクションの中のような深刻な問題になるかもしれんな。
Re: Re:AIを発明者にして何のメリットがあるのか (スコア:1)
やる気のあるAIって鬱陶しいキャラみたいになるのかなあ
Re: (スコア:0)
空気読む機能はなかなか実装されなさそうだしなー
まぁ、会社とかの営利組織内だと空気読むってのがビジネス上は悪い方向に働く方が多いのでAIに忌憚なき意見を突っ込まれる方がいいかもしれん。
Re: (スコア:0)
結局従業員が管理することになるから法人を発明者にするのは意味がないの?
Re: (スコア:0)
従業員に管理させるから法人発明者に意味があるんだが……
Re: (スコア:0)
AIを雇用すればいいんじゃね?
Re: (スコア:0)
今のMidjourneyだと、同様の理由で著作権がAIに認められる可能性は(アメリカ法では)なさそうだけど、
10年後くらいには、AIが呪文詠唱まで自力でやるようになって、それなりにマンガっぽい物を自動生成してきそう。
Re: (スコア:0)
タックスヘイブンに置いたAIを発明者にして、あらゆる発明の税金を払わなくてよくなる
Re: (スコア:0)
米特許庁も受け付けるような発明を行えるAIが作れたんだぜ、凄いでしょ
では?
そりゃ技術のアピールになるし、技術のアピールがうまく行けば、お金のにおいもしてきます罠
Re: (スコア:0)
むしろその程度のAIならとっくにできてるよw
GPT-3で適当に生成すれば通ると思う
そろそろ定義を改めよう! (スコア:0)
現段階で現代科学力で人工知能は作られていない
全ては人間のプログラムで制御されたものにすぎない
つまり知能とは程遠いものである
現在のテクノロジー発展スピードでもあと300年以上は作れない
Re: (スコア:0)
300年という値はどこから?
Re: (スコア:0)
そんなの、まず知能ってやつを定義してからだろ
まだそれすら出来てなくて、みんな適当にそれっぽいこと言ってるだけなんだから、改めるも何もない
Re: (スコア:0)
それが決まったら、次は人類に知能があるのかはっきりしてほしい。
#人々が集まって宇宙に知的生命体がいるのか議論していて、通りかかった人にどう思うか聞いたら、『果たして地球上に知的生命体がいるのかも疑問だ』といったというジョークを思いだす。
Re: (スコア:0)
釣られないぞってうちのAIがゆってる
Re: (スコア:0)
政治家が官僚に従ってた時代はとっくに終わりましたよ。内閣人事局のせいで。
内閣人事局はAIには到底理解不能な論理で動くので、官僚も政治家も「忖度」という高度に人間的な技量が求められます。