「Blurred Lines」に対する判決で音楽作品の作り方が変わる? 34
ストーリー by headless
栗卒 部門より
栗卒 部門より
Pharrell WilliamsとRobin Thickeがヒット曲「Blurred Lines」を作るため、Marvin Gayeの1977年のヒット曲「Got to Give It Up」をコピーしたとして、740万ドルの賠償金支払いを命じる判決が出された。この判決についてThe Washington Postが「音楽産業を揺るがすだけでなく、アーティストによる作品の作り方を変え、新たな著作権主張への道を開く可能性がある」と報じている(The Washington Postの記事、
Fox Newsの記事、
RO69の記事、
本家/.)。
法廷でPharrell Williamsは、1970年代後半のMarvin Gayeの雰囲気を出そうとしただけで、彼のアイドルの作品から要素を取ってはいないと主張。被告側の弁護団長は最終弁論で、昔の音楽の雰囲気を出そうとする作品作りに萎縮効果をもたらすと述べたそうだ。また、レコードレーベルが他の作品に似た曲をリリースしたがらなくなるだろうとも述べたとのこと。一方、原告側の弁護団長は、「Williams氏の弁護士は世界が終わり、疑わしい音楽は存在できなくなるだろうと最終弁論で述べているが、今でも私には太陽が輝いているのが見える」とし、「音楽産業は続いていく」と述べたとのこと。
音楽作品をめぐる裁判は多くないものの、盗作疑惑についてはよく聞かれる。最近ではSam Smithのヒット曲「Stay With Me」がTom Petty And The Heartbreakersのヒット曲「I Won't Back Down」に似ているとして、Tom Pettyを作曲家としてクレジットすることで合意に達したことが報じられている。また、元The BeatlesのGeorge Harrisonが1970年に発表したソロ曲「My Sweet Lord」と、The Chiffonsの「He's So Fine」が似ているとして訴えられた裁判もある。判事は2曲がそっくりであるものの、潜在意識での盗作でのみ有罪だと述べているが、最終的にはGeorge Harrisonが著作権者に587,000ドルを支払うことになった。変わったものとしては、John Fogertyが本人の作品を盗作したとして訴えられた裁判がある。これは1985年に発表したソロ曲「The Old Man Down the Road」が、Creedence Clearwater Revival時代の1970年に作曲した「Run Through the Jungle」にそっくりだとして、権利を持つ以前のレーベルが訴えたものだ。
法廷でPharrell Williamsは、1970年代後半のMarvin Gayeの雰囲気を出そうとしただけで、彼のアイドルの作品から要素を取ってはいないと主張。被告側の弁護団長は最終弁論で、昔の音楽の雰囲気を出そうとする作品作りに萎縮効果をもたらすと述べたそうだ。また、レコードレーベルが他の作品に似た曲をリリースしたがらなくなるだろうとも述べたとのこと。一方、原告側の弁護団長は、「Williams氏の弁護士は世界が終わり、疑わしい音楽は存在できなくなるだろうと最終弁論で述べているが、今でも私には太陽が輝いているのが見える」とし、「音楽産業は続いていく」と述べたとのこと。
音楽作品をめぐる裁判は多くないものの、盗作疑惑についてはよく聞かれる。最近ではSam Smithのヒット曲「Stay With Me」がTom Petty And The Heartbreakersのヒット曲「I Won't Back Down」に似ているとして、Tom Pettyを作曲家としてクレジットすることで合意に達したことが報じられている。また、元The BeatlesのGeorge Harrisonが1970年に発表したソロ曲「My Sweet Lord」と、The Chiffonsの「He's So Fine」が似ているとして訴えられた裁判もある。判事は2曲がそっくりであるものの、潜在意識での盗作でのみ有罪だと述べているが、最終的にはGeorge Harrisonが著作権者に587,000ドルを支払うことになった。変わったものとしては、John Fogertyが本人の作品を盗作したとして訴えられた裁判がある。これは1985年に発表したソロ曲「The Old Man Down the Road」が、Creedence Clearwater Revival時代の1970年に作曲した「Run Through the Jungle」にそっくりだとして、権利を持つ以前のレーベルが訴えたものだ。
盗作なのかオマージュなのか (スコア:1)
メロディラインやフレーズをパクってるというならまだしも、「雰囲気を再現」って
それだけで著作権法にひっかかるもんかな?
だとすると流行の曲なんてみんな著作権法違反だらけになるんでは?
#日本のラップなんてみんな同じ雰囲気だったり
#J-POPなんて洋楽の物まねから始まっているようなもんだし
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re: (スコア:0)
Re:盗作なのかオマージュなのか (スコア:1)
コード進行が同じでコピー扱いになるならブルース進行は全滅じゃないの。
ここで問題にしてる「雰囲気」のもとは(この曲は特徴的なコード使いが印象的なわけではないから)アレンジの方でしょ。
ドラムの刻みにカウベル、ベースは短く音数少なく休符だらけにして、上物がない。
マーヴィン・ゲイを知ってる人が作ってんだから、安易に真似してると言われても仕方ない。もうちょっとひねり効かせて自分の音にすればよかったんだと思う。
Re: (スコア:0)
「自分の音にする」もありますが、「オマージュを作る際の手続き」を法的に決める必要があるんではないでしょうか。
日本でも、様々なアーティストがオマージュでリフをまるっきり同じにしたり、ソロの出だしを同じにした曲は多くありますよね。これらはすべてが許可を得ているわけではないでしょう、むしろ一発でオマージュだとわかるからこそ、元ネタの人は不問にしている状況があると思います。
自分の音にせず、一発でマーヴィン・ゲイだとわかるかたちが必要なケースもあると思うのです。
Re:盗作なのかオマージュなのか (スコア:1)
その「一発でマーヴィン・ゲイだとわかる」ってレベルが必要なら「ただで使うなクレジットよろしく」というのが今回の一件でしょう。
Re: (スコア:0)
程度の問題も有るでしょうが自然な和声進行は法則が有るのでそれはあまりに厳しい気もします。
Re: (スコア:0)
コード進行のバリエーションなんて数えられる程度しかありませんよ。
Re: (スコア:0)
訴える側の真意が
「おれ/あたしの創作部分を使って他人が金稼ぐの許せん!」
であるとすると、オマージュだろうがリスペクトだろうがインスパイア元を明記してようが、全部ダメってことですよね。
もうそういう裁判起こされたら事故だと思って粛々と対応するしかないような。
なので司法側にも「ホントに引用なのか、たまたま似ちゃっただけなのか」を判断するスキルを上げて貰わざるを得ません。
とはいえ、コードやらアレンジやらが似ちゃうことは別として、それまで前人が築いた様々な音楽的要素を模倣~改変していくというのは音楽という文化が発展してきた極
Re: (スコア:0)
ブラームスはベートーヴェンのパクリ…。
入浴中の脳内演奏会でベートーベンの第九を奏でていると、途中でブラームスの1番になって、しばらくすると戻ってきますw
クラシックだって、模倣・オマージュ・改変の繰り返しでできてるんだからね。
「何とかの主題による変奏曲」とか、主題作った人は大抵別人だしね。
真に革新的なことができる人なんて、音楽界にもろくに居ないし、その革新者だって最初は模倣から始まってる。
今回の訴訟、何がゆがんでいるかというと、本人ではなく遺族が原告であること。
そういう、下積み時代の苦労や、オリジナルを生み出すまでの苦闘、模倣への寛
Re: (スコア:0)
クラッシック界の丸パクリと言えば、動物の謝肉祭 第4曲「亀」(地獄のオルフェ序曲第3部 通称「天国と地獄」を極端に遅く演奏する物)にトドメを刺す。
Re:盗作なのかオマージュなのか (スコア:1)
BWV972: 「...。」
BWV973: 「...。」
// 以下を参考にした⇒ http://homepage2.nifty.com/pietro/storia/bach_vita.html [nifty.com]
Re: (スコア:0)
ショスタコービッチのSym. 15とか...
泥沼 (スコア:0)
いいぞ。もっとやれ。
そして音楽業界は衰退して滅びろ。
Re: (スコア:0)
本音はそれかよ
音楽業界に親でも殺されたかww
Re: (スコア:0)
スラドにはそういう人一杯いるでしょ。
マイクロソフトに親を殺されたり、アップルに我が子を殺されたり、
ソニーに兄を殺されたり、グーグルに弟を殺されたり、
自民党に姉を殺されたり、アメリカに妹を殺されたり…
Re: (スコア:0)
俺の妹は画面から出てこないから安心だな
Re:泥沼 (スコア:2)
ただし、あなたの妹は非処女です
Re: (スコア:0)
画面から出てこなくても殺す方法などいくらでもあるだろう。
# 脅しているわけではない
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
オオアリクイに夫を殺された人を忘れてはいかん。
Re: (スコア:0)
だって音楽って似るものだしなぁ…… (スコア:0)
人が、聴いていいと感じるコード進行やメロディラインなんてそうそう多くはないし、そもそも何かしら共感できる部分(=何かしら自分に似ている部分)があるから人はその曲をいいと思うわけで。その共感できる部分が曲調だったり歌詞だったりするわけだけど、それらをすべて、今までの作品と違うものにするのはまず無理と言っていいのでは?
# そもそも今の音楽がほぼループ前提で成り立っている以上、曲の中・外問わず「同じ」部分をもつ曲というのは当たり前な気が。冗談じゃなく判決次第で音楽の在り方そのものが変わってしまうかも
売れるポップスは4 Chordsでできている (スコア:1)
関連ストーリ洋楽ポップは単調で、どれも同じに聞こえるという分析結果 [srad.jp]のコメントにあるように、
売れるポップスは4 Chords [youtube.com]でできている。ってことで米国の弁護士大喜びの図ってことでしょうか。
どれだけ訴訟が続くかわからないですね。
#このグループ、日本でいうところのマキタスポーツ [youtube.com]か。
Re: (スコア:0)
さすがにカノンコードは著作権切れてるよね
Re: (スコア:0)
マジレスするとコード進行に著作権はない
Re: (スコア:0)
xkanon のことかな?
Re: (スコア:0)
マジックワード「翼 さくら、扉、奇跡」も著作権登録して歌詞に使用したら訴えましょう!
Re: (スコア:0)
「夢 時間 裏切らない」も。
Re: (スコア:0)
桜舞いすぎたり、
瞳閉じすぎたり、
君の名を呼びすぎたり、
会いたすぎたりする
J-POPジェネレータ [mbtl.net]
Re: (スコア:0)
音楽を聴いて「いいな、すばらしいな、自分も歌ってみたいな」と思うのは、文化的な土台に基づいたある種の根源的な欲求で、だから商業的な音楽は儲かる。つまり、だからこそ、音楽の権利についてはもっと慎重になるべきなんだよね。
個人的に、「きらきら星」は学校の音楽の授業で教えるのを禁止すべきだと思う。だって、訳詞の著作権が切れてないから。商業的に成功して儲かるのはわかるが、義務教育で刷り込んでおいて「成功した」から著作権使用料を要求するのはおかしい。NHKの「みんなのうた」だって、現行の番組はそのまま続けてもらって一向にかまわないが、できたら、著作権のことを完全に気にしなくてもよい、どこで歌っても、替え歌を作っても、誰にも咎められない古典的なマスターピースを公共放送の役割としてもっと放映してもらいたい。NHKの仕事は商業的洗脳じゃないんだから。
で、上のコメの仮定のような「似た部分」があっても、それより先行事例としてリスペクトした作品があれば、当然違法にはならないなんだから、あえて古典作品の派生作品をつくれば何の問題もない。無理に新曲と言い張るより、よっぽど安全だ。
Re: (スコア:0)
つまり全て平沢進の楽曲にしろ、というのか。とんだ馬の骨だぜ
Re: (スコア:0)
「ロックギターのコード進行はビートルズによって全て検証済です」みたいな意見。
#歌芸人は滅びてしまえ。
大発見のコーナー (スコア:0)
むかし原田伸郎さんのラジオ番組でやってたコーナー(テーマ曲:サザエさんのエンディングテーマに似た洋楽)が今も続いてたら、死屍累々だったろう。
音楽はパズル (スコア:0)
有限個のピースを並べて有限の組み合わせの中から絵に見えるものを拾い上げているだけ。
絵に見える組み合わせは決して多くはなく、ピースの並べ方の指針たるルールの制限はきつい。
音楽ってのはそういうもんでしかない。
そういうもんでしかないのにちょっと似たところがあったら盗作とか言われたら
何もできませんわ。
なお絵であることに拘らず制限のきつい世界から脱却して
より難解なパズルに興じているのが所謂現代音楽。