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著作権

The Verve、代表曲「Bitter Sweet Symphony」の権利をThe Rolling Stonesから取り戻す 20

ストーリー by headless
返却 部門より
hylom 曰く、

英ロックバンド The Verveの代表曲「Bitter Sweet Symphony」はThe Verveがその大部分を作詞・作曲したにもかかわらず著作権はThe Rolling Stonesのものになっていたが、このたび権利が返還されることになったという(Richard Ashcroft氏のツイートNPRの記事CNNの記事Gear Otakuの記事)。

Wikipediaでも解説されているが、この曲ではThe Rolling Stonesの「The Last Time」をThe Andrew Oldham Orchestraが演奏したオーケストラ版のサンプリングがイントロやエンディングで使われている。The Verveは使用の許諾を得ていたが、契約を破ってより長時間使用したとThe Rolling Stonesのマネージャーが主張し、権利を巡って裁判になった。その結果、The Rolling StonesのMick JaggerおよびKeith Richards、The VerveのRichard Ashcroftの3人が著作者となり、ロイヤリティはThe Rolling Stones側に入る形になっていた(英語版Wikipediaの記事)。

ただ、The Last TimeはThe Staple Singersの「This May be the Last Time」(1958年)に酷似しており、このことはThe Rolling Stone側も認めていたという。それでもThe Last TimeはMick JaggerおよびKeith Richardsが著作者となっている。そのため、Gear Otakuでは「よそからパクった曲を根拠にヴァーブを訴えることで、世界で1000万枚以上売れたモンスターアルバムの代表曲を手に入れた」と評している。

なお、Bitter Sweet Symphonyでサンプリングされた旋律はThe Rolling Stoneのオリジナルの「The Last Time」ではほぼ出てきておらず、オーケストラアレンジされたときに生まれたものと思われる。

聞き比べた限り、サンプリングされた部分はBitter Sweet Symphonyのイントロや中間部、エンディングで聞かれる特徴的なストリングスのリフではなく、ほぼ全曲にわたってバックグラウンドを支えるストリングスの白玉だと思われる。この部分はThe Last Timeのバース部分の旋律(歌)が元になっており、Bitter Sweet Symphonyの旋律(歌)自体もこの部分と似ている。Bitter Sweet Symphonyの特徴的なストリングスのリフは、オーケストラ版で聞かれるチューブラーベルやストリングス(たぶん)のリフに音を足したもののようだ。オーケストラ版のリフはストーンズ版のギターリフが元になっているのかもしれない。なお、The Last TimeがThis May be the Last Timeに似ているのはコーラス部分であり、後者に前者のバースと明確に一致する部分はない。

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  • by ktmizugaki (46208) on 2019年05月27日 12時31分 (#3621795) 日記

    もしかして: hylom

    --
    svn-init() {
      svnadmin create .svnrepo
      svn checkout file://$PWD/.svnrepo .
    }
  • by Anonymous Coward on 2019年05月26日 19時47分 (#3621585)

    youtubeでオススメに出てきたのこれだったか。懐かしく聞いたわ

  • by Anonymous Coward on 2019年05月26日 22時11分 (#3621615)

    「聞き比べた限り」以降の解説は用語(白玉とかリフとか)が良くわからないので読み取れなかった(著作権ネタだと思って読みに来たけど知識不足だった)。
    # ごめん検索して調べる手間をかけない私が悪いんです。

    • by headless (41064) on 2019年05月26日 23時24分 (#3621626)
      白玉もリフもちゃんとした音楽用語ではないのですが、他にわかりやすい表現が思いつきませんでした。白玉は2分音符よりも長い音符のことで、普通は和音を伸ばして演奏するような場合を指します。リフは繰り返し演奏される特定のパターンみたいなものです。
      親コメント
      • 白玉は初耳だったなぁそういう事か…

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        追加解説ありがとうございました。なるほど玉が白いって音符のことだったのね、納得です。
        リフはリフレインですね。自分が頭に描くリフレインよりは短いモチーフ(?)のことかもしれませんが。

        ということで解説を読み直して音楽を聴いてみると、伴奏音型を借用したってことなんでしょうかね。
        伴奏音型の流用というとグノーのアヴェ・マリアを思い出します。

        この例だと編曲≒二次著作物というよりは共同著作物? 庇を貸して母屋を取られたみたいな案件に見えますね。

        • リフはリフレインですが、リフっぽいフレーズというものがあって、この場合は繰り返されなくてもリフとして扱われることが多いようです。ただし明確に定義されているわけではないので、人によってリフと認識するものの範囲は違いそうです。

          今回の場合は伴奏だけでなく歌のメロディーもほぼ同じなので、仕方なかったのかなと個人的には思います。
          親コメント
    • by Anonymous Coward on 2019年05月26日 23時37分 (#3621633)

      白玉は初耳ですが、文脈に合わせて読むと、全音符によるコード進行(小節内で動きがない伴奏)ですかね。ポップスが擦弦楽器を取り入れると、短い音は撥弦楽器(ギターとか)でできるので、ヴァイオリンやチェロの伴奏は対位法的には第一類の長音のみなるって意味だと思います。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2019年05月27日 3時39分 (#3621661)

    ロス・インカスに著作権的なものを払ったりしてるのかな

  • by Anonymous Coward on 2019年05月27日 8時30分 (#3621687)

    マネージャーが強欲になるのは分かるんだが、
    The Rolling Stonesは自分の物じゃない曲で儲ける事に思うことは無かったんかね。
    マネージャーの言いなりなのか、恥とも思わんのか、どっちにしてもダサい。

    • by Anonymous Coward

      マネージャーは演者より立場強いんじゃないですか西洋芸能シーンでは
      日本じゃ割と芸能人が強いみたいですが

      • by Anonymous Coward

        あっちとこっちでマネージャーの意味が結構違うような。
        例えばサッカーだとマネージャー(監督)は文字通りサッカーチームの監督と選手補強の権限を持ってる。
        監督だけの場合は別にヘッドコーチという役職が付けられる。

        • by Anonymous Coward

          日本だとプロデューサーだな。秋元・つんく・奥田民生

    • by Anonymous Coward

      ミックジャガーはケチで有名じゃん。

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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人

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