Google、サードパーティcookieによる追跡を制限するChromeの新機能を1月4日からテスト 19
追跡 部門より
Google が 1 月 4 日から、ウェブサイトによるサードパーティ cookie へのアクセスを抑制することでクロスサイトトラッキングを制限するという Chrome の新機能 Tracking Protection のテストを開始するそうだ (The Keyword の記事、 Ars Technica の記事、 9to5Google の記事、 Android Police の記事)。
Tracking Protection は全世界で 1% の Chrome ユーザーにロールアウトし、すべてのユーザーのサードパーティ cookie をフェーズアウトする Privacy Sandbox の重要なマイルストーンになる。1% のユーザーに選ばれると Chrome 起動時に通知され、デフォルトでサードパーティ cookie が抑制される。Chrome のアドレスバー (Omnibox) で目のアイコンをクリックすればサードパーティ cookie をサイトごとに許可することも可能だ。
サードパーティ cookie のフェーズアウトは 2024 年下半期に計画されているが、英競争・市場庁 (CMA) の懸念を払しょくできるかどうかによるとのこと。Firefox と Safari がサードパーティ cookie のブロックを開始してから 4 年、Ars Technica では Google がサードパーティ cookie に代わるユーザー追跡の仕組みである Privacy Sandbox を完成し、ようやくサードパーティ cookie 廃止の準備が整ったなどと評している。