米著作権局、AI を用いた作品の著作権登録に関するガイダンスを公開 32
ストーリー by headless
人間 部門より
人間 部門より
米著作権局は 16 日、人工知能 (AI) 技術の急速な進化による著作権法や政策の問題を調査するイニシアチブを開始するとともに、AI を用いた作品の著作権登録に関するガイダンスを公開した
(著作権局のニュース記事、
ガイダンス: PDF、
VentureBeat の記事、
Ars Technica の記事)。
米著作権局では AI が生成した画像の著作権登録を 3 回にわたって拒絶しており、いったん著作権登録したコミックブックについて、AI による生成が後日判明したアートワークを登録から除外している。新しいガイダンスでは AI をツールとして使用した著作物の著作権登録が可能であることを明確にする一方で、著作権が保護されるのは人間が著作者である場合に限られるという方針に変更はない。
たとえば、人間が送ったプロンプトのみから AI がコンテンツを生成した場合、プロンプトを送る行為は (人間の) アーティストに作品の制作を注文する行為と同様だという。プロンプトを送った人間や注文者が著作者になることはなく、注文を受けて制作された作品はアーティストの著作物として著作権保護の対象になるが、AI が生成したコンテンツは著作権保護の対象にならない。一方、AI の生成物を人間が十分創造的に選択・配置したり、改変したりすれば人間が著作者として認められ、著作権保護の対象になる。
そのため、AI の生成物を用いた著作物の著作権登録申請にあたっては、「著作者」の項に記載する人間がどのように創造的な役割を果たしたのかを記載する必要がある。使用した AI 技術や提供企業を著作者や共同著作者として記載すべきではない。また、僅少でない量の AI 生成コンテンツは申請書で明確に除外する必要がある。既に申請済みの著作物が上述の内容に該当する場合、修正申請を行わないと著作権登録が無効になる可能性もあるようだ。
米著作権局では AI が生成した画像の著作権登録を 3 回にわたって拒絶しており、いったん著作権登録したコミックブックについて、AI による生成が後日判明したアートワークを登録から除外している。新しいガイダンスでは AI をツールとして使用した著作物の著作権登録が可能であることを明確にする一方で、著作権が保護されるのは人間が著作者である場合に限られるという方針に変更はない。
たとえば、人間が送ったプロンプトのみから AI がコンテンツを生成した場合、プロンプトを送る行為は (人間の) アーティストに作品の制作を注文する行為と同様だという。プロンプトを送った人間や注文者が著作者になることはなく、注文を受けて制作された作品はアーティストの著作物として著作権保護の対象になるが、AI が生成したコンテンツは著作権保護の対象にならない。一方、AI の生成物を人間が十分創造的に選択・配置したり、改変したりすれば人間が著作者として認められ、著作権保護の対象になる。
そのため、AI の生成物を用いた著作物の著作権登録申請にあたっては、「著作者」の項に記載する人間がどのように創造的な役割を果たしたのかを記載する必要がある。使用した AI 技術や提供企業を著作者や共同著作者として記載すべきではない。また、僅少でない量の AI 生成コンテンツは申請書で明確に除外する必要がある。既に申請済みの著作物が上述の内容に該当する場合、修正申請を行わないと著作権登録が無効になる可能性もあるようだ。
AI規制の例文も (スコア:1)
今にAIが執筆するのか?
Re: (スコア:0)
判定もAIがやるんやで
Re: (スコア:0)
AIのAIによるAIのための政治
ってやつですか。
Re: (スコア:0)
そう、最早人類は必要ない
早く人類は駆逐されるべき
制作過程 (スコア:1)
Re:制作過程 (スコア:1)
作品を保護し作品を重視すべきが制作過程の重視にシフトしてるな
#ま、AIをおkとすると登録申請件数が増えて手間だからって消極的な理由だろうけど
Re: (スコア:0)
それは現実的ではないような気もするが
AIを用いて何かを書いた場合、自分の権利を主張するには、AIの出力とそれをどう変えたのかを見せないとならないとか?
にはなりそうではあるのか…
Re: (スコア:0)
安心してください。
完成画像さえあれば制作過程もAIで出力できますので。
Re: (スコア:0)
めんどくさすぎるw
そもそも自分で描いたと言い張ってるものを、合理的にAIが描いたと証明できるものなのだろうか。
人間とコンパイラに置き換えてみると (スコア:0)
人間が書いたコードのみからコンパイラがバイナリを生成した場合、コードを書く行為は(人間の)コンパイラにバイナリの生成を注文する行為と同等だという。
コードを書いた人間や注文者が著作者になることはなく、注文を受けて制作されたバイナリは(人間の)コンパイラの著作物として著作権保護の対象になるが、コンパイラが生成した生成したコンテンツは著作権保護の対象にならない。
一方、コンパイラの生成物を人間が十分創造的に選択・配置したり、改変したりすれば人間が著作者として認められ、著作権保護の対象になる。
うん?
Twitterやブログなどで、ChatGPTに対する命令のtipsをみているけど、これはもうプログラミングといっても過言ではないと思うんだ。
(命令文の構成それ自体に創意工夫が必要)
Re: (スコア:0)
プロンプトエンジニアリングとかいう言葉もあるくらいだからなあ
まあ米国でも発注書の著作権とかは認めるのでは?十分創造的であるならば
Re: (スコア:0)
プログラミングでも、fuzzbuzzのプログラムを書いたから、著作権を認めてほしい!
が認められないように、単純なコマンドや命令、誰がやっても同じような記述になるなら、それには著作権は認められていない。
そこに何かしらの新規性や、その人でないと書けない要素があるならば、いずれは認められるようになるかもしれない。
でも今はプロンプトに工夫した程度のことだと、創作性は認められていない。
プログラミングとは言ってもいいが、創作性があると言うのは過言だ。
単にそういうことだと思いますよ。
Re: (スコア:0)
アルゴリズムやTIPSに著作権はない
プロンプトを送る行為は (人間の) アーティストに作品の制作を注文する行為 (スコア:0)
「プロンプトを送る行為は (人間の) アーティストに作品の制作を注文する行為」というのは少し違和感がある。
単純に作品の創作性をプロンプト自体の創作性(と取捨選択などの行為)を以て評価するという話ではないの?
AIという著作権保持者として認められないが、著作物の創造者であるものが存在しているみたいな話に聞こえる。
でまぁプロンプト自体の創作性はまずないだろう。
あるとしても特許で保護される部類で、長さからしてもオリジナリティの余地からしても、命令という性質からしても著作権が認められる余地はないだろう。
というか仮に認められたとすれば同じか似たプロンプトが使えなくなると考えると害悪過ぎる。
タイプフェイスが著作物ではないのと同じ法理で退けて良さげ。
だから発注する行為なのかプロンプト自体の美的創作性で判断するかは割とどうでも良いかもしれない。
注意すべきなのは「著作物登録」の話で合って、最終的に著作権が認められるかは裁判所が決めるわけで、要するにそこは現状何とも言えない。
アメリカの著作物登録を別のAIに解説してもらうと以下の通り。
アメリカの著作権登録の制度は,以下のような特徴を持っています.
登録情報の公示.登録が承認された場合,著作物の情報は"Catalog of Copyright Entries"というデータベースに公示されます.これにより,著作物と著作権者を一元的に確認できるようになっています.
以上が,アメリカにおける著作権登録の基本的な特徴です.
「別に登録しなくても著作権は認められるんですよね。」
はい,その通りです.アメリカでは,著作物の著作権は成立するために登録は必要ありません.著作物が著作権法で定める条件を満たしていれば,登録しなくても著作権は自動的に認められます.
登録のメリットは,例えば,登録された著作物が侵害された場合に損害賠償請求を含む民事訴訟を起こしやすくなる,など特定のケースで利点が生じる点にあるので,必要に応じて登録を行う,といった具合です.
まぁAIは適当言うことが多いけどこれくらいは2・3個くらいしか間違ってないだろうたぶん。
Re: (スコア:0)
どのくらいプロンプトが複雑かとかいった内容によるんじゃね?例えば料理のレシピであれば複雑なら創作性は認められるだろうし
Re: (スコア:0)
だな。
プロンプトは短文っていう先入観が表にですぎてる。
何百文字、何万文字にもわたる文章なプロンプトだってありえるわけだし、文章であれば当然文章として著作権はみとめられるはず。
でもそれを使って生成した絵は著作物として認められないという話になってる。
小説の作家であれば小説という文章には権利認めるけど本は著作物として認めませんみたいな感じなのかな(だって製本は業者がやってるし、業者に注文してるだけなんだもん)
Re: (スコア:0)
マテ
本に書いてある内容は作家の著作物だろう。本を売る場合は、製本した紙の値段で売っている訳じゃあるまい。権利を売ってない場合は出版社の著作物でない、というならそうだろうけど
Re: (スコア:0)
いや。本は著作物じゃないよ。(嘘だけど本当)
例えば「本を複写して配布する」。これはアウトだけど、本そのものを複写したり配布するのが問題なのではなく、本の内容を複写配布するのが問題になってくる。言い換えると本ではなく内容を保護してる。だから本は保護されていない。つまり本は著作物ではないということになる。
AIに戻るとプロンプトが文章であり著作物だとしても、そこから生成されたAI絵は保護されない。これは本が保護されない構図と似ている。
本を複写したときは内容もが複写されてそれが権利侵害につながる。
であれば、AI絵をコピーしたときにプロンプトが複写されて権利侵害になるのでは?というところだね。
ディープダンボールのように絵からプロンプトを逆生成する処理によって元のプロンプト(元の文章)を得られるようになれば、AI絵をコピーすることで文章の複写も行われてるということになり、つまりはAI絵は保護すべきとなるかもしれない。
#人間の考え方が技術進化を考慮していない
Re: (スコア:0)
「本そのものを複写する」と内容も複写されるのではないの?
Re: (スコア:0)
構成する原子の配置を正確に複写して作成しましたが、原子間の結合は複写されていないために、変形させることができません。
この本の内容をお読みになりたい方は、トライマグニスコープのご利用をお勧めします。
Re: (スコア:0)
そこまではイラン。つかホーガン今一好みではないなあ(個人の感想です
Re: (スコア:0)
自己レス
レシピは特許をとれるけどレシピのアイデアで著作権を主張できないのね
Re: (スコア:0)
「誰もお前を愛さない」のネタは著作権が主張できないのだろうか。
Re: (スコア:0)
真面目に返すとあれは出来るだろうな
十分創造的に選択・配置・改変 (スコア:0)
デュシャンの泉は小便器横にしてサインしただけだっけ?それはアリってことは…
Re: (スコア:0)
サインはまだいいよ。キャンバスにインクをぶちまけただけみたいな偶然使うのはAI以上にひどい。
Re: (スコア:0)
>デュシャンの泉は小便器横にしてサインしただけだっけ?
あれは、「泉」というタイトルをつけるに、「男性」が「小便」をする「器」を選んだ、という前代未聞の常人の発想にない類稀な選択眼に加えて、
当時の芸術家教会(内輪受けで賞を与えていた)に対する皮肉を込めた、という意味があったので、
人間が関与するインテリジェンスがあってしかるべき芸術作品であって
AIに「泉」とpromptで問いかけたも、そういう特殊な訓練でもしない学習モデルでもない限り出てこない芸術作品。
(そういう現代美術に特化した学習モデルはあり得るのかね?w)
まあ、でも美術館で入館料払って「泉」という名の既製品を鑑賞したいか、っていったら「そりゃないわw」って答えるが
ちなStable Diffusionに「泉」を打ち込んだことがあるが、池っぽい画像しか出てこないし男性小便器なんぞ出てこないぞw
この動きの速さよ (スコア:0)
これからの時代を生き残るためにも日本の役所も見習ってほしい
Re: (スコア:0)
人間のプロンプトや出来上がった画像の選択は素材集を検索して選んでいるのと同じ扱い。AIは創造性のないランダム模様を吐き出すソフトウェアと同じ扱いです。
フォトショップは人間が創造性を働かして道具として使った場合には人間に著作権が発生します。
Re: (スコア:0)
一般的によく言われるのはそれだけど今回は違う。コピペと同じではなく、外注と同じといってる。
Re: (スコア:0)
「AIに単純なプロンプトを伝えて絵を描く」のは「アーチストに単純な指示を伝えて絵を発注する」のと同様に創作的な行為とは見なさない、と言っているだけで、AIとアーチストが等しいとまでは言ってはいないのでは
創作された物がオリジナリティのあるものと見なされる程度には複雑ではあるけどナー