有斐閣が出版する「著作権判例百選」で著作権侵害騒動が起こっている(朝日新聞、読売新聞)。改訂版の出版時に無断で編者を外されたことを不服とし、東京大学の大渕哲也教授が東京地裁に差し止めを求めていたものが認められたとのこと。大渕氏は第4版では編者の1人だったが、第5版では外されている。氏は第5版の内容が第4版と9割近く一致しているとして編集著作権を主張していた。
101選になっちゃいましたね (スコア:3, おもしろおかしい)
Re:101選になっちゃいましたね (スコア:1)
Re:101選になっちゃいましたね (スコア:1)
行政法分野なんかだと行政判例百選ⅠとⅡがあって、それぞれに百以上載ってます
#まあ、百選なんだから丁度百だろう、なんて本気で思ってる人はいないと思いますが
Re: (スコア:0)
昔は100をほんのちょっと超えるくらいだったのだけど
各分野ともどんどんインフレしてる気がする。
Re: (スコア:0)
駿台か代々木の英語あたりに連想するんだが思い出せない>101選
#バブル時大学受験世代
Re: (スコア:0)
101は犬の数ではないだろうか……
Re: (スコア:0)
もうちょっと増やして108ぐらいにしてみるとか
類似事例 (スコア:2)
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1510/27/news103.html [itmedia.co.jp]
「うまい日本酒の選び方」の著者・葉石かおりさんが許可なく「構成、写真全く同じで、語尾だけ変えたパクリ本が本日セブン-イレブン限定で『日本酒入門』として発売」されたと自身のTwitterとブログで報告。出版社に対して「著作権に対する倫理観を疑います」と憤りをあらわにしています。
今年3月にエイ出版社から発売されたのですが、同出版社からほぼ同じ内容で「日本酒入門」と名を改めてコンビニの書棚に並ぶことになりました。葉石さんは契約と異なるし著作権も侵害しているとして、出版社に回収を含めて提案しましたがそのまま発売されることになったそうです。
エイ出版社の編集部より「日本酒入門」の回収が決定したとの報告がありました。
ハイスコアガールといい、出版業界はそういうものなんですかね。
Re: (スコア:0)
類似っつーかこっちのほうが悪質だよなぁ。
一応、発売取りやめ(回収)にはなったようだが。
Re: (スコア:0)
その回収も、名ばかりな気がする。
だって前から回収しろって言われているのに、発売日までわざわざ待ってから、
ようやく回収を宣言したわけでしょ。
あれって回収に応じるかどうかは店次第だから
ちょっとでも売れればラッキー的な感じで引き伸ばした意図が
ぷんぷん臭う。
そもそも作者が気づかなかったりして指摘されなければ、
たぶん著作権料すら払う気がなかったろう完全に意図的なパクリなんじゃないかと思う。
そうとう臭い事例だよ、こっちのほうは。
作者は今後の出版業界の適正化のためにも刑事告訴すべき。
Re:類似事例 (スコア:1)
刑事告訴したからって適正化への原動力になるかちょっと怪しい気がします。あくまで素人の考えですが、原価とか宣伝広告費とかは出版社持ちということで無視して、売上の全額を著者に(つまり出版社の儲けをゼロに)することで手打ちとかどうでしょう?
LIVE-GON(リベゴン)
Re: (スコア:0)
刑事告訴した上で民事訴訟起こせばええんちゃうの?
つーか、刑事告訴無意味って法の敗北ですな。敗訴前提ならともかく。
Re:類似事例 (スコア:1)
さすがに承知の上で言ってるんだとは思うけど、刑事告訴しちゃうと賠償金が取れなくなったりする可能性があるので、この手の事件では民事で手打ちとなり不起訴って展開がほとんどだよ。執行猶予だろうし。けど、そういうのも法による秩序の一部であり、法の敗北っていうのはなんか違うと思いますよ。まあ、敗北とかそういうのは個人の印象の話だから、そこを変えろって話じゃないけどね。
私がこのパクられた著者だとしてもそうするだろうし、おそらく多くの人がその立場になったら(「刑事告訴してもいいですが、そうすると賠償金取れませんよ」とか言われたら)、そっちを取るのではなかろうか。
LIVE-GON(リベゴン)
Re:類似事例 (スコア:1)
>たぶん著作権料すら払う気がなかったろう完全に意図的なパクリなんじゃないかと思う。
これは、「思うどころか確定しています」。
わざわざ確認のために買った方(葉石さん本人もご確認されたようですが)がいらっしゃいまして。
表紙と奥付の写真を公開しています。(葉石さんのブログでも転載されています)
パクリ本は著者が記述されてないんですよ。表紙だけでなく。奥付の所にも編集者のみしか書かれていないので。
つまり、もとから葉石さんに許可をとるつもりも、印税を払うつもりもなかったと言う事です。
2次使用許可を取り忘れただけであれば(それでもだめですが)、著者欄に葉石さんのお名前が載っているはずです。
Re:類似事例 (スコア:1)
Re: (スコア:0)
この事例だと検印なしで出版されるか編集者あたりの名義で済まして終わりでしょ。
Re: (スコア:0)
前からじゃないよ。オリジナルの著者が最初に連絡受けたのが発売日の前日だから。(逆に言えば「作者が気がつかなかったりして」も関係ない。だって出版社の側から前日には連絡してるもん)
んでその日に回収しろって文句言って翌日(発売日)に決定されたと。出版社が拙速とまでは思わない。別の所に問題ありすぎなので擁護の余地はないけど。
# だからこそ出版社は悪質だとは思うけどな
# でもタレコミの元ネタとかもきちんと読まずに頓珍漢なこと言ってる奴も悪質だべ
ボクは(編者を)抜けましぇん! (スコア:0)
101件目の判例
第5版では外されている (スコア:0)
編集能力的な問題か 思想的な問題か それ以前の人格的問題か
Re: (スコア:0)
そもそも名前だけ載せていたという可能性もあったりして
法学徒の定番 (スコア:0)
「判例百選」は法学部生や司法試験受験生にとって定番シリーズですよね。見た目は全シリーズ共通。
編者による個性が大きいものではないように思えます。
形式上は教授が編者になっていたのは確かですし、無断で編者を外されたことを不服としたのも理解できますが、
教授が本の制作にどれほどの影響を与えたのかは気になるところです。
重要判例が大きく変更されるケースは少ないし、百選なので数も限定され入れ替わりも少ない。
そうすると、原稿の変化に乏しいというのは不思議ではないですね。
ただ、定番シリーズですから、原稿の1割が変更されるなら改訂版の需要はあるでしょうね。
そもそも、自分が編集から外れた後の本の内容が9割近くそのままだというのは不愉快な話なのでしょうか。
総入れ替えだったら、改訂前の内容が全否定されたようなものでしょう。
学者としては内容が引き継がれた方が嬉しいのではないでしょうか。
地裁の差し止め命令が出たわけですし、最終的に教授の主張が認められる可能性もあるでしょうが、
今後は訴訟対策のために編集が会社側であると明示するだけかと思われます。
Re:法学徒の定番 (スコア:2)
>教授が本の制作にどれほどの影響を与えたのかは気になるところです。
ここは確かに争点になりそうに思えますが、
>そもそも、自分が編集から外れた後の本の内容が9割近くそのままだというのは不愉快な話なのでしょうか。
>総入れ替えだったら、改訂前の内容が全否定されたようなものでしょう。
>学者としては内容が引き継がれた方が嬉しいのではないでしょうか。
使ってやるだけありがたいと思えってのはどうかと思います。
Re: (スコア:0)
大渕哲也教授は「著作権判例百選」の編者に選ばれているように、知財の専門家です。
そんな人が自身に対し法的に誤りである事柄を見つけたとして、しかもそれが「著作権判例百選」なんて書籍の著作権に関することであるとして、黙っているのはどうなのでしょうか?
そうそう、「判例百選」の百選は八百万とか十重二十重とかのように比喩的な部分が含まれています。だいたい百の判例が載っているってだけですよ。
Re: (スコア:0)
厳密に100でないとしても、だいたい100なら数が限定されるという主張はおかしくないと思うんだけどな。
そうそう、ここで言う「数が限定される」というのは掲載数が固定されていると言うことではなくて、
掲載対象をある程度絞り込みする必要があるという意味だと思いますよ。
ところで、この先生は第3版の編集には入ってないけど、第3版と第4版はどれくらい違うんだろうね?
商品の説明文からすると第3版は法令の改正を反映して中身だいぶかえたみたいだけど、第4版は第3版の
更新と言うだけならそちらもあまり変わってないんじゃ?
と言うか、この本毎回編者変わってるみたいなんだが。1,2版は確認できなかったけど、継続は4->5の時の小泉先生ぐらい?
編者外すなら自分の書いた文章も無くせというならまだ解るけど、編者から外すなってまさか慶応大の先生が残って
東大の自分が外されるのが気にくわないとかじゃないよねぇ。
Re: (スコア:0)
> 学者としては内容が引き継がれた方が嬉しいのではないでしょうか。
まんま悪徳出版社のセリフですな...
学者が霞食って生きているとでも?
Re: (スコア:0)
装丁とか外形的な編集には編者はほぼ関わっていないと思いますが
どの教授・実務家にどの判例の評釈を依頼するかとか、
どの判例を新規に採用して、どの古い判例を外すかなど、
中身については編者の意向で決めているはずなので、
その辺の影響力に基づいて、この百選についての著作権を主張しているのだと思います。
版の間の一致 (スコア:0)
三版と四版の間の内容の一致度はどの程度だったんだろう?
四版と多くが一致しているからそれは四版編集者の仕事であるという理屈なら、
三版と四版の間でも編集者の本当の仕事量が推し量れるということだよね。
ここ10年ぐらいで割と大きな改正が重なってるから大幅に変わってそうではあるが。
法律本を出版していても (スコア:0)
法律を守る気は無い、と。
建設業だが建築基準を守る気はない、とかそういうのと同じか。