
特許訴訟の濫用はイノベーションを破壊する 39
ストーリー by hylom
リアルな数字 部門より
リアルな数字 部門より
taraiok 曰く、
近年では、パテントトロール(特許ゴロ)企業による特許訴訟が乱発している。Non-Practicing Entity (NPE、活動の無い組織)などとも呼ばれるこれらパテントトロール企業が、企業の技術革新の足かせになっているかについては多くの議論があるが、ハーバードおよびテキサス大学の研究者が訴訟、研究開発費、および特許の引用上のデータを分析したところ、NPEに訴訟で負けたり、法廷外和解を行った企業は大幅に研究開発費を削減していることが判明したという。NPEに敗北した企業は、訴訟に勝った会社と比べた場合、研究開発費用を平均で2億1100万ドル減少させたとしている(VOX、論文PDF、Slashdot)。
NPEに敗北した企業は、社内での研究を減らす反面、外部の企業などから新規技術を導入する傾向にあることから、研究者チームは、技術革新減少の原因に訴訟があったとしている。またパテントトロールは長期の訴訟を恐れていることから、法律問題に弱い成長途中の企業を狙う。これによって訴訟を起こす前から技術革新を妨げているとしている。
特許という仕組みこそ不要 (スコア:3)
特許という仕組みは、有用な技術の発展や普及の阻害要因かなと思うようになりました。
新しい技術がビジネスとして成立するのに20年かかると聞きます。
それって、特許がきれて、さまざまな企業が参入してこないとだめってことじゃないのかなぁと。
企業は持続的に成長するために新しい商材は必ず必要になります。
先行者利益がないと、企業は研究開発をやめるって本当でしょうかね。
Re: (スコア:0)
分野によるのかもしれんけど、新薬の開発なんて先行者利益がなかったらやってられんでしょう。
Re: (スコア:0)
本当ですよ。特に日本企業のように人件費が高く、製造費が高くつく会社は先行者利益が収入源ですから、
先行者利益がなくなる=研究開発の意味がなくなる→研究開発しなくなる は自明です。
企業が持続的に成長するために新しい商材が必要になるのはほぼ同意なのですが、特許の無いコピーし放題な
世界では、新しい商材の研究開発に投資した資源は回収困難でしょう。商品価格に研究開発費が含まれる分、
コピー商品より割高となるのは必須ですからシェア争いに必ず負けて倒産します。
なお、新しい技術がビジネスとして成立するのに20年、というのは同意しかねます。
少なくとも自
Re: (スコア:0)
> その技術を使えばビジネスとなるのになぜか使わず、その上他社にライセンスもしないで死蔵するなんてアホな企業はまず居ませんし。
発明した人や会社がビジネス化せず(出来ず)、それを元に成功した会社が異なるのは、
よくあると思います。また、それを理由に、元の企業をアホ扱いするのもどうかと。
パロアルト研究所で開発されたGUIを、ビジネスで実際に成功させたのがAppleだったりとか。
特許制度が有効に機能しない技術分野は権利保護の対象から外すべき (スコア:1)
発明者に独占的な権利を認めないと、研究開発投資が回収できない、、って言うけど、本当にその発明に投資が要るの?みたいな特許が多すぎ。
例えば、デジタルデバイスのUI特許なんて、思いついたらささっとプロト作って評価できるようなもの。これって保護する必要あるのか疑問。一方で、材料や組成や製法の発見に多くの試行錯誤が必要だったり、できた後に信頼性や安全性の確認に時間のかかるような発明はそれなりの保護は必要だと思う。これらが同列に扱うのがどうみても無理筋では?
それと、研究・開発したわけでもないのに、お金さえあれば買い取って権利を行使できるのがそもそもどうかと思う。
Re: (スコア:0)
売る方にだってメリットがあるから売るわけで、簡単に売れないってのも足枷にならないか?
個人発明家は特許を売らずに手元に置いて管理しろって言うの?
Re: (スコア:0)
弊社ではパテントトロールにこれ特許にできないだろ、というもので特許をとられてもめて以降
(某バルーンヘルプ騒動みたいな展開です、幸い大事にならずにすみました)、
どんなにくだらないものでもとれるものはとろうぜ、という方針になってばんばん特許をとるのが方針になっています。
あとで揉める際のダメージ>特許をとるめんどくささ、という考えで。
下町ロケットではないですが、特許がすくってくれる事もあるので(時によっては「足元を」ですが)。
Re:特許制度が有効に機能しない技術分野は権利保護の対象から外すべき (スコア:1)
#なんですかね、このネタのAC率の高さは。
> 弊社ではパテントトロールにこれ特許にできないだろ、というもので特許をとられてもめて以降
ご愁傷様です。仕事と割り切っておられるのでしょうけど、自社も他社も実施しない、陽の目を見ることもない出願のために、膨大や先行特許の調査や、弁理士や特許審査官との不毛ややりとりに貴重な人生を費やすのもお気の毒な話です。そしてそのコストは回りまわって製品原価に上乗せされて、市場競争力を削いでいくわけですね。
まぁ、不謹慎な例えかもしれないけど、現代アメリカ社会における銃所持問題と似てるよね。西部開拓時代には原住民から自分たちを守るのに有効に機能したかもしれないけど、今じゃ学校でぶっ放す輩が定期的に湧いてきて罪もない人々が巻き添えになってると。他にも危険な銃が社会に蔓延していることで、場所によっては夜は怖くて外を出歩けないし、自衛のためのセキュリティにもお金がかかる。全米ライフル協会の人に規制を唱えても聞く耳持たないところもなんか似てるし。
Re: (スコア:0)
陽の目を見ないはずの特許が、実はライバル会社に使われていて特許交渉に使われた事があるんだよね
何が当たるかなんてわかれば苦労なんてしないんだよ
Re:特許制度が有効に機能しない技術分野は権利保護の対象から外すべき (スコア:1)
詳細わからないけど、ライバル会社が「ぜひ貴社の特許を使わせていただきたい」だったら、心温まるよいお話ですね。逆に、もしライバル社がその特許の存在を知らずに再発明してたなら、残念なお話ですが。
Re: (スコア:0)
特許は投資や保護のためだけにあるわけじゃないですし
じゃあどうすればいいんだろう (スコア:0)
パテントトロールは確かに問題だ。
でも、じゃあ特許なんか認めなければいい、ってわけでもない(自分の技術を独占できないなら研究へのインセンティブが無くなるからイノベーションは破壊される)
特許権の移動に制限をかける手もあるが、吸収合併などの足枷になり、苦しくなった企業が身売りできず潰れる可能性が増す。
「いっそ社会主義に移行する」とかは兎も角、パテントトロールを放置するのが「一番被害が少ない」可能性はあるよね。
Re:じゃあどうすればいいんだろう (スコア:1)
なんか最近みんなで対策するニュースがあったなぁ、と検索。
みんなでパテントトロール対策しようっていう団体がこんなにあるそうです [ipfbiz.com]。
こういうのが実際有効なのかどうかまでは検索ではわからないけど、まだもうかっていないイイ特許を持ってる会社がどれだけ集まりやすいかが肝だと思う。
Re: (スコア:0)
これは単にパテントトロールの新しい形というだけじゃないのか。会費を取る以外、やってることはパテントトロールと変わりない。
当然、この会社が保有している特許を会費を払っていない会社が使っていると、訴えるか会費を払って会員になれと迫るんでしょ。
それは会費と言う名の、みかじめ料なんじゃ?
Re: (スコア:0)
まぁ、目的が問題で、手段は使いようですからね。
手段が同じだから目的も同じだろうってのはあまりよくない発想では。
それこそ税金とみかじめ料の違いは何か…ってレベルです。
Re: (スコア:0)
RPXの胡散臭さについては、他でも非難している人 [kaspersky.co.jp]がいる [ameblo.jp]ようだが。
Re: (スコア:0)
会員企業の共同特許になりますよ、って話じゃないの?
Re: (スコア:0)
まあ可能性は可能性だけど、
どこぞの通信事業のように巨大なシェアを握る企業に規制をかけることで、
その企業自体は積極的な事業展開ができず、そこにいる多くの顧客がその恩恵にあずかれないけど、
中小の同業種企業が保護されて業界に多様性が生まれ、結果として業界全体の活性を維持できるってこともあるよね。
あと巨大さゆえに取引先にかかる圧力とかを規制で抑制することで、全体としての平等性を維持するとか。
たしかに何らかの規制で今まであった恩恵が減るかもしれないけど、じゃあその恩恵ばかりに注目して
別の視点で見た、より優先したい利益が損なわれているというのな
Re: (スコア:0)
> 自分の技術を独占できないなら研究へのインセンティブが無くなるからイノベーションは破壊される
これは自明じゃない。
Re: (スコア:0)
独占できるかどうかより、先行者利益を認めてもらえないことには研究への投資ができなくなっちゃいますよ
どんなにすごい先進的な技術だったとしても、発表した途端に韓国やら中国に焼き畑商法かまされたんじゃね
公的機関以外は研究開発ができなくなっちゃいます
Re: (スコア:0)
先行者利益を認めない場合、なるべく秘匿し特許という形で公開されなくなるので、イノベーションのスピードが遅くなるとはいわれますね。
しかし、今回の分析の通り、特許があるばかりにイノベーションが妨げられているのもまた事実でしょう。
トレードオフがあるのは間違いないですが、イノベーションにとってはどちらが良いのか正直よくわかりません。
Re:じゃあどうすればいいんだろう (スコア:1)
イノベーション促進という点では、この特許を回避することでイノベーションが生まれる可能性もあるという記事 [techvisor.jp]が面白かった。
運用次第なのかなあ。
Re: (スコア:0)
そもそも、技術に関するイノベーションを押しているのは、市場からの圧力であって、「よりいいものが欲しい」と思う消費者の要求だよ。企業を特許で守らなくても、開発が続くのはほぼ自明じゃないかな。すぐに真似されるのが嫌だから、リニアモーターカーは作らない、とはならないだろう。
特許を公開しない場合、解体とかでパクることになるんだろうけど、そっちの方が健全じゃないかな。
Re:じゃあどうすればいいんだろう (スコア:1)
リニアモーターカーを使った運用は免許による独占が可能なので製造者と運用者が近くなることで利益の分配ができる。
世の中のほとんどのものは法を根拠とした独占など無理かと思う。
[Q][W][E][R][T][Y]
Re: (スコア:0)
消費者の要求があるからといって、必ずしも新製品が提供されるとは限らない
すべての企業が提供しなくなれば、消費者はその状況を受け入れるしかない
そもそも現状である程度満足できているものに対し、利益が見込めないどころか開発費の分だけ赤になる状況で新製品を出すと思うかね?
考えが甘すぎるよ
Re: (スコア:0)
商標みたいに実施していない特許は失効させるとか、実害のみ補償させる制度にする(製造販売していなければ損失ゼロ)とか。
Re: (スコア:0)
譲渡された特許をNPEがNPEとして行使することが問題なんでしょう。
「作って売る気も無いような技術は侵害されたとは言えない」
という至極当然な認識を社会的・法的に共有できればいくばくか健全になると思いますよ。
少なくとも、技術畑に居ない連中の「カジュアル訴訟」で市場が乱されることは無くなるはず。
特許なんて金持ちのものだ。 (スコア:0)
もともと、特許はアイデアはあっても、それを実現する資金のない人を守るためのものだったはずだ。
しかし、現実は逆転している。
知財総合支援窓口の弁理士が言うには
特許の70%は東証一部上場企業のもの。
特許一つ取るのに100万円かかる。
アイデア単体で売れることはほとんどなく、工場主がコピー商品などを訴えるのに特許は利用されているばかりだ。
むしろ、特許が障害になって、新製品が作られなくなる。
それは、複数の特許を部品のように組み合わせるということが事実上、不可能だからだ。
ほとんどの特許は、創作者は無料で、第三者の利用料は無限大だ。
だから、「A社の製品とB社の製品の良い所取りをした製品を作りたい」と思っても、
特許が拒否権となって、実現しない。
だから、例え、あなたがすばらしいアイデアを思いついたとしても、
それを利用した製品が、たった一つでも他社の特許地雷を踏んでしまえば、
永遠にそのアイデアが製品化されて、あなたに利益をもたらすことはない。
アイデアに日の目を見せたかったら、
特許の陣地取り合戦を繰り広げている会社に、
あなたのアイデアを無償で譲渡するくらいしかできない。
Re: (スコア:0)
モノを売って儲ける会社と、ネタだけ机上で勝負する会社とを分けて、
ネタ会社はネタ会社同士で、モノ会社はモノの販売で勝負するよう
分けるべきだと考えたこともあります。
あと出願や審査請求にお金がかかるのは漠然とイメージできたけど、
権利維持に毎年お金が必要だと知ったときは・・・特許年金
Re: (スコア:0)
全然違います。もっと勉強してきてください。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
少しは調べろよ。
Re: (スコア:0)
自信たっぷりに書いているが、これはお前の勝手な思い込みじゃなくて、実際に特許制度はそういう目的で設立されたという情報ソースはあるの?
見せてみい?
少し勉強すれば特許制度の目的がそんなものじゃないことがわかるだろ。金のない個人の発明家なんか端から眼中にないんだよ。
特許制度はまさに金持ちのためのもの。
特許制度がなかったころは、大金を投じて技術開発を行った企業は、その成果を他に勝手に他に利用されるのを避けるため、
開発した技術を秘匿し自分達だけで使
Re: (スコア:0)
確かに、「技術が公開される」という点では特許制度は良いと思う。
発明王エジソンが特許制度の弊害を主張していた通り、特許は弊害もある。
もちろん、どんな制度にも利点もあれば弊害もあるから、色々あるとは思う。
ただ、社会の発展に寄与するように手直しは必要だ。
特許が技術の進歩を妨げるような使い方をされていると思う例:
・潜水艦特許:アメリカでは審査請求される特許に修正を定期的に加え続けることで、
公開されないまま、優先権だけを温存しようとする戦略が取られることがある。
・公開されても、その技術を利用できなければ、不便だ。
特にソフトウェアの技術が著作権に入っているため、保護期間が極めて長いにもかかわらず、
すぐに類似していると判定される点は、良くないと思う。
Re: (スコア:0)
だから問題になっていると書いているだろう。
話をしれっと摩り替えるなよ。
今ここで話しているのは「特許はアイデアはあっても、それを実現する資金のない人を守るためのものだったはず」
というのが見当違いもはなはだしいと言う話だ。金儲け中心にしか物を見ていない。
どっから出てきたんだその考えは?
Re: (スコア:0)
大嘘書かないでください。
1行目:資金は関係ありません。発明者を守るためです。
5行目:14万4500円~です。
6行目:ニュースに出るのは特許訴訟ばかりですが、アイディア単体での取引も多量にされています。ニュースとしての価値は無い(興味をもつ人がごく少数?)ため、記事にならないだけです。
7行目:障害があるからってあきらめないでください。権利者との交渉や回避策の検討をしましょう。
8行目:複数の特許を組み合わせることは可能です。ぱっと思いつくだけでも、数十社の特許を組み合わせて実現していることが明らかな例として無線LAN、IEEE1394、HDMI
Re: (スコア:0)
その特許の保護対象の発明者とやらは、日本では発明家を名乗って半ば道楽で発明やってるような極一部の人間のことだろ、
殆どは発明した人物ではなく所属する企業や出資した資本家が特許を手に入れる、
Re: (スコア:0)
そもそも、資金も能力もないような人間がまともな発明なんてできるわけないだろw
>殆どは発明した人物ではなく所属する企業や出資した資本家が特許を手に入れる、
企業に所属してりゃ、その企業が手に入れて何がおかしいの?
資金、資材、環境とすべてを企業が提供してるんだよ
それがいやなら独立して、スポンサーを集めて研究すりゃいいだけのこと
Re: (スコア:0)
・最低限度額はその通り14万4500円だが、審査を通るように弁理士などに依頼すると通常100万円くらいかかる。
・実際に特許になって会社が保有すれば、交渉にもなるが、
多くのアイデアは、障害の大きさを目の当たりにした時点で特許になる前にあきらめられる。
それが何の権利にもならない実用新案の多さや、中国の知的財産権無視の経済圏の活況に表れている。
・「本当に重要な発明なら実用化される」という必然性はない。
別に車がなくても社会は存続していただろうし、
電波がなくても、それに対応した社会が続いていただろうし、
インターネットやコンピューターが普及したことに何の必然性もない。