タイに滞在中の米国人男性、不敬罪で逮捕される 123
コストパフォーマンス悪いよね (不経済) 部門より
danceman 曰く、
タイ生まれの 54 歳の米国人男性 Lerpong Wichaikhammat 氏は治療目的でタイを訪れていたが、不敬罪 (王を侮辱した罪) とコンピューター犯罪 (コンピュータシステム上に虚偽の情報を入力した罪) に問われ逮捕されてしまったとのこと (Asian Correspondent の記事、本家 /. 記事、AFP の記事より) 。
タイ警察によれば、氏は「王朝を侮辱した記事を翻訳し、ブログに掲載していたり」、禁書扱いとなっている「The King Never Smiles」のリンクをブログに貼っていたという。だがリンクは 2002 年、氏が米国内にいるときに貼られたものであるとのことで、いささか厳しすぎるように思われる。タイは 7 月 3 日に選挙を控えているため、王朝に対する批判に極めて敏感になっているようだ。
バンコク週報の記事によるとこの男性はタイと米国の二重国籍で、現在もタイ政府から軍人恩給をもらっているとのこと。newsclip.be の記事によると軍と司法の実権を握る反タクシン派はインターネットの検閲を強化しており、タクシン派の市民を不敬罪で投獄するケースが相次いでいるようだ。タイにおける不敬罪については、Wikipedia のタイ王国の不敬罪の項目も参照のこと。今時不敬罪が存在している事が珍しいようだが、国家斉唱時に起立するよう命令するのは合憲というお国もごにょごにょ。