今年で著作権が消滅するヒトラーの「我が闘争」、今後の扱いはどうなるか 181
ストーリー by hylom
翻訳版は当然ながらまだのはずなのでご注意を 部門より
翻訳版は当然ながらまだのはずなのでご注意を 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
アドルフ・ヒトラー著「Mein Kampf(我が闘争)」が、今年4月30日で著者の死没(自殺)から70年を迎える。そのため現行ドイツ著作権法の規定により、ドイツ時間の今年大晦日をもってその著作権は消滅する(新潮社Foresight)。
ナチス・ドイツが無条件降伏すると、当初、米英仏ソ4国が分割占領し、バイエルン州は米占領軍による占領行政を受けた。米軍は「我が闘争」の出版元「エーアー」社(在ミュンヘン)を接収、その著作権を押さえ、その後1949年秋に西側3国占領地帯が西ドイツとして発足すると、バイエルン州政府に同書の著作権を与えた。以後、バイエルン州政府は著作権相続者として、同州を含む西ドイツ連邦での出版販売を禁じ(一部例外はあったらしい)、そのまま東西ドイツ統一を経てその有効圏を全ドイツに広げ今日に至っている。
法的にはドイツで来年より「我が闘争」の出版・流通・販売を禁じる根拠が無くなるが、さてどうなるか。出版・流通・販売・読書の自由および内心の自由の無い周辺国に囲まれたこの国から静かに見守っていきたい。
なお、亡命ドイツ人等によって共著され、ドイツ語を原語としてロンドンで発行され、ナチズムより桁違いに巨大な惨禍を人類に与えた「Manifest der Kommunistischen Partei(共産党宣言)」は、東西ドイツ独立後以降も両国内域では発禁対象ではなかったらしい。
短絡的かも (スコア:4, すばらしい洞察)
> ナチズムより桁違いに巨大な惨禍を人類に与えた「Manifest der Kommunistischen Partei(共産党宣言)」は、
なんか、イスラム過激派が悪いことしているからって、コーランが悪いというのと五十歩百歩な飛躍だな。
Re:短絡的かも (スコア:2, 参考になる)
共産党宣言はそこまで過激でもない。ただそこに書かれている理想の実現には暴力的手段が手っ取り早いというだけ。
それに毛沢東やスターリンがやったことは共産主義の弊害というより独裁体制の弊害。
一方でマインカンプフには過激かつ暴力的な妄想がダラダラと書いてあるのでこっちの方が危険だろう。
//まあどっちも聖書やコーランと同じ妄想本なのだが
Re:短絡的かも (スコア:3, 参考になる)
マルクスの言ってた「プロレタリア独裁」は当時の現状が多党制でも「ブルジョア独裁」(どの政党が政権を担当してもブルジョアの言いなり)に陥っているから、それを是正するためにプロレタリア独裁って言ってたわけで、一党独裁にしろとは言ってない。
共産主義=一党独裁を思想的に決定づけたのはレーニンで、共産主義者のカウツスキーが『プロレタリアートの独裁』でレーニンを独裁者呼ばわりしたあたりから意味が固定してしまっている。でも、カウツスキーだって共産主義宣言が問題だとは言ってない。
Re:短絡的かも (スコア:1)
まあそうなんだけど、共産主義が労働者の連帯を求める以上、労働者の政党の中での理念的対立は忌避されがちだし、統一の理念を建前にすると派閥の確立とその間の対立に対しては非寛容になりがちだから、一党独裁と党内の権力闘争という構図に陥りやすいとは思う。
でもこれは、思想の多様性と対決をシステム的に組み込もうとする自由主義以外ではありがちなパターンで、宗教独裁や個人崇拝をベースにした政治でも同じだとも思う。
Re:短絡的かも (スコア:2)
ロシア革命直後から列強が干渉していったわけで、
資本主義勢力が干渉していかなければ、まともでない独裁者が政権の座につくこともないし、
独裁政治を取る必要もなかった。
同様に、イスラム主義だってそもそも西欧が干渉していなければ600年以上にわたって
安定していた。
利益追求っていう火種を外から放り込まなければ共産主義もイスラム主義も一定の合理性を持っている。
Re:短絡的かも (スコア:1)
日本では近代~現代史を学ばない人が多く、そのような歴史的経緯を知らないのですよ。
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re:短絡的かも (スコア:2)
戦争を講和するのはまっとうですし、単独講和まかりならんというのは、そもそもおかしなことです。
レーニンの平和に関する布告 [wikipedia.org]にあるように
・すべての国がただちに停戦
・無賠償無併合による戦争終了
・過去に遡ってすべての民族自決を実現
すれば、その後の第二次大戦だって朝鮮戦争だってベトナム戦争だって必要なかったわけです。
民主主義を主張するなら、本来資本家は少数なのであって、少数が全体を支配する専制体制は民主主義
が機能不全に陥った状態です。ましてや、対米従属・対宗主国従属といった外国支配を支持するのは、
自然状態ではありません。
実際、たとえば日本でも米国の支援を受けて対米従属を推し進めた自民党右派以外の諸勢力は、ほとんど全てそれに反対していました。
菅生事件 [wikipedia.org]などで明らかなように、日本でも労働組合員や共産党員による犯罪の捏造をしなければ、ほっといても共産党は一定の支持を集め、勢力を拡大しました。右翼団体や暴力団が、GHQ・自民党によって支援され、政権によって利用された [wikipedia.org]ということ、自民党の対立政党である社会党の党首が暗殺 [wikipedia.org]されるということもありましたし、同時期に米国の秘密支援の中で起きた社会党と民社党の分裂がなければ、そもそも革命的であろうと、革命的でなかろうと、日米安保体制が維持されることは無かったでしょう。1957年以前に前任者が病気を理由に退陣して岸信介が首相に就くまでは、保守側の首相でさえ [wikipedia.org]日米相互防衛条約という形で、安保の棚上げを提案していたのです。
結局、日本では共産党とその支持勢力の解体、社会党とその支持勢力の解体、自民党への民主党の合流と民主党勢力の追い落とし、という一連の工作がなければ、自民党右派による米国追従路線は成立しませんでした。岸信介や池田隼人、児玉誉士夫や正力松太郎のように、CIAによる秘密支援をうけた首相がその座につき、CIAによる秘密支援をうけた人物が裏社会をまとめ上げ、CIAによる秘密支援をうけた人物が [wikipedia.org]原発のような政党利権の成立を後押しするという状況を作らなければ、対米従属体制は成立しえなかったわけです。
日本以外でも同様で、韓国の李承晩政権 [wikipedia.org]にしろ、南ベトナムの傀儡政権 [wikipedia.org]にしろ、キューバのバティスタ政権 [wikipedia.org]やチリのピノチェト独裁政権 [wikipedia.org]、イランのパフレヴィー王朝 [wikipedia.org]のようなその他中南米諸国や中東の各王国、についても、米国が民主主義が機能しないように武力介入・秘密工作をして成立した親米従属政権はあっても、そうでない親米従属政権はまったく存在しないというのが事実です。
そういうことはやめて、諸国民に体制を選ばせましょうというのは、極めて健全な考え方ですし、
最初から、ロシア革命中に「平和に関する布告」の形で各国に呼びかけ、態度を明らかにしているわけです。
それにも拘わらず、資本主義陣営はその直後から列強が軍事干渉し、対外支配による利益追求の試みを止めようとしなかった、
そして今でもそれを継続しています。
その中で最も緊張した時点、すなわち第二次世界大戦の中で米国が核兵器による恫喝を行い、民主的な改革を最大の暴力で
封じ込めようとし、社会主義体制に対してあらゆる手段の工作が行われていた時に、社会主義勢力が独裁的に振る舞い、
今でもいくつかの国が激しい経済制裁にさらされながら専制的な振る舞いを継続しているというのは、正しいことではないと
しても、防衛的な現象です。この極端な振る舞いを取り上げて、一方で資本主義側の繰り返している戦争や専制支配を棚に上げて、
社会主義そのものが悪というのはとてもバランスの悪い評価だと思います。
Re:短絡的かも (スコア:2)
そもそも共産主義は独裁者が労働者を搾取しているという大昔の絶対王政が背景にあるので
その体制がすり替わっただけの現在の権威的共産主義も本来は正しくありません。
単に共産主義は資本主義が成功した「富による労働力の兌換」に並ぶ兌換手段の構築に失敗したからだめなんです。
Aさんが資本主義国で1日に12時間働いたとしましょう。その労働の対価に資本主義者は紙切れ数枚を渡しました。
紙切れは国家が保証する国営銀行により価値を持ち、他の労働者はそれをありがたがって品物と交換してくれます。
家の隣では1日に6時間働いているBさんがつましく暮らしています。Aさんの半分しか紙切れをもらっていないためです。
9時間働けば家のローンを完済する期間が大幅に早まるため、Bさんは明日労働時間の延長をお願いしようと思っています。
Aさんは妻子を含めた4人分の一日の糧と家庭維持費を得て眠りにつきました。あと紙切れが百数枚手に入れば車が買えます。
C国ではAさんの労働の成果を受け取り、対価としてコーヒー豆や電子部品を輸出しました。当然紙切れ単位です。
この紙切れがあれば医薬品やパソコンが買えるので、B国はさらに資本主義国のニーズに応えるべく精励しています。
Dさんが共産主義国で1日に12時間働いたとしましょう。その労働の対価はお褒めの言葉だけで何も与えられません。
食物は持ち逃げを防ぐため一旦国家が預かり、それを公正であるはずの国家が人民に"平等配給"するためです。
家の隣では1日に6時間働いているEさんがAさんと同じくらいつましく暮らしています。"平等配給"で暮らしているためです。
家のローンはありませんが何時間働いても配給量は変わらないのでDさんもEさんも労働時間は短いほうがいいと思っています。
Dさんは妻子を含めた公称4人分の配給を得て眠りにつきました。車は要求こそしたものの国が車を輸出に回しているためいつ配給されるか分かりません。
F国ではCさんの国が公称する労働の成果を受け取り、対価としてコーヒー豆や電子部品を輸出しました。当然"平等配給"単位です。
当然医薬品やパソコンも"平等配給"されるのでいつ送られるのかわからない上に少なく、D国は勤労意欲が上がりません。
まあこれはすばらしく貧弱なモデルかつ共産主義を悪く見すぎている(特にソ連の配給制度 [hokudai.ac.jp]と東ドイツの流通悪化 [blogspot.jp]だけを題にとっている)上
にソ連でも通貨経済があったことを無視している小咄ですが。
この時点で戦争があろうが平和がなかろうが共産主義が単なる理想主義にすぎないことがお分かりになるでしょうか。
Re:短絡的かも (スコア:2, 興味深い)
他コメでも指摘されてるけどさ、
民主主義は政治体制に関する方法の1つで、対義語で言うなら独裁政治になる
共産主義は経済政策のやり方であって、対義語は資本主義だ
共産主義を成立させるために独裁政治を行った例ばかりなのは事実だが、別にこれらは本来セットではない
(少なくとも資本主義を敷いたまま独裁政治を行った例も過去にはあるわけで)
国民の判断により民主主義を維持したまま共産主義経済を実施することも可能ではあるのだよ
それでやっていけるかは何とも言えんが
#でも「都合の悪いところは粛正」で無理矢理成立させた独裁主義の共産主義経済ではない、民主的な手法で立ち上げた共産主義というのがどうなるか、実現したら面白そうではある
Re:短絡的かも (スコア:1)
はなから「プロレタリア独裁」を謳い、
後継者が残らず独裁政治を取ったんだから、
やっぱ共産党宣言に問題があったと言わざるをえない。
ロジックが短絡を起こしているね。「独裁=悪の帝国」ってアニメ的設定を前提にした論理だよ、それ。
最大多数の最大幸福という民主・共和主義が、
当時における情報技術の伝達性の限界、と国家の規模で硬直したのが共和制ローマの末期で
それを解消するのが終身独裁官というカエサルーアウグストゥスの「独裁政治」なわけで、
ローマ帝国がその後数世紀全盛期を迎えた(国民の満足度を含めて)ことから、国家運営という意味では独裁制が最適解である場面はあると思うよ。
「情報技術の伝達性」が過度に高度化している現在で、独裁制が最適解になるかどうかは疑問だけど。
#要するに、「投票権を持った国民が、十分に価値判断できる情報ソースにアクセスできるか、それを政治判断に即座に反映できるか」、ね
Re:短絡的かも (スコア:2)
格が違うでしょ。
共産主義(←→ブルジョワジー)にしろ、ナチズム(←→フランス)にしろ暴発するのは時間の問題で、それに形を与えたのがマインフューラーなりカメラードだったわけ。
構図自体はフランス革命の時と変わらんし、その後にもフセインやボースが出てきている。時代の流れから言えば共産党宣言も我が闘争も「よくあるもの」だよ。
付け加えればナチスドイツのやらかしたことなんてアメリカ大統領・同志スターリンどころかフランス王朝やハプスブルグ家の足元に(良くも悪くも)及ばない。
一方でコーラン(や聖書)はさらにひどい。元々宗教は太古の時代における敵と味方を区別する手段、つまり「理解し合えるかどうか」という手段の一つであったのが、
「外界と味方を区別する手段」にすり替わってしまった(ついでに形式主義になってしまった)せいで
「外界か味方か」の区別しかなくなり、影響下に取り込んでしまうか外界としてしまうかの2手に分かれてしまった。
(余談だがこのあたりの宗教方法論は太古から連綿と部族宗教などに残っている。あなたはサメの歯に特別な価値を見いだせますか?)
さらにその理屈で欧州外の諸部族(含アメリカ大陸)まで教化しちゃったせいで「敵部族・味方部族・キリスト教徒」みたいなややこしい価値観ができちゃってもう…
まあここらへんの問題は「大航海時代が一地方だけで起こったこと」に50%くらい端を発する(残りはオスマン・ムガル両帝国)ので誰のせいとも言いにくいんだがね…。
編集仕事しろ (スコア:1)
出版・流通・販売・読書の自由および内心の自由の無い周辺国に囲まれたこの国から
これもそうだけど(個人的には同意できる点もあるけど)、イデオロギーを前面に出し過ぎですよねえ。
Re:編集仕事しろ (スコア:3, すばらしい洞察)
こういうのをカットするために編集があるはずなんだけどね。
Re:編集仕事しろ (スコア:1)
んーでも、ナチズムだって、一種のイデオロギーですよね。
なのにナチズムだけは親の敵のように扱われてきた経緯があるわけで。
ここでは「共産党宣言の話はオフトピックだろ」というべき。
Re:短絡的かも (スコア:1)
> ナチズムより桁違いに巨大な惨禍を人類に与えた「Manifest der Kommunistischen Partei(共産党宣言)」は、
なんか、イスラム過激派が悪いことしているからって、コーランが悪いというのと五十歩百歩な飛躍だな。
つまりテロリズム・女性差別・ペドフィリア・脱教厳禁を振興するコーランが発禁にならないのだから、我が闘争も発禁にするべきでなかったと、御同意いただけるわけですね。
有り難う。
ナチス治世下のドイツで「共産党宣言」が焚書の対象になった事、
イスラム圏で「悪魔の詩」が禁書とされている事、
共産圏でアダム・スミス及びジョージ・オーウェルの著作群が発禁となった事、
「帝国の慰安婦」を発禁にした下賤な国がある事、
同様に全て非難すべきですね。有り難う。
# タレコミ子は、紋付羽織袴でヨーロッパに行けない不自由な一族なので(家紋:左万字 流石に右万字ではなかったが)、ヨーロッパのダブスタには厳しいのです。
Re:短絡的かも (スコア:1)
ファシズムと共産主義と民主主義並べて、近代以降でどれが一番人を殺したかというと、
それは民主主義。
最大の惨禍のWW1,WW2において民主主義国が多くあったのに、戦争しちゃったんだから。
民主主義サイドは売られた喧嘩だと言うだろうけど、本当に「売られた」のかよ煽ったのはどっちだとか。
共産主義に至っては、大戦後に登場して、そんなに人殺したっけ?
確かに虐殺とかあったけど、それを桁違いに巨大な惨禍と言っちゃっていいのとか。
冷戦下の紛争などを、全て共産主義のせいと言うのは、いくらなんでも一方的だろう。
Re:短絡的かも (スコア:1)
啓蒙的な君主に仕えて啓蒙的な著作『ペテルブルクからモスクワへの旅』を著したアレクサンドル・ラジーシチェフは彼が仕えていたエカチェリナ2世によって「プガチョフよりもおそろしい」犯罪者と断罪して思想犯としてシベリア流刑に処された。
後年ロシア革命でロマノフ朝が倒される100年ちょっとくらい前の出来事だけどそういう意味では近代化達成の理由のひとつ?
そんなこんなで古い因習というか今の言葉で言えば既得権益を手放せないまま啓蒙君主でありつづける方がふつうに多数派ですね。
その後の惨禍で比べるなら (スコア:3, おもしろおかしい)
旧約聖書がトップでは。
Re:その後の惨禍で比べるなら (スコア:1)
新約聖書がキリスト教の聖典であるのに対して、「旧約」聖書はキリスト教以外にユダヤ教・イスラム教でも共通の聖典(キリスト教以外では「旧約」とは言わないけど)。信者数の時点でどう見ても旧約聖書の方が規模が大きい。
Re:その後の惨禍で比べるなら (スコア:1)
惨禍の大部分は上乗せの新約聖書じゃない?
the.ACount
Re:その後の惨禍で比べるなら (スコア:1)
上乗せの問題なら、新約聖書よりルネッサンス以降の近代思想(場合によっては「科学」思想も含む)の方が影響が大きいんじゃないかな…。十字軍や魔女狩りの惨禍もひどかったけど、帝国主義時代の植民地支配や奴隷貿易等は相当な惨禍だったはずだし。あと、産業革命に代表されるような工学(工業)文明が直接的・間接的に引き起こした惨禍もかなりのものだし。
#そう考えていくとグーテンベルク活版印刷のような情報技術もだいぶ怪しいかも…。
Re:その後の惨禍で比べるなら (スコア:2, 参考になる)
Genesis Chapter 19 [mechon-mamre.org]
(ヘブライ語原文と英語対訳)
むしろ、英語版の方にこそ「男色者の群集」とか「神のお使いだとは知らなかった」とかが見当たらないんですが……。
(ヘブライ語原文には書かれてる? それとも検閲された?)
実際、そういった日本語翻訳があるのは知ってますが、オリジナルはあるんでしょうか。
(「娘には何をしてもいいから、御使いには手を出さないでくれ」というロトの言葉から群集を男色者だと解釈してるのかな?)
Re:その後の惨禍で比べるなら (スコア:1)
1.コメント主の誤りを指摘する
2.コメント主の人格の問題とする
3.コメント主の発言すべてを誤りとする
キリスト教の教えなんでしょうか?(無知ですみません)
いいやりかたですね
> むしろ、英語版の方にこそ「男色者の群集」とか「神のお使いだとは知らなかった」とかが見当たらないんですが……。
こっちは見つかりましたか?
無理矢理黒歴史にして封印したばっかりに… (スコア:3)
ただのよくある思想本なのに大変ねえ(棒)
どうもならないんじゃない? (スコア:2)
いくら出版が禁止されてたからって、google先生で検索すればすぐにPDFで読める時代にどうもこうもないんじゃない?
それにしても、みんなヒットラーが好きですね。 (スコア:2)
20世紀を代表する人を選ぶと、1番はヒットラーでしょう。数百年後では、20世紀といえば、
普通の人はヒットラーしか思い出さなくなるのでしょうね。2番はアインシュタインですかね。
Re:それにしても、みんなヒットラーが好きですね。 (スコア:1)
『時をかける少女』の一登場人物にとって20世紀は中世ですからねえ。
アレゲ (スコア:1)
『我が闘争・機械翻訳版』とか『我が闘争・堀江貴文版』とかに期待すればアレゲ?
Re:アレゲ (スコア:1)
フリーソフトウェアで機械翻訳し、誰もがそのソフトを使えば同じ翻訳結果を得られる場合、著作権はどうなるのだろう。
Re:アレゲ (スコア:2)
以下の3章Iの3で、元ネタがある場合の著作権を論じている。
http://www.cric.or.jp/db/report/h5_11_2/h5_11_2_main.html#2_2 [cric.or.jp]
多分、元著作の変形物として扱われるから、原著の扱いと同じになる。
すなわち、翻訳版ならばまだ著作権が切れていないと思われるので、
フリーなドイツ語版はその方法ではまだ作れないんじゃないかな。
Re: (スコア:0)
池上彰は何か本出しそう
Re:アレゲ (スコア:1)
そういや西園寺まりいの愛読書だったな
出版認めても問題なさそう (スコア:0)
当時ならともかく現代なら「あの」ヒトラーの本だとわかって読むわけで
どんな著者か知らずに読んで悪影響を受けるなんてことはないでしょう
Re:出版認めても問題なさそう (スコア:1)
いやあ、そういう人たちは固よりそのつもりで読むから、
改めて悪影響受ける感じではないんじゃないかなー、と思って
Re:出版認めても問題なさそう (スコア:2, すばらしい洞察)
純真な若者が共感してしまうのはドイツの社会的問題であって、ヒトラーという偉大な著者が原因じゃないと思うんだが。
つまるところ、詳註版をだして、「この記述はこれこれこういう理由で、誤っているから危険思想である。」っていちいち反論したものを出版すれば問題ない。なんとなれば、著作権は切れているんだから、丸コピに自分の意見を被せるような本を出してもいいってことだから。
ヒトラー的手法の問題点は、ゲシュタポとかホロコーストみたいに権力が行き着いた先ではなく、むしろヒトラー個人の演説がうますぎる点とゲッペルスの演出が巧みすぎる点、つまり独裁者が権力を握る過程にあるわけで、思想そのものは巷間にあふれるナショナリストと大差ない。日本で言ったら、攘夷主義と大東亜共栄圏を足したくらいのもんだ。そのナショナリズムを抑えるための方法がナチス的な思想狩りってのは、全く持ってお粗末なやり方と言わざるを得ない。
ナチズム、というか国粋主義的な拡張政策や人種差別政策は、別にドイツだけの問題じゃないし、それを抑えるためなら、なおさら「どういうことを言われたから思想が広がったのか」を検証して国民全体で共有しないとまずいだろう。
Re:出版認めても問題なさそう (スコア:2)
そもそもナチズムが流行った背景(根源)である普仏戦争とか対仏大同盟とか宗教改革とかまーったく知られてないからね。
ヒトラーというかナチズムは「原因」であり根源はもっと別なところにあるわけで、そこを見ぬふりしてナチスだけ叩いても
害虫にやられた畑の一角だけ熱心に浄化して「この畑は我々のコントロール下にあって安全です!」と言っているようなもの。
どういうことを言われたから思想が広がったのか?今の日本で例えれば
地上地下にある資源の70%を毎年拠出(なお要求国側は森が枯れようが山が崩れようが寒さでジャップ(クラウト)が死のうが知ったこっちゃない)と
60年以内に合計20000000000000000円(2京円、分割アリ、もちろん要求国側は以下略)の支払いと
北海道・九州四国の独立傀儡国化(当然日本の権益を認めない)と
京浜工業地帯と房総半島というより千葉全域の独立傀儡国化(=ルール占領))くらいの
ありえないような賠償 [wikipedia.org]を要求されたから広がったんだよw
ご先祖様が鬼畜米英と謳った理由が少しは分かるかい?
ヒデキのケツのおフェラ豚、非白人種の畜生糞猿どももアメリカが孤立主義を守り(禁輸はそのままに)1945年を迎えれば同じ"教訓"を得られたかもね。
#だからこそ八路軍と沖縄戦で面目を叩き落とされ2度も核を落とされ8月の嵐作戦も実行されと四面楚歌な中で主権と玉体を保って中露の干渉を最小限にしつつ"無条件降伏"できたことは奇跡に近い
Re:出版認めても問題なさそう (スコア:1)
>なんとなれば、著作権は切れているんだから、丸コピに自分の意見を被せるような本を出してもいいってことだから。
我が国の著作権でいう著作者人格権には同一性保持権というものもあります。
あなたが主張なさりたいことを出版したいなら、適切な範囲で原著の内容を引用した著作物を出版したらよいです。
この場合は著作権が切れているかどうかはまったく問題になりません。
Re:出版認めても問題なさそう (スコア:2)
> 我が国の著作権でいう著作者人格権には同一性保持権というものもあります。
著作権法では著作権が切れた著作物の保護についても
言及しているけど現実的には意味がないんだよね。
だって、起訴できるやつって誰なの?ってことになるもん。
Re:出版認めても問題なさそう (スコア:2)
> しかも親告罪じゃない
で、誰が起訴するの?
検察?、それとも誰かが告発すんの?
それから、起訴主体の話とは別に著作物の作者が俺の著作物を
改変するなといっても、その遺言は無効になるでしょう。
当たり前の話だが遺言を残せば、それが全て有効になるわけではなく、
公序良俗に反するものは無効になる。
著作権切れの著作物の利用をいちじるしく妨げてしまうような
遺言はこれにあたるだろうから無効。
Re:出版認めても問題なさそう (スコア:1)
そうか、遊佐未森さんもお手つきをしてしまったのか orz
// もっと有名な4拍子のアレは好きじゃないから擁護しないでおく。
Re:出版認めても問題なさそう (スコア:1)
グスターヴ・ホルストの没年月日は1934年5月25日(おそらく亡くなった土地のロンドン時間)。
著作物を死後70年保護してさらに連合王国の戦時加算3794日(10年と140日ちょっと?)
…ということは今年2015年から晴れて敗戦国日本でも自由に編曲してもおかまいなし?
それとも同年死没のエドワード・エルガーを顕彰するエルガー協会みたいな面倒な相手がいたりする?
Re:出版認めても問題なさそう (スコア:1)
>例えば誤字が見つかったとか
ママ という注(さらには比定して可能性の高い訂正候補の字)を補う方が適切なのでそうしていることが多数か。
楽譜だとたとえば『展覧会の絵』のピアノ版原曲の「古城」で出版楽譜初版の音符を譜面に残して注を施してこうであるべき音符を別記していたり。 a の音だったかな。
ここまですると校訂監修という作業になるんだろうけどそれはまた別の話。
それだってともすれば魏志東夷伝倭人条に邪馬台国なんて記載はない
という独自説につながったりするから世の中難しい。
Re:出版認めても問題なさそう (スコア:1)
あの政権は、二院制民主主義の元で合法的に誕生した、という所がアキレス腱なんだよなぁ。。
それを経験したドイツの人々は、民主主義を神話化せず、日々制度を改良し続ければならないものだと、歴史から良く学ぼうとしていると思う。
焚書して忘れ去ろうとするのは、やっぱ悪手だよ。。
Re:出版認めても問題なさそう (スコア:1)
どっちかというと、
s/若者/中二/
で「純真な中二(年齢問わず)」が騙されるんではないか
Re: (スコア:0)
安易な決めつけは良くない。どっちかというとサヨクじゃね?
Re:ヒトラー一人を悪者にして (スコア:1)
そう言えば「エロイカより愛をこめて(マンガ)」で小熊のミーシャ(ソ連のスパイ)に「ハイルヒトラー」とからかわれたエーベルバッハ少佐(ドイツ人、NATO所属)が「俺の親父はドイツ国防軍だった。ナチじゃない!」と激高するって描写があったな。
Re:ヒトラー一人を悪者にして (スコア:1)
俺たちは悪くないというスタンスなのは、どこのどいつだ
戦争発生理由が謎な(少なくとも後世の一般人には理解し難い)第一次世界大戦と違って、第二次世界大戦発生主因は、フランスのあまりに苛酷過ぎる第一次世界大戦ドイツ敗戦処理の結果ナチスが台頭した事に多くは帰する。(他にも勢力拡大を図った米・ソ・伊・日・中共それぞれの思惑もあった)
それを大人の理由で、単純にナチス・ヒトラーのせいにして覆い隠しているだけ。(ナチスの台頭が無ければ、ファシスト・ムッソリーニもその影響は国内に留まり、日本も対米戦争は開始しなかっただろうが、ソ連・スターリンの西方侵略や中共・毛沢東の暴発はあったかも知れない)
Re:ヒトラー一人を悪者にして (スコア:1)
バカな!
あそこは道路じゃないか!
コミンテルン万能説 (スコア:1)
まさか……、
ひょっとして……、
ロシア革命もコミンテルンの陰謀だったのではっ!?
Re:ナチス・ホロコースト関連はねぇ... (スコア:2)
新潮社フォーサイトの内容を見るに、ドイツの出版社は著作権切れを手薬煉ひいて待ってるみたいなんですが・・・