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ACCSやJASRACらが「ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会」を設立 131
ストーリー by nabeshin
名前が長くなっても悪用を入れました 部門より
名前が長くなっても悪用を入れました 部門より
hylom 曰く、
(つづく)ACCS(コンピュータソフトウェア著作権協会)は5月12日、ACCSやJASRACなどの著作権団体や日本インターネットプロバイダー協会や電気通信事業者協会などの電気通信事業者が共同で「ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会」を設立したと発表した(ニュースリリース)。
リリースによると、ファイル共有ソフトによる著作権侵害行為によって6時間で100億円に相当する被害があると推計されており、さらに利用者も急増しているため一層の対策が求められているそうで、とのことだ。本協議会は、警察庁が開催する「平成19年度総合セキュリティ対策会議」が2008年3月27日にまとめた報告書において、ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害に対処するため、著作権団体と電気通信事業者が中心となって協議会を設立することが提言されたことを踏まえて設立に至った
構成員としては前述のJASRACやACCSの理事のほか、日本国際映画著作権協会の代表、テレコムサービス協会や日本ケーブルテレビ連盟、ヤフーの担当者などが名を連ねている。さらに、オブザーバとして警察庁や総務省、文化庁も参加している(ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会 構成員)。
協議会の目的は著作権侵害行為を続ける者に対しての対応で、当面は著作権侵害行為者に対しメールによる注意喚起やアカウントの停止、さらに損害賠償請求や捜査、検挙といった行為の実施に向け、具体的問題や課題などを検討していくとのことだ。
著作権侵害対策でグダグダやってる暇があれば (スコア:4, すばらしい洞察)
まずは、再販制度に守られて世界一高価な日本の著作物の価格を何とかするべき。ここを何とかしない限りは非合法配信に手を染める層に聞く耳を持ってもらえない。
次に、ユーザに受け入れられる形で自らネット配信に乗り出すべき。もしくはiTunes Storeなど、広くユーザに支持されているビジネスに乗ってもいい。ユーザビリティ無視で囲い込み配信を行っても誰も受け入れない。
最も重要なことだけど、「著作権団体」は自らの役割を少しは弁えるべき。消費者はクリエイターを支援することに全く異議はないが、売り上げの大部分を「創造しない寄生虫」が持っていくのでは「正規品にお金を払う意味を感じるか?」という面で、正規版も海賊版もほとんど違いがない。
異常に甘い汁が吸えるビジネスモデル温存のため、働くことを忘れたヒヒジジィが公権力にすがる姿は滑稽にしか見えない。
Re:著作権侵害対策でグダグダやってる暇があれば (スコア:3, すばらしい洞察)
そんなことやるならば論が出てくるけど、前提として違法に権利が侵害されている
という点が抜け落ちている主張が多いですね。サービス悪ければ、盗まれても
仕方ないだろう自業自得だということでしょうか?
権利保持者に関しても、それはコンテンツ制作者と権利代表者が契約の上で
そうなっているわけであり、「寄生虫」呼ばわりするのはお門違いではありませんか?
中間マージンが不当に思えるほど高いならば、「中抜き」するビジネスモデルを
作れば良いのではないですか? 流通ではだいぶん前に行われてますよね。
権利侵害の対策に取り組むこととコンテンツホルダーが受けの良いサービス改善を
行うことは別問題と思うのですが、どうしても結びつけて論じないと正当化できない
理由でもあるんでしょうか?
サービス改善は意見・要求の声をあげることとサービスを購入しないという行動が
一般的な消費者の意思表示方法ではないのでしょうか。ネットに流れるメディアに
関しては違うんですかね? どこかの誰かが違法に垂れ流したコンテンツを取得して
楽しむこと、またはその現状を認めることが抗議の意思表示だと言うならば、
テロリスト並みの論理に思えます。
Re:著作権侵害対策でグダグダやってる暇があれば (スコア:1)
P2P潰したところで購買層に転じるわけではないからなー。
P2Pが原因と言うよりはコピーガードと著作権違反対策などを言い訳にした
高利益率設定が購買の足を引っぱってるんだけどね。
もう、これは大昔から。
いい加減、体質改善しないと外資に喰われてチョン、だわね
Re:著作権侵害対策でグダグダやってる暇があれば (スコア:1)
>P2P潰したところで購買層に転じるわけではないからなー。
これは良く言われるけど、一つ、商売の基本である
「顧客と顧客外の差別化」
って観点を忘れているのではないかと思うのですけどね。
例えばレア品に価値を認めるってのは、その商品本来の価値のみではなく、「他には供給されていない」ってのも考慮される訳で。
つまり、非合法配信により利用する層を放置する事に依り、商品価格は同じでも顧客に対する価値は相対的に変わるって事。
偶に見る「放送されないからDVD買った・借りた」って話は、その相対的価値が決して無では無いって事を表してますよ。
#良いじゃん、そんな違法行為なんぞ全滅させたって。
Re:著作権侵害対策でグダグダやってる暇があれば (スコア:1)
もっと昔からあった友だちの貸し借りなんて止めれない。
んで、この人達の主張認めてるとほら、ipod課金とか鼻歌課金とかつまんねーことやり始めるし。
だから潰すのにエネルギー使って、いつまでもウダウダやるよりもちゃんと客を向いて商売して欲しいなぁと。
Re:著作権侵害対策でグダグダやってる暇があれば (スコア:1)
これも同様、「問題を減少させる努力を続ける」事自体が重要かつ必要であり、それにより微々たる物であっても改善が見られる限りは意義が有ることです。
特に、これに参加している団体ってのは、『顧客より大切な権利を委託されて商売をしている』所ですよ?
そこが権利侵害の対策をしないで、一体何処がやるんだと言うのか。
>この人達の主張認めてるとほら、ipod課金とか鼻歌課金とかつまんねーことやり始める
あー、そう言うのはそういう所に文句を言いましょ。
少なくとも「ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害」の対策を考えるってのは、必要な事であって、問題が多い行為でも何でも無いですよ。
>だから潰すのにエネルギー使って、いつまでもウダウダやるよりもちゃんと客を向いて商売して欲しいなぁと。
参加企業の商売を考えれば、この活動は「ちゃんと客を向いた商売」そのものだと思いますが、違いますか?
彼らはレコード会社でもDVD屋でも無いんだから、そういう事はそっちに言うべきで彼らに向けても何ら意味は無いかと。
ってか、JASRACとかACCSとか何て名前を見ると、「をを、珍しくちゃんと仕事しているなぁ。」って感想が出る位だと思うのだけどねぇ。
#ま、コメ自体は「無くならない…だから…」だけで私的には既に「意味の無いボヤキ」としてしか見てませんけど。
Re:著作権侵害対策でグダグダやってる暇があれば (スコア:1)
時々悪くないものもいっしょくたに悪いって言いきるからかなり胡散臭く見えますが。
しかし、著作権侵害というのは海賊(殺して物を奪う集団)というほど悪いことなんですかね。自分とかは、今の著作権という概念自体に疑問を持ってしまってるんですよね。それは本当に保護されるべき権利なのか?と。
◆IZUMI162i6 [mailto]
反対するなら筋はとうそうよ (スコア:2, すばらしい洞察)
別に私もコイツ等が好きな訳でも無いですし、利便性向上の為の活動はあって良いと思いますから。
只、それ以前の問題として、筋の通らないのが嫌いなだけ。
ここでの話題の活動自体は別段何の問題もない、いや、もっと早い時期にやって置いて然るべき内容の物ですよね?
それを凄く適当な思い込みだけで故無しに非難するってのは、法的根拠を持って行動している相手より程度が低いって思ってます。
ましてや、そこあたりから違法行為容認論なんぞ出すなんて問題外。
法が気に入らないのであれば、ちゃんと法に則った方法で改正を目指すのが正しい道筋なのでは無いでしょうか。
それを面倒がってグチ話で盛り上がりそのままのノリで違法行為に走るのであれば、それは単なるテロに過ぎませんよ。
あっちこっちで騒いでいる人達見ると、JASRACが作品にDRMを定めたり、ACCSが商品価格や流通経路を定めているって思っている人すら多そうなのが何ともなぁ。
反対活動をする前に、冷静になって個々の団体の具体的に何が嫌いなのか、リストアップしてから始めるのをオススメします。
Re:反対するなら筋はとうそうよ (スコア:1)
パブリックコメントが完全スルーされる程度に国民の声に真剣に耳を傾けてらっしゃいますし、そういう方々が勝つための土俵をしっかりと整備されてますのでまともに同じ土俵に上ろうというお人よしはあまりいらっしゃらないんじゃないでしょうか。
既に著作権周りの話は倫理や論理ではなく政治不信や業界不信みたいな話になっていて、あとはもう泥試合しかないという状況なのではないかと。
消費者から献金とか裏金とか天下り先とか用意できれば良いんですが、全ての消費者のビッグブラザーとなるような営利団体が今のところないので・・。
◆IZUMI162i6 [mailto]
Re:著作権侵害対策でグダグダやってる暇があれば (スコア:1)
オイラが言いたいのは潰すのだけに躍起になったって意味無いよ、
P2Pが自分たちの儲けの妨げになってるなんて思っちゃ駄目よ
って事ですよ。
>購買層 (スコア:1)
◆IZUMI162i6 [mailto]
Re:著作権侵害対策でグダグダやってる暇があれば (スコア:1)
「ファイル共有ソフト(の存在)を悪用した著作権侵害対策(=さらなる集金)」を行うための協議会を始めたわけですね。
Re:著作権侵害対策でグダグダやってる暇があれば (スコア:1)
彼らは作品の品質ではなくそれがやりとりされる仕組み自体を変えることに尽力しているんじゃなかろうかと。まぁ、バブル以降ずっとですが。
それで作品の内容がよりよくなり、文化的に発展するんでしょう。自分にはよくわかりませんが。さすが著作権法は文化保護のための法律ですな。がはははは。ビバ私的録音補償金。
まぁ、作品の品質に努力しなくてどう内容が良くなるのかはよくわかりませんが、たぶんその辺は文化庁の人が知ってるんじゃないかと思います。
◆IZUMI162i6 [mailto]
流通卸と広告媒体が癌(Re:著作権侵害対策でグダグダやってる暇があれば (スコア:5, 参考になる)
勿論、メジャーレーベルのコンテンツでは広告宣伝費も半端ではなくかけていますから、レーベル自体も回収出来てるかどうか怪しいし、今時の映像作品だと電通のような広告代理店やテレビ局が著作権の一部も持っていますから、この二者に於いては著作権の収入と広告宣伝費での取り分の二重取りが行われているわけで…
結局、流通の上流に行くに連れて取り分が多くなって、末端の制作者と小売店には余程のラッキーがない限り、信じられないようなごくわずかのお金しかいかないと言う状況が温存されていて、
この部分はメディアも色々なしがらみから滅多には取り上げないので、広告代理店と流通業者の利権の部分は完全に聖域化している。
その上でレコードが最大のコンテンツだった時代にテレビというメディアを使って広告を行ってメガヒットを出していた時期のビジネスモデルと言うのは、再販制度があるので流通もレーベルも広告媒体のテレビなどもとりっぱぐれがほぼなくて、数を売れば売るほど儲けが膨らむと言うのが原則で、特にレーベルは、日本の流通形態の関係で他の二者(流通業者と広告媒体)に頭が上がらない部分があるので彼らの都合を飲み込むしかない状況が続いてきて、結局下位の実際の制作関係者につけを回すことで儲けを維持してきた訳です。
そういう形で、ネットとかその他色々な媒体で口コミが容易に広範囲に拡散してしまう前の、ビジネスモデルをレーベルや制作当事者が捨てると言うこと自体、そのビジネスモデルで一番儲けてきた流通業者やテレビ局・広告代理店にとっては死活問題になるし、その分既得利権を手放さなくなりますから、レーベルの下請け・制作者や小売店・消費者と言った立場が強くない方への締め付けを厳しくするし、文化庁や総務省のような法運用や立法の立案の権力を実際に握っている方に対しては色々な形で便宜を供与して利権が手放せない構造を維持しようとする訳です。
# 例えばJASRACに文科省や文化庁の幹部が天下ったりしているのも、直接取引のあるアーティストやレーベル
# だけではなくJASRACのスポンサーである放送局や流通企業などの関連産業が間接的に便宜供与を行い
# 続けてきたと言う見方も出来る訳です。
# B-CASについても非公式に出てきた資料での出資者を見るとキー局と大手コンテンツホルダーが並んでいて、
# そこに総務省の方から天下ったり、役員に政治家が噛んでいたりする訳で…
要は、本音の部分では、
制作当事者はネットで音楽や映像作品が流通する事自体を歓迎したり、儲かるような形にしたいんだけど、
広告媒体や流通業者から見ればそういう動き自体を完全に潰したい。無理だとしても昔のブートレグ程度の、好事家同士の地下流通の勢力に抑え込んでおきたい。
そういう利害対立がここ五年くらい顕在化していて、特に映像作品だと海外では日本のコンテンツ自体の需要があっても日本側の提示する仕入れ値が非常に高いけど、小売店からの圧力で安く卸さないといけない状況が続き、
赤字続きで日本商品の取り次ぎやl10n化から手を引いてしまって、日本的なものを台湾や中国・韓国などに直接発注するだけでなく、これらの会社やクリエータに直接出資してしまう会社が続出し始めてしまう所まで、既にきてしまっている
今は流通に於ける既得利権側が政治力を大きく持っているからこういう下らない状況が起きるんですけどね(-_-#)
Re:著作権侵害対策でグダグダやってる暇があれば (スコア:3, 興味深い)
>それで儲かった例が無いから足を踏み出すのを躊躇ってるんじゃないかな?
>成功例が出てきたらみんなそこに乗っかっていくと思う
ユーザに受け入れられる形で他人がネット配信したら儲かった例 [animeanime.jp]
Re:著作権侵害対策でグダグダやってる暇があれば (スコア:1)
え?権利者側も同じだって?
Re:著作権侵害対策でグダグダやってる暇があれば (スコア:2, 興味深い)
まず声を上げなければ存在すら認識してもらうことすら叶わず、声を上げたら上げたで、理屈以前に大声で正義を振りかざした方に軍配が上がる有様ですから。
対等の立場に立っているとは、とてもじゃないけどまだ言えないでしょうね。
消費者側が烏合の衆で、まとまった意見などないに等しい…というのも交渉ごとに向かない理由のひとつではあると思います。
Re:著作権侵害対策でグダグダやってる暇があれば (スコア:1)
> 結果として価格の再定義が行われるから。
結果として"売れないのはすべて違法コピーのせい"という方向に
向かってしまってるから問題なのでは?
他の人も言っている"魅力ある商品"の"魅力"には
サービス(手軽なネット販売とか)や利便性(DRMの問題)、
適正な価格(ここで言う価格の再定義?)も含まれてると思うけど
そういう方向に向かないところがツッコまれてるわけで。
意義アリ (スコア:1, すばらしい洞察)
委託者本人のコンテンツに手を加える訳にはいかないしそれを委託者も望んでない。(そりゃそうだ)
だから正規品の価値を下げる非正規品を排除する事に依り正規品の魅力を相対的に高めるのです。
Re:著作権侵害対策でグダグダやってる暇があれば (スコア:1)
同じ資料にJASRACの職員数は493名と書いてありますね。
JASRACの取り分がが4億円しかないとすると、全部職員の給与に回したとしても、
一人当たり年収81万円にしかなりませんね、気の毒に。
6時間で100億円ねぇ。 (スコア:4, すばらしい洞察)
利用者が急増ねぇ。ホントかいな。
Re:6時間で100億円ねぇ。 (スコア:2, すばらしい洞察)
その1万分の1も実際に経済効果が出ないことだと思う。
6時間で100億円の経済効果なら、立派なものなのですが。
Re:6時間で100億円ねぇ。 (スコア:2, おもしろおかしい)
ということですが、損害が発生している=売上の機会を潰されていると主張
されるからには、然るべき場所にきちんと在庫があるのでしょうか。
計算の続き(Re:6時間で100億円ねぇ。) (スコア:1)
300万枚 × 0.1GB ÷ 21600秒(6時間分)
≒ 13.888GB/s
CDを圧縮するとどのぐらいになるのか解らないので
100MB で計算してみました。
Re:6時間で100億円ねぇ。 (スコア:1)
Re:6時間で100億円ねぇ。 (スコア:1)
その半額でも出せば、しっかりとした対策を請け負ってくれる会社がありそうなもんですが…どうなんでしょうかね。
※技術的なことは詳しくないので可能かどうかはわからんす。
Re:昔のひとはいいました。 (スコア:1)
ホント言った者勝ちだよなぁ
遅い…… (スコア:3, 興味深い)
先日の逮捕劇でShareユーザーの増加にもブレーキがかかるだろうし、P2Pファイル共有ネットワーク全体は明らかに減少傾向にある。
最大勢力であったWinnyがああいう状況なのも減少原因の一つではあるが、最も大きな理由は動画共有サイトの登場だろう。少なくとも、タダで動画が見たいだけならわざわざセキュリティリスクのあるP2Pソフトを入れてHDDリソースを無駄遣いしなくても、YouTubeなりニコ動なりYoukなりに行けばいい。つまり、P2Pファイル共有はもう時代遅れなのだ。
P2Pネットワークの性質上、ノード数が減れば流通ファイルが減り、流通ファイルが減るとユーザーが離れてノード数が減る。このサイクルが一定のラインを越えたところで、P2Pネットワークは一気に消滅する可能性が高い。
そもそもキングオブ丼調査のACCSとキングオブ丼勘定のJASRACが強力したところで、できることは知れてる。ライトユーザーへの啓蒙活動が意味のある段階ならまだしも、いまさら流行おくれのP2Pファイル共有の対策協議会なんぞを設置して何をしようというのだろうか……。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:遅い…… (スコア:2, すばらしい洞察)
と考えると分かり易いのではないですか。
相手の勢力が弱まった今がチャンスなんですよ、きっと。
Re:遅い…… (スコア:1)
ろくな調査はしない、できない。都合の悪いものにふたをするのは人間同じですから。
あ、でもこの方々が調査目的でP2Pに接続してですよ、なんかデータが流出してどっかの掲示板でさらし者・祭に
なってたら「一応調査してたんだ…」とは思う。
#なにか違う
どんなデジタルデータもコピーする権利が必要 (スコア:2, おもしろおかしい)
暗号化して視聴制限をしたければすればいい。破られたら破られたほうが悪い。
デジタルデータで稼ぎたいのであれば、がんばって解読されない仕組みを作ればいい。
デジタルデータはただの大きな数値に過ぎないのだから、コピーとは値を伝えたに過ぎない。
すべての数値はすべての人のものだ。
それを記録し伝えるのは、すべての人が有する権利であるべきだ。
Re:どんなデジタルデータもコピーする権利が必要 (スコア:2, すばらしい洞察)
デジタルデータの複製全般について問題にしてる訳じゃないんだよ。
デジタルかどうかが重要なのではなく、著作物という権利者の存在するデータだから、問題になってるんですよ。
ピッキングによる空き巣という犯罪について、「空き巣」という家宅侵入や窃盗を抜きにして、ピッキングだけの是非を論じてるのと同じです。
扉を開ける事を禁止する事が許されたり許されなかったりする事自体が根本的に間違ってる。
鍵をかけたければすればいい、鍵がこじ開けられたら、こじ開けられたほうが悪い。
家の安全を守りたいなら、がんばってこじ開けられない鍵を作ればいい。
って理論で、空き巣を正当化できますか?
鍵をこじ開ける事が問題なのではなく、侵入したり盗んだりする事が問題なんですよ。
著作権の侵害を抜きにして、デジタルコピーだけを論じても意味は無いんです。
Re:どんなデジタルデータもコピーする権利が必要 (スコア:1)
デジタルデータの複製を「盗む」という物質的な物を扱っていた時代の概念に囚われて考えているのが間違い。
物質的な物の窃盗や破壊の罪は、相手が「所有している状態」から「所有していない状態」へ遷移させる事です。
物質の存在位置を移動する事で「所有していない状態」にすることを窃盗と呼んだし、物質を破壊する事で「所有していない状態」にすることも罪と考えた。物を所有する権利を社会が定めることで治安維持を図ったに過ぎない。
ファイル共有はどこにも侵入していないし盗んでいない。相手の「所有している状態」も変えていない。
自分の手元にある数値データにどのような算術処理をかけようと、他人の管理領域への鍵を「こじ開けた」とは私は考えない。手元にある数値データは自分の物だからだ。
空き巣がかぎをこじ開けるときのような、土地への侵入、錠や戸の破壊行為、相手の所有状態を非所有状態への遷移といった事象は起きていないので、そもそも例えとして適切ではない。
自分の家のなにひとつ物が減っていない状況を窃盗と例えるのですか?
Re:どんなデジタルデータもコピーする権利が必要 (スコア:1)
窃盗も何が悪いかというと、相手の損になるから悪いことなのですよ。
根本的には一緒。
見えない物は無いものとして考えるからおかしな事になる。
人権とかも否定するほうですか?
>自分の家のなにひとつ物が減っていない状況を窃盗と例えるのですか?
例えば、電気の窃盗が一番近いかもしれません。
自分の家のなかの何一つ物が減ってません。でも窃盗です。
相手に与えるのは金銭的な被害だけです。その点、違法なデジタルコピーと一緒です。
Re:どんなデジタルデータもコピーする権利が必要 (スコア:1)
私の言いたいのは、手段が問題なのではなく、著作権侵害という犯罪が問題だという事。
家の鍵と窃盗の例を出したのは、デジタルデータのコピーが窃盗と同等だと言いたかったのではなく、「家の鍵をこじ開ける」行為で「窃盗」を正当化できないという例です。
「窃盗」とか「著作権侵害」という犯罪が行われている限り、その手段が何であろうと、犯罪は犯罪で変わりは無いという事です。
あなたの言ってる事は、「オレのものをどう使おうとオレの自由で、その結果他人に被害が出ても責任は無い」という事ですよ。
前半の「オレのものをどう使おうとオレの自由」は良いでしょう。
でも、だからといって、その行為の結果生じた事の責任を逃れる事は出来ないのです。
オレの包丁を振り回したら、人を殺してしまった。包丁振り回すのはオレの自由だから、罪になるのは可笑しいって理論は成り立たない。
「包丁を振り回す自由」とか「デジタルデータを扱う自由」は、「殺人罪」や「著作権侵害」を犯して良い理由には成らない。
あなたの言うように、「自分の手元にあるデジタルコピーの扱いは自由で、その行為に伴って起きる現象はすべて正当化される」なんて事になると、大変では無いですか?
#1343574の「自分の手元にある数値(=デジタルデーダ)は本来自由に複製交換出来るべきと考え、デジタルデータの公衆送信権の存在には異を唱える次第。」なんて事になれば、人権侵害のデータまで、自由に配布出来てしまいます。
Re:どんなデジタルデータもコピーする権利が必要 (スコア:1)
タイトルの「どんな」という部分は「基本的に」とするほうが適切かもしれません。
被害といますが、著作権侵害による儲けが出ないという被害は、人権侵害や殺人のような被害と異なり、これまで儲かる仕組みがあったのがなくなってしまうという被害感にすぎません。そんな風に儲ける権利をそもそも無くしてしまえば被害は存在しないことになります。
デジタルデータの複製が著作権侵害にあたるという認識に対して異を唱えているので、被害ですら無いということです。
もちろん、現時点では違います。基本的人権や進化論が認められるまでに時間がかかったのと同様に、単なる数値の伝達、デジタルデータ複製の自由が浸透するには時間がかかるでしょう。
Re:どんなデジタルデータもコピーする権利が必要 (スコア:1)
昔なら、ネットでの被害は、CD等の別媒体の売り上げの減少でしかありませんでした。
しかし、最近では著作権のネット上での商売が行われていますので、実際に被害として捉える事が可能です。
>デジタルデータの複製が著作権侵害にあたるという認識に対して異を唱えているので、被害ですら無いということです。
そうなると、どうしてデジタルデータだけ特別視するのかという疑問が生じます。
紙に印刷して海賊版を出す事と、勝手にデジタルで配布することは、権利者への損害は同じ物では無いですか?
Re:どんなデジタルデータもコピーする権利が必要 (スコア:1)
現状は、デジタルデータの複製配布の自由が認められていない時代です。デジタル新時代への過渡期です。なので、デジタル著作物の存在自体の価値が高く維持できるので、商売が成り立っているに過ぎません。
デジタルデータの複製配布の自由が認められる時代になると、今のような商売はそもそも成り立ちません。現状のような価格で売れません。もともと商売も成り立たちません。つまり被害も発生しません。
暴力や殺人といった、肉体的精神的な破壊行為という被害とは根本的に違っていて、普遍的な被害では無いと言う事です。物品の窃盗や破壊というような所有状態を失うのとも異なります。産業が消えるだけの事です。
デジタルデータが特別なのは、それが整数値に過ぎないからです。
Re:どんなデジタルデータもコピーする権利が必要 (スコア:1)
複製に制限を主張しないフリーなコンテンツも増え、それは一人の人間が一生をかけても楽しみ切れない量になるのは、容易に想像できます。
一生かかっても聞ききれない量の良質で感動的なパブリックドメインな音楽
一生かかっても読みきれない量の良質で感動的なパブリックドメインな漫画
一生かかっても観きれない量の良質で感動的なパブリックドメインな映画
そういったものが存在する時代はあっという間に来ます。
すると、タダで楽しめる物があふれているのに、今のようにお金を払ってまで購入しなくなるわけです。データ自体には金銭的価値がなくなります。
新作の即時閲覧権など入手に関する価値はのこります。
個人に対するIDをデータに埋め込み流出させた人を特定する技術などにより、流出させたことによるペナルティーとして即時入手の権利を失わせるなど出来るでしょう。
見世物小屋から始まった希少価値情報の閲覧制限による商売は、デジタル情報時代には大きくそのありかたが変わってきます。
個人のDNA情報などは、プライバシー侵害等の禁止など別の保護が必要です。
脅迫や詐欺などの問題のある情報も複製の自由の例外や制限に該当するでしょう。
Re:どんなデジタルデータもコピーする権利が必要 (スコア:1)
他人の土地に入っては行けませんし、他人の管理サーバーへ不正に進入するのもいけません。
自分の手元にある数値(=デジタルデーダ)は本来自由に複製交換出来るべきと考え、デジタルデータの公衆送信権の存在には異を唱える次第。
Re:どんなデジタルデータもコピーする権利が必要 (スコア:1)
安眠を得るためだったり、性交を最後まで終わらせるためだったり、テリトリーを設けそれを確保することが、群れをなす生物として必要だからです。
だから、他人のテリトリーへの侵入は許されないという法は正しいと信じます。
数値に対して製作者であるからといって、他人に手渡ってしまったものを、その人がこちらの知らないところでどう算術処理しようと、また別の人に複製し伝えようと、勝手だと思うのです。
「そもそも数値の伝達(=複製)や加工処理を誰かが禁じようとするのが間違いとだった」と、いつの日か皆が気づく日がくる事を、ダーウィンの気持ちで見守っている感じでしょうか。
Re:どんなデジタルデータもコピーする権利が必要 (スコア:1)
私の所有しているカード番号は教えませんけど、あなたが同じ値を使おうとコピーして配ろうと何も文句は言いませんよ。
私の所持金を使用したら窃盗で訴えますが。
あなたが紙に適当な数字を書いて、それがもし私のカード番号と一緒だったとしたら、あなたは私の物を盗んだことになりますか?
Re:どんなデジタルデータもコピーする権利が必要 (スコア:1)
損失を利益に! (スコア:1, 興味深い)
つまり、P2Pでしか流れていないような旧作をも商品にする画期的な商業ムーブメント。
P2Pにあるものは、買う事ができる!
そんな体制にするわけですね。
確かにそうすれば、著作権侵害が減少し、損失が利益になって幸せになれる気がします。
まさか、著作権違反者の逮捕するだけして
あとは放置なんて片手落ちはないですよね?
お金は大好きなK^H...JASRAC様ですから期待していますよ!!
部門名 (スコア:1)
現状はそう言いきって差し支えないとは思うけど。著作権侵害してないBittorrentの用途なんて、全体のトラフィックの一体何割やら。
署名スパムがウザい?アカウント作って非表示に設定すればスッキリさ。
構成員 (スコア:1)
// 構成員、って言いかたもアレゲですね(:>^
部門名 (スコア:1)
大切なことなので二回入れてみました。
妖精哲学の三信
「だらしねぇ」という戒めの心、「歪みねぇ」という賛美の心、「仕方ない」という許容の心
Re:馬鹿ばっかり (スコア:1, 興味深い)
Re:著作権対策で儲かるのは人気作品だけ (スコア:1, すばらしい洞察)
求める人たちの言う通り実行した結果こそが、一極集中になることは間違い
ないと思いますけどね。
普通の人にとっては、長くても1日に2時間ちょっとくらいしかテレビを見て
いる時間は無いのだから、自分が自宅にいる時間と関係無く好きな番組を見
られるようになれば大抵の人が「ゴールデンタイムの番組」しか見ない可能
性が高い。
あるいはジャンル毎に(人気)最高の作品が一つずつできることになる。
今のソフトウェア業界と同じです。
みんな一番の場組を見るので、そこに予算が集中し、二番手以降との品質の
差が大きくなり、ますます一極集中が進む。
まあそれがこれからの文化の一つの形なのかも知れませんがね。
マフィア化(Re:そんなことより) (スコア:1)
額が不当に高いとして民事裁判をやっても恐喝する側の言い値で判決が出てしまう [martindale.jp]んですけど。
ACCSの場合にも中古ソフトウェア販売を違法化しようとして大モメしたし、社内コピーの密告を報奨金付きで推奨していますし、民事で訴える場合にはかなり高額の損害賠償を請求してきますから…これも拒絶し続けると刑事告訴に踏み切る。