東証売買停止で東京証券取引が記者会見。ディスク装置の自動切り替えが機能しなかった
タレコミ by nagazou
nagazou 曰く、
東京証券取引は1日の夕方に記者会見を行い、1日に発生した売買の終日停止についての説明を行った(【ノーカット】 東証、終日売買停止で会見[YouTube]、日経その1、日経その2)。
記者会見で説明を行った東京証券取引の横山CIOによれば、高速取引システム「アローヘッド」では、注文売買のためのネットワークと運用系のネットワークの2種類があり、そのうち運用系ネットワークに使われていた共有ディスク装置2台のうち1号機が、午前7時4分にメモリの不具合により故障を起こしたという。
本来であれば自動的に2号機に切り替わるはずだったが、これが機能しなかったとしている。この結果、情報配信ゲートウェイに異常が発生、相場情報の配信処理に異常が生じたとしている。また同時に売買監視用サーバーについても、監視処理に異常が発生したとしている。
システムを構築した富士通は、なぜ自動的に2号機に切り替わらなかったのかについて原因を究明するとしている。2日の取引は通常通り行われる予定だが、当面は不具合が再発したときのために、人員を確保してディスク装置を監視する方針であるようだ。
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