東芝や東北大、量子暗号通信で500GBのデータ送受信に成功
タレコミ by hylom
hylom 曰く、
東芝や東北大の研究者らが、量子暗号通信を用いて約500GBのデータを約7km離れた場所に伝送することに成功したと発表した(ITmedia、プレスリリース)。この技術を使った量子暗号通信システムの実用化も目指すという。
暗号に使用する「共通鍵」を伝送する経路は光ファイバーで、暗号化されたデータの伝送経路は数Gbpsの一般的な専用回線を使用。東芝が開発していた既存の量子暗号通信の伝送速度は約10Mbpsだったが、今回のシステムでは10Mbps超の伝送速度を実現できたという。
ただ、量子暗号では伝送距離を増やすほど伝送速度が落ちるため、今後はより長い距離を速度を落とさずに伝送するのが課題のようだ。
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