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個人向け印刷所「くりえい社」がイベント内で漫画喫茶を開き過去の依頼品を展示すると発表して炎上 3

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
https://twitter.com/kurieisha/status/1132525456912052226

くりえい社のような個人向け印刷所は、個人の作家から依頼を受けて印刷・製本から宅配納入までを請け負う。発行者は作家となり、印刷物の著作権は作家に属する。一般に、依頼原稿を重版したり商業利用したりする権利が印刷所に委託されることはない。公式アカウントは「皆様からのご意見を重く受け止め、反省の上お詫び申し上げます。」とツイートしたが「漫画喫茶」企画を強行するかについては触れなかった。

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  • by Anonymous Coward on 2019年05月26日 18時12分 (#3621552)

    もともと見本誌として保存していたものを今回展示することになった、という前提です(違ったら話は変わります)。

    著作権者は、美術の著作物の原作品を公衆に直接見せるために展示する権利を専有します(著作権法25条)。この権利を展示権と言います。
    美術の著作物の原作品を第三者が展示するときは著作権者の許諾が必要で、許諾がなければ展示権の侵害になります。例外として、美術の原作品の所有者や、所有者の同意を得た人は、それを展示することができます(著作権法45条)。

    さて今回のケースでは見本誌を展示するということですが、見本誌は原作品ではなく複製物です。複製物を展示することに関しては著作権者は何の権利も専有しません。複製物の展示は誰でも可能です。

    つまり今回の一件は法律的には何の問題もなく、二次創作作家のお気持ち案件と言って差し支えないと思います。

    なお、もしも今回の展示のために改めて見本誌を印刷しなおす計画だったとしたら、著作権者の許諾がなければ複製権の侵害になります。

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