高速道路の工事作業員に鉛中毒の症状、塗装内の鉛を吸引か 1
タレコミ by hylom
hylom 曰く、
今年5月、高速道路の補強工事を行なっていた作業員らから鉛中毒の症状が確認されたという。症状が出た作業員以外にも、血中の鉛濃度が異常に高い作業員が複数確認されたという(NHK)。
鉛が体内に蓄積されると、激しい腹痛や手足の痺れといった症状が発生するほか、重症化するとマヒが残ったり死亡するケースもあるという。今回の事案では、工事で使われていた塗装内に含まれていた鉛を吸い込んでしまったのが原因ではないかと見られている。古い塗装を剥がす際には鉛が飛び散り、それを誤って吸い込んでしまう危険性があるという。
参考文献 (スコア:2)
首都高速道路の塗装塗替え工事による火災事故再発防止委員会 [shutoko.co.jp]首都高速道路株式会社
建築現場の遮音などの幕が発達し、自然換気が常識だった塗装の現場が密閉化された。揮発した有機溶媒からすると中毒や火災がある。斫りの鉛だけではない。工場並みに局所排気を備えるのはナカナカ困難だが、将来像としては必要(有機溶媒や鉛・石綿を含む粉塵の回収と適正廃棄)