元FBI局長、中国のハッキングを止める唯一の方法は報復的なサイバー攻撃だ

あるAnonymous Coward 曰く、

今年になってから中国はオーストラリア企業の知的財産を狙ったサイバー攻撃を急速に増加させている。オーストラリアと米国、英国、カナダ、ニュージーランドの5か国が加盟する秘密情報共有機構「Five Eyes」は、国際サイバースパイ活動「クラウドホッパー作戦（Operation Cloud Hopper）」を指揮しているのが中国国家安全省であることを突き止めたという。

2001年までFBI局長を務めたLouis Freeh氏は、国家主導によるハッカーに対しては刑事告発や懲役刑はまったく役に立たない。オサマ・ビンラディンに召喚状を出して出頭するよう求めるようなものだと語った。サイバー抑止力の強化が最良だとしつつも、最も効果的な方法は強力なサイバー攻撃で報復することだとしている。実際、過去にサイバー攻撃を受けた際には、同等の反撃をしていたのだという。Freeh氏は、電力網の遮断、ネットワークや金融システムの破壊も可能な攻撃能力はあるが、それ以上の報復攻撃を引き起こす可能性があることから実施はしなかったと述べている（AFP、Financial Review、Slashdot）。