米国でもFAXはまだ現役

hylom 曰く、

日本でまだFAXが多用されていることについて「時代遅れ」などとの批判もあるが（過去記事）、米国でもまだ一部分野ではFAXが現役で活用されているという（The Atlantic）。

まだFAXが使われている分野として紹介されているのが、警察などの法執行機関と病院などのヘルスケア関連部門。記事によると、未だに医療関連の情報伝達の75％はFAXで行われているとの調査結果もあるという。医療系の学生がFAXを見て驚く、という出来事も少なくないようだ。これには、米国ではプライバシ保護のために患者の情報を電子メールでやり取りすることが法律で禁じられているという背景があるという。また、セキュリティへの懸念もあるそうだ。

一方、警察におけるFAXの利用については、組織として単純に変化を拒む傾向があり、電子メールを利用するインセンティブが少なく、逆に記録が残ってしまうために避けられることすらあるという。