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アメリカ合衆国

米国への渡航手続きで誤って自身をテロリストだと申告してしまった英女性

タレコミ by headless
headless 曰く、
米国旅行を計画している英国の女性が米国のビザ免除プログラム(VWP)を申請する際、誤って自身をテロリストだと申告してしまい、ビザ取得や予約変更に多額の費用が必要になったそうだ(BBC Newsの記事Mashableの記事)。

日本や英国などVWP対象国の渡航者は、オンラインでESTA渡航認証を取得することで、観光や商用で90日以内のビザなし滞在が可能だ。このESTA申請フォームには「テロリスト活動やスパイ、妨害行為、大量殺人にかかわるつもりがあるか、またはこれまでにかかわったことがあるか」といった内容の項目がある。

この女性は「No」を選択したつもりだったが、実際には「Yes」が選択されていたようだ。女性はフォーム送信のためにスクロールした際に変更されてしまったに違いないと主張しているが、申請は却下されてしまう。

その結果、女性はロンドンの米国大使館でビザの申請をするため、320ポンドを支払って面接を予約することになる。恥ずかしい失敗だが簡単に訂正できると考えていた女性だが、大使館での面接では最悪のボックスをチェックしたといわれたそうだ。最終的にビザの申請は受け付けられたが、承認が出発予定日に間に合わないため、800ポンドを支払って予約を変更したとのこと。

女性は2015年に末期の乳がんと診断され、今回の旅行は生きている間にやっておきたいことの一つだという。また、12週ごとに必要な検査にスケジュールを合わせ、カナダやタイにも行く予定だったそうだが、事情を話しても大使館や旅行代理店は融通を利かせてはくれなかったとのことだ。

ただし、実際にテロ行為などを計画している人がそれを自ら申告するわけもなく、このような申請項目は全く無意味だとの批判も出ている。日本に入国する際に提出する「携帯品・別送品申告書」にも日本への持ち込みが禁止されている物品を申告する欄があるが、隠して持ち込もうとする人は申告しないだろう。ほかにも無意味な申告項目は何かあるだろうか。
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