5Gの普及でケーブルテレビがいらなくなる？ コードカットが始まる

あるAnonymous Coward 曰く、

米国ではケーブルテレビ離れが進んでいるそうだ。ケーブルテレビ（CATV）最大手の米コムキャストは、2018年第2四半期の決算でケーブル経由の動画サービス加入者が14万件減少したと報告した。最近では、衛星放送やCATVから「ネットフリックス」や「Hulu」、「ディレクTVナウ」などのネット放送への乗り換えが進み、これを「コードカット」と呼ぶのだそうだ。

主要事業者のコードカット対策は様々だ。コムキャストは放送事業者からブロードバンド事業者への転身さえ示唆しているという。ディレクTVナウで18年第2四半期に34万2000件の新規加入者を獲得した米AT＆Tは「いずれCATVや衛星放送はブロードバンド放送に吸収される」と判断し、売り上げ減少を無視してグループ内のCATVと衛星放送の視聴者をいち早くディレクTVナウというブロードバンド放送に移す『既存顧客温存』対策に走っている。

背景には、同社がモバイル5Gへの設備投資を加速させていることがある。5Gの通信速度は秒当たり1ギガビットあり、これならばわざわざ家庭にセットトップボックス（STB）を置かなくても済むので、「視聴者はスマホをSTB代わりに利用する」とAT＆Tは判断しているのだという。

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