米国政府、合成生物学の進歩で生物兵器対策の準備が必要と判断
タレコミ by taraiok
taraiok 曰く、
米国の報告書によれば、合成生物学の急速な発展により、新世代の生物兵器のリスクが高まっているという。この報告書は米国防総省の要請により、国立科学アカデミーがまとめたもの。合成生物学の進歩は、有害な細菌をより致命的なものにしたり、一般的な微生物を改変して体内に入った段階で致死毒素を生成する、といった具合に科学者が危険な生物兵器を一から作り出せることを意味している(The Guardian、slashdot)。
20年以上前、ニューヨークのストーニーブルック大学の遺伝学者Eckard Wimmer氏は、試験管の中でポリオウイルスを再現し、合成生物学のリスクを具体的に示した。今年の初めにはナダと米国の共同研究チームが天然痘の近縁種である馬痘ウイルスを作成した。今日、ほとんどすべての哺乳動物ウイルスのDNAはオンラインで検索でき、ツールと専門知識があれば合成することは可能であると見られている。
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