欧州宇宙機関、宇宙望遠鏡ガイアが撮影した3次元地図を公開。VRでも閲覧可能
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
欧州宇宙機関(ESA)はこのほど、宇宙望遠鏡「ガイア(Gaia)」が観測した天の川銀河の最新データを反映させた3次元地図を公開した。この3次元地図は17億個の恒星の位置と等級(明るさ)を正確に描いており、「宇宙の理解を大幅に前進させる」意義があるとしている。観測開始から2016年5月23日までの1年10カ月分のデータを反映させたもので、位置を特定した恒星の数は17億個。13億個以上については、正確な動きも把握しているという(NEWSWEEK、GIZMODO、Gaia Archive、Slashdot)。
ESAは今回の発表に合わせて、ガイアによる観測の成果を手持ちのデバイスで楽しめる2種類のソフトウエア「GaiaVR」「Gaia Sky」を公開した。「GaiaVR」は、WindowsおよびMac OS向けに開発された仮想現実(VR)アプリケーションで、ガイアの視点から観測する宇宙を疑似体験できる。VRヘッドセットがあればなおよいがなくても利用できる。
「Gaia Sky」は、"リアルタイムの3D天文視覚化ソフトウエア"と銘打たれ、Windows版、Mac OS版、Linux版がそれぞれ提供されている。こちらでは3次元でマッピングされた天の川銀河を、地球を中心に方向や縮尺を自由に変えて眺めることができ、天体の動きも再生速度を自由に変えて再現できるとしている。
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