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情報漏洩

ジュリアン・アサンジ氏を外交官にして身柄拘束を防ぐというエクアドル政府の試み、英政府に断られる

タレコミ by headless
headless 曰く、
長年にわたり英国・ロンドンのエクアドル大使館で保護しているジュリアン・アサンジ氏の問題を解決するため、エクアドル政府はアサンジ氏を帰化させて外交官として登録するという裏技を繰り出したのだが、外交官登録は英政府にあっさり断られてしまったそうだ(エクアドル外務省の発表SlashGearの記事NPRの記事The Registerの記事)。

アサンジ氏はスウェーデンで性的暴行など4件の容疑をかけられ、2010年にロンドンで逮捕された。しかし保釈中の2012年、エクアドルへの政治亡命を求めてエクアドル大使館に入り、そのまま5年半にわたって滞在を続けている。スウェーデンでの容疑は3件が2015年に時効を迎え、残る1件については昨年5月にスウェーデンの検察が捜査をいったん打ち切ると発表しているが、保釈中に逃亡したことから英警察はアサンジ氏が大使館を出るのを待ち構えているという。

スウェーデンの検察は後日アサンジ氏に接触できるようであれば捜査を再開すると述べているが、それ以上にアサンジ氏は米国へ身柄送還されることを懸念しているようだ。アサンジ氏が大使館の外に出れば身柄を拘束される危険があるため、エクアドル外務省ではさまざまな案の中から外交官特権によりアサンジ氏の人権を守るという方法を選択したとのこと。

エクアドル外務省の発表によれば、アサンジ氏は昨年9月16日にエクアドルへの帰化申請をし、12月12日に承認されたという。しかし、英国での外交官登録については12月21日に却下されたという。一方、英政府では、保釈中に逃亡したアサンジ氏が大使館を出て裁判を受けることが問題解決への道だとし、彼にエクアドルの市民権を与えることが長年にわたる問題を解決する道だなどと主張すべきではないとの声明を出したと報じられている。それでもエクアドル側は他の解決の道を探っているとのことだ。
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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

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