国内で人工的にヒトの受精卵作る研究。国が初審議

あるAnonymous Coward 曰く、

ヒトの卵子を人工的に受精させて解析する研究計画があるそうだ。こうした研究は国内では初めてだという。ヒトの受精卵を、研究のために作り出すことについては、倫理的な課題があるため、国が研究計画を審議することになっていて、7月31日にその審議が始まったという。国は生殖補助医療などに限ってヒトの受精卵を作ることを認める倫理指針を策定しており、この指針に沿った初の審査となる。

大阪市の不妊治療のクリニックが申請した計画は、ヒトの卵子をさまざまな培養液の中で人工的に成熟させ、受精する率が高い卵子ができているか検証するもの。研究は5年間かけて、不妊治療中の複数の夫婦から同意を得た上で卵子を提供してもらい、受精させて行う。1100個の卵子を使うとしている（NHK、毎日新聞）。