面接用AIが人種差別を生み出す
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
Unileverやゴールドマン・サックスなどのグローバル企業では、求職者を選別するために人工知能(AI)を使用しているという。HirevueはそうしたAIを提供している企業の一つ。ミラーの裏に隠されたカメラの前で面接状況を記録し、姿勢や顔の表情、声の調子、言葉の選択などをAIが分析している。プログラムはこのデータをスコアに変換、成績優秀な従業員から「学習した」スコアと比較する。
しかし雇用者が意図していない問題もある。ほとんどのプログラマーは白人男性であるため、これらのAIの多くが、白人男性の顔と男性の声を使用して訓練されている。この結果、黒人の顔や女性の声による面接の場合、AIが性差別的または人種差別的な傾向を引き起こす可能性があるという。
他の企業では、AIチャットボットとインタビューで求職者を振り分ける。人気のAIの1つはMyaと呼ばれており、採用までの時間が70%短縮できることを売りにしている。チャットボットが尋ねる質問は、人種、性別、またはその他の要因のためのプロキシとして使われている可能性もある(DAILY BEAST、The Guardian、Slashdot)。