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ソフトウェア

SPAM: 一太郎2023発表、花子はバージョンアップを見送り

タレコミ by fukapon
fukapon 曰く、
ジャストシステムは12月1日、恒例の一太郎2023へのバージョンアップを発表した

今年の目玉はかつて修太と呼ばれた文書校正機能の強化と活用。令和4年版「公用文作成の考え方」に対応したことを同社は筆頭にあげているが個人ユーザには利点と言いがたく、6月にリリースされたJUST Office 5にてお披露目となっている機能。得意としている公共セクターでの劣勢も伝えられる中、世間の目を意識した発表なのだろうか。「JUSTチェッカー」として校正機能を一太郎外で使用する機能も提供される。具体的な使用手順は説明されていないが、スクリーンショットを見るに「ATOKイミクル」同様、文字列を選択してホットキーで呼び出すタイプに見える。同社が「オンラインの文書作成にも着目」とする通り、ブラウザ上でのブログやメール作成などでは便利そうである。

ATOKはエンジンがTech Ver.33に更新され「ATOKパーソナライズドコア」を搭載した。学習機能を一歩深めて、日頃高頻度で入力している単語と関連のある単語への変換が優先される機能である。携帯電話、スマートフォンの流れか、連文節変換よりも単文節変換を好むユーザ層も含めての改良ではないかと見られる。
昨年ついにサブスクリプション化(ATOK Passport)に舵を切ったバンドル版ATOKであるが、今年はさらに進めて、ATOK Passportの契約を前提にATOKのライセンスを含まない一太郎「ATOK Passport ユーザー優待版」が登場している。そのため一太郎のみでの値付けが表に出ており、DVD-ROM/ダウンロード版で4,500円である。
なお、昨年個人向けATOKが完全にPassport化した際に注目されていた法人向けについては、ATOK Pro 5/Medical 3としてTech ver.32に更新されたライセンス版が6月にリリースされている。

一太郎およびATOKは多少の新機能もありながら盛り上がりに欠ける内容となったが、スイートである「一太郎2023プラチナ」では例年にない大きな変化があった。花子の2023へのバージョンアップが見送られたのである。プラチナのバンドル版では「花子Personal」という名前に変えられているが、単体版は花子2022のままとなっており、Personalの内容も2022のままと見られる。花子は1999年にWin32化されてからは一太郎同様に毎年バージョンアップしてきただけに驚くべき事態だ。花子と組み合わせての「透過編集」は一太郎の主要機能の一つでもあるだけに花子の今後は気になるところである。尤も近年の花子はバージョンアップしても花子そのものへの改良がほとんどなく、2022へのバージョンアップにおいても変化は素材集と画面キャプチャソフトの呼び出しのみに留まっていた。

余談ではあるがタレコミ子は「三省堂国語辞典第八版」欲しさに一太郎2023プラチナを予約した。機能の重なるJUST Officeより医学辞典をバンドルしてくれよと思いつつ。

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