Democracy Index 2016、米国が初めて「欠陥のある民主主義」に区分される 119
ストーリー by headless
欠陥 部門より
欠陥 部門より
The Economist Intelligence Unit(EIU)による国・地域別の民主主義指標「Democracy Index 2016」で、米国が初めて「欠陥のある民主主義」に区分されている。
Democracy Indexでは「選挙プロセスと多元性」「正常に機能する政府」「政治への参加」「民主的な政治文化」「市民の自由」の5つのカテゴリーで各8~17問を0~1点で評価する。各カテゴリーのスコアは10点満点に換算され、全カテゴリーを平均したスコアにより「完全な民主主義(8点以上)」「欠陥のある民主主義(6点以上8点未満)」「混成政治体制(4点以上6点未満)」「独裁体制(4点未満)」に区分される。
米国は2006年にEIUが初めてDemocracy Indexをまとめて以来、完全な民主主義に区分されていたが、2016年は「正常に機能する政府」カテゴリーでスコアを落とし、トータル7.98点で欠陥のある民主主義に区分された。これは大統領選挙の結果を受けたものだが、当選したトランプ大統領の問題ではなく、選挙結果が既存の政治体制に対する不信を示すものだからだという。
Democracy Indexでは「選挙プロセスと多元性」「正常に機能する政府」「政治への参加」「民主的な政治文化」「市民の自由」の5つのカテゴリーで各8~17問を0~1点で評価する。各カテゴリーのスコアは10点満点に換算され、全カテゴリーを平均したスコアにより「完全な民主主義(8点以上)」「欠陥のある民主主義(6点以上8点未満)」「混成政治体制(4点以上6点未満)」「独裁体制(4点未満)」に区分される。
米国は2006年にEIUが初めてDemocracy Indexをまとめて以来、完全な民主主義に区分されていたが、2016年は「正常に機能する政府」カテゴリーでスコアを落とし、トータル7.98点で欠陥のある民主主義に区分された。これは大統領選挙の結果を受けたものだが、当選したトランプ大統領の問題ではなく、選挙結果が既存の政治体制に対する不信を示すものだからだという。
Democracy Index 2016のサブタイトルになっている「Revenge of the "deplorables"」は、ヒラリー・クリントン氏による「トランプ候補の支持者の半数は人種差別主義者や性差別主義者、同性愛嫌悪者、外国人嫌悪者、イスラム教嫌悪者といった嘆かわしい人々(deplorables)だ」という選挙期間中の発言が元になっている。
米大統領選挙だけでなく、英国のEU離脱(Brexit)に関する国民投票の結果や世界各地でのポピュリズム台頭も、既存の政治エリートが一般大衆の利益を代弁しなくなっていることへの反発の現れだ。しかし、これらは民主主義の勝利ではなく、現代における民主主義の危機的状況を示すものだという。
なお、日本は2014年まで完全な民主主義に区分されていたが、2013年に成立した特定秘密保護法が2014年12月に施行されたことや、自民党がメディアに圧力をかけたと報じられたことにより、2015年には「市民の自由」でスコアを落とし、トータル7.96点で欠陥のある民主主義となった。
2016年は「政治への参加」でスコアを伸ばしたものの、「選挙プロセスと多元性」でスコアを落とし、トータルでは7.99点で引き続き欠陥のある民主主義となっている。ただし、順位は前年の23位から20位まで上昇しており、2008年以来初めて米国を上回った。
民主主義が欠陥を抱えているという可能性 (スコア:4, 興味深い)
民主主義は多数決の結果最も最適な政策が選ばれることを暗黙の了解にしているけど、その前提が正しくないと思う。
イギリスのEU離脱の件もそうだし、トランプ騒動も、民主主義の正当なプロセスに則っても主権者が判断を誤って非合理な選択をしてしまう場合がある、と言うことなんじゃないかなぁ。
民主主義が正しく実行されているのではなくて、民主主義自体が構造的欠陥を抱えていて、たまたまその欠陥を踏み抜いてしまったのが今回の結果なのでは。
まあ、欠陥があると言っても、今のところ他の政治体制に比較すると一番ましなので、民主主義を採用するしかないと思いますが。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:民主主義が欠陥を抱えているという可能性 (スコア:1)
スラドのモデレ(略)
# まず、参加者数が多くないとダメでしたっけ?
Re:民主主義が欠陥を抱えているという可能性 (スコア:1)
民主主義は一人一人が権利の自覚をしていて賢い事を前提とした物ですから・・・
昔はその権利がなかった、意見を通したかった!って事で民主革命やらで権利を手に入れましたけど
人間慣れるわけで慣れてくるとどうでもよくなるんです。
だから、だんだん愚衆政治になっていってしまうわけで・・・。
第二次大戦の反省としてヨーロッパでは枠組みをなくして一つになっていこうって努力をしましたが
何故二次大戦が起こったのかという反省を忘れた結果イギリスはEU離脱するんだ!と言い出しちゃった。
アメリカも忘れちゃったからブロック経済するもーん!みたいなことを言い出した。
よく言われることですけど「戦争を知らない世代」が増えた結果とも考えられますよね
(この場合の戦争はイデオロギーなんかの戦争)
馬鹿だなぁと自らを賢いと考えてしまっていますが私も馬鹿なんでしょう
大体私は中道右派ですが左の人が居てもいい、いるべきだと思いますしそれぞれの多様性こそが大事だと信奉していますが
そういうことをいうと右派の人にはチョンだなんだと罵倒され左派の人には右翼だなんだと罵倒する人が多いです。
何が言いたいのかわからなくなってきた
Re:民主主義が欠陥を抱えているという可能性 (スコア:1)
「権利の自覚」や「賢い」とは別に、
アメリカ人は自らの宗教観とあわない科学を無視することから、科学的な論拠のある言論を否定したり無視することがままあるのはこれまでもスラドでの記事でも明らかで、
面白おかしい言説を繰り広げるエバンジェリストみたいな大統領によって大衆を扇動されていることで民主主義の欠陥が露呈したので知性側が自分たちの無力に悶絶しているのではないかと。
https://srad.jp/story/14/09/01/0932255/ [srad.jp]
https://science.srad.jp/story/14/05/30/0352222/ [science.srad.jp]
https://science.srad.jp/story/12/08/31/0524243/ [science.srad.jp]
多数決だけが民主主義ではない (スコア:1)
> 民主主義は多数決の結果最も最適な政策が選ばれることを暗黙の了解にしているけど、その前提が正しくない
それは民主主義の一面に過ぎませんが、多数決だけを民主主義だと考えるとそういう結論になります。
そもそも単純な多数決自体、政策なり何なりに対して存在するはずの多軸なものの考え方を賛成か反対かの二分論に持ち込んでいる時点で
あきらかに「おまえらバカだから○×だけ投票すればいいんだ」という、一種の反知性主義が含まれていますし。
(そういえば不可能性定理 [wikipedia.org]などという、多数決民主主義の最適性不可能証明すらありますね)
けれど小学校あたりで別のことも習いませんでしたか。「多数決に頼るのは最終手段である」とか。「ちゃんと話し合え」とか。
歴史的に民主主義を見れば、①多数決による人民の意志を重視し知的議論や少数派を弾圧するフランス系あるいは大陸系の革命民主制
(広義ではナチスもソ連もこれに含まれる)に対し
②英国系の、知性と人権に依拠し、議論にもとづく弁証法的決定過程を経てより最適な政策に接近することを重視する議会主義というものがあって
どっちも民主主義という看板を掲げていたけれど両者は同じものではありませんでした(主意主義と主知主義の違い程度には違います)。
現代的な民主主義はその両者の折衷あるいはハイブリッドと考えることができます(ダールのポリアーキー論 [wikipedia.org])。
現実には②の知性を使った議論ができるのは結局エリートと思しき人たちなので(実際英国は政治への参加をエリートに限り、長いこと制限選挙を行っていた)
エリートによる議論の成果が破綻した場合は反対側の①の反知性主義的な多数決の暴力のほうへ針が振れてしまいます(これが実際に起きていることです)。
ただ、今の世間的な流れがそうだからといって、議論(とそれを保証する人権)を捨ててあるいは無視して民主主義を考えるというのはいかにももったいない。
アローの不可能性定理にしても、議論をくりかえした場合によりまともな(というより功利主義的な)結論が出ることは否定されていませんし。
Re: (スコア:0)
WWI-II戦間期と同じこと繰り返してるのかなぁ
>民主主義が正しく実行されているのではなくて、民主主義自体が構造的欠陥を抱えていて、たまたまその欠陥を踏み抜いてしまったのが今回の結果なのでは。
当時の時点において、世界一優れた民主主義体制と言われたワイマール憲法下で、
「合法的に」ナチス体制が憲法を停止して権力を把握した。
#ちなみに「法に反していない」という意味で「合法的に」であって、正or邪としては何とも言えん方法を取っている
イタリアのムッソリーニ体制(ファシズム)を代替の理想の制度として、当時は「衆愚的な民主主義は欠陥体制だ」という思想があった
>まあ、欠陥があると言っても、今のところ他の政治体制に比較すると一番ましなので、民主主義を採用するしかないと思いますが。
それを受けて、独伊と戦ったチャーチルの名言のその通り。
Re: (スコア:0)
米国の一般労働者(≒有権者)を顧みない際限のない国際主義や移民の受け入れ、つい20年前迄IRAテロに苛まされていた英国民に、テロに怯える仏国民が如き状況を再び招来するであろうEU流の国境管理制度維持を受け入れろとか、ここ数年大もめだったギリシャ通貨危機を招いた通貨統合を含むEUの際限のない膨張が、全て無条件で正しいと断言できるとは、凄い見識。
Re:民主主義が欠陥を抱えているという可能性 (スコア:1)
ここ数年大もめだったギリシャ通貨危機を招いた通貨統合を含むEUの際限のない膨張が、全て無条件で正しいと断言できるとは、凄い見識。
別の視点では、結果的にユーロ安になり、ドイツは輸出で有利に商品売りさばけたともいえるかも。
独仏が貿易で儲けても、スペインギリシャイタリアが原因でユーロ安になる仕組みが正しいかどうかは不明だけど。
Re:民主主義が欠陥を抱えているという可能性 (スコア:1)
>君主1人殺せば
星新一のショートショートに、政権樹立した元首がオープンカーで就任パレード
するきまりになっていることを淡々と叙述するものがあったなあ。
出自は前独裁政権を暗殺によって打倒した元首なのでこの通過儀礼が必須。
パレードを拒むには全権掌握がまだで、暗殺されない実力を誇示しないと
誰もついて来てくれない云々ということでその国の伝統だというような趣旨。
Re:民主主義が欠陥を抱えているという可能性 (スコア:1)
>クーデターって完了しないんだよな…。
一定の成功を治めて自陣に有利と判断できる時点で憲法停止と非常事態宣言
など超法規的措置でその辺をこますのが割と普遍的な手法ではないだろうか。
どこの国でもこの手が使えるかどうかは保証しないけど。
民主主義?捨てればいい (スコア:3)
民主主義を捨てるといっても、右派の方向性じゃなくて、
いわゆる"リベラル"に向けての話なんだが。
「ポピュリズム」という言葉があちこちに出ているけど、
これは左派リベラルにとって都合の悪い風潮が広がれば「ポピュリズム」と呼び、
都合が良ければ「民意」と呼んでいるだけの話だ。
そこにあるのは、自分の主義主張にとって都合がいいかどうかの弁別でしかない。
不思議なのは、こういう人たちが民主主義を捨てないことだ。
自分の理想に合わなければポピュリズムと呼んで切って捨てるというなら、
それはもう民主主義じゃなく哲人政治かテクノクラシーだ。
だったら、さっさと民主主義を捨てて哲人政治を目指せばいい。
それなのに表面的には民主主義を標榜したがるのが理解できない。
現代日本の"リベラル"が求めているのは、どう見たって哲人政治かテクノクラシーだ。
「世間の風潮がどうであれ素晴らしい理想を持ったオレたちが人々を指導していく」という思想なのだから。
正直に捨てればいいのに、なぜ民主主義を捨てない?
日本は20位 (スコア:2)
ずっと55年体制なのに20位とはこれ如何に。
市民の自由と記者クラブ (スコア:1)
記者クラブというしくみがおかしいと言われていて、評価を下げられている原因のひとつなのに、その指摘はなかったことにして触れようとすらしない。
日本のメディアの中の人は心に棚がいっぱいあるんですね。
Re:市民の自由と記者クラブ (スコア:1)
もっとおかしな外国人記者クラブが有るじゃ無い。それにEconomistにはデイビッド・マックニール居るよね。
Re:市民の自由と記者クラブ (スコア:1)
民主主義を標榜してる国で、記者クラブをこれだけ排他的な組織として、官民共同でシステマティックに構築運営してる国は殆ど無いですよ。
日本の記者クラブの場合、
・官庁内に、一部企業への常駐場所をタダ同然で貸し出し続ける(電気代や通信費などもかなり持つ)
・記者会見等で、記者クラブ参加社以外を締め出すようなやり方を、「記者クラブに委任する形で」行ってる
・記者クラブ参加社の記者と、官庁幹部が頻繁に会合や飲食会を行ってる。
と言う問題が指摘されてる訳ですよ。
要は、官庁が一部の会社に対して排他的な便宜供与をする見返りに、その会社は官庁に不利な記事を載せないどころか、有利になる記事や論調を続けるという水面下での暗黙の「約束」をベースに廻されてる訳です。
これ、非常に悪質なカルテルでもあるし、マスコミ自体も腐りすぎてしまうから問題なんですよ。
完全な民主主義とは何ぞや? (スコア:1)
評価する側の人間(=リベラル)が正しいと思っていることに沿った政府が正しく、
評価者の思想が国民の大多数の考えとズレた国は低く評価されるってだけでは?
トランプ支持者は人種差別主義者、性差別主義者、同性愛嫌悪者、外国人嫌悪者だ! (スコア:1)
民主主義とはその為に存在するのだ!!
…トランプ氏が勝った理由というのはものすごく単純で、上記の様な価値観を是としない有権者から一定程度の支持を受ければ当選できると判断し、その為に必要な行動・言動を行っただけの事。
ヒラリー女史の得票総数>トランプ氏の得票総数なのも当然で、トランプ氏は「何をどうやっても自分には投票しない、この州では勝てない」という州を全部切り捨てただけ。あとは「自分が勝てる州では程ほどに、接戦州では全力で。最後に選挙人の総数で勝てれば勝利だ」という至極単純な戦略を愚直に最後まで貫いたから。
アメリカ国民の今回の選択が「正しい」選択なのか、「善い」選択なのかは解らないし、米国民ではない私が口を挟む事でもない。しかし彼は紛れもなく、制度に則り、(少なくとも現在までに判明した限りでは)選挙での不正もせず、「このような人間が大統領に就任する」と憲法と法律に定めたとおりの米国民の支持を集めて就任した、紛れもなく民主主義を体現する国家元首であるとは断言できる。
政治宣伝のお手本 (スコア:1)
要するに自分たちと異なる意見を批判してるだけなんだけど、それを「民主主義の欠陥」と呼び、ポイント制を採用して客観性を演出するあたりが上手さだよね。
政治宣伝はかくあるべしという見本のようなやり方といえるだろう。
世界中の独裁者たちにとっては見習うべき点が多々あるだろう。
なんか足らないような (スコア:0, 荒らし)
「マスコミのモラル」
「共産主義(グローバル主義)側に立つマスコミ」が多すぎ。
アメリカですら日本と変わらない酷さだったのが驚き。
そのなかでのトランプの当選や安倍政権の選挙勝利は民主主義の健全さだと思いますけどねえ。
Re: (スコア:0)
君の頭の中では共産主義とグローバル主義は似たものなのかw
Re:なんか足らないような (スコア:1, 荒らし)
もっといえば帝国主義とも似ている。
国境の否定、各国の既存文化・風俗の破壊、格差の極大化、既存思想への非寛容的攻撃性。
マスコミこそが反民主主義の構成装置となり果てているのに各国の民主度を裁くとは乾いた笑いしかでませんがな。
Re: (スコア:0)
思想や手法、主義と民主主義か反民主主義かは結びつきません。民の合意に基づいて政治的決定を行うのが民主主義です。イギリスは第二次大戦前に普通選挙を導入しましたが帝国主義は維持されました。国家社会主義ドイツ労働者党は極めて社会主義的(国家社会主義と社会主義の違いなんて紅と真紅くらいの違いしかないと思うが)な政権運営を行いましたがその権限は民主主義的手法により与えられたものです(相当反民主主義的ではあるがまあドイツの法律がそうなってたからしょうがない)。
それに各国の既存分化・風俗を破壊しているのは各国の国民でしょう。
ああ別に私はあなたが適当なことを言うのを止めはしませんよ。あなたが私が適当なことを言うのを止めようとしなければ。
Re: (スコア:0)
人間には何かを維持する努力をする権利もある何かを放棄する権利もある。
グローバル化によって文化が均質化していくのは人が楽な方向に流れていくいきものだから。
人類の進化の結果が文化のグローバル化ですよ。それでも国ごとに違いはあるのだからそれでいいではないか。
民主主義を尊ぶのであれば文化を捨てるか守るかも民主主義的に決めようではないか。
Re:なんか足らないような (スコア:2, 参考になる)
言論に対して言論を返さず、内輪うけのいい罵り言葉で返すのはまさに
トランプ他のポピュリズム的右派政治家が採って、内輪に喝采を得た言論ですが、なぜ。
まさか、それをピエロ的に演じてみることで「すば洞」?
いやはや、スラドは奥深いわ
tomorou氏のコメントに反論するなら、 (#3151666 [srad.jp])については
共産主義(マルクス主義)でいう「国際主義」は「国際的な労働者の連帯」であって、
それを「グローバル主義」と置き換えるのに違和感を覚えるのは仕方ない。
ただ、(#3151667 [srad.jp])氏が言っているのは、グローバル主義の一部である「グローバル資本主義」なのではないだろうか。
これは、国際資本企業が低関税などの条件(あるいは、「そこに国境があること」すら有利な条件に据えてしまうこと)によって、
「国家の枠を超えて」企業の利益を最大化していることで共産主義とは相いれず、
かつ、勝者である「国際資本企業」の大部分が様々な外交条件によってアメリカ企業が大部分だ。
「共産主義」と似ているといわれても、「?」だろう。
(#3151676 [srad.jp])に関しては、
「帝国主義」は「国家の枠」を可能な限り軍事力によって拡大することで、国家資本企業が経済的な利益を得ることだから、
「国際資本企業が「国家の枠を超えて」利益を最大化するグローバル資本主義」とも「労働者が連帯する共産主義」とも異なる。
なので、この3つを並べて「似ている」と言われると、「は?」と思うのも仕方がない。
ただ、共産主義の理想からゆがんだスターリン以降のソ連や中共は「社会帝国主義」と言われるような
「自国の利益優先な態度」を示すので、「帝国主義と共産主義が似ている」という表現も
(短絡的で説明不足だが)わからないでもない。
Re:なんか足らないような (スコア:2)
共産主義に関しては各国で革命を起こして共産主義政権を目指すってのが抜けて居ませんかね。世界を共産主義で統一することを目指していた。もうそんなことはどこの国の共産党も思っちゃいないと思うが。
グローバル主義に関しちゃそれをグローバル企業のことというだけでなく昨今の移民制限やEU脱退、保護貿易を「誤った事」と断じるような世界統一思想だとマスコミの報道を見る限り思わざるを得ない。
帝国主義に関しちゃ単なる拡張主義という意味で前二者と似ていると思った。グローバル企業はそれ自体が国家とは違うレイヤーの帝国になっていて米国すら支配の対象。
また浸食する側の視点と浸食される側の視点があると思います。要は各主義に浸食される側から見りゃ全部反国家主義じゃんという事です。そしてマスコミも一貫して反国家主義に与しており、国家主義的な事を言うと民衆の意思がどうあれ「問題発言」「暴言」と断じるその姿勢は民主的なのかねえと疑念に思うわけです。
Re: (スコア:0)
まあマルクスはバンコクの労働者たちよ団結せよとか言ってるんでグローバル化と共産主義はある意味似ていると言えなくもない。資本主義の国が残れば企業はそこに逃げるだけですし。
正直マルクスを共産主義の正典扱いするのもどうかとは思うが。
まあ帝国主義と資本主義と共産主義は何れも拡大を志向する傾向があるので似ていると言ってもよいかと。
でもまあ似ていると主張するなら何と何のどういう点が何故似ていると思うのかくらいは書いたほうがいいかな。
右翼と左翼はどちらも醜く罵り合うのが好きなので似ていると思うね。
Re: (スコア:0)
こういうヤツが全共闘とかあさま山荘事件とか起こすんだろうな
Re: (スコア:0)
死ねといって相手が本当に死んだ場合捜査対象になるので死ねというのもやめたほうがいいですよ
赤報隊事件もと言い出すと内ゲバは左側も多くやっているわけで
殺す○○よりって話を持ち出す時点でもうだめだと思いますが
Re: (スコア:0)
戦前から、安保闘争、内ゲバを経て、成田闘争まで、何人殺せば気が済むの?
そう言えば沖縄では救急車も消防車も通れないそうだな。
Re:なんか足らないような (スコア:1)
このように右翼と左翼は醜く争い合うものなのです。故に戦争も争いもなくならない。
Re: (スコア:0)
マスコミのモラルについてはノーコメントですか?
足りないのはお前の知性だろ (スコア:0)
ばかは自分がばかだってわからないからな。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
結局、「国民の賢さ」というのも足りなかったということでは。
# 選択が賢くなかったという前提であればね
Re: (スコア:0)
少なくともポピュリズム台頭はマスコミの責任は大きいでしょう。
大衆迎合、わかりやすさ第一、感情に訴える手法などなど。
それとマスコミ自体は特に主義主張は持ってないと思いますよ。
グローバル主義寄りに見えるのは、単にスポンサー企業がグローバル経済主義だからそれに合わせた論調になってるだけかと思われ。
Re:なんか足らないような (スコア:2, すばらしい洞察)
偏向報道を理由に政府が放送免許を取り上げてたらそれこそ偏向報道だらけになっちゃうでしょ。
Re:なんか足らないような (スコア:1)
>偏向報道を理由に政府が放送免許を取り上げてたらそれこそ偏向報道だらけになっちゃうでしょ。
政府というのは選挙を経ているので国民の代表と言えます。
一方放送局は私企業でありトップも国民の審判を経ていません。
政府が裁かねば国民の意思は放送に反映されません。
もし偏向報道だらけになる様な好ましくない放送免許取り上げを連発するならば国民は選挙で政治家を落選させることができます。
Re:なんか足らないような (スコア:1)
えっと、マジレスすると、選挙で勝った多数派に寄り添う偏向報道を政府が推進したとすると、多数派がますます強くなって少数派が圧殺されるわけで、その場合に選挙による是正は期待できませんよね?
Re:なんか足らないような (スコア:1)
だとしたら、報道各社は自身の公共性の廃棄と偏向性を明らかにしたうえで報道すればいいんです。
聖教新聞や赤旗とか日経みたいなメディアなら、そもそも資本元で色眼鏡ついているってわかったうえで記事やニュースを見れるでしょう。
放送免許制の前提として「偏向してませーん。中立death」って顔で偏向しているんだから始末が悪い。
そして、免許制を理由に行政手続きで取り上げようとすると「言論弾圧だ」と言い張る。
偏向していない、中立な言論なら、放送局の一局の免許取り上げられて「弾圧された言論」がそもそも存在しないのでは。
そもそも、行政に許認可権がある免許制が間違っているともいえる
Re:なんか足らないような (スコア:1)
マスコミは別に共産主義の立場に立ってないよね? そんな事も分からないの? 分かってもない事をしたり顔でひけらかすと恥をかくだけだよ。掲示板に書き込む前に、その新聞でも読んで勉強したら?
共産主義の立場のマスメディアとして「環球時報」「新華社」をご存知ありませんか?
環球時報 [wikipedia.org]
新華社 [wikipedia.org]
国内だとこれが有名だけど、最近は知らない方もいるかな。
赤旗 [wikipedia.org]
他の国々でも新聞毎に偏ってますから、ちょいと調べてみると面白いかも。
>> 蛇足、マスコミとマスメディアは別物
民主主義は悪くない、悪いのは愚かな市民だ (スコア:0)
もちろん評価する自分たちは賢い市民だからな。
Re: (スコア:0)
エコノミスト・インテリジェンス・ユニットの国ランキングほど信用性のない指標はないわ
Re: (スコア:0)
「自分たちに都合の悪い選択をするものはすべて愚か」
という主張でしかないものをバーンと発表しちゃう組織ですし
Re: (スコア:0)
分析・予測はさておき、元データは結構使えるぞ>EIU
日本はインチキ選挙、公約破り自民党 (スコア:0)
とても民主主義とはいえないな。
憲法より上位にある安保と日米地位協定があるし
封建主義でもない、植民地支配下
Re: (スコア:0)
元記事の調査では、少なくとも選挙はインチキではないのでは?
Re: (スコア:0)
90%の根拠よろ
EUの国々のランキングは? (スコア:0)
ランキングの信憑性は、EU各国の結果がどうなってるか次第だなぁ。
Re: (スコア:0)
もちろんランキング上位は西欧ばっかりだよ。わかってるくせにー。
Re:ちなみに日本は (スコア:1)
日本の場合は、テレビや新聞で窮状を訴える人が現れた場合に、その人に触発されて、行政とか政治に対してどうにかしろと迫るような人たちよりも、
出てきた人達のあらを探してあることないこと面白おかしくかきたてて、出てきた人を袋叩きにする側に入ってしまう人のほうが、圧倒的に多いですから。
要は、自分が不満を抱えていても、政治を変えていこうとかそういう事を全くやらずに、同じように窮状を抱えていて我慢できなかった人を、袋叩きにしてストレス発散する人がマジョリティを占めちゃってる。
これ、日本の教育制度とか教育内容の問題が相当あるんじゃないかと思うんですよ。
日本の教育は、私が子供の頃も今も、如何にして個人のプライドを踏み潰して、主体性や主権者意識を持たせないようにするかに集中してますから。一部のエリート校以外は。
だから、日本人が「無関心」なのは、不満がないからじゃなくて、不満をどうすればいいのかを徹底的に学ばされなくされてる上で、ガス抜き的な足の引っ張り合いが煽られてるからだと思いますよ。