書籍「高須帝国の逆襲」、「不適切な表現」を巡って発売後5日で絶版に 103
ストーリー by hylom
なにがあった 部門より
なにがあった 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
25日に出版された「高須帝国の逆襲」という書籍の著者と発行元の小学館との間で、「不適切な表現」を巡ってトラブルが起きている模様(スポーツ報知)。
この書籍は美容整形を手がける「高須クリニック」院長の高須克弥氏と漫画家の西原理恵子氏の共著だが、出版後に発行元の小学館の「偉い人」が高須氏に「不適切な表現があるので回収する」と通告、書き直しを要求したという。これに対し高須氏は書き直しを拒否、絶版にすることにしたという(高須氏のブログでの告知)。
そもそも出版されたということは編集部でのチェック時には問題がないと判断されたわけだが、これに対し出版すぐにこうした「回収」が行われるのは珍しいのではないだろうか。
「不適切な表現」がどのようなものなのかは明らかにされていないが、高須氏の曾祖父のエピソードに出てきた「士・農・工・商・穢多(えた)・非人」という言葉や、穢多の子供に「差別してはいかん、といって餅を投げた」という文章が問題だったのではないかと指摘されている(Togetterまとめ)。
よく出てくる言い訳 (スコア:3)
「友人にXXXXがいるから私は差別主義者ではない」
って言い訳は使い古されているという認識がない人ということは理解できた。
Re: (スコア:0, すばらしい洞察)
ごめんなにいいたいかわかんない
Re: (スコア:0)
リンク先を読む限りだと、「自分は差別主義者ではない」という趣旨の発言は
なさそうに見えるけど、書籍中にそういった発言がある、ということ?
まとめは肯定的意見に偏り過ぎている気がするけど、それでも差別的表現が
書籍中にない、と言っている意見はなさそうに思うけれど。
Re:よく出てくる言い訳 (スコア:3, 興味深い)
彼本人がレイシストであることは周知ですよね。
そのなかで、いかにも「被差別民にも施しをした祖父」の話をわざわざ、使う必要の無い単語を使う必要ない場面(歴史的単語という意味を持たない場面やそれ以外に表現できない場面)で使い表現するというは「ユダヤ人の友人もいるナチス」や「黒人の友人もいるクラン」などを想像させませんか?
実際、当時は江戸時代の被差別民が「新平民」呼ばれていたわけで、歴史的単語と言うのであれば、その言葉でもよかった。あと非人は人別外と言う意味なので、あの流れではまったく無意味です。
己れの差別心の言い逃れとしての典型なんですよ。
#私も、例えば、隠れキリシタンや日蓮宗不受不施派の話をするときに「非人」という単語は使いますよ。歴史的意味を持ちますから。
Re:よく出てくる言い訳 (スコア:2)
>彼本人がレイシストであることは周知ですよね。
ごめんなさい、周知の事実なのでしょうか? 私は知りませんでした、、
>使う必要の無い単語を使う必要ない場面で使い表現する
それは、書き手の表現手法と読み手感じ方によって色々だと思います
私は、祖父の(というか当時の人の)認識を表現しリアリティーを与えるという意図なら、必要な(許される)表現だと思いますよ
出版社側は、こういう面倒ごとに巻き込まれたく無いのだろうな〜 と想像
Re:よく出てくる言い訳 (スコア:4, 興味深い)
本人に表現力が無いため、祖父に差別の気持ちがあったような単語を使ってしまったと。
当時の人でも、その手のの差別を嫌う人は使わないと思う。
実際、世代は違うが私の母は幼少の頃満州にいたが当時の話をするときでも「クーリー」という単語を避ける。(家で働いていた中国人とか言う。)使うときには、当時でも、中国人を見下していた人物が使う単語の説明としてしか使わない。
Re:よく出てくる言い訳 (スコア:1)
キリシタンはテロリストなので迫害されて当然では?
それを差別とは言わないと思います。
オーム真理教の支持者ですか?
Re:よく出てくる言い訳 (スコア:2)
キリシタンが禁止されたのは、キリスト教宣教師が鉄砲などの舶来品と引き換えに日本人を奴隷として連れ去って海外に売り飛ばしていたこと、キリシタン大名が既存の神社仏閣を焼き払うなどの日本の既存宗教の破壊が目立つこと、そして海外では植民地化の尖兵としてキリスト教が機能していることが判ってきたことがありますね。
秀吉、家康など当時の為政者達が真に国際的な視点を持っていたということですね。
もし今の日本人の感覚で受け入れていたら、日本は欧米の植民地となって後の発展もなかったでしょうね。
Re:よく出てくる言い訳 (スコア:1)
>オーム真理教
なんか電気関係の宗教みたいだな。
Re:よく出てくる言い訳 (スコア:1)
オーム社の本しか買わない人かな?
Re:よく出てくる言い訳 (スコア:1)
言わんとしてることがわからんので具体例を挙げてみてください。10個くらいでいいです。
Re:よく出てくる言い訳 (スコア:1)
まとめサイトなら大量に出てきたけど、恣意的にコメントまとめたのとか出てきても判断材料にならない。
Re:よく出てくる言い訳 (スコア:1)
「高須 レイシスト」でググるだけ [google.co.jp]で出るわ出るわ。
しばき隊という暴力集団に目をつけられてる人物だというのは解った。
Re:よく出てくる言い訳 (スコア:1)
つまり今回の問題のことはさておき作者の思想背景と本の内容にイチャモンつけた、って話ですか。
そういうことは先に断っておいて貰わないとみんな混乱しますよ。
Re:よく出てくる言い訳 (スコア:2)
良く知られた言い訳ですよ。と、私は認識してましたが、そうではない?
以前もネットで、店にいた同性愛者らしきカップルをかなりひどい言葉でけなした投稿をして炎上した人物が「俺もホモの知り合いくらいいる」とか言い出して、より炎上した事もあったし。
Re: (スコア:0)
#3022444が問題としているのは「今回の問題と関係あるかどうか」なのに、よく知られた言い訳かどうかを問われても困る。
「出版社が発売直後に回収を決め書き直しを依頼し作者がそれを断って絶版を決めた」
というストーリーにおいて、その言い訳がよく知られたものかどうかがどう関係すると?
レイシストが「自分はレイシストじゃないと言い張るためにそういう言葉を書いた」という意図があったとしても、そうじゃなかったとしても、この問題にどう関係があると?
Re:よく出てくる言い訳 (スコア:2)
絶版に対しては意見を持ちませんが、適切は用語使用であったかというのであれば「不適切」としか言いようがないです。
Re: (スコア:0)
貴方が、論拠を碌に示さずに決めつけを行いそれに同意を要求する人だということはよく分かります。
話題の著者さんがどういう人物かということよりも。
Re: (スコア:0)
へー、あなたってレイシストだったんですね。
Re: (スコア:0)
おそらくその理解は間違っている。
Re:よく出てくる言い訳 (スコア:2)
注意点 (スコア:1, 参考になる)
知らないうちに情報が更新されているかもしれないが、初期の情報を元に注意点を。
・「不適切な表現」「書き直しを拒否」ということが分かっているだけで、具体的に何が問題かは不明。
「士・農・工・商・穢多(えた)・非人」「差別してはいかん、といって餅を投げた」が問題だ、というのは読者の予想でしかない。
つまり、本件が言葉狩り案件なのかもはっきりしていない。
・上記の言葉それ自体ではなく、「当時は士・農・工・商・穢多(えた)・非人という身分制度があり」の「身分制度」の部分が問題視されたのでは、という説もある
・「表現の自由」云々という主張が多いが、そもそも出版社は作者の文章を一時違わず世に出す責務はない。小学館が小学館の基準を元に発表するしないを勝手に決めて良い。
出版社はイチ出版物について偏った思想を反映させても良いし、特定の思想の発表の場を奪っても問題ない。
(書かせておいて金を払わない、といった話を論じるのであれば別だが、それは「表現の自由」の話ではない)
・今言える小学館側の問題は「一度OKを出したものを発売直後に回収するのはカッコワルイ」程度のことで、それに至る原因や対処法の選択肢、交渉の内容が分からないことには、作者側にも出版社側にもなんとも言えない(のに勝手に「悪の●●像」を作り上げて批難する藁人形師が多い)
「本文はそのままに編集からの一文を付け加えれば解決したのではないか」との説もあるが、それこそ「そういう交渉が行われたかどうか」が不明な以上、なんとも言えない。
Re:注意点 (スコア:2, 参考になる)
著作者人格権があるから一字とて変える権利はないでしょう。それがいやならばこのように絶版回収するしかありません。
Re:注意点 (スコア:1)
出版側には「変えることを提案する権利」があって、作者には「それを拒否する権利」があり、さらには「提案して拒否された文章を出版する責務」は出版側にはないってことですね
たまにある案件です (スコア:2)
割を食うのは楽しみにしていた読者ですが,
出版社が天秤にかけた結果なので,仕方ないとしか。
Re:たまにある案件です (スコア:1)
フェアユースさんがアップし始めました!
Re:たまにある案件です (スコア:2)
なんかやりかねないよね。
本件はよくあることなので,外野がいちいち目くじらを立てる程のものでもないような。
著者は表現の自由を守り,絶版を選んだ,それだけの話です。
Re:注意点 (スコア:1)
・士農工商という身分制度は存在せず、誤った認識だったから [wikipedia.org]
#学生の頃に必死に覚えた歴史がまた変わっていた、、、、
Re: (スコア:0)
しかし現代においては士農商工制度が発生しているわけで...
Re:注意点 (スコア:1)
Re:注意点 (スコア:1)
Re: (スコア:0)
絶版は作者が決定したことだし、出版社は素直に作者の意向に従っているし、
作者が出版社をDisっているわけでもないし、誰も悪くはないね。
編集部は先に言えよってのは確かにあるけど、じゃあ先に言っていたら
表現を書き換えていたのか?というと、作者は表現を変えること拒否して
いるんだから、結果は同じだったはず。
(お偉いさんが説明に来たということは、編集部より上の人間がケチを
付けたのだと思うし)
Re:注意点 (スコア:2)
童話さん関係は「問題になることもあるし,ならないこともある」なので,
ある程度バクチ打ちなのは編集者なら当然知っていることだと思いますし。
今回はバッチシ当たってしまった,というだけで。
Re: (スコア:0)
> 結果は同じだったはず。
いやーわかんないよ。
もう想定にすぎないけど、ゴーを出しちゃってから翻したのが気に入らないということかも知れないし。
編集部でのチェック時には問題がないと判断された (スコア:1)
hylame「え、何?聞こえない
効果的 (スコア:0)
出版社自身の言葉狩りを問題提起するのにヘタに協議を重ねるよりも絶版というのは効果的だと思う。
院長も漫画家も (スコア:0)
屑の見本みたいな人で、そんな人の本を出すのが間違っているのになぁ。
Re:院長も漫画家も (スコア:1)
屑が本を出版してはいかんとは、とんだ言論弾圧ですな。
出版した上で責任を著者が取るのが筋ってもんでしょうに。
Re: (スコア:0)
我々はクズに与しないという出版社の意見も尊重されてしかるべきなので、まあお金なら腐るほどある方ですし自費出版でもすればいいんじゃないですかね
Re: (スコア:0)
おお怖っ
あなたこそ間違っていますよ
政治家にもそんな思考回路の人がいて残念
Re: (スコア:0)
毛沢東語録すら出版されてるのですから、絶版にする必要なし。
Re: (スコア:0)
我が闘争も、と書こうと思ったら、こちらは著作権が切れてたんですね。
Re:院長も漫画家も (スコア:1)
毛沢東語録にしろ我が闘争にしろ彼らの脳内でアレコレがどういう風に正当化されていたのかという、
反面教師的な「どうしてこうなった資料」としての価値は高いですからね。
ていうか絶版を勘違いしている人がいるようですが、政治的な発禁とかではなく、小学館がうちの名前で売る気ないから出版権を放棄するってことですよ。
絶版になれば他社から出すこともできますし自費出版することもできますし、需要があるなら他社から復刊すればいいでしょう。
高須氏のポエムにどの程度の需要があるのかは存じませんが……
ちょっと気になったことがあるので。誰か教えてくれ。 (スコア:0)
出版社広報のコメントは「修正版を出したいが著者の意見を尊重」という。
高須の旦那は「回収や書き直しを求められた」という。
回収するのに著者の許諾って必要なんですかね?
いや、細かい話は契約次第でしょうし。
たぶん「書き直ししていただいて(要求)、今出てる分も回収したい(意向)」という話だと思うんですが。
Re:ちょっと気になったことがあるので。誰か教えてくれ。 (スコア:1)
電子書籍は印刷していますか?
アレも印税と称されているはずですが。
Re:ちょっと気になったことがあるので。誰か教えてくれ。 (スコア:2)
返品上等で印刷するところは実売ベース,という感じですかねえ。
初刷の全数を印税にカウントしない場合は,原稿料を多めに出すケースが多いと思います。
その後の増刷は,どこでも実売ベースじゃないかなあ。
この人なら自力で (スコア:0)
この人の財力なら、出版社通さず自力で出せそうですけどね…。
(取次が扱うかは別問題ですが)
Re:この人なら自力で (スコア:2)
つ KDP
Re: (スコア:0)
大きな財力がなくても、同人誌は出せるし、最近であれば電子書籍というものもある。
取次も関係ない。
Re:日本人は少しは文化的になったんだから (スコア:1)
> 「ウンコ」と言うと大人が嫌な顔をするから大喜びで「ウンコ!ウンコ!」と叫んでる子供みたいなもんだよ
ご参考 [amazon.co.jp]