ロンドン市警察、差し押さえたドメインが失効してもそのまま放置 17
ストーリー by headless
放置 部門より
放置 部門より
米司法省が使用するネームサーバーのドメインが失効し、差し押さえたはずのドメインが悪用される事態になっていたことが以前話題となったが、英国では警察が差し押さえたドメイン自体が次々に失効しているそうだ(TorrentFreakの記事)。
ロンドン市警察のPolice Intellectural Property Crime Unit(PIPCU)では、数年にわたってインターネット上の海賊行為の取り締まりを行っており、数十件のドメインを差し押さえているという。差し押さえたドメインが海賊行為に再度使用されないようにし、ユーザーを教育するためにPIPCUはドメインを維持して警告バナーを表示している。これらのサイトには、6月までの1年間で計1,100万件以上のアクセスがあったという。しかし、PIPCUが差し押さえたドメインの中には登録が失効したものが出ており、警告バナーのかわりに広告やドメイン購入可能とする告知などが表示されているとのこと。ただし、米司法省が差し押さえたドメインとは異なり、現在のところ悪用はされていないようだ。
この件についてPIPCUからの発表は特にないが、再び海賊行為に使われることがない限り、PIPCUが改めて警告バナーを表示することはないとみられている。
ロンドン市警察のPolice Intellectural Property Crime Unit(PIPCU)では、数年にわたってインターネット上の海賊行為の取り締まりを行っており、数十件のドメインを差し押さえているという。差し押さえたドメインが海賊行為に再度使用されないようにし、ユーザーを教育するためにPIPCUはドメインを維持して警告バナーを表示している。これらのサイトには、6月までの1年間で計1,100万件以上のアクセスがあったという。しかし、PIPCUが差し押さえたドメインの中には登録が失効したものが出ており、警告バナーのかわりに広告やドメイン購入可能とする告知などが表示されているとのこと。ただし、米司法省が差し押さえたドメインとは異なり、現在のところ悪用はされていないようだ。
この件についてPIPCUからの発表は特にないが、再び海賊行為に使われることがない限り、PIPCUが改めて警告バナーを表示することはないとみられている。
これはいいんじゃない (スコア:5, すばらしい洞察)
米司法省の件は、官公署のドメインが失効してしまったところに問題の根幹があったのに対して、今回の件は、差し押さえたドメインだけの話。
債権回収として差し押さえた価値あるドメインの話ならともかく、犯罪サイトのドメインというだけでしょ。
犯罪サイトを閉鎖させることが目的であって、警告を表示するのは、副次的なものだろう。
ドメイン維持費と警告効果について、費用対効果が高いならば維持し続けるという判断もありえるだろうけども、そうしなければ何かの問題が生じるというものではないはず。
何者かに再利用された場合については、行政が責任を持つ話ではない。
どこにでもある、放棄ドメインが再利用されている事例と比べて、行政が責任を負うべき違いを見出せない。
公的サイトからリンクを貼って、利用を促しているわけではないだろうし。
Re: (スコア:0)
差し押さえの為だけに、何年も費用負担するのは・・・やっぱりどうかって思う。
ただ検索サイトから誘導される場合は、そっちの対応が全部終わってから(リンク削除も含む)
安全期間(キャッシュの削除など)十分過ぎるまでは費用負担しても良いかなと思いもある。
あまりにも数が多くて、多額の費用が発生する場合は別だが、数年間ならたいした費用にならないと思うから(チェックする人件費を無視すればw)
Re: (スコア:0)
押収したドメインなぞ未来永劫使用禁止だろ。ドメイン業者が再販売しようとしたら幇助で逮捕すればいいだけ。
ドメインの管理 (スコア:0)
無知ですみません
ドメインとそれに紐付けられるIPアドレスは
そもそもどこが管理してるんですか?
CIDR割り当上で登録者とIPのDBとかどかにあるものなんでしょうか?
Re: (スコア:0)
DNSという分散データベースで管理されています。分散なのでどこか一箇所ですべての紐付けが管理されているわけではありません。
Re: (スコア:0)
それは実装であって、本当の台帳ではないと思いますけど…
Re: (スコア:0)
ですから昔はhostsという台帳が一箇所にあってそれをみんなでダウンロードして使っていましたが、すぐに破綻して分散管理になったので統一的な台帳は存在しません。
Re: (スコア:0)
DNSという分散データベースで管理されています。分散なのでどこか一箇所ですべての紐付けが管理されているわけではありません。
ですから昔はhostsという台帳が一箇所にあってそれをみんなでダウンロードして使っていましたが、すぐに破綻して分散管理になったので統一的な台帳は存在しません。
30年くらい前の情報で止まってるよね。
どこかの教科書にそうやって書いてあるのでしょうか?
Re: (スコア:0)
DNSで問題なく運用できたから、80年代に開発されてから今日までずっと使われてる。
いまの教科書にもそう載ってる。
wikipediaでも読んどけ
https://ja.wikipedia.org/wiki/Domain_Name_System [wikipedia.org]
Re: (スコア:0)
インターネット上のドメインはICANNが管理してます。
Re: (スコア:0)
ICANNがたとえばsrad.jpは202.221.179.13に対応していることを管理していて、対応を変えるにはICANNへ申請か何かが必要なのでしょうか。
Re:ドメインの管理 (スコア:1)
> ICANNがたとえばsrad.jpは202.221.179.13に対応していることを管理していて、
ドメインは階層的に移譲して分散管理してます。ICANNが直接全てを管理しているわけではありません。
ICANが管理しているのは、「どういうトップレベルドメインが使えるか」というレベルで、
「.jp はJPRS(日本レジストリサービス)に移譲します」となってる
JPRS の台帳には「srad.jp の持ち主はOSDN 株式会社」と登録されているんだが、
そこでは直接IPアドレスまでは管理せず「srad.jp のIPアドレス情報を保持しているサーバは、ns0.srad.jp~ns2.srad.jpの三台である」というメタ情報を登録管理してる。
で、OSDNが運用しているDNSサーバ(ns0.srad.jp~ns2.srad.jp)が、「srad.jpは202.221.179.13に対応している」という具体的情報を保持している、という流れ。
> 対応を変えるにはICANNへ申請か何かが必要なのでしょうか。
srad.jp に対応するIPアドレスを変えるだけなら、OSDNが自前で運用しているDNSサーバの設定を変えるだけで、申請なんかは不要。
srad.jp を管理しているDNSサーバ(ns0.srad.jp~ns2.srad.jp)を変える場合には、JPRSが保持している情報の変更が必要。
ただし、JPRSは直接応対していないので、「レジストラ」と呼ばれる、ドメイン管理の仲介会社を通す必要がある。
以上が、srad.jp というドメインの管理についての話。
202.221.179.13 というIPアドレスの管理については、また別の話。
詳しくは書きませんが、こっちも階層的で、最上位のIANAから、アジア地区のAPNIC、日本のJPNICを通して、OSDNに割り当てられてる。
#これ書いて気がついた。202.221.179.13 の逆引き(PTRレコード)はslashdot.jp のままだ…
Re: (スコア:0)
ICANNがプロバイダや会社に割り振って、それを各プロバイダや会社が管理しています。
IPv4については2011年にICANNの持っていたIPは割り振り終わっています。
Re: (スコア:0)
ICANNが管理してるのはシステム
実際の台帳は管理していない
分散管理が正しい
たとえば固定IPのサーバーを1台借りるとした場合
たいていは管理会社がネームサーバーを持ってて、そこにWEBから登録する
登録したら数時間から数日をかけて、インターネットを伝播していく
変更も同じようにする
Re: (スコア:0)
Whoisとは [jprs.jp]、参照。
Re: (スコア:0)
リンク先によるとwhoisで提供される情報にIPアドレスは含まれていないような。
Re: (スコア:0)
管理事務としてはICANNとその配下のレジストリ
技術的実装としてはDNS
というところだろう
勝手に前提をつけて片方の話しかしないのはどうかと