「忘れられる権利」は必要か 48
ストーリー by hylom
忘れることはできるのか 部門より
忘れることはできるのか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
産経新聞にて、「忘れられる権利」の是非が取り上げられている。現在、ネットの掲示板などに書き込まれた個人に関する情報は、なかなか完全に消すことはできない。とくに何らかの事件に関するものや、偏執的なアンチ、ストーカーなどによって書き込まれた情報は広く拡散される傾向があり、事実に反するものでもなかなかそれを消し去ることはできない。「忘れられる権利」とは、このような情報をネットから削除する権利として主張されており、具体的にはより容易に情報の削除依頼などを行えるようにすべきだ、という議論がされている。
いっぽう、「忘れられる権利」は表現の自由と衝突する可能性があるため、どこまでを認めるかが難しいところだ。「公共の福祉」との兼ね合いもある。そもそも、書き込み主が繰り返しさまざまなサイトに情報を書き込むといったことを行った場合、その都度それを見つけ出すといった作業も必要であり、完全に消し去るということは困難なような気もする。
「忘れられる権利」は確かに尊重すべきだが、どう実現すべきかについてはまだまだ議論が必要で障害も多い。落としどころはどこにあるのだろうか。
権利なのか? (スコア:2)
ネットという仕組みとしては消すのは難しいが
権利としてしまうと違う気がするんだけどな~
Re: (スコア:0)
権利ではないとするなら、どういう面で議論して解決しているべきだろうか。
Re:権利なのか? (スコア:1)
ここにもある [wikipedia.org]とおり、今後の議論の対象ですね(´・ω・`)
忘れられる権利(the rights to be forgotten)とは、インターネットにおける個人情報の保護のあり方として登場した新しい権利である。この権利が語られる際は,「知る権利」や「報道の自由」といった既存の権利との両立が議論となる。
リンク先にあるような判例から、権利化しといた方があとあといんじゃね?という流れじゃないでしょうか。。。
Re: (スコア:0)
権利なんてそれ自体には何の意味もありません。
力でもってそれを保証してくれる誰かがいない限りは。
インターネットに一旦晒されたものを消す力を持った
人、国、その他の組織は現時点ではどこにもありません。
大事なことは、権利なんて言葉遊びに拘ってないで
実名がばれるような方法でヤバいことを書かないように
心掛けることだけだと思います。
Re: (スコア:0)
忘れられる権利を主張するなら、覚えさせた責任を取れということですね。
Re:権利なのか? (スコア:1)
匿名の臆病者によるデマだったら、誰が責任を取るんでしょうか?
Re: (スコア:0)
匿名だったら臆病者ってわけでもないでしょ。強迫性障害?
Re: (スコア:0)
あなたのことですよAnonymous Cowardさん。
はっ!私も!
というわけでAC
Re: (スコア:0)
いや、スラドで匿名のカキコはAnonymous Cowardってのは知ってますよ。
一般的なネットでの話題で臆病者とか言ってるからどうしちゃったのこの人?と思った次第。
Re: (スコア:0)
いや、スラドで匿名のカキコはAnonymous Cowardってのは知ってますよ。
一般的なネットでの話題で臆病者とか言ってるからどうしちゃったのこの人?と思った次第。
スラドだから匿名の臆病者って書いてあるのに、何ヌカしちゃってンのこの人、と思われた事の次第を理解しなよ。無粋の上塗り。
Re: (スコア:0)
話の流れから言ってスラドの事をポイントしてるとは思えないですが。
それとも、いかなる話であれ匿名は臆病者である、というスラドの慣習でもあるんですか?
Re: (スコア:0)
無粋の上塗りの上塗り。
Re: (スコア:0)
こんなところにも権利と責任の対応関係の間違いが!
Re: (スコア:0)
覚えさせた責任って、
一度エロサイトを覗いただけなのに、いつまでも続く迷惑メール。
そろそろ自分のことを忘れて欲しい。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
RMSの主張は時代を先取りしているなあ。
1977年、MIT CS研はパスワード制を導入し、これまで自由であった匿名アクセスを禁止する。
これに対しストールマンはパスワードを解読する方法を見つけた上で、パスワードを空白文字に変更するよう促す(実質的に旧来通りの匿名アクセスを可能にできる)メッセージを付け、パスワードの入ったメッセージを各人に送りつけるという反対運動を行う。
パスワード制を覆すまでには至らなかったものの、これにより全体の20%がストールマンに賛同し、パスワードを変更する。
忘れさせる権力 (スコア:1)
タイトルの言葉だけ思いついたが、気の利いたコメントは思いつかなかった。
Re: (スコア:0)
権利ってのは「~してもよい」っていう社会的な容認であって、「~すべき、~してもらえる」の保証じゃないだろ。
後者は権力、利権だよね。
斜に構えたネット民 (スコア:0)
その都度それを見つけ出すといった作業
書き込みが繰り返されるのは仕方がないが、自発的に興醒めさせる係の人はいるな
「へぇー そのカキコ2年くらい前に流行ってたよね 2年くらい前に見たわ」
私は (スコア:1)
権利を行使した記憶はないのに常に忘れ去られています。
Re: (スコア:0)
忘れる以前に、覚えられてすらいないに一票
Re: (スコア:0)
待ち人来たらず。忘れられてましたw
人間の記憶から情報は消せますか? (スコア:1)
人の記憶に対して忘れることを強要してもそれは無理。
たとえウェブからその情報をまるっと消すことが出来たとしても、ローカルにキャッシュして残しているものまでは消せないし、なにより見た人の記憶は操作出来ない。
人の記憶に対してどうこう出来ない以上、やるなら「見なかったことにする」だけですな。
Webの場合は検索エンジンなどで表示させないように細工するなどして情報のつながりを消すというところまでが限界でしょう。
そういうのは忘れられる権利ではなくて、見えなくする権利でしかない。早い話がプライバシーとかと一緒ですな。
物理的に出来もしないことを形だけ権利化しても、誰も行使なんて出来ませんよ。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:人間の記憶から情報は消せますか? (スコア:1)
「忘れられる権利」と言われると何を指すのか、微妙に気色悪いですが。 嘘っぱちを書かれて迷惑な場合なんかの救済なら、ただの名誉毀損の延長で、わざわざ特定の名前を付ける程のことでもないですし。
書かれていることが本当でも、本人が忘れて欲しかったらそれを手伝ってあげるべきだ、特にインターネットはしつこい汚れがこびりつきやすいからちょっとでもましにしよう、みたいなのにも対象を広げるんでしょうかね? 犯罪行為はともかく、ホームページ全盛期に若気の至りでやっちゃった馬鹿馬鹿しいネタページの内容をいつまでも引きずられるのは嫌だ、みたいな。
Re: (スコア:0)
流れとは違うけど人間の記憶の場合は (スコア:0)
なんと上書きにより消去が出来るんですね。
何人かが集まって作業をしている時に1人がミスをしました。
冗談でミスをした人間でない人間に対し「~、だめじゃないかミスしてー」
と誰かがおちゃらけました。
この場では全員が誰がミスした本人なのか知っていました。
数年後、同じメンバーが集まったとき、当事者以外の殆どがミスしてない方を
ミスしたと記憶してしまっていたのでした。
いや、なんか全然関係ないけど思い出したので。
ネット上も、違う情報を元の情報以上にばら撒けば良いのだ。
Re: (スコア:0)
人は死にますので、世代が入れ替わる頃には忘れられるでしょう。
本人も死にますから、「歴史に名を残さない権利」に変質しますが。
「ネット」と限定して書いているが (スコア:1)
どちらかと言えば、「容疑者」の段階で大々的にプライバシーまで報道することや、
まだ逮捕前にも関わらず盗撮しそれを逮捕後に報道するなどの行為をどうにかして欲しいものだ。
異なる問題の意図的な混同 (スコア:0)
個人情報保護の観点から議論されるべきものと、
自らの言動に対する責任から逃れたいという議論が、
「忘れられる権利」として論じられてるところが、
実にうさんくさい。うこんくさいと見間違えてもOK.
Re: (スコア:0)
きみは人の過ちを絶対に許さないタイプだな
そのくせ普段は「失敗から立ち直れる社会が必要だ」とも言ってるタイプ
タイトルだけ見て (スコア:0)
自分の死後に、そんな人いたっけ?と綺麗サッパリ忘れてもらえる権利だと思ってしまった。
#生きてきた痕跡ごと消えてしまいたいと切に願っているのでAC
忘れさせたければ (スコア:0)
茗荷を食わせろ
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
んー、なんだったっけ?
Re: (スコア:0)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%AC [wikipedia.org]
なぜ、上記のような俗信が生まれたかというと、釈迦の故事に由来する。釈迦の弟子である周利槃特(梵語:チューラパンタカの音写で、しゅりはんどく、スリバンドクなど)は記憶力に乏しい人物で、自分の名前すら忘れてしまう。そこで名荷(みょうが:名札の事)を首にかけさせたが、名荷をかけたことさえも忘れてしまった。そこで名荷と茗荷が同音である事から、このような俗信が生まれたとされる。
無責任な書き込みが横行するから実名制にしたが何の意味もなかった、
というような教訓にも思える。
Re: (スコア:0)
ここでは茗荷がその権利を主張するわけですね。
「俺のせいで物忘れがひどくなるなんてのは事実に反する。そんな迷信は忘れてもらう権利がある!」
と。
なんか他人事みたいに言ってるけど (スコア:0)
> 「忘れられる権利」は確かに尊重すべきだが
じゃあ/.にアカウントやコメントなどの削除申請の仕組みが必要なんじゃないかな?
Re: (スコア:0)
それは別の話。(確かに削除/削除要請機能ないなここ)
たとえスラドで書かれたことを削除しても、コピペ引用や魚拓が本人(アカウントだけどね)の言葉として拡散する。
それらを全て削除することが、権利だという話だから。
Re:なんか他人事みたいに言ってるけど (スコア:1)
拡散したものも全部削除する権利を確立するための具体的なアクションとして、削除依頼の仕組みを推進しよう、みたいにかいてあるし。
Re: (スコア:0)
そういう極論だけでなくて、そもそも権利としてどう扱うべきかといった考え方も議論の対象だし、線引きの必要性や程度も議論の対象になっています。
覚えていますか? (スコア:0)
紫の鏡
目と目があった時を (スコア:1)
たいとるおんりー
らじゃったのだ
いらんいらん (スコア:0)
どうせ冤罪被害者やネットストーキング等の救済にはロクに使われず、
カネと権力の有る団体が自らの醜聞を隠す事に便利に使われるだけ。
Re: (スコア:0)
拡散されるには拡散されるだけの理由があるんだよな
Re: (スコア:0)
特にデマはな。
タイムリーに (スコア:0)
よく証言や年齢が変わるComfort Womanの人たちなどには切実でしょうね。
Re: (スコア:0)
およそ60年前の記憶がなんの矛盾もないままというのも不自然と思うけどね。
こんなもの、人権擁護法案と同じ臭いがするぞ! (スコア:0)
するぞ!