オンライン海賊行為を撲滅できると信じているのは著作権者だけ? 102
分散-V.S.-中央集権 部門より
New York Timesが、「Internet Pirates Will Always Win(インターネット上での海賊行為は常に勝つだろう)」という記事を掲載している。これによると、オンラインでの著作権侵害を撲滅する運動は「まるで世界最大のもぐら叩きゲームの様相を呈してきた」とのこと。/.の読者からすれば驚くことでもないだろうが、ようやく主流マスコミも海賊行為の取締がいかに効果がないかに気がつき始めたようだ。もはや、著作権侵害防止法の効果を信じるのは、著作権所有者だけになっている(本家/.、The New York Times記事)。
たとえば今年の始め、海賊行為を行う大手BitTorrentトラッカーサイト「Pirate Bay」が各国で遮断されることとなったが、その報復としてPirate Bayがサイト全体のデータを1ファイルに圧縮し、無料でダウンロードできるようにしてPirate Bayのサーバで提供した。結果として、Pirate Bayという大きなサイトを潰したつもりが、何百という新しいバージョンの海賊サイトを生むはめになってしまった。このように、どんなに法律で海賊行為を取り締ろうとしても、人々は次々と迂回する方法をみつけて結局は欲しいコンテンツを入手してしまう。
その顕著な例が、Pirate Bay上でダウンロード件数が最も多いテレビ番組の「Game of Thrones」だという。この番組はケーブルテレビで視聴されている以上に違法にダウンロードされてしまっている。この番組のように、オンライン上で提供されていないものほど違法ダウンロード件数が多くなる傾向がみられるという。Fight for the FutureのHolmes Wilson氏によれば、「大手メディア企業は、本気で海賊問題を解決しようとしているとは思えない」とのこと。
赤の女王仮説 (スコア:4, すばらしい洞察)
確かにモグラ叩きかもしれないが、叩くのをやめたら、モグラが繁殖しまくって、庭が壊滅するという可能性はないのだろうか。
努力の結果、現状維持になってる可能性もあるわけで。
「減ってないから効果がない」というのは早計じゃないかと。
「完全に撲滅できる」と信じてる人も、
「全く効果がない」と思ってる人も、
少数派じゃないかと思うんだけど。
Re:赤の女王仮説 (スコア:1)
少なくとも、欲しいと思っている人のところに届かない現状はどうにかすべきじゃないのかな。
放送が遅い地域とか。
番組が始まってもなかなか発売されない主題歌CDとか。
同じようなものを他所でやたら安く売ってるとか。
それともこれも、「イヤなら見るな」の派生なんだろうか。提供側の都合に合わせて欲しがれ、という。
Re:赤の女王仮説 (スコア:1)
この辺は言語別リソースとして分けられてたりしなかったのかな。
『かたわ少女』完全版(ただし英語版)が公開される
http://srad.jp/story/12/01/06/0520227/ [srad.jp]
# SlashDot Light [takeash.net] やってます。
Re: (スコア:0)
今のところ、生かさず殺さずがベストって事なんじゃないの?
Re: (スコア:0)
撲滅する行動のために支払うコストってのが意外とバカにならない、というのが本音なんじゃないかとw
だから「完全に撲滅」ではなく、酷い連中だけ叩けるぐらいのレベルでみんな納得しようよ、みたいな。。。
消すと増えます (スコア:1)
日本だけじゃなかったのか
しゃかりきになっているのは著作隣接権者 (スコア:1, 興味深い)
著作者自体は蔑ろにされている。
既得権を守ろうと躍起になっているのはクリエイタに集る○○○○どもばかり。
あと、その甘言に乗せられてホイホイ声をあげる(世間知らずの)クリエイタ。
ヨも末じゃ。
Re:しゃかりきになっているのは著作隣接権者 (スコア:2)
>既得権を守ろうと躍起になっているのはクリエイタに集る○○○○どもばかり。
気に入らないものは既得権ということにして得意顔で非難してみせるのが流行りみたいですけど、
当のクリエーターにアンケートを取って集計したわけじゃないんだから、
クリエーターは著作隣接権者に著作物を守ってほしいとは思っていないに違いない、
という海賊行為を行なっている人にとって都合が良すぎる戯言にすぎないですね。
クリエーターというのは多くの場合、組織を持たないので自分が創ったものを換金する
システムを作ることができません。したがって、糧を得る手段として組織を持つ著作
隣接権者の存在を是認しているクリエーターのほうが多いでしょう。
レーベルやJASRACの存在に疑念を抱いているクリエーターがいたとしても、だからと
いってこれらがなくなってしまえば干上がる人は多い。また出版社が不要だと考える
小説家はそんなにいない等々、ということです。
クリエーターと言えどもカスミを食って生きているわけではないんです。
物販の世界に中間流通や小売店舗というものが存在しているように、著作物のための
集金システムを担う業者ができるのは当たり前というか世の中はそういうもの。
物販の世界ではインターネットの直販が増えてきて、中間流通や小売店舗は要らない
方向かもしれないが、著作物がそうなるか微妙です。
というのは、個々のクリエーターが直販を行うのは可能であったとしても、自力で海賊行為
を探して告発して回るのはほぼ不可能ですから、やはりその業務を誰かに委託せざるを
得ないからです。
個々のクリエーターが直販を行うというのも消費者の利便性を考えれば、たとえば書籍で
あれば電子書籍販売を行う業者というものが必要で、互いの利益を守るために、その業者に
著作隣接権を与えて著作物を管理してもらうという方向になるでしょう。これは音楽、その他の
コンテンツも同様でしょうね。
インターネットがあるから中間の業者、元レスの言い方では既得権益ですか……
がなくなるなんてことはないし、そもそも既得権益とも言えないってことです。
Re:しゃかりきになっているのは著作隣接権者 (スコア:1)
物販と違って音楽など今やいくらでも複製増産が可能な情報の流通って、傍から見ててお金の流れがわかりにくかったり、多重取りされてるように感じたりしてるのでいやーな気持ちになってると思う(主に自分)
嫌儲っぽいけど、同じデータを端末ごとに配信するだけで濡れ手で泡じゃねーのとか邪推してしまったり。
ちょっと昔にはそういう流通業者や販売店さんのお陰で我々が多様なコンテンツを享受できていたのも事実。
それがネットへと移行していっているのも事実だし。
簡単にコピーできるものってそれ自体の価値はどんどん下がっていくもんだし。
#だからDRMとかでそれを堰き止めようと足掻いているけど、たぶんみんな不便だ。
アーチストさんは原点に帰ってLive(流し?)で稼いでいって、メディアに流しちゃったものはもう宣伝だと割りきるとか。
AKB商法みたいに付加価値を付けて無理やり売るとか。
アーチストさんの周辺でお金を設けていた人たちも自らのビジネスモデルを買えざるを得ない状況を認めて、なんとか生き残って欲しいもんです。
音楽や舞台芸能やらはまだLiveでお客が来るならいいとして。
小説やマンガや絵を書く人たちのビジネスモデルもどう変わっていくのかとか。
心配もあり期待もあり。
ロンドンオリンピックの開会式で農耕牧畜から産業革命へドラスティックに世の中が変わっていく様を見せつけられてたときに、激烈な世の中の流れで幾多の職業や利権が生まれては消えていったんだろうなとか。
明け方のボーっとした頭でなんとなくそんなことを考えてました。
Re: (スコア:0)
他人から金を巻き上げれば自分の分け前が増えると信じてるのだろうけど、
実際はそれ以上にクリエイター以外のところに金が回る仕組みなんだしね。
自分は儲けるつもりも無いので、
創作物にCreative Commonsを適用するよう努めてますよ。
Re: (スコア:0)
そういう人の話をしているのではない
Re: (スコア:0)
ただの余談を一刀両断にして楽しいかい?
まるで生物のようだ (スコア:1)
上手く言えないんだが,
「結果として、Pirate Bayという大きなサイトを潰したつもりが、何百という新しいバージョンの海賊サイトを生むはめになってしまった。」
の部分を見て,ある生物を殺そうと生存環境を悪化させた結果,その生物が進化してかえって増え始めるというストーリーによく似ているなと思った.
そう考えると,海賊行為を強く取り締まるよりも,うまく取り込んで緩やかにコントロールできるようにすべきなのかもね.
勧善懲悪? (スコア:1, すばらしい洞察)
著作権の話でいえばテレビ局がYouTubeで視聴できる素人の投稿を特集してる方が余程不可解で不快に感じる。一年程前に地デジ対応を強要されてテレビを買い替えたのはそんなコンテンツを見るためだったのか?と。まぁ最近はテレビ自体ほとんど見なくなったけど。
むしろ現在、中堅以上のクリエイターが下積み時代に全く海賊行為の恩恵に預かってなかったのかって考えると安価に良質なコンテンツを入手できる環境って必ずしも悪い事ばかりじゃないようにすら思う。
Re:勧善懲悪? (スコア:1)
結局のところ、見る都合のみで作る論理は全く無視してる。
しかも制作側も見ることあるんだからむしろいいだろうとは片腹痛い。
以前何本売れたかで黒字になるかどうかの業界にいた身としては勝手にメリット提示して
開き直られてもはた迷惑以外の何物でもない。
権利者の都合を平気で無視してるんだから海賊版がなくなるわけ無いわなぁ。
悪いことばかりじゃないからってほんのちょっとのメリットだけ並べたら悪いことを無視していいわけじゃない。
そういう合意ができてからやるのは構わんけど、今認められてないことを勝手にやるのは違法なことには変わらん。
# しかもそのメリットが、ただ見、だからなぁ。制作側から見たら窃盗以外の何物でもない。
# 安価に見たかったらレンタルでもいいし、録画もあるし。
Re:勧善懲悪? (スコア:1)
海賊版を肯定するつもりはないのでその辺は予め。
そもそも、著作物の売り方はどれだけの人に体験、或いは評判等で認知させ、
その中のどれだけの人に買っても良いと思わせ、更にその中のどれだけの人に実際に買わせるか、
が勝負の世界な訳です。残念ながら、作ったから買え、だけでは誰も買ってくれません。
そこでまず最初の「どれだけの人に認知させるか」に対して、現状では海賊版とその口コミによる効果が
無視できないレベルにあり、逆説的には作品を認知させるための活動その他が全く足りていないのですよ。
その辺を無視すると海賊版云々の議論は行き違いを繰り返すだけで、それは双方に不幸なことです。
#AKB48なんかは逆のアプローチ、特定少数に対し如何に同じ商品を買わせるか、で勝負していますがw
Re: (スコア:0)
まーそーはいっても著作権的にブラックな動画が10万再生なんて話が著作権者に伝わったら
「おいちょっとまてよコラ」って話になるのは至極当然なわけでして
例えばあなただってあなたの会社が開発したプロプライエタリで事業の中核であるソフトが勝手にクラッキングされてバラまかれた時に、「安価に良質なソフトが(海賊版でも)入手できる環境って必ずしも悪い事ばかりじゃない」なんて言えないだろうよw
Re: (スコア:0)
給料が減ったらこんどは「転職する」とか言い出すんだろうね。
空想なんだけれど、、、 (スコア:1)
海賊行為は良くない前提だが、それを取り締まることに掛かるコストが大きくなりすぎるのは本末転倒にならないか?
中央集権的に収益を上げられるシステムが崩壊しようとしているのだから、それを守るためのコストより、新しい収益システムを考えないか?
試案だけど、本を例に上げて
というビジネスモデル。クリエイターサイドが青天井で収入を得られることはなくなるけれども必要なコスト(と少しのボーナス)はきちんと収益として得られるようにする。で、アーリーアダプターに特権を与えることで先行投資的な動機を生む。
海賊行為をする奴から収益を得ることは放棄し、きちんと払ってくれる人には払いたくなった時に(少しでも)払ってもらえる仕組みが浸透すれば良いなあと思う。
Re:空想なんだけれど、、、 (スコア:1)
>海賊行為は良くない前提だが、それを取り締まることに掛かるコストが大きくなりすぎるのは本末転倒にならないか?
敵は海賊!
Re:空想なんだけれど、、、 (スコア:1)
それ、海賊版ですからっ。
もうドネーション形式でいいんじゃ (スコア:1)
今は著作権者というのは主に20〜30くらいのサイトに関して調査し、削除申請などを行なっている状況だと思いますが、これがそのうち100とか1000とかになると権利益より海賊版対策費が高くなっちゃうでしょう?
だったらもう多くのオープンソース・ソフトウェアのようにドネーション形式でいいんじゃなかろか
ドネーションが多い人はたくさん握手してもらえるとか(←違う
なるほど (スコア:0)
NYTは自社記事に対する著作権侵害に寛容になろうとしているわけか
そいつぁ結構
著作権者? (スコア:0)
俺のことか
ああぁなるほど (スコア:0)
著作権者が全員、著作権を放棄すれば
海賊行為自体成り立たなくなるから撲滅はできると信じられるのか
# する/しない できる/できない は別として
「盗まれる側」にいる人は少数ですから (スコア:0)
当事者達が具体的な行動を起こそうとした時、支持するどころか「カネを払いたくなるようなモノを作ってから言え(キリッ」と叩く人ばかりだったのかも知れません。
スラドはこういう話題になると海賊行為に融和的な意見を示す人が比較的多いように見受けられますが、
裏を返せば、海賊も目もくれないような価値しか持たない人達がそれだけ多いのでしょうね。
Re: (スコア:0)
今は過渡期だが、
そのうち権利権利言って人を泥棒扱いしてる連中の創作物は見向きもされなくなるよ。
・・・っと東方MMDのドラマシリーズをニコニコで観ながら思う。
ビデオはラジオスターを殺した。
インターネットはビデオスターを殺すだろう。
しかも「ビデオスターの悲劇」は、MTV時代の幕開けを華やかに歌った曲だった。
誰も死に行くものを悼んだりはしなかったのだ。
Re:「盗まれる側」にいる人は少数ですから (スコア:2)
しかも「ビデオスターの悲劇」は、MTV時代の幕開けを華やかに歌った曲だった。
誰も死に行くものを悼んだりはしなかったのだ。
ええと、MTVに殺されたのはラジオスターだったと思うんですが、
MTVってインターネットコンテンツか何かですか?
Re: (スコア:0)
その東方の二次創作物だって、イベントで頒布したその日のうちに違法アップロードされたりバラまかれたりといった海賊行為の餌食になってる事を忘れずにいてほしいなぁ…
そういうマナーの悪い行為をされると、制作者側は精神的にダメージくらうのよ
別に信じてるかどうかはどうでもいいんだよ (スコア:0)
カネ払うのが馬鹿らしくなるような状況を見て見ぬふりしたり、
正規ユーザーと海賊ユーザーを同等に扱ったりするような人・団体を、
あなた方は一体どれほど信頼出来る?
Re:別に信じてるかどうかはどうでもいいんだよ (スコア:1)
まあ、世の中には自分の好きなコンテンツに対して、他人の分(布教用)
として余分に料金を払ってまで無料で見せようとする人もいるわけで、
コンテンツビジネスの儲け方、ていうのはもっと色々と試す余地はありそうですよね。
もしも (スコア:0)
海賊行為をうまくおさえる方法が「本当に無い」ならば共存するしかない.文字通り他に道はない.
だから,良し悪しや道義の問題を議論する前に,海賊行為を抑える方法が本当に無いのかどうか本気で科学的に調べること,そこに注力すべきだ.
そして,このタレコミはその方法がなさそうだということを示唆している.
この示唆に対して,有効な反論はあるだろうか? ./J の皆に良い知恵があるとしたら聞いてみたい.技術的に興味深いよね.
Re:もしも (スコア:2)
サービスの料金が十分安くて、同等の成果を得るために違法行為を犯すリスクが割高であれば、あえて海賊行為をしようという人は減るでしょうね。
このストーリーはそういう状況を表してるのだと思います。
↓
米国で若者の「ダウンロード」離れ、代わりにストリーミングが普及 [srad.jp]
ただ、レディ・ガガの"Poker Face"が100万回再生されて167ドルしか払われなかったという話 [guardian.co.uk]とかがあって、分配が上手くいってるのかはよく判りません。アーティスト・レーベル・サービス事業者が貢献に応じて富を得て、消費者が払うお金は(流通コストが下がる分)安い、ってのが理想ですけど、そこに行きつけるかどうか。
Re: (スコア:0)
貨幣ベースの経済と、ネットワークトラフィックベースの経済を両立すればいいんじゃね?
過去には物々交換経済があったわけで、そのおりおりで何を信じるか/信じさせるかは
可変でしょ。今現在も、地域通貨を使ってコミュニティを立て直そうとかもあるし。
貨幣ベースで経済成長させないと投資されないというのはグローバルスタンなんとかな
押し付けでしょ。お金が動かなくても、じじばばが子供の世話をして、嫁がじじばばの介護を
していた時代もあったわけで。
ランボルギーニ家運タックの値段が、ドルなら四十万ドル、youtubeなら10万視聴、とか
(いい例が書けない…)
いまさら後には引けぬ (スコア:0)
多分著作権者も信じてないだろ
Re:/.Jって (スコア:3)
あーはいはい。
『著作物を作って生計を立てている人』と『著作権侵害に対する取り締まりに対して冷たい』人は同一人物とは限らないね。
別々の場所で、それらが目立っているだけっていうね。
Re:/.Jって (スコア:2)
基本的に海賊寄りだよねえ。
まあそれならそれでいいんだけど、じゃあこれからの創作物はどうあるべきで、クリエイターはどうふるまってどうやって食っていけばいいのか、とか積極的に提案したほうがいいんじゃないの?
#もしかして私があんまり熱心に/.を読んではいないもので見落としてるだけなのかもしれないけど。
#しかしできればやっぱりもう少し目立つように提案しつづけてほしいものである。
Re: (スコア:0)
まあそれならそれでいいんだけど、じゃあこれからの創作物はどうあるべきで、クリエイターはどうふるまってどうやって食っていけばいいのか、とか積極的に提案したほうがいいんじゃないの?
そして出てきた意見が以下。
・カネを払う価値のあるモノが無いんだから盗まれても仕方がない
・本当にすばらしいものは自然とみんなお金を払うはず
・違法ダウンロードするような奴は最初から買ったりしないから無視して良い
・海賊行為程度で潰れる奴は所詮その程度だったというだけ
そして我が国のIT事情はご覧の通り。
Re: (スコア:0)
その意見を先鋭化させるとどうなるかというと、
「創造の理由は渇望、対価は自己満足。公開の対価はコメント。金の入り込む余地はない」
「よって職業としてのクリエイター(アーティスト)は存在できなくなる」
ということが声のでかいやつに押し付けられるようになるだけであろう。
Re:/.Jって (スコア:2)
技術的な可能性、という意味で、ソフトウェアだけは別だと思ってる。
完璧にデジタルコピーを禁止する技術を作ったとしても、映像・音声までは、画面に出す→カメラで撮る、で回避出来ちゃうから。
今は、頑張ればデジタルコピーガードを回避することが出来るので、頑張りたがりのハッカーがコピーガード外しに挑戦して遊んだり、そのおこぼれで海賊版が流れたりもしてるけど。どうにも手が出しようが無いレベルでガード技術が完成したら、海賊版で儲けてる悪徳業者が自前でアナログコピーするだけになると思う。
なので、画像・音声・動画辺りのコピーガードは、全く無駄なばかりか、余分な使用制限がかかってて正規購入ユーザの利便性を損ねることになるから止めて欲しい、と思ってる。買ったDVDを好きなメディアに入れて持ち歩いて出先で見るぐらい、許してよ、と思ってる。
一方、インタラクティブ性のあるソフトウェアなら、その手の回避を許さない可能性がまだしも存在するから、やる価値はある。 ついでに、ソフトウェアはゲームにしろワープロやらのアプリにせよ、環境に強く結びついてて、動画像データやら程にはポータビリティが無い。 ので、PS3のソフトを出先でやりたい、とか、買ったOfficeをiPadでも使いたい、みたいな欲求もあんまり無いから、コピーガードがそれほどには邪魔にならない。
と言う辺りで、ソフトウェアだけは別。
Re:/.Jって (スコア:2)
元コメの冷たいとかそういう問題でなくて
本質的にデジタルデータのコピーは避けられなくて、インターネットのおかげで簡単に拡散できるから
仕方ないんじゃないかとしか思えない。
ソフトウェアはソフトウェアと一言で言っても、誰もが広く使うタイプ(ゲーム、OS、Office、CAD、画像処理等など)と、受託開発などで狭い範囲だったりその会社でしか使えないソフトウェアがあって、自分は後者のせいかあまり関係ないと心の底で思っているかも?
Re: (スコア:0)
その著作権が自分のものであるとは限らない
Re: (スコア:0)
そもそも本当に多く居るのかな?
私はただの消費者。
Re: (スコア:0)
×海賊の味方
〇利権の敵
意外と真面目な話, (スコア:0)
JASRAC が嫌いだから,というのが(本人の自覚があるかないかは別として)原因の一つにあるような気がする.
最近は B-CAS やら NHK あたりもそれに加わるかもなあ.
# 「愛される」著作権保護団体を目指すべきなんじゃ? と思うんだけど,そういう視点は彼らにはないだろうなあ.
Re: (スコア:0)
本当の著作権者のかわりに憎まれ役を買って出るのが彼らの役目なんじゃないの?
Re: (スコア:0)
うん,本来そうなんだと思う.そして,これまではそれでうまくいってた.
けれども,広く薄く海賊行為が広まってくると,この憎まれ役として目立つこと自体がまずい.
「あいつらが痛い目にあうと思うとすーっとする」として海賊行為が心理的に正当化されてしまうと,
著作権保護団体の存在が海賊行為問題をかえって悪化させてしまう
ということになりかねない.
で,今の JASRAC とかその他もろもろの団体は,こうしたまずい状況を引き起こしつつあるんじゃないかなあ…と思うのだ.
Re:/.Jって (スコア:1)
仲間内で見せ合ってるうちに
こんなことに
http://wirelesswire.jp/london_wave/201207200212.html [wirelesswire.jp]
英米でハリー・ポッターシリーズを超えるベストセラーとなった官能小説「Fifty-Shades-of-Grey」 [srad.jp]
Re:必要なのは新たな金の流れるチャンネルを作ること (スコア:1)
>例えば音楽や動画については、著作権料の原資を税金みたいな形で強制徴収しつつ、
これが皆の納得いく形でできるようなら苦労しないし、ここができなければお金が回りません。
どういう基準でお金を徴収すれば、皆が納得いく形にできるでしょうか?
全国民から一律、ではNHKの受信料に対する批判と同じものが起こりますし、
利用時間に比例して、では使っているのに利用時間としてカウントされない抜け道を求める、
つまり海賊版を利用する問題がそのまま残ります。
(ほかの選択肢は、ちょっと考えただけでは思いつかない。)
前者を想定されているようですが、使ってもいないのに払わされる、払った金が適切に分配されない、
といった批判に耐えるシステムができるかどうか。
NHKの受信料制度とそれに対する批判を下敷きにすれば良さそうに思います。
Re:必要なのは新たな金の流れるチャンネルを作ること (スコア:1)
必ずしも、コンテンツ単位でなくとも、権利者に金が回る仕組みは既にあるんですよね。
auスマートパスとか、あと音楽の定額配信もありますね。
ただ、これはユーザーも権利者も数ある選択肢の一つとしてあるから成立するのであって、
全コンテンツをこれに載せようとすると、独占企業か巨大利権かの二択なので難しいのです。