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ちゃんとした実写化ができそう(主人公が中華系だし)
でも作品の「最悪の民主主義は最善の専制政治に勝る」ってテーマを描けるのだろうか中国映画界が人材も資金も揃ってるのにいまいちヒット作がでないのは「中国共産党に都合の悪い描写ができない」って点があるんだよな
たとえば https://www.youtube.com/watch?v=H4ZQL6Etkgg [youtube.com] 『少年の君』というとても美しい青春映画があったのですが、最終的に「あれ?」というオチになるんですよね。疑問を抱きながらエンディングテロップ眺めてると「中国共産党政府は学校のいじ
> 私は最悪の民主政治でも最良の専制政治にまさると思っている
このヤンの考えだけど、この作品のテーマとはいえないんじゃないかな。
少なくとも、「最悪の民主政治」と「最良の専制政治」の争いの話であって、正しいと結論は出してない。
最悪の民主政治とは最良の専制政治になるんだよ。近年の日本がその方向に進んでる。
「民主主義で選んだ総理大臣が専制政治をしてもいい」という考え。
やぁそれは共和制ローマの独裁官ですね。
>「民主主義で選んだ総理大臣が専制政治をしてもいい」という考え。
最大任期6ヶ月だったのを、終身独裁官にして独裁体制を敷いた。まぁ暗殺されたけどね…。(カエサルのことだよ)
任期延長→終身任期→強権独裁、ってのはどこの世界でも起きることなんだろな。これが「最良の専制政治」とは到底思えないわな…。※むしろ、初代の独裁者ってのは権力握った後、基盤を安定させるために粛正しまくる印象が強い。
そういう形で専制が生まれるってのはダレイオスが言ってた (とヘロドトスが書き残してる) ので紀元前から知られていた。粛清するなら最初にめいっぱいやれ (そのかわり最初だけにしろ) ってのはマキャベリが書き残してる。それが良い (少なくとも及第点な) 君主なんだよ。
君主ひとりで集団相手に戦えるわけでもないし、民衆の何割かが蜂起すればかんたんに覆る。とりあえず秩序に従ってもらわないと国として成立せんのだ。良いとか悪いとか言えるのは国家の秩序が成立した後の話。そのための手っ取り早い方法が反乱分子を最初に一気に跡形もなく消滅させるってことなんよ。
「最良の専制政治」ではなくて、「専制政治の最良」って所なのかもなぁ。
まぁ、誰にとっての「最良」なのか、って問題がつきまとうが。
自由民主主義的には最大多数の最大幸福。社会民主主義的には最大多数の最大幸福+少数派への福祉。(※現在の自由主義側民主国家は大抵が社会民主主義「的」ですね)
専制政治では、専制者の利益、あるいはその支持層のみの利益の最大化。寡頭政治だと各利益セクタ同士の利益の最大化かな。
いずれにせよ、「多数派」「支配者側」「組織の構成員」になってれば安泰と思える時、人はそれを支持するんだろうね。そこが怖いところ。権威主義的政治では、少数派に転落した途端、塗炭の苦しみとなる。20世紀の反省はそこに重点を置いていると思われるんだが、そろそろ忘れてきてる頃かな…。
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いまの中国映画界なら (スコア:4, 興味深い)
ちゃんとした実写化ができそう(主人公が中華系だし)
でも作品の「最悪の民主主義は最善の専制政治に勝る」ってテーマを描けるのだろうか
中国映画界が人材も資金も揃ってるのにいまいちヒット作がでないのは「中国共産党に都合の悪い描写ができない」って点があるんだよな
たとえば
https://www.youtube.com/watch?v=H4ZQL6Etkgg [youtube.com]
『少年の君』というとても美しい青春映画があったのですが、最終的に「あれ?」というオチになるんですよね。疑問を抱きながらエンディングテロップ眺めてると「中国共産党政府は学校のいじ
Re: (スコア:0)
> 私は最悪の民主政治でも最良の専制政治にまさると思っている
このヤンの考えだけど、この作品のテーマとはいえないんじゃないかな。
少なくとも、「最悪の民主政治」と「最良の専制政治」の争いの話であって、正しいと結論は出してない。
最悪の民主政治とは最良の専制政治になるんだよ。
近年の日本がその方向に進んでる。
「民主主義で選んだ総理大臣が専制政治をしてもいい」という考え。
Re: (スコア:0)
やぁそれは共和制ローマの独裁官ですね。
>「民主主義で選んだ総理大臣が専制政治をしてもいい」という考え。
最大任期6ヶ月だったのを、終身独裁官にして独裁体制を敷いた。
まぁ暗殺されたけどね…。(カエサルのことだよ)
任期延長→終身任期→強権独裁、ってのはどこの世界でも起きることなんだろな。
これが「最良の専制政治」とは到底思えないわな…。
※むしろ、初代の独裁者ってのは権力握った後、基盤を安定させるために粛正しまくる印象が強い。
君主論 (スコア:0)
そういう形で専制が生まれるってのはダレイオスが言ってた (とヘロドトスが書き残してる) ので紀元前から知られていた。
粛清するなら最初にめいっぱいやれ (そのかわり最初だけにしろ) ってのはマキャベリが書き残してる。
それが良い (少なくとも及第点な) 君主なんだよ。
君主ひとりで集団相手に戦えるわけでもないし、民衆の何割かが蜂起すればかんたんに覆る。
とりあえず秩序に従ってもらわないと国として成立せんのだ。
良いとか悪いとか言えるのは国家の秩序が成立した後の話。
そのための手っ取り早い方法が反乱分子を最初に一気に跡形もなく消滅させるってことなんよ。
Re:君主論 (スコア:0)
「最良の専制政治」ではなくて、「専制政治の最良」って所なのかもなぁ。
まぁ、誰にとっての「最良」なのか、って問題がつきまとうが。
自由民主主義的には最大多数の最大幸福。
社会民主主義的には最大多数の最大幸福+少数派への福祉。(※現在の自由主義側民主国家は大抵が社会民主主義「的」ですね)
専制政治では、専制者の利益、あるいはその支持層のみの利益の最大化。
寡頭政治だと各利益セクタ同士の利益の最大化かな。
いずれにせよ、「多数派」「支配者側」「組織の構成員」になってれば安泰と思える時、人はそれを支持するんだろうね。
そこが怖いところ。権威主義的政治では、少数派に転落した途端、塗炭の苦しみとなる。
20世紀の反省はそこに重点を置いていると思われるんだが、そろそろ忘れてきてる頃かな…。