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少なくとも、事前に懸念点として言われていた内容はほとんど影響ないところまで条件を絞り出してると思う。著作権ゴロの横行が心配された非親告罪化も商業規模のデッドコピーに限りアウト、という条件ならよほどのことがない限り誤解や拡大解釈の余地はないし、各方面の記事を見る限りコミケのような二次創作の場がクリエイターの源泉であると言うこともほとんどの関係者に理解されているようだし、海賊版の取り締まりがやりやすくなるとなれば、一般クリエイターにとってはおおむねプラスに働くんじゃないかな。
法定賠償金も現行法からさらに何かを追加するというようなことはなさそうだし、唯一残念なのは保護期間の延長くらいか。まあ、これも孤児作品の救済措置を別にやってもらえるなら、著作権ビジネスの貿易赤字は拡大するだろうけど、創作者側にはさほど影響はないし。TPPは知財以外の部分も含めた条約で、別分野で譲歩を引き出すための条件となってしまったのはある意味やむを得ないところはあるし、ベストとはほど遠いけどワーストにも寄らずには済んでいるんじゃないかな。
TPPが実際に適用されると、コンテンツの著作権にかかわる問題ではワーストに近いほど悪いです。非親告罪化の部分は最悪は回避できたものの、まだまだ全然「悪い」条件です。ボッタクリバーで一杯飲んだだけで20万円請求され、金が払えないと拒否したら「10万円で勘弁してやる」といわれた程度でしょうか。
日本は著作権使用料で、海外からもらう額より海外へ払う金額のほうがかなり大きくなっています。特にアメリカへの支払額が大きい。
ここでTPPに不参加ならば50年の保護期間終了でアメリカに払う金額がゴッソリと減るところ、TPPに参加することで保護期間が70年になり、20年も巨額著作権使用料支払いが延長されます。交渉の結果としてはボロ負けですね。
>日本は著作権使用料で、海外からもらう額より海外へ払う金額のほうがかなり大きくなっています。
データあります?
財務省が公開している国際収支状況 [mof.go.jp]のサービス収支のデータを見ると、「知的財産権等使用料」の括りなら2002年度からプラスになっていて右肩上がりです。著作権使用料に絞ったデータは見つけられず。
>https://www.boj.or.jp/research/wps_rev/wps_2004/data/wp04j05.pdf [boj.or.jp]>これとか?
ありがとうございます。
pdf>著作権等使用料では、伝統的な著作物である文芸・美術・音楽等の著作物使用料pdf>(シェア約1割)ではなく、ソフトウェアに係わるロイヤリティーが大半を占める。
pdf>わが国では、開発・完成したソフトウェア(プログラム)を他人による無断利用から保護するpdf>ため、著作権法(1985 年改正)を適用している。
なるほど、ソフトウェアも含まれるんですね、しかもそれが大半。映画や小説を想像していたので予想外でした。
元コメに戻って考えると、50年前のソフトウェアの著作権使用料が大きいとは思えませんね。
逆に言うと、各種BSD(OS)の様に、ライセンス継承の義務のないオープンソースソフトもそれなりに普及している現状で、50年前のソフトがパブリックドメイン化してもそこまで大きな影響があるのかは少し疑問も…。
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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike
セーフティーガードがんばったと思う (スコア:5, 参考になる)
少なくとも、事前に懸念点として言われていた内容はほとんど影響ないところまで条件を絞り出してると思う。
著作権ゴロの横行が心配された非親告罪化も商業規模のデッドコピーに限りアウト、という条件ならよほどのことがない限り誤解や拡大解釈の余地はないし、各方面の記事を見る限りコミケのような二次創作の場がクリエイターの源泉であると言うこともほとんどの関係者に理解されているようだし、海賊版の取り締まりがやりやすくなるとなれば、一般クリエイターにとってはおおむねプラスに働くんじゃないかな。
法定賠償金も現行法からさらに何かを追加するというようなことはなさそうだし、唯一残念なのは保護期間の延長くらいか。まあ、これも孤児作品の救済措置を別にやってもらえるなら、著作権ビジネスの貿易赤字は拡大するだろうけど、創作者側にはさほど影響はないし。
TPPは知財以外の部分も含めた条約で、別分野で譲歩を引き出すための条件となってしまったのはある意味やむを得ないところはあるし、ベストとはほど遠いけどワーストにも寄らずには済んでいるんじゃないかな。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re: (スコア:0)
TPPが実際に適用されると、コンテンツの著作権にかかわる問題ではワーストに近いほど悪いです。
非親告罪化の部分は最悪は回避できたものの、まだまだ全然「悪い」条件です。
ボッタクリバーで一杯飲んだだけで20万円請求され、金が払えないと拒否したら「10万円で勘弁してやる」といわれた程度でしょうか。
日本は著作権使用料で、海外からもらう額より海外へ払う金額のほうがかなり大きくなっています。
特にアメリカへの支払額が大きい。
ここでTPPに不参加ならば50年の保護期間終了でアメリカに払う金額がゴッソリと減るところ、TPPに参加することで保護期間が70年になり、20年も巨額著作権使用料支払いが延長されます。
交渉の結果としてはボロ負けですね。
Re:セーフティーガードがんばったと思う (スコア:0)
>日本は著作権使用料で、海外からもらう額より海外へ払う金額のほうがかなり大きくなっています。
データあります?
財務省が公開している国際収支状況 [mof.go.jp]のサービス収支のデータを見ると、
「知的財産権等使用料」の括りなら2002年度からプラスになっていて右肩上がりです。
著作権使用料に絞ったデータは見つけられず。
Re: (スコア:0)
これとか?
基本的に著作権の赤字を特許料で埋めてる感じだろう
科学技術は世界共通だけど、アニメとか一部の例外除いて日本語の著作物に海外で需要はないから当然ではあるが。
Re:セーフティーガードがんばったと思う (スコア:1)
>https://www.boj.or.jp/research/wps_rev/wps_2004/data/wp04j05.pdf [boj.or.jp]
>これとか?
ありがとうございます。
pdf>著作権等使用料では、伝統的な著作物である文芸・美術・音楽等の著作物使用料
pdf>(シェア約1割)ではなく、ソフトウェアに係わるロイヤリティーが大半を占める。
pdf>わが国では、開発・完成したソフトウェア(プログラム)を他人による無断利用から保護する
pdf>ため、著作権法(1985 年改正)を適用している。
なるほど、ソフトウェアも含まれるんですね、しかもそれが大半。
映画や小説を想像していたので予想外でした。
元コメに戻って考えると、50年前のソフトウェアの著作権使用料が大きいとは思えませんね。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
逆に言うと、各種BSD(OS)の様に、ライセンス継承の義務のないオープンソースソフトもそれなりに普及している現状で、50年前のソフトがパブリックドメイン化してもそこまで大きな影響があるのかは少し疑問も…。