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規制利権とかあるんかな。
理論上は金になるが、それを狙って意図的に規制を推進している証拠はない。以下に詳細。
不合理な規制であっても非合法になるとリスクを恐れるまっとうな企業が撤退する一方、不合理な規制は市民側に規制に納得してそれを守る動機というものが乏しいためアンダーグラウンド化して需要は残るので、非合法を恐れないヤクザ屋さんが独占でヒャッホイ。(皆が納得しやすい規制たとえば殺人の禁止とかは比較的自発的に守られるので仮に商売にしても大きな市場にはなりにくい。)
そういう意味ではむしろ規制は不合理なほうが利権としては「おいしい」ということになる。成人向け表示&売り場規制のような単なるゾーニングではまっとうな企業からも供給が続くので独占は達成できず非合法サイドとしてもおいしくない。
また、銃器・覚せい剤に比べるとヤクザ管理下のアンダーグラウンド・ポルノは被害が恐らく表面化しにくいと思われるので警察はパチンコ同様黙認する可能性がある。警察組織もお役所なので形式的な実績を愛する。表面化し、立件されなければ警察組織にとって事件は起きてないのだ。そして「起きていない事件」で検挙率は悪化しない。(警官も個人レベルでは個々に正義感もあろうが、組織全体の平均は平均的なところに落ち着くのはどこの組織でも同じ。)
また警察サイドとしては完全非合法化しないまでも、規制を強めた上でパチンコの3店方式のように形式的な黙認条件を整備して抜け道(ビデ倫・映倫とかはすでにそのように機能しているという考え方もある)を用意し、実際に利権を作り上げる方向もある。
ちなみにクダンの後藤啓二弁護士は企業向けにコンプライアンスの相談に乗る仕事なので、現状で仮に規制が達成できなくても規制論議が盛り上がるだけで仕事が増える立場ではある。実際にある企業が水着小学生 [law-goto.com]写真の提供に関して企業が相談した事例が彼の後藤コンプライアンス法律事務所のサイトに載っている。
…とまぁ以上のような損得勘定はありえる。まとめると規制による利権の理論的可能性は以下の通り:
・理不尽な完全非合法化によるヤクザの市場独占 (「アンダーグラウンド市場独占」型ビジネス・モデル、利権規模:大、例:禁酒法)・部分非合法化・規制強化による警察裁量権の確保による警察利権 (「抜け道の門番」型ビジネス・モデル、利権規模:中、例:パチンコ)・規制世論喚起による規制推進論者のお仕事増加(政治家の場合票の獲得なども) (「規制マッチポンプ」型ビジネス・モデル、利権規模:小、例:石原慎太郎か?)
これらは排他的なものではないので交じり合った形になる可能性もある。とはいえ、一般小市民の私としてはそれを狙っての規制推進はさすがに陰謀論臭いかな?と感じるところはなくもない。
しかし、「陰謀論臭いよね」と思っているところで、「英 五郎(はなぶさ ごろう) [wikipedia.org]」などを読むと山口組系の団体にNPO法人「全国青少年健全育成会」なんてのがあったりするので、ひょっとしてもしかして計画的に狙ってるの?と背筋がちょっと寒くなったりもする。
というわけで規制利権が存在する可能性は大いにあるが、残念ながら今のところ証拠はない状況。
俺もプラモデあげようかと思ったが、、、長すぎるので今回は見送る。非可逆でいいから、文字数を三分の一に圧縮されたし。
表現・情報規制にまつわる巨大な利権というのは当然ながら存在していて、それは例えばフィルタリング(ネット検閲)で一私企業や一NGOに情報制御の権限を与えて市場の支配権を握らせる事から来る物や、「規制マフィア」が仲間内で繰り返し講演会をやってる事などで動くカネなどが当てはまると思いますが、しかし、彼らの言動や動きを見ていると、そのカネや利権というのは自分たちが正義を実行した副産物としてあるに過ぎず、情報統制や表現規制・現実の隠蔽という事自体が社会正義と不可分であるという使命感やその中で特権的な地位でいて経済を支配するのが当然だという類の選民意識に裏付けられてる感じがするんですよね。
規制推進勢力というのは、キリスト教右派や新自由主義思想/新保守主義思想を掲げる人々(これらは同じ人脈であったりすることが極めて多い)と非常に密着している所があって、この辺を俯瞰してみると、どうやら新保守主義や新保守主義を社会に根付かせる一環としての表現規制であったり暴力根絶であったりするようで、そこには当然のようにこの手の選民意識が働いてる。
アメリカでの新自由主義・新保守主義の最大の柱とも言われているTHE FAMILYと言うある種の政治カルトの実態を暴いたルポが幾つか出ていまして、この辺の歴史的流れや思想的共通点を暴き出してる。これと、日本のそれに非常に多くの共通点がある。(一例: http://democracynow.jp/submov/20090812-3 [democracynow.jp] )
「ファミリー」米国権力の中枢にひそむキリスト教原理主義動画19分ムスリム撲滅の使命に燃えるエリック・プリンスのような狂信者とは異なり、米国のキリスト教右派の中にはもっと実利的で、力と支配を追求する勢力もいるようです。世間には知られない最強のキリスト教原理主義運動といわれるのが、「ファミリー」と呼ばれる政治秘密結社です。有力メンバーには、米国の連邦議員や財界人、軍幹部、また外国の国家元首などが名を連ね、共和党も、民主党もなく、すべての党派に勢力を分散させ、「聖書資本主義」と呼ばれる徹底した自由競争を追求します。まさに市場の「見えざる手」への信仰なのです。『ファミリー』の著者ジェフ・シャーレットが、この秘密集団について驚くべき発見を語ります。ファミリーは1930年代に労組つぶしのために発足しました。市場の「見えざる手」を信じる彼らにとって、労働組合は不信心者であり、ニューディール政策は悪魔の陰謀だったのです。冷戦時代になると海外の独裁者に接近し、反共と自由市場推進の戦いに利用しました。
「ファミリー」米国権力の中枢にひそむキリスト教原理主義動画19分
ムスリム撲滅の使命に燃えるエリック・プリンスのような狂信者とは異なり、米国のキリスト教右派の中にはもっと実利的で、力と支配を追求する勢力もいるようです。世間には知られない最強のキリスト教原理主義運動といわれるのが、「ファミリー」と呼ばれる政治秘密結社です。有力メンバーには、米国の連邦議員や財界人、軍幹部、また外国の国家元首などが名を連ね、共和党も、民主党もなく、すべての党派に勢力を分散させ、「聖書資本主義」と呼ばれる徹底した自由競争を追求します。まさに市場の「見えざる手」への信仰なのです。『ファミリー』の著者ジェフ・シャーレットが、この秘密集団について驚くべき発見を語ります。
ファミリーは1930年代に労組つぶしのために発足しました。市場の「見えざる手」を信じる彼らにとって、労働組合は不信心者であり、ニューディール政策は悪魔の陰謀だったのです。冷戦時代になると海外の独裁者に接近し、反共と自由市場推進の戦いに利用しました。
正義のために頑張ったあたしへのご褒美ってやつ?自分らしさの演出とも言うかな!
という理解でよろしいでしょうか?
ビデ倫が警察官僚の天下り先になってる [wikipedia.org]と言う話はありますな。
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規制は金になる? (スコア:0)
規制利権とかあるんかな。
Re:規制は金になる? (スコア:4, 興味深い)
理論上は金になるが、それを狙って意図的に規制を推進している証拠はない。
以下に詳細。
不合理な規制であっても非合法になるとリスクを恐れるまっとうな企業が撤退する一方、
不合理な規制は市民側に規制に納得してそれを守る動機というものが乏しいため
アンダーグラウンド化して需要は残るので、
非合法を恐れないヤクザ屋さんが独占でヒャッホイ。
(皆が納得しやすい規制たとえば殺人の禁止とかは
比較的自発的に守られるので仮に商売にしても大きな市場にはなりにくい。)
そういう意味ではむしろ規制は不合理なほうが利権としては「おいしい」ということになる。
成人向け表示&売り場規制のような単なるゾーニングではまっとうな企業からも供給が続くので
独占は達成できず非合法サイドとしてもおいしくない。
また、銃器・覚せい剤に比べるとヤクザ管理下のアンダーグラウンド・ポルノは被害が恐らく表面化しにくいと思われるので警察はパチンコ同様黙認する可能性がある。警察組織もお役所なので形式的な実績を愛する。表面化し、立件されなければ警察組織にとって事件は起きてないのだ。そして「起きていない事件」で検挙率は悪化しない。(警官も個人レベルでは個々に正義感もあろうが、組織全体の平均は平均的なところに落ち着くのはどこの組織でも同じ。)
また警察サイドとしては完全非合法化しないまでも、規制を強めた上でパチンコの3店方式のように形式的な黙認条件を整備して抜け道(ビデ倫・映倫とかはすでにそのように機能しているという考え方もある)を用意し、実際に利権を作り上げる方向もある。
ちなみにクダンの後藤啓二弁護士は企業向けにコンプライアンスの相談に乗る仕事なので、現状で仮に規制が達成できなくても規制論議が盛り上がるだけで仕事が増える立場ではある。実際にある企業が水着小学生 [law-goto.com]写真の提供に関して企業が相談した事例が彼の後藤コンプライアンス法律事務所のサイトに載っている。
…とまぁ以上のような損得勘定はありえる。まとめると規制による利権の理論的可能性は以下の通り:
・理不尽な完全非合法化によるヤクザの市場独占
(「アンダーグラウンド市場独占」型ビジネス・モデル、利権規模:大、例:禁酒法)
・部分非合法化・規制強化による警察裁量権の確保による警察利権
(「抜け道の門番」型ビジネス・モデル、利権規模:中、例:パチンコ)
・規制世論喚起による規制推進論者のお仕事増加(政治家の場合票の獲得なども)
(「規制マッチポンプ」型ビジネス・モデル、利権規模:小、例:石原慎太郎か?)
これらは排他的なものではないので交じり合った形になる可能性もある。
とはいえ、一般小市民の私としては
それを狙っての規制推進はさすがに陰謀論臭いかな?と感じるところはなくもない。
しかし、「陰謀論臭いよね」と思っているところで、「英 五郎(はなぶさ ごろう) [wikipedia.org]」などを読むと山口組系の団体にNPO法人「全国青少年健全育成会」なんてのがあったりするので、ひょっとしてもしかして計画的に狙ってるの?と背筋がちょっと寒くなったりもする。
というわけで規制利権が存在する可能性は大いにあるが、残念ながら今のところ証拠はない状況。
Re: (スコア:0)
俺もプラモデあげようかと思ったが、、、長すぎるので今回は見送る。
非可逆でいいから、文字数を三分の一に圧縮されたし。
Re: (スコア:0)
金は「正義」のオマケに過ぎない(Re:規制は金になる? (スコア:2, 参考になる)
表現・情報規制にまつわる巨大な利権というのは当然ながら存在していて、それは例えばフィルタリング(ネット検閲)で一私企業や一NGOに情報制御の権限を与えて市場の支配権を握らせる事から来る物や、「規制マフィア」が仲間内で繰り返し講演会をやってる事などで動くカネなどが当てはまると思いますが、
しかし、彼らの言動や動きを見ていると、そのカネや利権というのは自分たちが正義を実行した副産物としてあるに過ぎず、情報統制や表現規制・現実の隠蔽という事自体が社会正義と不可分であるという使命感やその中で特権的な地位でいて経済を支配するのが当然だという類の選民意識に裏付けられてる感じがするんですよね。
規制推進勢力というのは、キリスト教右派や新自由主義思想/新保守主義思想を掲げる人々(これらは同じ人脈であったりすることが極めて多い)と非常に密着している所があって、この辺を俯瞰してみると、どうやら新保守主義や新保守主義を社会に根付かせる一環としての表現規制であったり暴力根絶であったりするようで、そこには当然のようにこの手の選民意識が働いてる。
アメリカでの新自由主義・新保守主義の最大の柱とも言われているTHE FAMILYと言うある種の政治カルトの実態を暴いたルポが幾つか出ていまして、この辺の歴史的流れや思想的共通点を暴き出してる。これと、日本のそれに非常に多くの共通点がある。
(一例: http://democracynow.jp/submov/20090812-3 [democracynow.jp] )
Re: (スコア:0)
正義のために頑張ったあたしへのご褒美ってやつ?自分らしさの演出とも言うかな!
という理解でよろしいでしょうか?
Re: (スコア:0)
ビデ倫が警察官僚の天下り先になってる [wikipedia.org]と言う話はありますな。