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永岡書店 [nagaokashoten.co.jp]などが有名ですが、既存取り次ぎを殆ど介さず、書店や文具店などへの直販(当然買い切り)で商売をしている出版社さんは、昔からあります。
これまではあくまで傍流でしたが、今後はこういう出版社の方が生き残る力があるのかも知れません。
直接販売について大変申し訳ございませんが、弊社では在庫を持っていないため販売を行っておりません。直接販売に関するお問合せはお手数ですがダイソー店舗に直接お問合せ下さい。
今のお店では、POS [google.com]で商品を管理していて、レジでバーコードを読めばDBが更新されていつどれだけ発注すれば良いかも分かるようになっているでしょう。発注先だってDBに入っているはずで、もうスリップは要らなんじゃないかな。
例えば10万部売れる本を全部出版社が直接発送できるか?10万もの荷造りをして伝票データ作って配送業者に過不足なく渡す作業をやれるのか?
これから必要になるのは、流通ルートの保護ではなくて「著作物を評価してそれを著者にフィードバックさせる仕組み」になるはずです。フィードバックは必ずしも金銭によるものである必要はないし、方法論もいくつもあるでしょう。
なぜ他人にだけ要求するんですか?
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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs
真の文化の発展に寄与することを目的とした著作権法を考えてみる (スコア:1, 興味深い)
ただし、再配布時の改変などは認められない。
絶版などの結果、無料で再配布されている著作物は、著作権利者と契約を結び新たに販売することもできるが、
無料での再配布は契約の影響を受けずに続けられる。
ありえないが、こんな著作権だと嬉しいな。
今の著作権だと絶版にされてしまったら、そのまま消えてゆき再び日の目を見るのは何十年後なんて悲しすぎる。
すべてをデジタルで保存できるようになれば、実現できないかな。
会社が倒産したときとか思いっきりややこしそうだが…
と、素人が妄想してみた。
Re:真の文化の発展に寄与することを目的とした著作権法を考えてみる (スコア:2, すばらしい洞察)
出版社が独占的な権利を持っているのも、海賊版が横行すると流通ルートが維持できなくなり、著作物を広めることができなくなるから。
ところが、デジタル複製技術とネットーワーク技術の進歩で、流通させるだけならほとんどコストをかけずに済むようになった。つまり、もともとの大前提である「流通ルートの保護」の必要性がどんどん低下している。
これから必要になるのは、流通ルートの保護ではなくて「著作物を評価してそれを著者にフィードバックさせる仕組み」になるはずです。フィードバックは必ずしも金銭によるものである必要はないし、方法論もいくつもあるでしょう。
デジタルアーカイブ技術を活用してそういう仕組みを作るというのは、急には無理でしょうけど一つの方法論としては決して間違ってはいないと思います。
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Re: (スコア:0)
非デジタル分野での前例から言って、3を食い止めるのは難しそうだと思います。
#運命って残酷♥
Re: (スコア:0)
卸業が無くなるなんてあり得んが
例えば10万部売れる本を全部出版社が直接発送できるか?
10万もの荷造りをして伝票データ作って配送業者に過不足なく渡す作業をやれるのか?
根拠とした「前例」っての教えてくれよ
Re:真の文化の発展に寄与することを目的とした著作権法を考えてみる (スコア:1, 参考になる)
日販/トーハンが潰れて大日本印刷や凸版印刷がそれに代わるみたいな。
少なくともモノの流通でホップ数が減っていく傾向は今後も進むでしょう。
Re:真の文化の発展に寄与することを目的とした著作権法を考えてみる (スコア:1)
初版は従来通り生産(普通の値段)。重版できなくなったらブック・オンデマンド化(簡易版/受注生産だから高価)して製造現場から直送、というような枠組みはアリかも。
Re:真の文化の発展に寄与することを目的とした著作権法を考えてみる (スコア:1)
例えば、独自の流通網を持って全国チェーン展開してる他業種の大型量販店が業界に乗り込んできて、問屋を中抜きにするという可能性はありますよね。在庫リスクも流通費用も自前で受け持って、そのかわり出版社にとってリスクの少ない買い切りで仕入れる。売れ筋商品を見極めるノウハウさえ確立できれば今でも可能なビジネスモデルなんじゃないでしょうか。
amazonの委託販売 [srad.jp]が大手出版社向けに拡大したりとか、今あるサービスの延長で実現の可能性がある話ではないでしょうか。
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Re:真の文化の発展に寄与することを目的とした著作権法を考えてみる (スコア:2, 興味深い)
>出版社にとってリスクの少ない買い切りで仕入れる。
ダイソーだったかどこかのいわゆる100円ショップに、料理のレシピ集のような実用書や占いの本、お手軽ミステリに恋愛小説、みたいなラインナップで「105円の本」が並んでいるのを見たことがあります。
普通の書店では見ない本ばかりでしたし、自社制作なのか買いきりなのか分かりませんがそういうような形での「食い込み」はもうはじまってるのかも知れません。
…法律上は書籍でなくて何か他のもの(雑誌?パンフレット?)扱いだったりするのかもしれませんが。
#そう言えばコンビニ販売の本って返本あるんだろうか。チェーンが地域単位で買い切り?スリップも抜かれないしなぁ。
Re:真の文化の発展に寄与することを目的とした著作権法を考えてみる (スコア:1)
コンビニなんて売り切れたらそのままでいいんだからスリップ抜かなくても問題ない。
Re:真の文化の発展に寄与することを目的とした著作権法を考えてみる (スコア:2, 参考になる)
永岡書店 [nagaokashoten.co.jp]などが有名ですが、既存取り次ぎを殆ど介さず、書店や文具店などへの直販(当然買い切り)で商売をしている出版社さんは、昔からあります。
これまではあくまで傍流でしたが、今後はこういう出版社の方が生き残る力があるのかも知れません。
Nullius addictus iurare in verba magistri
Re:真の文化の発展に寄与することを目的とした著作権法を考えてみる (スコア:1)
ラインナップ [daiso-syuppan.com]を見ると、教養本や青空文庫の古典作品なんかがメイン。ミステリやマンガもありますが、見た感じかなり昔の作品ばかりですね。
おそらく、売れたから増刷といった概念もなく、最初にどどんと刷って増刷はしない。その代わりに長いスパンで売るというサイクルなんじゃないでしょうか。これなら、版権自体は買い取らなくても一時契約だけ商品化できそうだし。
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Re:真の文化の発展に寄与することを(オフトピ) (スコア:1)
今のお店では、POS [google.com]で商品を管理していて、レジでバーコードを読めばDBが更新されていつどれだけ発注すれば良いかも分かるようになっているでしょう。発注先だってDBに入っているはずで、もうスリップは要らなんじゃないかな。
Re:真の文化の発展に寄与することを(オフトピ) (スコア:1)
手書きでせせこましく発注数や在庫の管理をしているのを見るとコンビニとの落差で悲しくなります。
Re: (スコア:0)
アウトソースすればいいのです。そういう業者さん、いっぱいありますんで。
# 小出版社の中の人なのでAC
Re: (スコア:0)
手持ちの購入曲でも「The Bee Gees」やら「Shakatak」やらマイナーとは言えないアーティストでも配信終了されてるものがある。
物的流通より「少しだけ」閾値が低い。それだけのことだ。
Re:真の文化の発展に寄与することを目的とした著作権法を考えてみる (スコア:1)
著作権法の理念は著作物を通しての文化の発展。著作権法で出版権、著作隣接権等で流通事業者に権利が認められているのは、著作物を広めることのできる存在が商業流通以外になかったからなんだけど、今はそうじゃない。
確かに創作活動を行う著作者本人の権利は保護する必要があるでしょう。でも、著作者が自力で創作物を広めることが可能になりつつある今、流通屋だけに特権を与える必要性はどんどん減ってるんですよ。
だから
と書いてるわけです。
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Re:真の文化の発展に寄与することを目的とした著作権法を考えてみる (スコア:1)
「文化の発展=著作物の配布」みたいになってるけど、それだけじゃないでしょ。
「新たな著作物の製作」がなければ、文化の発展とは言えない。
中には、それこそが文化の発展だという偏った考え方の人も多い。
GPLなんかが、その理念に基づいているよね。
Re:真の文化の発展に寄与することを目的とした著作権法を考えてみる (スコア:1)
>「新たな著作物の製作」がなければ、文化の発展とは言えない。
おっしゃることはごもっともなんですが、少なくともこのツリーでは流通の面に絞って議論が進んでいる中で「それだけじゃないでしょ」みたいなつっこみは、話の流れを無視したまぜっかえしにしかならないと思います。
うじゃうじゃ
Re:真の文化の発展に寄与することを目的とした著作権法を考えてみる (スコア:1)
ただ、「真の文化の発展」とか「著作権法の理念」という、議論の根本となる部分が、少々偏った状態で議論が進んでる事は知って欲しかった。
偏ってるだけで、間違ってる訳じゃないが、それがすべてでは無いよという事です。
例えば、議論の元となった#1286748では、配布を優先し権利者への報酬を軽視している。
これは「文化の発展」の一つの形ではあるが、決して「真の」という物ではない。
Re:真の文化の発展に寄与することを目的とした著作権法を考えてみる (スコア:1)
私が説明しているのは「流通させるだけなら必要なコストは劇的に少なくなっている」という事実と実例であって、商売が成り立つとはだれも言ってない。
むしろ、今のままだとそれが成り立たないから著作者にちゃんと対価がフィードバックされるように著作権法で支援すべきと言っている。
#今何の話をしているか理解してますか?
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Re: (スコア:0)
なぜ他人にだけ要求するんですか?
文化は権利者だけで作り上げるものじゃないですよ。
Re:真の文化の発展に寄与することを目的とした著作権法を考えてみる (スコア:1)
誰が何を著作者に要求したのか書いてないので、どう誤読したのかはわからないが、とりえあず著作者や権利者に何かを要求した覚えはないので、あなたの誤解と思われます。
いい加減説明するのもめんどくさいが、商業流通に頼らずに著作者の意思で著作物を頒布する方法とそのコストについて実例を挙げて説明しただけであって、著作者がそうすべきとか商業流通をなくせなどという主張は一切していない。
誤読するところまではしょうがないとして、批判めいたコメントを書く前にもうちょっと意見の本質を読み取る努力をしたあとくらいは示すか、理解できた話題にのみコメントするように心がけていただきたい。
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Re: (スコア:0)
ご自分でやろうともしないで、夢物語だけを書き連ねるのはなぜですか?
と再三にわたって質問してるのですが?
Re:真の文化の発展に寄与することを目的とした著作権法を考えてみる (スコア:1)
まず、ひとつめは、権利者が複数居るということ。例えば小説の場合だと、たいていの場合著作者本人と出版社の両方が権利を持っており、第三者が権利を買い取るためには両方に対して交渉をする必要がある。特に出版社の方が問題。出版社が扱っている作品というのは多数あり、個別作品ごとの契約を一個人が買い取るようなケースを想定した権利の管理は行っていない。
そういう状況で第三者が特定の作品のみの権利の買い取りを申し出た場合、出版社は「門前払い」します。つまり、そういう売り方はしてないから断ります、となる。吉野家に行って「テラ豚丼ください」と言っても出してくれないのと同じレベルの話。
もし、出版社自体が倒産していたりすると、出版社の権利は債権者に売りさばかれて居る可能性があり、全ての権利者の所在を探し出すだけでも一苦労になります。夜逃げ的に社長が逃げ出している場合など、著作者本人すら出版権が誰にあるのかすら知らないなんてケースもあるようです。
二つめは、ネットで公開することは書籍を販売することとは法的な扱いが違うという点。一般的に書籍で問題になるのは複製権だが、ネットで公開する場合はさらに公衆送信権が問題になる。つまり、サーバスペースに複製するのと、それを公開するのとは全く別の権利処理をしないといけない。
例えば、公開した書籍の中に歌の歌詞などが含まれていた(出版に当たってJASRAC許諾済み)場合、公開者である私もJASRACと契約しなければならない。もちろん、JASRACとの契約は買い取って終わりというわけにはいかないので、継続的に支払いが発生することになるし、報告義務も生まれる。寄付を募る場合だとそれは営利行為と認定されてしまうので、契約的にはかなりややこしいことになるはず。もちろん、作詞者本人とも個別交渉が必要になります。
歌詞でなくとも、著者もしくは出版社が「書籍に使用しますよ」と許諾を撮った著作物の二次使用の数だけ、再度権利交渉をしないといけない。これらの権利者を捜す手間もあるし、その中のどれか一つでも交渉が失敗すれば公開することはできません。今のところ、公衆送信権は二次権利者も完全拒否権を持つので、お金で解決できるとも限りません。
著作権だけの問題ではなく、例えば人の写真が掲載されていた場合は肖像権も関わってきます。
これらの問題を一つ一つ解決していく人的コストと、公開にあたって発生する権利処理コストは、どう考えても一個人やボランティアでまかなえるものではありません。さらにそこから著作者へのフィードバックを考えるなんて、はっきり言ってしまえば著作権法改正よりもよほど夢物語です。
これらの問題が簡単にクリアできるのであれば、今頃電子書籍販売サイトのラインナップはamazonをはるかに凌駕しているはずです。ちょっと考えれば当たり前に分かることだと思うんですが、自分がどんな無茶を言っているか、いちいち説明しないと分かりませんか?
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re: (スコア:0)
Re:真の文化の発展に寄与することを目的とした著作権法を考えてみる (スコア:1, すばらしい洞察)
Re: (スコア:0)
というか、人気のないものが消えてなにか問題があるのか?
Re: (スコア:0)
ほとんど~ないがゼロという意味ではないことを知らんアホは話にならんな。
Re: (スコア:0)
一時出費だけで済む自費出版とランニングコストがかかる配信で、「問題にならない」といえる試算を示してくれよ。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
データーセンターとかそんなもんがなくても、 めちゃくちゃ細い回線のめちゃくちゃしょぼい自宅鯖(というかただのPC)1台あれば簡単に配信することが出来るように 出来たものなんで無いの?
さらに簡略化してBitTorrentっぽいけど普通の家庭用のブロードバンドルータにファイルを置いて置くだけで簡単に配信できるようなプロトコルがあったら面白いのに
Re:真の文化の発展に寄与することを目的とした著作権法を考えてみる (スコア:1)
これより安い自費出版あったらほんとすごいよね
サーバースペースレンタル料(さくら)
300M/月 125円
普通の1冊のデータ(圧縮あり
(文字ベース) 0.3M程度
(画像ベース) 30M程度
UPするためのネカフェ代 1000円?<自宅だと計算めんどいんで
まぁ年間10冊から1000冊で3000円でおつりがくるな
#あくまでも一般公開するって話でOKならこんなもんだ
#問題は宣伝だが・・・これも面白けりゃBlogとかいろいろ手はある
Re:真の文化の発展に寄与することを目的とした著作権法を考えてみる (スコア:1)
+1000えんで4000円/年
#なんてこったい!!33%も増えちまったいw
#あまり500円はアンパンとコーヒー牛乳代
Re:真の文化の発展に寄与することを目的とした著作権法を考えてみる (スコア:1)
配信は30kbpsだそうですが。
http://www.planex.co.jp/product/router/bittorrent/ [planex.co.jp]
Re:真の文化の発展に寄与することを目的とした著作権法を考えてみる (スコア:1)
Re: (スコア:0)
たとえ完全組版原稿をアナログで作って入稿したとしても、印刷所が預かった版下を丸ごとデジタル化するんじゃないかな。
今やコンビニのコピー機ですらスキャンした原稿はデジタルデータとして内部的に保持しているというのに、より大量生産が必要な商業印刷で原稿のアナログ管理なんて非効率的なことをやってるわけがない。
調べてみたらプリントゴッコ [risovec.jp]ですらデジタル化している……。オフィス用や家庭用を含めても、アナログデータをデジタル変換せずに印刷できる装置ってもうほとんど残ってないんじゃないか?
というわけで、印刷前に行うデジタル化作業を流通コストに数えるのはおかしいですはい。
Re:真の文化の発展に寄与することを目的とした著作権法を考えてみる (スコア:1)
一応小説を想定していたんであれだけになりました
で、漫画系のデジタルデータ化ねぇ「ネカフェでスキャナかしてるとこあるよ」
自分で書いたやつなら両面いらんだろうし十分w
1時間もかからんでしょう・・・ってことでネカフェに含めて0円