破産したGawker Mediaの資産売却先、米Univisionに決まる

headless 曰く、

ハルク・ホーガンのセックステープをめぐる報道が発端となり、6月に破産を申請したGawker Mediaの資産売却先が米スペイン語TVネットワークのUnivisionに決まったそうだ(Gawkerの記事、 Recodeの記事、 The New York Timesの記事、 Los Angeles Timesの記事)。

Gawker Mediaはプロレスラーのハルク・ホーガンことテリー・ボレア氏から訴えられ、一審で合計1億4千万ドルの賠償金支払いを命じられている。そのため、Gawker Mediaでは資産売却により控訴資金を調達すべく、Ziff Davisと交渉を行っていた。しかし、Ziff Davisが事前に提示していた9千万ドルに対し、競売で1億3千5百万ドルをつけたUnivisionが競り勝ったとのこと。

Univisionが買収する資産にはGawker.comのほか、GizmodoやKotaku、LifehackerなどGawker Mediaの7つのWebサイトがすべて含まれる。ただし、Gawker.comの今後についてはどうなるかわからないらしい。Univisionが提示した買収案では、9月の買収完了前にGawker.comをGawker Media LLCへ返すオプションが含まれているという。

一方、Gawker.comを買収したうえで、Webサイトを運営しない可能性もある。いずれにしてもUnivisionの重役陣は、Gawker.comのスタッフも他の6サイトとともにUnivisionで雇うことを明言しており、必ずしもスタッフが解雇されることにはならないとのことだ。