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テトリスクローン裁判、ゲーム要素と著作権の境界はどこ?

タレコミ by taraiok
taraiok 曰く、
「テトリス」の模倣をしたソフトはたくさんあるが、2009年5月にiPhone用としてリリースされた「Mino」は、特に大胆なテトリスコピーと呼ばれている。この「Mino」に対して、2009年5月連邦地裁判事はテトリスカンパニーの著作権を侵害しているという判決を下した。その年の8月には、Appleにより同ソフトは削除されている(WIRED.CO.UK本家/.)。

一般にゲームの機能性(ルールやゲームシステム、およびデザイン)は、画面のアートワーク、音楽、およびソースコードのように知的所有権で保護されない。このため、ゲームのシステム上のクローンは今回のように法的に訴えられて敗訴することは少ない。

例えば、搭乗者視点型のレースゲームはMicrosoftが特許を持っているが、セガのクレイジータクシーは車体の上部に進行方向を表す矢印が表示されるアイデアがあるため、セガに著作権が与えられている。「Mino」の判決では、ソースコードや画面のブロックの色が異なっていても、ブロック形状の寸法、画面レイアウト、基本ルールなどがまったく同じであったためテトリスカンパニーの著作権を侵害していると判断された。

今回の判決はアイデアやゲームシステムが著作権保護を受けられる可能性を示すものと見られている。
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