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テクノロジー

RIAA曰くAI音声クローンサービスは潜在的な著作権侵害 27

ストーリー by nagazou
侵害 部門より
maia 曰く、

RIAA(アメリカレコード協会)は、無許可のAI音声クローンサービス(サイト)を問題視し、アメリカ政府に対して「Voicify AI」を「潜在的な著作権侵害市場の監視リスト」に追加するよう提案した(GigazineThe Verge)。

「Voicify AI」は自動で歌声と伴奏を分離したり、YouTubeのアドレスを入力することで、その動画の曲を歌った音源を作成可能。例えば「ボヘミアン・ラプソディ」を、マイケル・ジャクソンの歌声に吹き替えといった具合。元の歌声の主の権利だけでなく、吹替えられた各楽曲の権利も侵害しているとしている。

生成AIは2023年にブームが来た感があるが、問題は使い方かな。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 関連:

    コナン君に「#歌わせてみた」流行曲、実はAI偽音声…困惑する声優たち「対処しようがない」 
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20230926-OYT1T50040/2/ [yomiuri.co.jp]
    >悪用も懸念される。海外では今年、英国の女優エマ・ワトソンさんの偽音声でヒトラーの>著書「わが闘争」を朗読する音声がネット上で流れ、波紋が広がった。

    こういうのを作るのは何が楽しいか分からないのだが。

    • by Anonymous Coward

      人力VOCALOIDとか人力VOICEROIDとかニコニコでわりとあったジャンルよ。
      こういう声にこれを歌ってほしい、喋ってほしいというのは珍しくない欲求。目的か手段かは別として。
      #そもそもそういうのがなければキャラクターとしてのVOCALOIDの隆盛はなかったし、VOICEROID自体も生まれなかっただろう。

      以下脱線
      人力の方を問題視する向きはなかったのに今回なんで騒がれてるかというと、
      人力は人力ゆえに規模や再現性に限界が見えてたし、
      それによって元ソースと競合がほぼ起きなくて財産権への侵害が発生せず、
      難癖付けて侵害扱いしても得られるものが皆無だった。

      それが生成AIでどんな人間にも手軽に高品質な声真似ができるという話になれば、
      画像生成AI界隈の悲惨さを見れば、潜在的とはいえ「著作権侵害」とレッテルを張られても仕方なかろう。

      • Re: (スコア:0, 荒らし)

        by Anonymous Coward

        >画像生成AI界隈の悲惨さ

        悲惨?
        過渡期の些細なイザコザと、爆発的な可能性が見えるんだが。
        なりすましやデマは今に始まったことではないし、
        アイディアや作風が保護されないのも昔から。
        工業製品でも画像でも音楽でも、廉価なコストで入手できることは需要家にとっては恩恵でしょう。
        あれこれ規制が撤廃されて従来産業が淘汰される時代に、著作者の既得権益だけ特別扱いする必要性は感じない。
        機械にできることをべつに人間にやってもらわなくてもいいわけで、
        人には機械にできないことをやってもらえばいい。

        ズブの素人でも、専門家の真似事ができるようになるだけですよ。
        ならばその上をいけばいい。専門家なんだから。

        • by Anonymous Coward

          昔からある事なのに誰も何も対策してないからだよ、技術を推し進めてる側が、まったく反省せずに。
          既得権益を特別扱いする必要性はないといいつつ、逆側は特別扱いして認めろ(権利侵害して当然)ってダブスタとかほんと画像生成AI界隈に巣くうクズそのものだな。
          だからRIAAが先手を打って「これは潜在脅威とみてくださいよ」って国にお願いしてるんだよ、過去をちゃんと学習して。

          • by Anonymous Coward

            その画像生成AI反対派も、主張を広めるためにAI翻訳を使ったりしてるわけで、割とポジショントークに満ち溢れてるだけなんだよなぁ。
            (画像生成AI反対派が全員使ってるわけではないが、使ってるヤツを批判するわけでもないのに、画像生成に対してだけは厳格に権利を要求するダブルスタンダードがまかり通ってる)

            利益や権益を守るために活動することは否定しないが、それなら「俺たちのメシの種を勝手に奪うな」と叫ぶのが筋で、道徳みたいな話に擬装するからおかしくなる。

            • これもテンプレ通り。

              論点は「生成」なんですよ

              親コメント
              • by Anonymous Coward

                これもテンプレ通り。

                論点は「生成」なんですよ

                具体的なこと言うとボロが出るから、抽象的な表現でレッテル貼り。
                AI反対派のテンプレですね。

              • by Anonymous Coward

                自己紹介乙

              • by Anonymous Coward

                (#4545507)「AI推進派はダブスタ」(意見)
                (#4545546)「AI否定派もダブスタやってるじゃん。利権の問題だろ」(意見)

                (#4545595)「テンプレ通り。論点は生成」(テンプレの内容は記載しない。生成とだけ書く抽象的な論点ずらし)
                (#4545664)「レッテル貼ってないで具体的なこと書けよ」(指摘)
                (#4546135)「自己紹介乙」(反論にも指摘にもなってない)

                AIに喰われてく、頭が悪い人達の見本ですかね。

    • Re: (スコア:0, 荒らし)

      by Anonymous Coward

      リンク先の読売の記事読んだけど、サボタージュ運動というかラッダイト運動の一部だよね。
      声優業界の既得権益を守るために新技術は破壊せよという感じ。

      労働運動は大切だし、権利は主張するものにのみ与えられるものだからアリだと思うけど、傍から見てると技術革新で需要がなくなりつつある業界を政治で守るのは美しくはない。
      堂々と一般人というか消費者に与える便益の量で競ってほしい。
      AIにできない演技だとか感動だとかファンの熱狂が可能なら声優業は廃れないだろうし、AIより下手な演技を高いコストで提供するだけになるなら滅びてもいいんじゃないか。

      #そして最後にはすべての分野で何もできない人類が残るかもしれない。

  • by Anonymous Coward on 2023年10月13日 15時04分 (#4545391)

    > 例えば「ボヘミアン・ラプソディ」を、マイケル・ジャクソンの歌声に吹き替えといった具合。元の歌声の主の権利だけでなく、吹替えられた各楽曲の権利も侵害しているとしている。

    この場合、侵害してるのはボヘミアン・ラプソディのほうの著作権だけだろう。

    著作権は濫用されすぎ。
    声そのものに権利を主張したいなら、せめてパブリシティ権とかそっちの方じゃないの?

    • by Anonymous Coward

      「潜在的な著作権侵害」っていうのからおかしいんだよね。

      生存権みたいに「それがないと話にならない」みたいなのは兎も角、著作権なんて、著作権に関する条約や法律があって、初めて成り立つ権利だもん。
      法文に記載されてる権利が全てであって、そこに潜在的なモノなんて言い出したら、法治主義の否定にしかならない。
      (法律には違法と書かれてるけど、現実的に取り締まれない、みたいなモノなら「潜在的な著作権侵害」と言えなくもないけど、今回のは違う)

      拡大解釈を振り回すのを是とするなら、今回のRIAAの主張は「潜在的な財産権への侵害」とか、何とでも言えてしまうしね。

      • by Anonymous Coward

        法治主義を主張しながら、法律に規定のない生存権をありがたがるあたりが見事なダブスタで笑える。
        数行の文章すら矛盾なく書けないのか。

        • by Anonymous Coward

          日本の場合、生存権は憲法25条に規程されてますよ。
          法律だと、がっつり生存権について規程してるのは生活保護法とかですね。ほかにもいろんな法律に、ちょっとだけ顔出ししてます。

    • by Anonymous Coward

      パブリシティ権は氏名と肖像のみを対象にしていて声(歌唱)は対象にしてないからよ。
      なぜって、歌唱は著作隣接権の保護対象だから。

      • by Anonymous Coward

        歌唱は「思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」でいいと思う。

        でも「声」は明らかにはみ出てるというか範囲外じゃないかな。
        「声」を保護したい、既存の権利のどれかを拡張して「声」の権利も含めよう、というなら、著作権よりはパブリシティ権じゃない?

        • by Anonymous Coward

          オートチューンで編集しまくった原型を留めてない機械的なロボット声に権利なんかあるのかな。
          英語でも日本語でもドイツ語でもトルコ語でも、同じソフト使ってるのか知らんが、同じ声に聞こえるラップMVを見かけるし。
          もうラップ業界って個性が刺青ぐらいしか残ってないな。髪型は昔誰かがやってたものばかりになってるし。

        • by Anonymous Coward

          今回の話はRIAA(アメリカレコード協会)がVoicify AIを「有名人の歌声を再現してしまうソフトウェア」と定義し、
          著作隣接権にとって脅威であるってニュースだから何の問題もないよ。
          #歌声ってのは歌唱方法によっても変わるものだから、歌唱の一部なんだよ

          あとGigazineではアーティストのパブリシティ権も侵害してるよなぁってRIAA主張してるが、
          これは声自体じゃなくて「○○が歌ってる」の○○…つまり氏名の部分で引っかかってるからよ。

  • おそらく、RIAAが使える武器は著作権法だからそう言わざるを得ないんだろうと思うけど、著作権法ってルーツをたどると業界を荒らすただ乗り商売を規制するために考案されたシステムなので、言わんとすることはわからんでもない。

    安易に何でもかんでも規制することが、必ずしも良い結果を生むとは限らないので、全面的に賛同するというわけにはいかないけど、学習データ提供者の報酬請求権的なものはあっても良いんじゃないかとは思う。
    それを著作権と呼ぶかどうかは意見が分かれるとは思う。

    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
  • by Anonymous Coward on 2023年10月13日 14時48分 (#4545378)

    許可は取ってんのかな?

    • by Anonymous Coward on 2023年10月14日 15時34分 (#4545874)

      こないだNHKのお笑いの神髄だっけか、そんな名前の番組でものまね芸人特集しててね。
      似てるけど明らかにズラす。やりそうだけど絶対やらない。
      そういうのを入れ込むのが、ものまね芸人の真骨頂だそうです。特にコロッケ。

      特徴を過大に戯画的に強調してものまねするので、本来は侮辱的でもあるのだけど、許容されてるのはそういう点があるからだそうで。

      これは、別スレにもある「人力ボーカロイド」で声優や俳優の声をつぎはぎして無理矢理歌わせてるケースでも似たような理由で容認されてたのだろうと思う。どこかでハズしてるからOKって感じのね。
      全トレースじゃないから良い、ってのはあるんだろうなぁ。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      元の人の声や映像をそのままもしくは加工してないので違う案件

      • by Anonymous Coward

        確かに
        ものまねはどちらかと言うと昔からの二次創作なカンジがする
        今回のはCDやDVDの海賊版デジタルコピーでミックス出来るようになったカンジかなぁ

    • by Anonymous Coward

      ものまねじゃないけど、嘉門達夫はちゃんと許可を取っていて、相手によってはライブはOKだがCD収録はダメ、とかいろいろあったらしい。

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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常

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