スイス連邦行政裁判所、電子メールプロバイダーは電気通信法のデータ保持義務付け対象にならないと判断

ProtonMail によるとスイス連邦行政裁判所が今週、電子メールプロバイダーを電気通信プロバイダーとみなすことはできないとの判断を示したそうだ (ProtonMail のブログ記事、 The Register の記事)。

この裁判はスイス政府が電気通信法を不適切に用いてプライバシーを低下させていると ProtonMail が主張し、昨年 5 月に提起していたものだ。連邦行政裁判所では電子メールプロバイダーを電気通信プロバイダーとはみなせず、結果として電気通信法が義務付けるデータ保存の対象にもならないとの判断を示したとのこと。

スイス連邦最高裁は 4 月に Threema の訴えを認め、インスタントメッセージングサービスが電気通信プロバイダーではないとの判断を示しており、本件と合わせてスイスにおけるプライバシーの勝利であるという。その結果、多くのスイス企業は当局の情報提出命令に対し、特定のユーザー情報提出が免除されるとのこと。

ProtonMail は 9 月、フランスで逮捕された環境活動家の IP アドレスなどの情報を警察に渡していたとして批判を浴び、IP アドレスのログを保存しないとの記述を公式サイトトップページから削除している。今回の判決が確定すれば、IP アドレスの記録を当局が命じることもできなくなるとみられる。

今のところは

[Anonymous Coward]

接続履歴の保存と提出は義務付けられるけど、メール内容は提出されないということかな。

Re:

[Anonymous Coward]

件名は暗号化されていないみたいだけど、本文は暗号化されてて、Protonmailでは復号化できないので、提出されても実害がなさそう。

国策ですかね

[Anonymous Coward]

スイスの銀行を秘密裏に利用される海外の方がいなくなると大打撃ですからね
秘匿サービスで外国が台頭されたらたまったものではないでしょう

# Gなんとかさんもヤキモキしていることでしょう

Re:

[Anonymous Coward]

スイスの市中銀行が公権力に敵対的なのはカスタマーファーストのためであり自国ファーストのためではありません。従ってスイスの市中銀行はスイスの治安維持当局などに対しても敵対的態度をとります。
といっても同時多発テロの際にアメリカからの圧力が相当あったらしく以前程カスタマーのために徹底的に公権力と戦うようなことは減ったようです。

日本語におけるプロバイダ

[Anonymous Coward]

1998年ごろ、自分の周りでは(メール)プロバイダ、(メール)プロバイダー、(メール)プロバと言えば、メールサービスだけの業者やサービスも含めて呼んでいた。ポータルサイトのメールサービスも含んでいた。
最近は、インターネット接続サービスしか呼ばないような気がするけど、どうだろう？

Re:

[Anonymous Coward]

最近は、インターネット接続サービスしか呼ばないような気がするけど、どうだろう？

提供するもの
ですからねぇ
何を提供するかでしょう

インターネット接続サービスは
通信、メール、ブログ含むWebサイト、VOD、IP電話などなど
包括的に提供しているので代名詞的に
プロバイダーといえばそれって感じでしょうね

ホスティングサービスだけでもプロバイダっちゃプロバイダーですし

# Serverとは情報配膳サービスをするものであるみたいな

Re:

[Anonymous Coward]

アマゾンの下請け配達業者も追加で

ユーザー離れすごかったんかな？

[Anonymous Coward]

保存しないと言いながら保存してたわけで
「ああこれなら安心だ」って戻るユーザーも居るまいが...居るのかな？

Re:

[Anonymous Coward]

＞保存しないと言いながら
プロトンはIMAP4も提供してるけど・・・
そういう話じゃない？ごめん記事見てない

Re:

[Anonymous Coward]

ソース読め
https://github.com/ProtonMail/proton-bridge [github.com]