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ストーリーのタイトルだけ読むと、世界中のどこかを一発特定みたいなイメージですけど、本文や元の記事などを読むと基地局からの位置なんですね。元記事の方でも「通常、スマホの電源が入っていれば、通信会社は、どの基地局の電波を拾っているかを調べ、その範囲内にあることは把握できる」とはありますが、アプリ側でどの基地局と通信しているかという情報は簡単に抜き取れるものなんでしょうか。出来ないのであれば、あまり怖い気がしないです。
逆。どこと通信しているかをアプリからは確認しづらいけど、電池残量なら簡単にアクセス出来る。「このアプリは電池残量へのアクセス許可を求めています」と言われても、普通は、問題無しとしてインストールするので。
そうやって、取るに足らないから読み取られても問題無しと思われている電池の減り方から、逆算して、現在位置を推定するよ、という話。
例えば、ある人の端末にアプリをインストールさせ、いつも同じ経路を通っている場合、その経路上で電池の減り具合を監視し、「何らかの方法で別途与えた正解データ」と突き合わせて、推定用の元データを作成。その、推定用の元データから計算すると、その人が同じ経路を辿っている場合には、どこに居るのかをアプリから監視出来る。途中で30分寄り道していたら、その寄り道先がどの辺りか分かるとか。
正解データを与える方法は、例えば、「街中でQRコードを探そう」というようなスタンプラリーアプリにして、それぞれ異なるQRコード入りのポスターを貼り付けた位置と紐付けちゃうとか、そういう。ユーザとしては、GPSやら電波強度やらという、位置にまつわるアクセスをしないアプリだから位置を追跡されるはずはないと安心していたら、アプリのアンインストールを忘れていると、スタンプラリー後も、電池の減り具合からどこに居るのかずっと監視され続けちゃう、と。
ただまあ、そんなシナリオが現実的な脅威になるかどうかは知らない。セキュリティ云々は、手法の意義を追加で盛るためによく使われる方便なので、割とどうでもいい。
実際、GPSをずっと起こしていると電池の消費が激しいので、もっと電力消費の少ない位置計測技術が欲しいと言うのは良く言われているので。密かな追跡以外にも、ユーザの同意の下で行う需要も大きいから。ベタな例では、省電力の敵、Ingressとか。
そんなところに、新たなアイデアを思いつきましたよという、モバイルの研究界隈ではすごく良くあるタイプの論文。このアイデア自体は初耳なので、興味深い。
あ、ごめんなさい、原文読まずに書きました。位置推定は事後に経路候補の内のどれかが分かる程度の、もっと粒度が荒いものなんですね。訂正します。
例えばこれを電池消費度合いをビッグデータとして収集するアプリと紐付けると、より精度を上げることが出来るのでは、と思ってしまいました。
バッテリーの消費様態が、たとえばスマホの機種や利用年数ごとに一定であれば、複数利用者のデータを集約できますね。GPSをオンにしている利用者からバッテリー消費データも入手すれば、教師データも得られます。意外といけるかもしれませんね。
別に悪の組織がこっそり追跡するとかじゃなくて、低バッテリー消費の測位手段として、まっとうに便利かもしれません。
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Stableって古いって意味だっけ? -- Debian初級
基地局からの位置 (スコア:0)
ストーリーのタイトルだけ読むと、世界中のどこかを一発特定みたいなイメージですけど、本文や元の記事などを読むと基地局からの位置なんですね。
元記事の方でも「通常、スマホの電源が入っていれば、通信会社は、どの基地局の電波を拾っているかを調べ、その範囲内にあることは把握できる」とはありますが、アプリ側でどの基地局と通信しているかという情報は簡単に抜き取れるものなんでしょうか。
出来ないのであれば、あまり怖い気がしないです。
Re:基地局からの位置 (スコア:0)
逆。どこと通信しているかをアプリからは確認しづらいけど、電池残量なら簡単にアクセス出来る。
「このアプリは電池残量へのアクセス許可を求めています」と言われても、普通は、問題無しとしてインストールするので。
そうやって、取るに足らないから読み取られても問題無しと思われている電池の減り方から、逆算して、現在位置を推定するよ、という話。
例えば、ある人の端末にアプリをインストールさせ、いつも同じ経路を通っている場合、その経路上で電池の減り具合を監視し、
「何らかの方法で別途与えた正解データ」と突き合わせて、推定用の元データを作成。
その、推定用の元データから計算すると、その人が同じ経路を辿っている場合には、どこに居るのかをアプリから監視出来る。
途中で30分寄り道していたら、その寄り道先がどの辺りか分かるとか。
正解データを与える方法は、例えば、「街中でQRコードを探そう」というようなスタンプラリーアプリにして、
それぞれ異なるQRコード入りのポスターを貼り付けた位置と紐付けちゃうとか、そういう。
ユーザとしては、GPSやら電波強度やらという、位置にまつわるアクセスをしないアプリだから位置を追跡されるはずはないと安心していたら、
アプリのアンインストールを忘れていると、スタンプラリー後も、電池の減り具合からどこに居るのかずっと監視され続けちゃう、と。
ただまあ、そんなシナリオが現実的な脅威になるかどうかは知らない。
セキュリティ云々は、手法の意義を追加で盛るためによく使われる方便なので、割とどうでもいい。
実際、GPSをずっと起こしていると電池の消費が激しいので、
もっと電力消費の少ない位置計測技術が欲しいと言うのは良く言われているので。
密かな追跡以外にも、ユーザの同意の下で行う需要も大きいから。ベタな例では、省電力の敵、Ingressとか。
そんなところに、新たなアイデアを思いつきましたよという、モバイルの研究界隈ではすごく良くあるタイプの論文。
このアイデア自体は初耳なので、興味深い。
Re: (スコア:0)
あ、ごめんなさい、原文読まずに書きました。位置推定は事後に経路候補の内のどれかが分かる程度の、もっと粒度が荒いものなんですね。訂正します。
Re: (スコア:0)
例えばこれを電池消費度合いをビッグデータとして収集するアプリと紐付けると、
より精度を上げることが出来るのでは、と思ってしまいました。
Re: (スコア:0)
バッテリーの消費様態が、たとえばスマホの機種や利用年数ごとに一定であれば、複数利用者のデータを集約できますね。
GPSをオンにしている利用者からバッテリー消費データも入手すれば、教師データも得られます。
意外といけるかもしれませんね。
別に悪の組織がこっそり追跡するとかじゃなくて、低バッテリー消費の測位手段として、まっとうに便利かもしれません。