
図書館資料の電子化・メール送信サービス、利用料金はページ単価の10倍に決定 33
ストーリー by nagazou
価格より利便性が優先するとは思う 部門より
価格より利便性が優先するとは思う 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
文化庁は、図書館に蔵書の一部を電子化してメール送信してもらえるサービスの利用料金(正確には著作権の補償金)を認可した。これは、おととし著作権法が改正されたことで可能になったサービスで、今年6月から利用できるようになる予定。
気になるお値段だが、書籍等の価格から算出されるページ単価の10倍が基本の従量制となる。ただし計算上500円以下の場合、500円に切り上げされる。価格不明だったり新聞・雑誌だったりすると、ページ単価は100円に固定とのこと(たぶんそれを上回る高価な雑誌だと高い方になると推定)。
まだ始まってもいないので、使い勝手や利便性は判断できないが、正直ぼったくりの印象(特に新聞・雑誌)がぬぐえない。スラド諸氏はどう感じるだろう、使ってみたい?
保護期限の管理 (スコア:2)
趣旨からすると、著作権保護期限切れのものにはこの費用は発生しないと思うのだけど、保護期間かどうか図書館が管理してくれるのかな。不明な場合はどうなるんだろう。(図書館の手数料は別の話)
古い雑誌は個人の記名があれば死後からカウントで、無名なら公表からカウントなんだろうか。執筆者毎に死亡年をチェックとか無理な気がする。海外の執筆者なら絶対無理だろう。せいぜい無名なら公表年からカウント、記名なら一律補償対象ぐらいか?
事典類は団体(出版社)名義でいいのかなぁ。
# 補償金の分配が著作権者にされるのは無理だろう。
# 何十年も前に死亡した人の相続を調べるとかできるとは思えない。
# 海外とかも。
いろいろバーターで (スコア:1)
ページ単価として見るとあれだけど、近所の分館に取り寄せてとか、遠くの図書館まで出かけてという手間を考えると、まあ……。
何コピーしたかは管理できるだろうから、ちゃんと著作権者に還元してくれれば。
そこまでであれば自分は買っちゃうから、絶版で手に入らないとかじゃなければ使わないだろうけど。
Re: (スコア:0)
単行本+話数単位(もしくはより細かく)でばら売り、レンタルするサービスでコンテンツを売っている作者からしたら
図書館で安く、電子化されたデータを入手できてしまうのはたまったもんじゃないだろうし
「本の特定のページしか興味がないから、他のページの分は金を払わない」
みたいな使い方をされたくないというでは?
# 絶版だと権利者がどこにいるか解らないとか、権利関係が複雑とかありそうだけど
# 補償金は誰に支払われるんだろ?
ページ単価? (スコア:1)
希少本だと(その本自体を手元に置きたいというのでなければ)かなりうれしい気がする。
あと、今は、ほとんど手には依頼ないあの雑誌の、あの記事だけとか。
日本国語大辞典の「ん」だけとか(さすがに、これは近くの図書館にもあったな)
¶「だますのなら、最後までだまさなきゃね」/ 罵声に包まれて、君はほほえむ。
Re: (スコア:0)
週刊少年ジャンプ 460ページ 定価290円
複写ページ単価 7 円
500円なら70ページも読める!
いや買えよ。
Amazonでたまに見るアホみたいな値段ついてる絶版本の読みたい所だけとかいいかも?
Re: (スコア:0)
未単行本化作品が入手しやすくなるなら大歓迎。
民業 (スコア:1)
日経の記事を送ってくれるサービスで日経テレコン21がありますが、記事1つにつき100円オーバー [nikkei.co.jp]1が普通ですね。
紙の新聞を買えば全記事で160円なので、今回のもまあそんなもんかなって気もします。
広告欄 (スコア:0)
ジャニタレが載ってると黒塗りされるんでしょうか?
ぼったくりと思うなら、自分で購入したらいいとおもうのだけども
Re: (スコア:0)
というか、広告欄で水増しされてるケースはどうすんだろ。
トラ技とか…。
※広告が本体だって??
総ページ数ってあるから、広告込みなんだろねぇ。
まぁ広告ページが見たいケースもあるからなー。広告含めての雑誌だしな。
Re: (スコア:0)
広告がいいんじゃないですか。
トラ技創刊号復刻版とbitの復刻版、どちらも広告込みで復刻されててわかってるなと思った。
Re:広告欄 (スコア:2)
¶「だますのなら、最後までだまさなきゃね」/ 罵声に包まれて、君はほほえむ。
Re: (スコア:0)
コンピュータじゃないけど、広告で無線機の歴史を追った本
日本アマチュア無線機名鑑
https://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/12/12731.html [cqpub.co.jp]
Re: (スコア:0)
ベッカムがタラップ降りてくるところと広告のコラボが美しかったのに
広告がなしになったら興醒めなのだわ(違
著作権の補償金 (スコア:0)
ちゃんと著作権者の手に渡るのだろうか。
それとも図書館等公衆送信補償金管理協会(どうせ天下り団体でしょ)が潤うだけ?
Re:著作権の補償金 (スコア:1)
ちゃんと著作権者の手に渡るのだろうか。
それとも図書館等公衆送信補償金管理協会(どうせ天下り団体でしょ)が潤うだけ?
天下り団体の利権を補償するためにあるのが補償金制度ってのが実態だしなぁ
あちらさんからしたら著者が権利を主張すること自体が寄生虫って認識だったりして
Re: (スコア:0)
昔々雑誌のライターやってたけど、紙の契約書なんて交わしてないから
著作権が譲渡されてるかどうか分からない。
まあ補償金があるとしても微々たるものだろうから、
税金の処理の手間の方が面倒かも。
Re:著作権の補償金 (スコア:2)
遠い昔、一度だけインタビューされたものがコンピューター雑誌の記事になったことがある(4ページぐらいだったか)。自分で校正したから著作権も多分あるはずだけど、絶対に管理されていないと断言できる。
この制度が始まったら自分でコピーを依頼してみるのもいいかも。
Re: (スコア:0)
ちゃんと著作権者の印税収入になるなら高くても利用するんだけどね
絶版・プレミア本でメルカリとか転売屋と共存するための価格設定にみえなくもないような
Re: (スコア:0)
ちゃんと著作権者の手に渡るなら高くても納得するけどそうじゃないならぼったくりと言われてもしかたないね
妥当 (スコア:0)
本来やりたくないコストに見合わないナンセンス案件を断るための価格設定みたいなもんでしょ
図書館側としてはやりたくもない業務が増えるだけだし手間賃ぐらいははずまんとな
Re:妥当 (スコア:1)
著作権補償金の額であって、図書館が取る手間賃ではない。
「これとは別に、各図書館が定める手数料がかかる場合がある」と書いてある。
Re: (スコア:0)
メール受け取って、棚から本とって、コピー機で電子化して、メールで送って、本を棚に戻すと10分くらいはかかる。
最低価格500円は概ね妥当では。
職員は非正規だから時給1000円でカウントとかみみっちい事言う奴はクビになれ。
Re: (スコア:0)
こういう賃金でしか思考できないやつって何なの?
Re: (スコア:0)
横だが金で世の中回ってるんだから仕方ない部分はあるよな
Re: (スコア:0)
働いた事ある人間なら当然の思考だからねぇ。
君みたいな奴が無意識に他人を搾取するんだよ。
サービスは無料だと思ってるんだろ。
そもそも (スコア:0)
著作権を行使したいなら複製を入手できる状態にしてからが筋だろ。
そうでない場合に複製に制限をつけ補償金を要求するというのは文化の発展に寄与しない。
Re: (スコア:0)
令和4年5月19日にサービスが始まってまだ1年経ってないけど、絶版図書も国会図書館がデジタル化したデータを持ってれば個人宛に送ってくれるよ。 [ndl.go.jp]
いずれ、メール送信どころか貸出も有料になりかねないな (スコア:0)
図書館法17条には
公立図書館は、入館料その他図書館資料の利用に対するいかなる対価をも徴収してはならない。
とあるから条文を素直に読めば、金を取るのは違法なんだけどなぁ。
コピーで料金を徴収するのは様々な解釈をされたりして、図書館側も容認してしまって現在に至るのだが
10倍も取るのは流石にボッタクリすぎだし、17条を拡大解釈しすぎ。
何のための特別法なのか
この流れが広がって、戦前の図書館の過ちを繰り返すようになるのかと思うと暗澹たる気持ちになる。
そもそもこのケースに限らず、図書館司書自身が図書館法や図書館の自由に関する宣言を守ろうとしてるように見えないし
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
図書館関係者の考える図書館法17条の理想形が博物館法26条
すごいよね「公立博物館は自由に入館料を徴収できる」で済む文をこんなに美しく書く作文技術。
Re: (スコア:0)
戦前の図書館は入館料どころか、事ある毎に金を取っていて
下駄箱に靴を仕舞う料金まで取ってた
そのうち大学どころか図書館すら貧乏人は通えなくなるのか
Re: (スコア:0)
>図書館利用者が図書館設置者に対し補償金相当額を支払い,それを図書館設置者が補償金として指定管理団体を通じ権利者に対し支払うことになる
だから、あくまで図書館は代理で補償金を受け取ってるだけで、対価を徴収してないことになってる。
Re: (スコア:0)
>図書館利用者が図書館設置者に対し補償金相当額を支払い,それを図書館設置者が補償金として指定管理団体を通じ権利者に対し支払うことになる
だから、あくまで図書館は代理で補償金を受け取ってるだけで、対価を徴収してないことになってる。
そんなのユーザーからすれば、図書館の言い訳でしかない。
どのみち金を取られてるんだから
なぜ図書館の自由のために無料の原則を主張しないのかという話。
著作権法の起源は、言論の自由を弾圧する目的で立法された経緯からも、著作権団体と戦ってしかるべき。