政府・知的財産戦略本部の有識者会議で導入された発言者の匿名化ルール、ひとまずは使われず 33
去年揉めたからにしか見えない 部門より
政府・知的財産戦略本部の有識者会議で、傍聴者に対し発言者の匿名化を求めるルールが導入された(朝日新聞)。
導入されたルールは、傍聴者(委員や取材者を含む)が会議の内容を発信する際に、発言者の所属や氏名を「特定しないよう求めることができる」というもの。また、傍聴者による会議内容の録音・録画も禁じるという。しかし、参加者の間でもこのルールに対する姿勢は異なり、28日に行われた会議では座長が匿名化を求めないことを決めている(朝日新聞の続報)。
知的財産戦略本部での議論に関しては、海賊版対策に関する会議に出席した委員の一部が出版業界や特定の出版社の利益を守るために発言を行ったのではないかとの批判も出ていた(2018年9月19日付けの山本一郎氏による指摘記事)。