校歌の歌詞をJASRACに委託した場合、歌詞を式次第に印刷する際に著作権使用料が求められる 99
ストーリー by hylom
権利がないとこうなる 部門より
権利がないとこうなる 部門より
昨今では、公立学校の校歌の作詞者がJASRACにその著作権の管理を委託しているケースがあるという(Yahoo!ニュース)。その場合、卒業式などの式次第に歌詞を印刷する場合著作権使用料が求められるそうだ。
学校行事のような非営利の場で校歌を歌う(上演・演奏する)場合、JASRACの許諾は不要ではあるが、印刷については複製となり、許諾が必要となるという。教育機関における複製については、授業で児童・生徒および教師の人数分の複製については著作権使用料が不要だが、入学式・卒業式についてはそうでないと判断されるようだ。
なお、式次第に歌詞1曲を掲載して1,000部配った場合、通常の使用料は1,800円で、教育機関の場合2分の1に減額されて900円になるという。
「入学式・卒業式についてはそうでない」 (スコア:4, 参考になる)
その解釈は不正確で、入学式のような学校の年間計画で決められた行事は授業の一環であるとされています。
ただし、先生や生徒が使うための複製でなければならず、その基準だと保護者に配布される式次第は対象外になる、というのが「入学式・卒業式についてはそうでない」の意味です。
仮に保護者向けの式次第が複製可能な対象だとしても、その他に複製可能な部数の上限もあり、おおむね1クラスの人数分とされていますので、1学年分の保護者全員に配布すると上限を越えることが多いでしょう。
参考
著作権法35条
http://www.cric.or.jp/db/domes... [cric.or.jp]
著作権法35条ガイドライン
http://www.jbpa.or.jp/pdf/guid... [jbpa.or.jp]
まーそやろ (スコア:3)
JASRACの独断でここは良いこっちはダメとか決められんだろうしな
Re: (スコア:0)
校歌を無断演奏されるデメリットを考えると委託する方がおかしいとは思うが、学校が委託するわけじゃなくて作詞者がやってるんだろうしな。
Re:まーそやろ (スコア:2, 参考になる)
そもそも作品単位じゃなくて権利者単位じゃなかったっけ
つまりJASRACと契約してる人に頼んだ時点で委託確定では
契約次第な気がする (スコア:3, 参考になる)
JASRACの信託契約約款の10条を読む限り、 [jasrac.or.jp]
JASRACと契約している人でも、依頼で作った作品の権利を譲渡できるし、
そもそも、権利を譲渡してもらっていないのに、自由に複製や配布できるわけがないです
(教育目的ならOKというわけではなく細かく決まっている [bunka.go.jp])
JASRAC云々というより、依頼時にそういう契約をした(著作権が学校のものだとしなかった)
結果でしかないかと
Re:契約次第な気がする (スコア:3, 参考になる)
まあ、作曲(作詞?)者事務所がそのあたり言ってくれればと思わないでもないですが、 [huffingtonpost.jp]
(手引きを作ってほしいの主語はJASRACなのかもしれませんが、
権利者・委託者はJASRACだけではないので)
業者から購入したドリルや問題用紙等を使用している(そしてこれは学校内でも、
無許可で複製・配布できるものではない)のだから、
何でも自由に利用できるわけではないと把握しているはずだし、
学校側が校歌が特例だと考える道理はないよね(意図をもって、そういう契約にしたのだよね)?
と思うわけです。
# 上の記事では、想定が足らなかったから作詞者事務所にお願いをしたみたいですが…
Re:契約次第な気がする (スコア:1)
念のため言っておくと、著作者の許可なく複製・配布するのは違法ですし、
場合によっては、著作者が告訴することで、犯罪になりえます。
なので、「JASRACへ著作物使用料を支払う必要がある」というのは、
「(著作権をもらう契約でなくとも)お金(しかも定額)さえ払えば、著作物を配布できる」
と捉えるべきじゃないのかなと。
# ただし、JASRACが管理できる権利は一部ですし、著作者が委託範囲も変更できるため、
# 確実というわけではありませんが・・・
# 個人的には、コピーできる機器(PCも含むハズ)につても徴収をしたい [jasrac.or.jp]と宣っている組織なので
# 好きにはなれませんが、本ストーリーは著作者と学校との間の話であって、
# JASRACは無関係だと思うのです。
Re:まーそやろ (スコア:1)
JASRAC委託済み製作者リスクですね
今後は「JASRACに委託していない事」が発注条件になる案件とか出てくるんでしょうか
そういうのが増えると委託しない製作者が増えるのかも
許諾マーク無しの校歌のホームページへの掲載は無断利用 (スコア:3, 参考になる)
学校のホームページへ校歌を掲載する場合は、申込書をご提出いただくことで、当分の間使用料を免除 [jasrac.or.jp]する取り扱いのようです。
ただ、許諾マークの掲示が必要になるので、許諾マークを掲示せずに校歌をホームページへ掲載している場合は、JASRACの会員・信託者が作詞、作曲をした作品だった場合は、無断利用となります。
あなたの母校は大丈夫?
少女マンガ (スコア:3)
「うちはユーメージンの作詞作曲ですのよ、おーほっほっほ。」
っていう、理事長の娘が最後エライことになる物語。
#発想が古い。
Re:少女マンガ (スコア:2)
私の知る限り、校歌で作詞者が一番偉いのはお茶の水女子大学。
Re:少女マンガ (スコア:1)
>一番偉い
正一位を贈っても役不足!星の明るさみたいにマイナス等級が必要だ。
// 今とはルールが違って生まれの身分で夫人止まりの女性には正一位もいたが。
支払うという決断そのものが面倒 (スコア:2)
なのかな。
こうかおんアラカルトだ! [youtube.com]問題みたい。
校歌と言っている時点で (スコア:2)
これは校歌であると双方が認識しているなら
学校の物であるという暗黙の了解があったという考え方もできそう。
作者と学校側がそういう共通認識で暗黙の了解をしているのに、
権利管理団体が権利主張をしだすというところに歪さを感じる。
製作者が許せる範囲、認める範囲の利用方法と
JASRACの杓子定規な権利主張にずれがあるのでは。
作者も望まない権利の乱用が発生しているんじゃないのかね。
Re: (スコア:0)
著作権というものには色々な様々な隣接権というものがありまして、
暗黙ではなく、すべての関わった人に許諾と契約を取り付けておかないと、
「全部の権利が学校のモノ」というわけにはいかないのです。
Re: (スコア:0)
だから対応手順は普通に周知されて居るんだって。
その上でどう扱うかはそれこそ権利者の選択なんだから、問題視されて居る所は権利者や利用者が変えようと思って居ないんだろ。
別に校歌だからって言って「権利者(not JASRAC)」が複製に対して「正当な利益」を得ようとするのは別に何も問題ない。
Re:校歌と言っている時点で (スコア:2)
本当に周知されていたらトラブル多発とはならないような。
公立学校の皆のアイデンティティになる歌の製作依頼で
それを学生や保護者が何らかの利用をするたびに支払いが発生するとなったら
なにに費用が発生するのかとか先生生徒が毎度気にして、
いちいち予算承認して支払いを済ませて利用する
そんな必要があるなんて思っても見なかったんじゃないですかね。
Re:校歌と言っている時点で (スコア:3)
>いちいち予算承認して支払いを済ませて利用する
>そんな必要があるなんて思っても見なかったんじゃないですかね。
校歌(歌詞と楽曲)に限らずコンピュータソフトウェアや問題集など著作物全般について購入したのに複製するには追加の支払いが発生するとは思ってもみない人達は意外と多いのかもしれません。
そのような校歌制作依頼者に対して説明に使えるリーフレットをJASRACが用意しています。
委嘱料(作詞・作曲料)≠著作物使用料(著作権のライセンス) [jasrac.or.jp]
また、このリーフレットの説明文書には「JASRACの約款上、当事者間(楽曲を書き下ろしたJASRACメンバーと依頼主との間)の合意があれば、依頼主が楽曲を利用する場合に著作物使用料を免除する制度があります。」 [jasrac.or.jp]との記載もあります。
Re:校歌と言っている時点で (スコア:2)
そこまで一般化しなくても、とくに校歌として作ってもらったものに対して
複製ごとに追加の支払いが発生するなんて思ってもみないのは当然のように思います。
権利者側ですらそんな要求するつもりもなかったんじゃないかなって想像できますし。
うっかりJASRACを利用してしまったがために双方が不幸になるような仕組みはJASRAC側がなんとか解決してもらいたいものです。
利用者にいきなり注意したり請求したりするまえに、権利者側に意向を聞くなど調整役をするべきなんじゃないですかね。
Re:校歌と言っている時点で (スコア:2)
ドリルみたいな市販品と、その学校だけの校歌とは全然違うでしょうに。
あと、JASRACの内部の規定で動いた結果おきているのだから関係ないわけ無いですよ。
子供の教育の足かせにならぬよう規定のあり方に改善の余地ありということでしょう。
Re:校歌と言っている時点で (スコア:1)
Re:校歌と言っている時点で (スコア:2)
JASRAC側も利用者へ取り立てや止めさせに行くより先に権利者側に意向を確認する事を優先したらいいのにって思います。
Re: (スコア:0)
これは校歌であると双方が認識しているなら
学校の物であるという暗黙の了解があったという考え方もできそう。
できませんよ。そもそも(校歌などは例外的に)「明示的に(権利譲渡)やっておけばok」というルールが存在してるので「明示的にやらなかった」んだから「了解してない」とみなされてるだけです。
Re:校歌と言っている時点で (スコア:2)
学校の校歌として作って欲しいと依頼されて、
これは学校の校歌ですと渡したのならば、
学校の校歌は通常学校のものでしょう。
明確な許諾ではなくても、暗黙の了解と言えると思いますよ。
そもそも何の目的があって校歌をJASRAC信託にしたんだよ (スコア:0)
JASRAC(およびイーランセンスなど他社を含む)に校歌を信託せずにおけばこんなことは発生しなかったのに
Re:そもそも何の目的があって校歌をJASRAC信託にしたんだよ (スコア:5, 参考になる)
本文にリンクされてる記事読めばわかるけど、作詞あるいは作曲を依頼された作詞者、作曲者がすでに信託の契約を結んでいる人の場合基本的にはその人の楽曲は全部信託されてしまう。
ただ、校歌とかの場合は例外規定があって作詞者/作曲者と依頼した学校との間で権利譲渡の契約を結んどけば、信託の対象からはずすことができる。
ので、作詞者/作曲者がそういうJASRAC信託契約済な人の場合、「信託しないでおく」のはできないので「積極的に信託対象からはずす」という作業(というか 契約)が必要だけど
それをしてない/できてない ところの話だと思います。
Re:そもそも何の目的があって校歌をJASRAC信託にしたんだよ (スコア:1)
そうだよな、校歌の権利者って学校側にあるものだと勘違いしてた。
作者の名前が掲示されるのだし普通は作詞者側だよな。
保護者やwebへの掲載は有償か。
Re:そもそも何の目的があって校歌をJASRAC信託にしたんだよ (スコア:1)
NexToneだと、曲単位で信託できるみたいだから、自由度は高そうだが
つか、昔はJASRAC以外に3団体あった音楽著作権管理団体が、今はJASRACとNexToneだけなんだな
Re: (スコア:0)
作詞作曲は校外の人間に頼むのが一般的だし、たいていの作詞者作曲者はJASRACに信託してるだろう。
買い切りにしないから (スコア:0)
放棄できる権利はすべて買い上げて、権利主張しませんという契約にしとけばこんなことにはならないのに。
大赤字 (スコア:0)
JASRACの調査モデル店舗で演奏される可能性はゼロに近いので、得られる著作権料もゼロ。
JASRACの儲けにしかなりません。
Re: (スコア:0)
徴収された使用料からJASRACの手数料率(数割程度?)を差し引いた金額が、ちゃんと権利者に
支払われるのならば、まだいいんですけどねぇ。
Re:大赤字 (スコア:3, 参考になる)
ちょうど数日前の9月25日にJASRACの今期の支払い報告書が各会員に届いてそれ(の一部)をTwitterなんかで晒してる人が結構いるから検索してみな。
結構細かくそれこそ数円単位で分配されてるのが分かるぞ。
Re: (スコア:0)
「校歌」ってカラオケのジャンル検索で出て来るぞ。
まあ大抵メジャーな大学だけだけども。
Re: (スコア:0)
2つ勘違いがあるので訂正すると、
・今回のような複製利用では、最初に利用者側が曲目を申請してから許諾されますので、JASRACは利用された曲目を把握することができ、権利者にきちんと分配されます。
・店舗BGMのようにサンプリング調査で曲目を把握する利用形態の場合は、サンプリング対象外の店で流された曲の権利者に使用料が分配されないのは事実ですが、その店が払った使用料はサンプリング対象になった曲の権利者に分配されますので、「JASRACの儲けにしかならない」わけではありません。
Re:大赤字 (スコア:1)
>・今回のような複製利用では、最初に利用者側が曲目を申請してから許諾されますので、JASRACは利用された曲目を把握することができ、権利者にきちんと分配されます。
はい大嘘。
発車メロディなんかは当然、利用者側が曲目が把握できて、曲目申請してますが、BGM扱いにして、権利者に支払わないことがわかってます。
https://www.huffingtonpost.jp/shota-maeda/train-melody-copyright_b_167... [huffingtonpost.jp]
Re: (スコア:0)
その支払いを受けられない音楽家は何のためにJASRACに信託してんのかね。
常識的に考えてJASRACに請求するなりJASRACを止めるなり、何らかのアクションはするだろ。
「実に不条理です」って言うだけのがずっと不条理だわ。
Re:大赤字 (スコア:1)
>JASRACを止めるなり
そりゃ、その作曲家は
「発車メロディしか作ってない訳じゃないだろよ」
少しは頭つかえ。
で、JASRACに請求したらしたで、「利用回数を自分で調べてこい」と言われて払われない。
>https://ameblo.jp/shihori-94/entry-12064416421.html
>https://togetter.com/li/863334
つまり、「権利者自身が」駅に問い合わせて、利用回数を調べてこい
(通常は時刻表通りだろうが、遅れや欠便で回数は変わる)
さて、その手間を変えてペイするかどうか。
このとおり
なんとかかんとか支払わない方法ばかり探してるのがJASRAC
Re: (スコア:0)
校歌の歌詞は発車メロディだった…!?
アナログからの旅立 (スコア:0)
生徒用にスクリーンに映し出すなら無料だろうから。
ペーパーレスにしたら問題ないんじゃない?
QRコードを配布してスマホで見るのも無料ならありかも?
Re: (スコア:0)
フツー、講堂なり体育館なりにはデカデカと貼り出しているだろうと。
Re: (スコア:0)
もう何十年前のことですが、
母校の体育館には「横浜市歌」の歌詞が書かれた額が掲げられていましたが、
校歌の方は掲げられていませんでした。
今は、両方掲げられているんだろうか。
#だから、校歌よりも横浜市歌のほうが覚えているんだろうね
Re:アナログからの旅立 (スコア:1)
JASRACの方から「あぁ流川」使用分の集金に参りましたー
Re: (スコア:0)
なんでリンク先に書かれていることをさも自分のアイデアのように書いているのか。
#そういう整合性的にいびつな抜け道があるから、学校の行事で参加者に配るための校歌歌詞複製は例外事項にしちまえという意見まで出している。
#ただまあ、とどのつまりJASRACと権利者の契約内容変更なわけで、考えているより大事になる可能性はある。
#権利者への周知がちゃんとできてる出来てないでもめるとか。
作詞者に許可を貰えば無料で印刷できる (スコア:0)
校歌の作詞者には以下の選択肢があります
- 学校に権利を丸ごと委譲する
- 卒業式、入学式など条件を決め、その条件下では無制限に歌詞の印刷を許可する
どちらもJASRAC的にも法律的にも問題ありません
つまりこの話は学校側から作詞者に連絡とって、印刷の許可を取れば済む話で
そんなに大騒ぎするような話題ではないと思います
Re:作詞者に許可を貰えば無料で印刷できる (スコア:2)
#もちろん、一人でも拒否したらアウト。
校歌に限らず (スコア:0)
県市町村の歌を作成している自治体も多いですが、
この場合も著作権使用料を払う必要があるんですかね
ん?どういうこと? (スコア:0)
学校側が校歌をお金を出して作詞作曲させた場合でも???
まあ契約内容次第だが・・・
Re: (スコア:0)
また決算書も見たことないバカな書き込みばっか
Re: (スコア:0)
ん?どっちの話?何の話?