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特許庁、無関係の商標出願に対策。今後は先願の却下を待たずに審査 34

ストーリー by hylom
狙い撃ち 部門より

以前、特許庁が「自らの商標を他人に商標登録出願されている皆様へ(ご注意)」なる注意喚起を出すという話題があった。特定の法人/個人が大量に商標出願を行い、さらにその出願手数料を支払わずに放置しているという問題だったが、これに対し特許庁が対策を行うという(日経新聞特許庁の発表)。

従来、出願手数料を支払っていないなどの「手続き上瑕疵がある」商標登録出願に対しては、出願日からおおむね4〜6か月程度で出願を却下しているという。しかし、この場合却下までの間にほかの権利者が出願を行うことはできなかった。そのため特許庁は、すでに商標登録出願が行われている商標についても、その出願に手続き上の瑕疵があった場合、ほかの権利者による出願の審査を開始する運用を行うという。

なお、先に出願されていたものに対し出願手数料の支払いがあった場合は特許庁は審査を行うが、「当該出願に係る商標が、出願人の業務に係る商品・役務について使用するものでない場合(商標法第3条第1項柱書)、他人の著名な商標の先取りとなるような出願や第三者の公益的なマークの出願である等の場合(同法第4条第1項各号)は、商標登録を認めません。」としている。

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  • 「手続き上の瑕疵」なんだから、時効とか在るかもしれないがここ何年かの分全部
    請求してやればいいのに。その特定の法人/個人に。

    全くの善意のミスの救済のためかもしれないけど、そんなのは件数のたかが知れてる
    んだから、出願数で線を引いてやりゃいいと素人考えで思うんだが。

    • by Anonymous Coward on 2017年06月22日 18時49分 (#3232622)

      盲点を突いて無差別出願することより遡及請求の方が邪悪なのでは
      素直に今後は許さないようにルールを変えるだけでいい

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      なにを請求するの?

      処理をする気がないのに手数料請求するという話じゃないよね?

      • by Anonymous Coward on 2017年06月22日 18時18分 (#3232594)

        別ACですが。
        審査を始める準備とか申請書の保管料とかがあるわけで。

        本来却下される審査も「出願と同時に申請手数料が払われて、(内容を)審査して却下」が正しい手順。
        今回手数料を払われないということで「申請手順を審査して却下」なのだから申請手数料かかるのは当然でしょ。

        処理をする気が最初からなかったのじゃなく
        「特許庁は処理する気いつまで待っても申請手数料が払われないので却下」
        なのだから。「却下になる、それまでに特許庁が保管などの仕事した」分は請求されて当然ですよ。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          ただ、それに対する手間というか負担がばかにならないんじゃないかな

          #いままでやってなかったのが悪いといえばそれまでなんだが

          • by Anonymous Coward

            手数料には手間や負担が含まれるし、余計な手順が必要になって負担が増えるならその分は別途上乗せじゃないの?

      • 現状の費用設定自体がザルってところも問題でしょうね。
        「申請したら通る」という前提でグロスの金額になってるから。

        それを言い出したら「今までサービスとして行っていたので請求していなかった」体にして、新たな請求項が増えるだけなんだろうけど。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        出願手数料だから出願に対する対価だよね?
        処理に対する対価とは言って居ない。

    • by Anonymous Coward

      やるとしたら、その個人・法人を特許庁が民事で裁判所に訴えて
      それで勝訴したら強制執行で財産差し押さえとかだよね。
      でも財産がそもそもなかったりすると無駄骨。

      • by Anonymous Coward on 2017年06月22日 19時56分 (#3232665)

        払わなければ最初から払う気がない虚偽申請だったので
        偽計業務妨害で告発すればいい
        払う気があるというなら期限を決めて却下されていない分の審査料を全て支払え(支払わなければ虚偽と見なす)と通告すればいい

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      出願手数料を含めてすべてがそろって初めて受理される流れにすればいいのに。

      • by Anonymous Coward

        先願主義だから、それはちょっと嫌かも。
        出願後、暦で10日以内に手数料の納付が確認できなければ却下くらいでいいんじゃない?

        • by Anonymous Coward

          個数制限も掛けたほうが。

        • by Anonymous Coward

          出願を急ぐんなら同様に支払いも急げよ。

  • by Anonymous Coward on 2017年06月23日 1時29分 (#3232782)

    手数料の支払いを審査開始の条件にすれば良いだけでは?

    今回そうなったのかは読み取れなかった

    • by Anonymous Coward

      金がないと出願できないというのも、それはそれで問題なのですよ。
      だから今回も手数料支払後に審査になっていない。

      金がないから出願しない、出願できないというのは、知的財産保護の観点からも望ましくない。

      • by sum (10437) on 2017年06月23日 10時31分 (#3232867) ホームページ
        もともと手数料支払後に審査になっていないのは、申請書類と送金とで届く時間の差(特に海外からの申請)を考慮してとのことだったと思うが。
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2017年06月23日 13時19分 (#3232933)

        いや前回のを無視して次回のを持ってきている時点でダメダメだよ。
        普通に考えれば手数料の猶予は1度だけ、なんなら1件だけで十分。
        2度目は「手数料未払い中なので受付できません」で良いよ。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        この程度も払えないほど困窮している場合は特例になるような制度にするべきでは?
        払えない人がいるかもしれないからみんな後からでいいってのはザルすぎるかと

      • by Anonymous Coward

        たかが数万円の手数料も払えないような人が、知的財産保護が必要なビジネスをやっているわけがあるまい。

        • by Anonymous Coward

          勝手な決めつけで法を行使されても困ります。
          今回の方針転換は現行法の範囲内でしごくまっとうなものだと思いますよ。

          # 遡及請求はあらかじめ手続きに明記されてない限り適用できません。でなければ後からいろんな理由をつけて取り立てる事が可能になってしまいます。

        • by Anonymous Coward

          知的財産保護は金があるやつには不要だろ。極論、大金持ちなら恐喝で自前実装できる。
          法律でやるのは金や権力がないやつにも均等に機会を与えるため。政府があるのはそのため。

          • by Anonymous Coward

            むしろ、大金持ち(や暴力団)による恐喝活動が日常化すると国や国民の生活に悪影響がでるから、裁判で国家の独立機関が仲裁する制度なのでは。どの道、制度を悪用されて実害を被る人や企業が出ているなら元々の目的にも反するだろうし、何かしら改革は必要だろうね…。

      • by Anonymous Coward
        累積出願数が一定に達した場合、その数に応じた供託金をおさめなければ受理しない でOKじゃね
        • by Anonymous Coward

          条件付きで発効する手続きを作ると管理工数が級数的に増加して、申請数が一定数を越えたとたんに発散してしまうのはありがちな話です。あまりお勧めできないなぁ。

    • by Anonymous Coward

      >先に出願されていたものに対し出願手数料の支払いがあった場合は特許庁は審査を行う
      もともとそうですよ?
      今までは他の人が出願しても先願有りということでできなかったのが、審査する(できる)ようになったということです。

  • by Anonymous Coward on 2017年06月23日 11時02分 (#3232879)

    会計検査院法は仕事やってるの? 手数料も払わん、出願取下げもしない輩を放置してるのは特許庁の怠慢だよなっと。是正勧告しろよな

    • by Anonymous Coward

      放置ではなく「4~6ヶ月後に却下」してたって元記事に…
      却下までの期間を勝手に短縮することはできないから、今後は却下前の先願が有っても審査ができるよう運用でカバーって事でしょ。

      • by Anonymous Coward

        だから、そういう輩をなんとかしなくていいのかと。手数料とりたてるとか、ペナルティ課すとか、そういう意味。

        • by Anonymous Coward
          国際条約に違反せずになんとかする方法があるなら教えてあげれば
    • by Anonymous Coward

      商標法条約で未納や不備があっても一旦受理しなければいけないことになっているので、あえて言えば外務省の怠慢だが、締結した時には考えてなかったのでどうしようもない。
      条約の場から堂々退場して日本独自の知的財産管理体制に移行すれば可能。それか今から新しい条約を作って枠組みをそちらに移せば可能。

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