クラウドファンディングサイトで披露されたアイデアを勝手に製品化する中国工場 58
ストーリー by hylom
色々な意味で中国凄い 部門より
色々な意味で中国凄い 部門より
中国製の「コピー商品」はたびたび問題となっているが、クラウドファンディングサイトで製品化に向けて資金を集めたプロジェクトを中国の工場がそのままコピーし、製品化して発売してしまうというトラブルが起きているそうだ(QUARTZ、FUZE)。
問題となったのは、2015年12月にKickstarterで資金募集を開始した、スマートフォンカバー一体型の折り畳み式自撮り棒「STIKBOX」。STIKBOXはiPhone 6/6 Plus/6s/6s PlusおよびGalaxy S6/S6 Edge用のカバーの背面に折り畳み式の自撮り棒を一体化させたもので、コンパクトに持ち運べ、すぐに使えるというのが特徴。米国や中国での特許も申請していた。3万3000英ポンドの目標額に対し、3万4,970英ポンドを集めてプロジェクト成立となったのだが、これが製品として出資者に送られる前に同じような製品が中国のネットショッピングサイトAlibabaに出品されていることが発覚したという。
Alibabaでの販売価格はオリジナルのSTIKBOXよりも安く、また「STIKBOX」という名前まで使われていたという。なお、FUZEの記事ではクラウドファンディングサイトで公開されたアイデアが盗用された別のケースとして、プロジェクト側がアイデアを盗用したメーカーと協力して正規品の製造を依頼することになった、という例も紹介されている。
パクルのは中国の常識 (スコア:5, 興味深い)
少し前に中国のアマチュア無線関係のBBSをよく読んでいたんだけど、ネットで見つけてきた外国のサイトにあった自作記事をそのまま作って売るという話がよくあった。BBSにここのトランシーバーを作ろう、と書き込みがあると、賛同する書き込みが続き、じゃあオレが作るという奴が出てくる。部品を集め、基板を起こして、みんなに配布(売る)と言った具合。
パクルことに対する罪悪感はまったくないところがすごいと思ってみていたよ。国全体がこうした意識でやっているんだと思う。日本も1960年代ころまでは同じだったけどね。
Re:パクルのは中国の常識 (スコア:4, 興味深い)
1970年代後半でもあったよ。無線誌の投稿記事そのままのキット(部品+エッチング済み基板)が秋葉原の某電子通商で無断で売り出されていた。
無断とわかったのは筆者が知り合いだから。別に本人は気にしていなかったようだが、ご丁寧にちょっとしたミスまで忠実再現されていて、そのままでは正常に動作しないという...。
Re:パクルのは中国の常識 (スコア:3, 興味深い)
熊本シティスタンダードかな?
基板と聞いて思い出した
PC-8001の基板とか、
APPLEの基板とか、
雑誌に堂々とコンパチ基板と銘打って広告出して売っていましたね。
ケースは無いけど(APPLEのはあったかな)
沢山IC半田付けしなきゃだし、BASIC-ROMはどうしたんだろうなと今思った
友達のからコピーしたのかな
ソフトにはコピープロテクトもなかったおおらかな時代でした
Re: (スコア:0)
当時からコピープロテクトはありましたよ
Re: (スコア:0)
ダブルデッキでダビングという時代のお話しではないの?
Re: (スコア:0)
お話し
Re: (スコア:0)
わざと録音レベルをぎりぎりに調節してあるのもプロテクトの一種では?
# なのでオリジナルなのにテープリードエラーがよくでたり
Re: (スコア:0, フレームのもと)
これは年代関係なくて、中華人民共和国ではパテントは国有だったのでそういう権利があるという意識が根本的に無いそうです。
日本もそうだった等というのは根拠のない濡れ衣であって犯罪を指摘された外国人が使う典型的なペテンですね。
戦争中なのに敵国にライセンス料を払っていたし、高度成長期の技術開発でも高額なライセンスを払っていた。
Re:パクルのは中国の常識 (スコア:3)
70年代に起きた特許騒ぎを知らないのか?
Re: (スコア:0)
知らないから説明してよジイサマ
Re:パクルのは中国の常識 (スコア:2)
零戦のプロペラ周りでアメリカのハミルトン製の部品が使われていた [wikipedia.org]そうですね。スイス銀行経由でライセンス料を振り込んでいたのかしら。
国家総力戦だったのに、機関砲はエリコンとか、意外と外国由来の部品が使われていて、それまでのイメージが変わりました。
世界は、思っている以上に緊密につながっている。大戦中の国家間の取引とか調べたらおもしろそうですね。
Re:パクルのは中国の常識 (スコア:2, すばらしい洞察)
どちらの意見も「木を見て森を見ず」ってやつですね。
数例を挙げて全てがそうであったかのように語るのはどうなんでしょう?
Re: (スコア:0)
では、どれくらい大規模な調査をして初めて語れるようになるんでしょうか?
Re: (スコア:0)
主観以外の情報が全くないというあたりがアレゲですな。
Re: (スコア:0)
仲達
「おう これがその木牛流馬か
大工に命じこれとまったく同じものを作らせよ」
孔明
「はっははは それはよい それを待っていた
仲達めわしを追い越すほど成長したかと思うたが まだ我が手の中にあった」
一部で話題のZNAPS (スコア:4, 興味深い)
自分も出資したからだけど、まったく発送される気配がないことで出資者から批判されまくってるZNAPS https://www.kickstarter.com/projects/1041610927/znaps-the-9-magnetic-a... [kickstarter.com] も同じように
コピーされてる。
コピー品はすでに日本のAmazonでも売られてるけど、評価は最悪。
パクって売るのは当然だが、品質がクソなのもやはり当然だ。
Re:一部で話題のZNAPS (スコア:3)
トンズラされるのかなって思ってますが
# 50$近くロストか
リリースされた後当分販売されそうなのは
Amazon Exclusives [amazon.com]で調達したほうがいいのかなと思い始めてます
# ゲーム系に手を出してないけどどうなんだろうか・・・
# 某◯男もどきは散々だったみたいだし 一応セール明日11/1までか
Re: (スコア:0)
上海問屋でもそっくりなの売ってるね。
あれパクリだったんだ・・・
Re: (スコア:0)
知らずに買っちゃってたわ…
もう使ってないけど品質は本当に酷いもんだった
磁力があまり強くないのと接触が良くないのとで充電されたりされなかったりって感じでした
Morphyの頃から今の中国があればなぁ (スコア:1)
製品化されてたと思うんだけど。
ご連絡先
Re: (スコア:0)
見た目はMorphy中身は別物なんてブツがでてくるだけでしょう
# プレステそっくりなファミコン互換機とかあったなあw
Re: (スコア:0)
普通にHP-200の方をパクっていたかと
Re: (スコア:0)
あれは、実装経験がなくてハードもグダグダだったのもあるけれど、BIOSやDOSの移植に失敗したんだよ。
Re: (スコア:0)
中国の技術力じゃ今でもムリ。
設計図のないものをきれいにパくる技術は今の中国にも無いよ。
かつての日本のパクリとは決定的に違う点。
Re:Morphyの頃から今の中国があればなぁ (スコア:2, すばらしい洞察)
今では中国にEMSやODM投げるのも普通のこと。
まあ日本企業と違って発注先の意図を読んでどうこうとかはやってくれないので
そういうのを期待してたらいけませんが。
Re: (スコア:0)
GPD WINとか言うめちゃ開発早いハード
ある意味でいいのかも (スコア:1)
クラウドファンディングはアイデア良くても製造まで行く所で問題あったりするから
ある意味の製造流通委託ってな感じで特許違反でがっぽりむしり取るってのは
ありじゃないかな
Re:ある意味でいいのかも (スコア:4, すばらしい洞察)
実際のところ訴訟で勝つのは簡単だけど、回収するのが難しい
敗訴した企業はとっとと畳んじゃって、別の企業名でまたコピー品売り出すよ
Re:ある意味でいいのかも (スコア:1)
いやそもそもクラウドファンディングに出したら真似られたというのは
その商品の情報はクラウドファンディングに出した時点で既知なので
特許とれないでしょ。なので特許違反も裁判もありえない。
#クラウドファンディング出す前に特許とってたら…そんなカネあるならそもそもクラウドファンディング出さないでしょ。特許とって維持するだけでもカネかかるし。
#別の知的財産権…何かあるかな?著作権とか?
Re:ある意味でいいのかも (スコア:1)
http://gaikoku-pat.com/us/tesuuryou [gaikoku-pat.com]
米国特許の場合、小規模事業体(個人発明家含む)の出願費用は$800、
維持する費用が発生するのはしばらく後ですし、他の諸々含めても大きく桁が増えるでもなく
「そんなカネあるならそもそもクラウドファンディング出さない」というほどの額では無いように思えるのですが…?
Re:ある意味でいいのかも (スコア:2, 参考になる)
中国で特許取らないと、中国製品を押さえることは困難です。
中国での出願って、中国語必須だった気がします。
そのため、翻訳料がかかります。数万~十数万?
また、現地の特許事務所を通さないと、手続き上面倒が多いようです。
このための金額も含めると、合計50万円ぐらいはかかるんじゃないでしょうか。
#それでも個人で払えそうな額ではあるけど。サーバー1台分ぐらいか?
Re:ある意味でいいのかも (スコア:1)
中共の法は全然知らんけど、
とりあえずPCTによる国際出願→出願公開→補償金請求権じゃあかんのかな
と思ったけど、この流れにある出願公開は
中国の国内出願として行わなあかんのやろうなぁ
Re: (スコア:0)
拒否されたはずの特許が何故か中国で製品に!
Re: (スコア:0)
Re:ある意味でいいのかも (スコア:3, 参考になる)
https://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/tetuzuki/ryoukin/hyou.htm [jpo.go.jp]
出願料が必要です。
その後審査請求時、設定登録時、登録3年経過後毎年、納付が必要となります。
といっても印紙を張らない出願は可能で、そのうち補正指令→却下となりますが、
それまでは特許庁に係属状態となるので、とりあえず先願の地位を確保できます。
#これを商標で大量にやらかしてるのが某社と某元弁理士
Re: (スコア:0)
激しく同意。
発表前に出願することだけはできても、特許裁判争うのは時間も金もかかるし。
仮に万が一特許を持ってても全世界規模で出願ってことはなくて、米国だけとかEUだけとか、
地域限定で出すんじゃないかな。もちろんその場合でも、パクリ側から使用量をもぎ取れる
可能性はあるので、その場合はパクってもらったほうが実は儲かる可能性はあるかも。
Re: (スコア:0)
しかも雲南あたりからの出稼ぎ労働者が給料もらってなかったりするから
収集つかなくなるだけだよな
権利持ってると主張するとこっちに給料求めてくるかもしれない
公安にコネを効かせれば排除してくれるだろうけど…なんかヤダし
Re: (スコア:0)
どうせ共産党員の私服を肥やしつつコピー品作って稼いでるんだから外国からどう騒いでも無理
Re:ある意味でいいのかも (スコア:2)
> どうせ共産党員の私服を肥やしつつ
目指すは世界制服ですね。わかります。
Re: (スコア:0)
無印良品は儲かりましたか?
Re: (スコア:0)
詳しく
Re: (スコア:0)
いやいや。
粗悪品が出回って、市場が拡大する前に終了とかの可能性だってあるでしょ。
儲けが還流できればいいしできなくても… (スコア:0)
Kickstartとかなら「物ができりゃ儲からなくてもいいよ」ってのもあるはずってのかもともとそういうのが走りだよね。
そう考えるとアイディアを出すと実装コストの少ない会社が出資して作ってくれるってのは悪い話ではない
品質と、それでアイディア出した人が良しとするか、って話だよなぁ
Re: (スコア:0)
費用の中に政府や業界団体への運動資金を含める知恵やフォーマットが必要かもね
米国の様に規格の中に国際特許を含めたり
欧州の様にブランド化や規制で縛ったり出来るように
Re: (スコア:0)
そう役割分担できてるんならいいけど、自分で金集めて自分で製品化して売り出す、っていうのが基本だと思うよ。
で、だいたいが中国に製造を発注するからそこでパクられる。これは想定外だと思う。
アイデア出すだけでいいなら、クラウドファンディングなんか使わずに、できそうなメーカーに話するだけでしょう。
クラウドファンディングを「アイデア出しと市場調査(初期の購入者確保含め)」で利用するというのは、出資者舐めてるとしか思えない。
自分で実現できないものをできるかのように宣伝して出資募るのは詐欺だろう。
まず中国で特許を (スコア:0)
まず最初に中国で特許を取ってからクラウドファンディングに出せばいいのに、どうしてパクられないと思えるのだろう?
出資金だけ集めて破綻して作れずに失敗するプロジェクトも結構あるから、世に出るだけましかもしれないが。
Re: (スコア:0)
まず、最初に中国で特許を取る資金を貯めるためにクラウドファンディングに出すのです。
Re: (スコア:0)
中国で特許を取ったとして、どうしてパクられないと思えるのだろう?
逆転の発想 (スコア:0)
自分で作る気は無いけど、ものだけ欲しいものがあったらクラウドファウンディングにあげる!すると中国の生きのいい連中が作ってくれるので、さくっと買えば無事入手できる!
素晴らしいメソッドだ。
問題は連中のお眼鏡にかなうアイデアが出せる気がしないところだな…。
バイラルメディアよりはマシかもしれない (スコア:0)
クラウドファンディングももちろん募集用の動画作成や、製品の研究開発で金は掛かっています。
しかし、記事そのものを売ることで商売しているサイトから記事や素材を丸々ぱくってちょっといじって再配信しているバイラルメディアに比べれば、実際の物を作る、供給するが出来ているだけ中国の方がマシかとも思いました。
小波感