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アニメ・マンガ

性転換を扱ったマンガ作品、抗議される「かもしれない」として連載中止に 168

ストーリー by hylom
圧力と萎縮 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

マンガ雑誌アプリ「マンガボックス」で連載されている性転換を扱ったラブコメ「境界のないセカイ」が、連載中の15話で突如打ち切り&単行本発売中止となったのだが、その理由がLGBT団体からの抗議を怖れた出版社側による自粛だったことから、一部で話題となっているようである(作者による連載終了のお知らせITmediaの記事)。

「境界のないセカイ」は「好きな相手が同性だったら?」というテーマのラブコメマンガで。マンガボックスでの連載を経て、講談社による単行本化が発表されていた(現在も3話までが無料閲覧可)。作者のblogによると、単行本1巻の掲載部分に「男は男らしく女は女らしくするべき」という表現があり、これに対して起こるかもしれない性的マイノリティの個人・団体からのクレームを回避したい、という理由で発売中止となってしまったとのこと。

こうした描写は、背景世界のLGBTへの無理解を説明するため意図的に行われたもので、今後ストーリーが進むにつれ、主人公はそうした考えに疑問を抱いていく……というむしろ逆の意図を持って描かれたもので、指摘を受け修正することも提案したものの、出版社側には受け入れられなかったという。

この話題に対して、Twitter上ではされてもいない抗議に自粛した出版社への抗議が相次いでいる様子である。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 魔女狩り (スコア:5, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2015年03月17日 0時27分 (#2778798)

    結局「表現の自由」を標榜してる出版社が魔女狩りの主犯だったってことだね

    • by Anonymous Coward on 2015年03月17日 8時55分 (#2778906)

      というか、出版社が圧力団体の思うつぼにハマってる。
      圧力団体の理想は、活動しなくても圧力対象が勝手に自粛してくれることだから。
      自粛なら圧力団体は何も手を汚さなくていいし、何もしてないから叩かれてもボロが出ない。

      親コメント
  • フジサンケイ系列なら、擁護してもらえそうですけどね。

    • by Anonymous Coward on 2015年03月17日 9時43分 (#2778930)
      そうか?
      この話の筋からいうと最終的にサンケイを読んでるような方がもっとも嫌う展開になる気しかしないのだが。
      ようするに無理解な敵ってのがそういう人たちだよね、この前、渋谷区ででもしてたような人たちとか、ここでぎゃあぎゃあいってる人とか。

      この段階で抗議恐れて打ち切るような覚悟じゃどのみち続けられなかったろうよ。
      親コメント
  • by iwakuralain (33086) on 2015年03月16日 18時11分 (#2778596)

    どんな作品にも例外なく賛否両論があってしかるべき

    # 問題提起すること自体への抗議すらも恐れて提起もしないのと同じレベルな気がしないでもない

  • webやネットアプリ連載のマンガは雑誌メディア自体の収入源がきわめて少ないし、雑誌全体で見て、ということもない。
    だから、単行本が出て回収しないと絶対にペイしない。

    ネットでの編集がGoサインを出しても、別途単行本を発行している出版社に拒否られると100%赤字案件になる。
    だから、モノができていようと、仮に人気があったとしても問答無用に打ちきりになる。

    ネット連載で編集部サイドではOK出して作品ができたけど、出版社の方で単行本を出す話になって渋られて連載打ちきりというのは、ついこないだのあいこのまーちゃんの騒動の時も同じパターンでしたな。 [itmedia.co.jp]

    このあたり、自社内の編集部で作ってる場合は、単行本化で止めるなんてほぼあり得ない話ですが、外部のウェブ雑誌なんかの単行本を出すとなると、出版を担当する人間が事なかれ主義に走りがちなんじゃないかという気がします。

    個人的には、あるとは思えない抗議におびえて炎上して、出版社は評判落とすし、LGBT団体には圧力かけてくる団体であるかのような風評を立てるし、作家や雑誌の編集は作品作った苦労が水の泡と、関係する誰もが損する一番愚かな選択肢でしたね、としか……。

  • 同性愛を敵視ものからすれば、
    同性愛への偏見を取扱ったり、社会を同性愛へ寛容な方向に誘導しそうな作品に対し、
    片っ端からLGBTシンパを装って重箱の隅をつつく抗議をすれば
    表現弾圧と風評被害の一挙両得となるわけだ

  • by Anonymous Coward on 2015年03月16日 17時31分 (#2778558)

    >「男は男らしく女は女らしくするべき」という表現があり、これに対して起こるかもしれない
    よし、まずは「魁!男塾」から血祭りにしよう!(棒)

  • せめてLGBT団体に意見を聞くとか、連載中止前に取れる行動はいくらでもあっただろ。
    そんなことをせずいきなり打ち切るとか、まんま聲の形の連載見送りといっしょ。
    あのときも問題があるかもしれない、と団体に聞くことすらなく編集者の判断で掲載見送り。
    マルドゥック・スクランブル漫画版の連載終了後、ついに雑誌に掲載されることになったときには、今度はお墨付きをもらったから大丈夫だと、無能っぷりを反省するどころか喧伝する馬鹿さ加減。
    講談社の自主規制はどう考えても異常だ。

  • by matlay (32743) on 2015年03月16日 19時11分 (#2778641) 日記

    『GID』(庄司陽子 講談社) [wikipedia.org]
    があるけど。まああれももしかしたら打ち切りなのかもしれないし、これでと限定はできないけど、いろいろ面倒という学習もしたのかもなあ。

    能町 みね子 [wikipedia.org]の連載もモーニングにあったような気がするけど、あれは別にGIDを売りにしてるわけじゃなかったし。

    --
    #存在自体がホラー
  • by Anonymous Coward on 2015年03月16日 20時31分 (#2778699)

    しかもコミティアでTS同人作家をスカウトして。
    してみるに、原稿の段階から打ち合わせできるならともかく、出版のリスクだけを負わされるのはいやだうことなのでしょう。

  • 作者が当該表現を修正することを提案したけど、講談社は修正提案を無視したそうなので、

    単行本1巻の掲載部分に「男は男らしく女は女らしくするべき」という表現があり、これに対して起こるかもしれない性的マイノリティの個人・団体からのクレームを回避したい、という理由

    というのがそもそも嘘(場当たり的な言い訳)なのかもしれません。

    嘘の理由にいくら対処しても、本当の理由(例えば、上層部の誰かが作品を全体として嫌った)は改善されないので、作者の修正提案に聞く耳を持たなかった、とか。

  • 何が問題なのかさっぱり分からん。

    --
    屍体メモ [windy.cx]
  • by suicidewish (46119) on 2015年03月17日 12時19分 (#2779023)
    聲の形を出版できた講談社がなぜこれはできないと判断したのかな
    聲の形のように編集が該当団体にヒアリングしなかったのはなぜだ
    • 『聲の形』や既にコメントされている庄司陽子氏の作品も表舞台ではゴタゴタぐだぐだではないわけで。

      もうひとつ先行作品を同社で引き合いに出すとマンガ雑誌「One more Kiss」のちに「 Kiss」で
      IS〜男でも女でもない性〜 [ndl.go.jp]』
      がデリケートな問題扱ってますから個別の編集担当とその上司の判断がゆるかったのかなあ。

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  • by Anonymous Coward on 2015年03月16日 17時06分 (#2778542)

    それはおかしくない。

    おかしく感じるのは「これ本当にLGBT団体からクレーム来るのか?LGBTってそこまで言葉狩りしたがってんのか?」ということ。
    「人権」が絡む団体って言葉狩りばっかしてるから、その反動かねえ。

    • その「言葉狩りばっかりしてる」という風評は,業界の自主規制に起因する部分もあるんじゃないかなーと最近思ってます

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2015年03月16日 17時38分 (#2778566)

      抗議なんてものは、全方向あらゆる角度から来る可能性があるものです。
      事実、
      >この話題に対して、Twitter上ではされてもいない抗議に自粛した出版社への抗議が相次いでいる様子である。
      と、この出版社側による自粛に対する抗議が実際にあるとされています。
      この抗議と、LGBTによる抗議が、出版社にとって同価値ならば、それ程大きな問題にはならないかもしれません。
      でもそうではなかったら、つまり、
      来てもいないLGBTによる抗議には怯えるけれど、
      それ以外の抗議はスルー、という態度を出版社側が取ってしまったなら、
      それはそれで差別的だと言われても止むを得ないのではないでしょうか。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2015年03月16日 17時57分 (#2778586)

      LGBT団体を含む「人権」団体が、ヘイトスピーチや出版物禁止とか言って言葉狩りして擁護している隣国では、「ナヌムの家」及び周辺人権団体による訴訟で、世宗大学朴裕河教授著「제국의 위안부 - 식민지지배와 기억의 투쟁」(日本語版書名「帝国の慰安婦」)が裁判所によって出版禁止判決(現在地裁レベル)になっていますからね。
      「人権」団体による抗議位は普通にあるでしょう。
      チビ黒サンボの様に。

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    • by Anonymous Coward on 2015年03月16日 19時26分 (#2778654)

      講談社じゃなくて小学館だけど昔週刊ヤングサンデー誌で連載してた『おカマ白書』 [wikipedia.org]て作品は抗議あったみたいよ。

      OVA、Vシネマ化されるなど人気もあったが、連載途中で同性愛者団体「動くゲイとレズビアンの会」から「同性愛を軽視している」と抗議を受け、単行本は3巻以降発売中止[1]となり、また有害コミック騒動の影響もあってそれまで刊行された1・2巻も書店から回収されてしまう。
      その後、紆余曲折を経て、1996年から1997年にかけて全話収録した完全版(全5巻)が発売され(カバーイラストは新規に描き下ろし)、2009年には文庫版(全3巻)も発売された。但し、特に単行本1・2巻に収録された話では、現在では不適切・問題とされる表現も含まれているため、完全版の発行にあたってはその該当箇所の吹き出しの台詞の改変やカットの修正が行われ、また巻末で「動くゲイとレズビアンの会」のコメントも掲載されている。

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  • by Anonymous Coward on 2015年03月16日 17時11分 (#2778547)

    どっちの味方をするのだろうか。

  • 法に抵触しない範囲で好きなだけ好きなことを描いてほしい。

    • Kindleは無理だろ
      正義の味方()からの直接通報はもちろん
      正義の味方さんが狙ってますと言うご注進でも動いちゃう

      税金対策でアメリカの本社が販売する事にしつつ、実際に商売しているのは日本など余所の国という構造の副作用だな
      アメリカの規制と、販売している国の規制、どちらか片方でもひっかかるものは売れない

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      既刊の再発行はできても、原稿料無しで続きを描くのは大変じゃない?
      漫画家も仕事なんだからさ。

  • by Anonymous Coward on 2015年03月16日 17時31分 (#2778557)

    これで、掲載再開・単行本化しても、性的マイノリティの個人・団体からのクレームは回避出来るだろう。

  • by Anonymous Coward on 2015年03月16日 17時33分 (#2778560)

    物語上、後に否定したい命題の「男は男らしく、女は女らしく」という
    命題を提示した状態のまま打ち切りというのは、
    それは否定してくれるな、という意思表示になりかねないのでは?
    連載としては世に出てても、単行本としては世に出てないからいいのかな。

    それと、作家がはっきりと後に否定したい部分であると、しているのなら
    クレーム対応の武器にはできないんだろうかね。
    それとも、言葉が通じる相手ではないことが、わかっているのだろうかね。

    • 筒井康隆の断筆宣言を思い出した。

      たとえば反差別小説を書くときには、反差別を訴える前段階として「差別シーン」の描写が必要となるわけで…
      差別シーン→差別に対するカウンター活動→差別撲滅の大団円みたいな流れでも
      一番最初の差別シーンで発禁になるなら反差別表現すら弾圧されてしまって
      かえって差別の温床になるのでは、みたいな話があった。

      フィリップ・K・ディックが「SF作家はプレコグだ」って書いてたのは本当だったんだなw

      親コメント
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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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