ポリグラフ検査に対抗する方法を解説した書籍の購入者リスト、30近い米政府機関が回覧 26
ストーリー by headless
発見 部門より
発見 部門より
米国でポリグラフ検査に対抗する方法を解説した書籍を購入した人の個人情報が、米政府機関の間で回覧されているそうだ(McClatchy DCの記事、
本家/.)。
リストには社会保障番号や住所、職業などを含む4,904名分の個人情報が記載されており、IRSやCIA、NSA、FDAを含む30近い米政府機関で回覧されているという。掲載者の多くは以前警察でポリグラフ検査を担当していたDoug Williams氏が執筆した書籍の購入者で、Williams氏の販売するDVDの購入者や個人指導の受講者なども含まれる。Williams氏は今年2月に家宅捜索を受けているが、この際に押収された書類からリストが作られたらしい。 このリストについて、複数の政府機関の担当者が閲覧したことを認め、政府の業務や犯罪捜査でポリグラフ検査を行う場合に備えてリストを保存するなどと述べているが、掲載者の多くは政府機関と無関係のようだ。中には性犯罪者なども含まれるが、大半は単に書籍やDVDを購入しただけで、犯罪とは無縁とみられる。なお、9月にはポリグラフ検査に反応しない訓練方法を指導していたインディアナ州の男性に有罪判決が出ているが(/.J記事)、Williams氏は逮捕も起訴もされていないとのことだ。
リストには社会保障番号や住所、職業などを含む4,904名分の個人情報が記載されており、IRSやCIA、NSA、FDAを含む30近い米政府機関で回覧されているという。掲載者の多くは以前警察でポリグラフ検査を担当していたDoug Williams氏が執筆した書籍の購入者で、Williams氏の販売するDVDの購入者や個人指導の受講者なども含まれる。Williams氏は今年2月に家宅捜索を受けているが、この際に押収された書類からリストが作られたらしい。 このリストについて、複数の政府機関の担当者が閲覧したことを認め、政府の業務や犯罪捜査でポリグラフ検査を行う場合に備えてリストを保存するなどと述べているが、掲載者の多くは政府機関と無関係のようだ。中には性犯罪者なども含まれるが、大半は単に書籍やDVDを購入しただけで、犯罪とは無縁とみられる。なお、9月にはポリグラフ検査に反応しない訓練方法を指導していたインディアナ州の男性に有罪判決が出ているが(/.J記事)、Williams氏は逮捕も起訴もされていないとのことだ。
さっそく実地体験だ (スコア:3, おもしろおかしい)
捜査官「お前はこの本を買って読んだだろう」
購入者「いや、僕はそんなことはしていない」
…さぁポリグラフの反応はどっちだ!
Re:さっそく実地体験だ (スコア:2)
買ったけど、読んでない可能性は?
# マジで積ん読の山をかたづけないと……
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:さっそく実地体験だ (スコア:1)
買ってないと主張しつつポリグラフに反応が出てしまうというパターンが一番とほほですな。
Re:さっそく実地体験だ (スコア:1)
保健体育の教科書を読んで勉強するだけで鼻血を出してしまう体質の人と同じ傾向の人たちは少なからず存在しそうですね。
おなじみ (スコア:1)
ポリグラフに限らず、映画でも犯人捜査の定番ですよね。
「セブン」で犯人の割り出しに図書館の閲覧記録の捜査があったかと。
Re:おなじみ (スコア:1)
歴史の定番としては、内部のスパイ容疑や重要情報を扱う部署への配置止め等かもしれない。
捕まえた犯罪者の尋問に使うという末端の事を目的とすると、政府機関各所に回覧ってのは目的に対して規模が大きい気がする
#ちょっと違うが、敵方へ送った密書をわざと検めずに燃やしてしまうパフォーマンスもある。
Re: (スコア:0)
>捕まえた犯罪者の尋問に使うという末端の事を目的とすると、
>政府機関各所に回覧ってのは目的に対して規模が大きい気がする
当該リストのようなものの数が増えればn:nになって回覧されてもチェックされず、そして911のように情報過多で食い止められない現実に直面する可能性が高いでしょうけど、今のところn:1だから、それなりに関心が高いって背景があるのでは。
「こういう本を買ったこの人間をマークしろ」という詳細情報ではなく、「こういう人間がこういう本を購入する事案があった」という概要情報の共有という目的で回覧する価値があるから回覧されたのでしょう。
例がアレですが、チェーンメールで
Re: (スコア:0)
犯罪に使われるかも知れない段階から情報を共有しているという慎重さが大げさに感じるだけで、犯罪に使われたロープや包丁、封筒など現場の遺留品を購入した人間を調べるアプローチと考えれば古典的手法。
ポリグラフの有用性が認められているだけに、書籍内容が悪用されて捜査の混乱防止の観点から有用な情報として扱われるのは止む無しって事なんでしょうな。
訓練すれば攻略できるポリグラフの脆弱性情報と考えると、穴を秘密にして信頼性を維持してるようにも見えてしまうので書籍の内容は開発メーカーに提供して精度を高めてほしいものです。
もうやっているかもしれませんけど。
Re: (スコア:0)
「このリストの人々はどんな個人のプライバシーの侵害をされても仕方ないって犯罪の捜査対象になって居るの?」
って所がニュースになる所以だと思うんだ。
犯罪が発生してそれが実際に捜査中なら捜査権限って話で未だ分かるのだが。
おじいちゃんお口くさーい (スコア:0)
クサイ臭いは元から断たなきゃ駄目って事なのでしょうが。
>中には性犯罪者なども含まれるが、大半は単に書籍やDVDを購入しただけで、犯罪とは無縁とみられる。
これ警察が発表してるんでしょうか。それとも漏れてる?
どっちにしても怖いなあ、
興味本位で本も買えないっていうのは。
Re: (スコア:0)
著者が書籍の購入者の情報を保持してるってアメリカの出版業界はどうなってんだろうかとか変なとこが気になった
Re: (スコア:0)
著者からの直販なんじゃないの?
日本でも「月に100万稼ぐ方法」とかって売ってるのしらない?
Re: (スコア:0)
「表現の自由」は保障するから、ばんばん出版してもいいけど、読んだ奴は犯罪者ね、ってことなんだろうか。
Re: (スコア:0)
誰が書いたかという情報はすでに公に知られているので回覧するまでもない
Re: (スコア:0)
某図書館のときに散々言われてた図書館の自由の大切さが痛感させられますね。いえ今回は借りた本じゃなくて買った本ですけど。
Re: (スコア:0)
アンチマネーロンダリングならぬ、アンチ図書の利用履歴ロンダリングなどという意見がいつから多数を占めるかわからない恐ろしい世の中になってきましたね。くわばらくわばら。
通信データをdeep inspectionして何が悪いというお考えの人々がいるところからもうすでに方向性がそっちに流れているのかもしれないし。
Re: (スコア:0)
>某図書館のときに散々言われてた図書館の自由の大切さが痛感させられます
それ関係ある?
今回のケースみたいに逮捕までされなくても捜査令状もってきたら図書館だろうがTSUTAYAだろうが提出するんじゃない?
図書館とTSUTAYAのデータが紐づいて、捜査のための令状というハードルも必要とせず私企業の商売のために利用される、販売される可能性ってのが問題という話だったような。
今回は買った本が特殊だったために購買者リストが存在した訳だけど、普通は追跡性って意味ではポイントカードを使わずクレジットカード払いをせず購入した本が一番自由だと思うな。
Re: (スコア:0)
> 今回のケースみたいに逮捕までされなくても捜査令状もってきたら図書館だろうがTSUTAYAだろうが提出するんじゃない?
保存していないものを提出する方法を教えて下さい。
Re: (スコア:0)
貸し出し記録保管してる図書館なんてあるの?
Re: (スコア:0)
性犯罪者は氏名(と確か現住所もかな? 州によったっけ?)が公開されているはずなのでリストの内容を知ってれば「含まれる」といえる。
一方で、好奇心で買うヤツとか絶対いるので購入者の大半が犯罪に関係しているとはいえない。ので「犯罪とは無縁」と推測することができる。
著者当たりが政府を非難したくてそう発言したんじゃね。
クリアランスとかの問題もあるし、要職なら思想チェックとか身元確認するだろうからそんなリストがあったら手元に置くのは政府組織なら普通の対応じゃないかな。
手間省けるし。何も購入者を引っ捕らえて牢にぶち込むとか未来永劫監視するとか言うわけで無し。
Re: (スコア:0)
おばあちゃん,ポリグラフ!
素朴な疑問 (スコア:0)
Williams氏が家宅捜索を受けた理由は何だったんだろう?
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
ちょっと前にニュースになってた。
このへんの記事が詳しい。
First Amendment rights not enough to stop feds from prosecuting polygraph operators
http://rt.com/usa/feds-prosecuting-polygraph-teachers-599/ [rt.com]
かんちがい(オフトピ気味) (スコア:0)
ポリグラフ検査に対抗って何よ、と思ったら嘘発見器的なものか。
最初、睡眠検査とかの方を頭に浮かべてしまって意味が分からなくなってた。