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日本

立法作業中の「特定秘密保護法」では共謀や教唆・扇動も実刑になる 112

ストーリー by hylom
日本にそんな大事な国家秘密とかありましたっけ 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

「国家機密」に関する情報を漏らした国家公務員などに対し実刑を与えるという内容の「特定秘密保護法案」だが、これには国家機密を受け取った者に対する罰だけでなく、共謀や教唆、扇動を行ったものに対する罰も定められているという(朝日新聞が掲載した法案全文)。

これによると、「第二十四条 第二十二条第一項又は前条第一項に規定する行為の遂行を共謀し、教唆し、又は煽動した者は、五年以下の懲役に処する」「第二十二条第二項に規定する行為の遂行を共謀し、教唆し、又は煽動した者は、三年以下の懲役に処する」との文言が入っている。第二十二条というのは、「特定秘密の取扱いの業務に従事する者がその業務により知得した特定秘密を漏らす」という行為のことだ。

共謀や教唆を含めるとなると、問題が発生した際に非常に大きな範囲に影響が発生する恐れがある。「未遂」も罰則対象だ。先日も『 「秘密保護法案 」の検討過程、主要部分は非公開』という話があったが、こういった状況を見ると、なぜ秘密なのかを聞こうとするだけで有罪となるおそろしい世界にもなりかねない。政府の意志決定すべてを「秘密」としてしまえば、独裁国家の誕生である。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2013年10月30日 19時33分 (#2487066)

    これって自衛隊でいうところの「特防秘」に相当するレベルの秘密で、扱う人間には相当な身元調査が入るはずです。
    sengoku38氏のような「情報そのものは秘密ではないけど職務規定上どうよ」という案件は総理大臣が明確に「対象にしない」
    と述べていますので、範囲はかなり狭く、普通の国家なら防諜で明確に法規制されている分野です。
    西山記者のようにハニートラップのような卑劣な手段で情報を得ようとする人間やその協力者を罰する法律がなかったことがむしろ驚きです。
    産業スパイですら対象ではない。

    この法律の問題は「いずれ必ず全ての情報が公開される」ことを担保させる手段がないことで、諸外国ではおおよそ25年・50年・75年で
    機密解除がなされますが、今の法案では数年毎に持ち回り閣議で形式的に承認されれば永遠に公開しない事も可能になります。
    これは後世史家の評価を得るという自覚を統治機構が失う恐れがあるので大変危険です。「いずれ必ず全面公開」原則を法文にねじ込むべきです。

    マスコミとしてはこっちを攻撃するほうがよほど筋が良いと思いますが。

    • by Anonymous Coward on 2013年10月30日 23時05分 (#2487178)

      > これって自衛隊でいうところの「特防秘」に相当するレベルの秘密で、扱う人間には相当な身元調査が入るはずです。
      > sengoku38氏のような「情報そのものは秘密ではないけど職務規定上どうよ」という案件は総理大臣が明確に「対象にしない」
      > と述べていますので、範囲はかなり狭く、普通の国家なら防諜で明確に法規制されている分野です。

      総理大臣が言うだけじゃなくて条文に入れるべき。
      総理大臣が言ってもなんの担保にもなりません。

      > 「いずれ必ず全面公開」原則を法文にねじ込むべきです。

      これはそのとおりだと思います。

      親コメント
    • 対象となる「秘密」を指定するのは行政機関の長、つまり法律による行政への歯止めがかかっていないということで、行政が信頼できるかどうかにかかっているわけですね。ハハ…

      テロの対象となるうるものがすべて対象に指定可能なので原発関連の情報も「特定秘密になりうるもの」とのことですが、テロの対象に成り得ないものってなんですかね。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2013年10月30日 22時31分 (#2487165)

      >という案件は総理大臣が明確に「対象にしない」と述べていますので、

      べつに総理大臣がどんな寝言をほざこうが、法律は条文と(最高裁)判例が全てなので関係ねーよ。

      「オレ自身はこんな風に思ってるけど、実際にどうなるかは分からないからね!
       オレを信じて有罪判決もらっても、オレは何も責任取らないからね!」
      と言ってるのと一緒.

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2013年10月31日 0時23分 (#2487213)

        この法律は閣法なので、内閣法制局が過去や現行法とのすり合わせ、判例や政令との矛盾の洗い出しなどを行い、
        施行令に膨大な注釈が付けられます。

        戦後の日本には憲法の特別裁判禁止規定がありますので(憲76-2)憲法裁判所がありませんが、英米法典のように事実が発生してから
        その事実のみを裁判で争い、判例を確定させるというやり方は大陸法に英米法を接木された日本の法体系にはなじまない部分があるので
        事前審査を行う、という独特のやり方を採用している訳ですね。
        もっとも最近の英米法は法律そのものの違憲性を問える方向になっていますので、戦後法体系は日本が先行しているとも言えます。

        現在の司法は大審院のような司法省の干渉を受けない三権分立で、過去の類似判例や法律に拘束されるから
        そんな事態にはなり得ません。行政も当然過去に拘束されますから立法には細心の注意が払われます。
        そのための事前審査ですから。

        それに法案が仮に成立したとしても、下級審から取材権の侵害とか不確認訴訟をやればいいことです。戦前と違っていまは
        違憲立法審査権がありますので、下級審であっても理論的には間接的に法律を反故にできます。
        さらに、性格上外患誘致や破防法よりは抜きやすいものの、外交事案とのかかわりがありますから(スパイ防止法ですから当然)
        抜きにくい法律であることには変わりありません。

        総理大臣の発言は当然に行政の長としての立法趣旨を反映したものと認識されますから、法制局の注釈や施行令はそれに沿ったものになりますし、
        裁判の証拠としても採用されうるものです。破防法指定団体と防衛外務を中心とした行政、外国使節や内外情報機関が気をつければいいだけです。
        報道機関の正当な取材に関しては既に修正されていますし、性交渉の事実を持って当該人を脅迫するような明らかに不当な取材は法的社会的に認める必要はありません。
        どこに線引きをするか、が問題であって、法自体の必要性については既に合意がなされ、必要な修正がなされているので、
        この部分に関して条件闘争をし言質を取る、というのが方針であるべきなのに、法自体の存在を以って国民を脅迫扇動するのは
        筋が違いますよ。

        むしろ、「転び公妨」の脱法的な運用について枠を嵌めた点では公安当局への規制という点で画期的な法律であるといえます。
        あとは事後公開原則(核セキュリティなどは個別法で規制すれば良い)を定めればいいでしょう。

        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2013年10月31日 2時06分 (#2487249)

      西山氏の件はマスゴミの捏造だろ。
      馬鹿が国会で情報源をばらしたから相手が追い詰められ騒ぎに巻き込まれてどうしようも無くなったんだろ。
      最高裁判決と言ってもはなからゴシップネタで裁判してるわけだから話が合うわけがない。
      アメリカ側の情報公開で実態はすでに明らかになっている。
      日本側は西山氏の名誉回復する気もないし、資料も残していない。
      旧ソ連で弾圧追放された無名の人でもきちんと資料に基づいて名誉回復してるのとは大違い。
      やりっ放しで名誉回復しないって、北朝鮮かよ。
      どう考えても順番が逆だろ。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      > 西山記者のようにハニートラップのような卑劣な手段で情報を得ようとする人間やその協力者を罰する法律がなかったことがむしろ驚きです。

      その法律作ればアメリカや北朝鮮と変わらないじゃん。
      そういう普通の国家を目指してるのだろうけど。

      • by Anonymous Coward

        北朝鮮を上げている以上、コメントは批判的ニュアンスだと思うのですが、正直その部分を規制することに何の問題があるのか、全く理解できないのですが・・・。

        ハニートラップとか、普通スパイ行為というんじゃないでしょうか?そんな手段で情報を得る自由を保護する必要って何かありますか?

  • by Anonymous Coward on 2013年10月30日 19時18分 (#2487057)

    法案読んでもそんな内容無いじゃんさ。たれこんだ奴も奴だがそっくり取り上げてそんな部門名つけて掲載するのもどうかしてる。
    この法案に問題なしとは思わないけど、だからこそつつくときには正しいつつき方をしないと、
    やあまたバカがバカ言って反対してらあプププと見られるだけだよね。

    • by Anonymous Coward

      確かに。

      いわゆる放射脳と同じにおいがしますね。

    • by Anonymous Coward

      だって全情報フルオープンで国際的信用なんぞ無い国になっていないと困るんですもの。

      • by Anonymous Coward on 2013年10月30日 22時55分 (#2487176)

        そこだよね

        秘密保護法に関して、ヒステリックに叫んでる人って、
        「情報を隠すことを認めたらどんな運用をするか判らない」っていう為政者側の性悪説を唱えてる割に
        情報を入手した人がそれを悪用する可能性について全く考えてない性善説を唱えてるからいかがわしいんだよな

        #「性善説」「性悪説」は本来この場合誤用だけど、世間一般で通ってる意味であえて使った
        #他に丁度いい言葉が思いつかなかったもんで・・・スマン

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      …てか「パラグラフ」てなんだよ。「段落」「一節」とかいえよぉ。

    • by Anonymous Coward

      特定秘密保護法案に関係したタレコミってずっとこの調子だよ
      ちょっとお脳の具合がよろしくない人なんだろうなあ、といつも思ってる

    • by Anonymous Coward

      全く同感.

      日本は憲法に則った法治国家.
      国会・内閣・裁判所が相互に抑制しあう三権分立を取ってるから

      > 政府の意志決定すべてを「秘密」としてしまえば、独裁国家の誕生である。

      なんてことは起こりえない.

      勘違いしている人が時々居るけど
      国会で多数決で決まった事でも,裁判所が違憲と言えば,それは覆せます.

      小学校で習った筈なんだけど…忘れちゃったのかな?

      • by Anonymous Coward
        一票の格差問題とか
        覆るのにすごい時間かかったり、議員どもの勝手解釈で「このくらいで違憲じゃなくなるでしょ」で済まされちゃったりしてるじゃないですか
  • まず国家機密などという物が有ってしまう事がアウトなのか
    それとも法律のこの条文がマズイorこの文を入れないとマズイからアウトなのか

    を明確にせんとどんだけ話し合おうが無駄無駄な感じが

  • by yu-maru (34876) on 2013年10月30日 19時13分 (#2487055) 日記

    「外国のスパイが公務員から国家機密を聞きだそうとして失敗した」を罪にできなきゃダメって事でしょ。

    そのあたりは別に当然の事だと思うけど。

    • by firewheel (31280) on 2013年10月30日 22時34分 (#2487167)

      仮に当初の目的がそうだったとしても、実際にはたとえば警察が無実の一般市民を別件逮捕して
      代用監獄に数ヶ月監禁して自白強要するのに流用できるような法律は悪法ってことでしょ。

      法律作るならそのくらいは想定して作らないとダメってこと。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      そういうことを念頭に置いて作られたというのは普通の頭なら考え付くよね

      法案が成立しちゃ困る人がアジってるんだろうけど、もっと上手くやらないと

  • by Anonymous Coward on 2013年10月30日 19時44分 (#2487078)

    > 共謀や教唆を含めるとなると、問題が発生した際に非常に大きな範囲に影響が発生する恐れがある。「未遂」も罰則対象だ。

    1. 共謀、教唆(第二十四条)の未遂を罰する規定はないですなあ。
    2. 教唆は刑法総則で既に処罰対象なので今さら何言ってるの?っていう。

    というわけfで、真の問題点は、共謀で罪になることと、煽動することが罪になる点だけですね。

  • by Emc2 (14960) on 2013年10月30日 21時25分 (#2487133) 日記

    そりゃはじめから執行猶予ばかりという刑罰法規もないでしょうが、何を意図してこの表記になってるのやら。
    題名然り。

    --
    RYZEN始めました
    • by Anonymous Coward

      罰金という選択肢がないということを言いたいのでは。

  • ニューヨークタイムズは「Japan's Illiberal Secrecy Law」(日本の自由を認めない秘密法)としたタイトルで、法案を批判的する内容の社説を掲載 [nytimes.com]

    --
    少し…頭冷やそうか…
  • by Anonymous Coward on 2013年10月30日 19時20分 (#2487059)

    マスコミの知らせない権利の行使を制限する仕組みもなにか考えてほしいなぁ

  • by Anonymous Coward on 2013年10月30日 19時32分 (#2487065)

    なぜ秘密なのかを聞こうとする = 特定秘密を漏らす行為の遂行の教唆や煽動(の未遂)

    こういう解釈が成立するなら、どんな法律だって恐しいわ。

  • by Anonymous Coward on 2013年10月30日 19時34分 (#2487067)

    でもこれって裁判員裁判の対象でしょ。
    したり顔の左翼エリートを、国民の常識が裁く(一審だけ)のよね。
    そりゃ嫌がるわ。

    • by Anonymous Coward

      条文読む限り死刑も無期も規定にありませんし、たとえ法定合議事件としても被害者を故意に死亡させる要素はなさそうですが?
      何をもって裁判員に投げようってんですかね。

  • by Anonymous Coward on 2013年10月30日 19時55分 (#2487085)

    キンタマウィルスで流出しちゃったような、だました人(ウィルス作成者)と取得者が違う場合はどうなるのかね?
    なんだこれ?→ファイル開く→ゲェッ!特定秘密!→逮捕 とかいう流れは困る

    あと、指定された特定秘密はどの時点で秘密であれば有効なんでしょうかね?
    流出時点? 取得時点? 公判の時点?

    • by Anonymous Coward

      > なんだこれ?→ファイル開く→ゲェッ!特定秘密!→逮捕 とかいう流れは困る

      「特定秘密を取得した者は、十年以下の懲役」の直前に「特定秘密を保有する者の管理を害する行為により」って書いてるみたいだけど。

    • by Anonymous Coward

      キンタマウイルス作った奴=有罪
      金子さん=無罪
      なので、「事情を知らない者」扱いでしょう。当たり前な話ですが。
      故意に洩らしたり、故意に取得した者が罪に問われるのはWinny裁判で明らかですよね。

      ただ、ケースによっては「事情を知らない者」であるのを証明するのが難しいかもしれませんね。
      防諜の世界では協力者にそれとは知らせずに秘密を盗ませる、という手口がメジャーだそうですから。
      捜査段階で不愉快な思いをする可能性は高いと思います。
      ただ、話によると日本の公安は人定と追跡能力には定評があるそうなので
      極左極右ヤクザ好ましくない外国人お

  • by Anonymous Coward on 2013年10月30日 20時09分 (#2487099)

    新しい法律を作るたびに
    共謀や教唆とかはどうする?罰する?ってのを考えて決めなきゃいけないの?

    殆どの犯罪は共謀教唆もある程度の罰則があって当たり前だと思ってたんだけど
    そうでもないの?

    • by Anonymous Coward

      逆に考えるんだ。
      タレこんだACは抵触しそうなんだろ。

  • もぅ (スコア:0, 荒らし)

    by Anonymous Coward on 2013年10月30日 21時04分 (#2487116)

    ここ最近の話題に上がる法律法案は全部一番肝心な部分
    何が具体的にアウトかどうかは明文化せず
    それは判定するのは行政もしくは新設する監督機関次第でその匙加減次第に明らかに意図的にしてるところが嫌だよね
    それって法律じゃないよね既に
    もうある機関が気に食わないことは全部罰する包括的な法律でも作ればいいんだよ
    こちらにお任せ下さいって感じで
    結局そこをクリアにすれば仮に良い法案でも悪く受け取られるのはしかたないよ
    口頭でそれは対象となりませんとか個別に質疑を答えたとか挙げたところで
    文章としてかかれてなければ結局それも法律としては何の担保にもなっていなくてさ

    • by Anonymous Coward

      何が具体的にアウトかどうかは明文化せず

      具体的に明文化しすぎるとザル法になるよね。
      まだ人類は、そこらへんどう調節すべきかの完璧なアイデアを持ってはいないと思うけど、どうなんだろう。

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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond

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