米国で書店3社がAmazonおよび米大手出版社を提訴、DRMによる市場独占を問題視 27
ストーリー by hylom
DRMはないほうが好ましいが 部門より
DRMはないほうが好ましいが 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
2月15日、独立系書店3社がAmazonおよび「ビック6」と呼ばれる米大手出版社6社(Random House、Penguin、Hachette、HarperCollins、Simon & Schuster、Macmillan)を相手取って集団訴訟を起こした。問題とされているのは、Amazonとビック6が秘密協定を結び、特定の電子ブックリーダーでしか電子書籍を読めないようにして顧客と市場の独占化を図ったというもの(HUFFPOST BOOKS、本家/.)。
訴状によれば、Kindleなどの電子書籍リーダーで電子書籍を購入した場合、書籍にDRMが使用されており、別の電子書籍リーダーに転送することができない。これによりAmazon以外の書店を市場から排除していると主張している。独立系書店側はオープンソース化とDRMフリー化により、販売条件が均等化されるよう求めている。
なお、元記事に追記された注釈では、原告側はオープンソースと標準化を混同したりしているのではないか、また著作権管理技術(DRM)に関しても勘違いをしている可能性があると指摘されている。今回の訴訟は、ドイツで行われた訴訟の影響もあると見られている。
私は別にDRMフリーを求めてるわけでもない (スコア:2, 興味深い)
ホントはフリーがいいですけどね、
せめて書店間で移動可能なDRMを作ってもらえないかと思うわけですよ。
安売り命のAmazonこそ、囲い込みに必至にならず、そういうシステム作って他社を巻き込んだほうが儲かるはず。
Amazonですら、まだ電子書籍がビッグビジネスにならないと思ってる証拠だね。
Re:私は別にDRMフリーを求めてるわけでもない (スコア:2)
国内でいうなら「DRMフリー云々のまえに、なんでもいいからまずは電子書籍を出してくれ」状態だな。
あまりに本が少なすぎる。
「それが満たされたらDRMフリー化もできればやってほしい」レベル。
Re: (スコア:0)
DRM自体は構わんけど、どこで買った書籍でも、どれでも好きなビューアで読めるように、と、一度買ったら半永久的に読む権利を保証して欲しいわ。
紙本なら一度買えば数十年前のでも問題なく読めるんだし、それと同程度の保証はしてくれないと。
Re:私は別にDRMフリーを求めてるわけでもない (スコア:1)
> 紙本なら一度買えば数十年前のでも問題なく読めるんだし、それと同程度の保証はしてくれないと。
これが諸悪の根源の発想だと思う
流通のありかたが変わるのなら消費のありかたも当然変わる
それに抵抗する勢力こそが有害なのだ
Re: (スコア:0)
>紙本なら一度買えば数十年前のでも問題なく読めるんだし、それと同程度の保証はしてくれないと。
では紙の本を買い続けてください。別に電子書籍に移る必要の無い人です、あなたは。
Re: (スコア:0)
むしろ一度読んだら二度と読まないような書籍の置き場に困らないのが電子書籍の利点だから
半永久的に保管しておきたいのなら現物買ったほうがいい
Re:私は別にDRMフリーを求めてるわけでもない (スコア:1)
読み捨てのつもりで電書買ったら何度も読み返したくなるような内容だったり、
世間で評判がいいからリアル本買ってみたら、最後まで読むこともなく投げ捨てたとか。
そーゆー経験、ありませんか?
Re: (スコア:0)
私もそう思うんだけど、意外とみんなそう思ってないのか。
# なんか感情論っぽいのが目立つので「みんな」っていうのは語弊があるか。
# ニーズに答えられないだけなのになぜこんなにも堂々としてるんだろう…
Re: (スコア:0)
誰にも何のデメリットもなくDRMフリーが実現できるならそうしてほしいですが、
現実には、カジュアルコピーを恐れて出版社が電子化しなくなりそう。
DRMフリーと、電子書籍の品揃えのトレードオフなら、
私は品揃えの充実を選びますね。
実際もう、そこそこ読みたい本が揃ってきたのでDRM付きですが、
最近買う本は全部Sonyのところで買ってますね。
Re: (スコア:0)
PSPのブックストア撤退とかあったので、ほんと移動可能にして欲しい
「DRMを付けなければコンテンツが集まらない」←もはやこれは嘘だと (スコア:1)
DRMを付ける理由に、DRMを付けなければ出版社からのコンテンツ供給を受けられない、としてAmazonを始め電子書籍ストアはDRMを科してきました。
またAmazonはさらにDRM以外にかたくなにePubやPDFを始め、その他先行しているフォーマットを受け入れようとしません。これも再現性を重視する出版社からの要求に応えてものだと言う説明でした。
でもこの訴訟を見ると少なくともこれは嘘だって事ですよね。DRMはユーザの犠牲の上に成り立つ囲い込み手段の一つだ。DRMを付けて、自社のハードウエアだけに限定すれば労せずとも囲い込みができる。利用者側が後になってロックインされたことに気付くが多くはもう遅いわけです。そして権利保護というお題目があれば独占禁止法などからも逃れられるとも考えているでしょうね。
同じ事は出版社にも言えて、DRMがあるから不正コピーが防げますよと言われてDRMがある所に共有し続けたら、ふと気がつくと特定の所に依存してた。一方クラックされないDRMが存在しないように、クラックされた海賊版が出回ることは防げなかった。これは、海賊版の存在をはじめから知らないか、その気になれば海賊版を探せるのに海賊版を買わない人が正規品を購入すると言う状況を示していて、DRMは重要では無い事に気付いたりしたと。
今ではAmazonの支配になってしまい、供給を調節するだとか、自らDRMが無い、あるいはベンダーロックインされないDRMを採用するデータを出すと言ってもそれを覆すことが難しく、訴訟に至ったと言うわけだと思います。
では一方日本ではと言うと…。
日本では元々DRMが無い/あるいは緩いコンテンツが存在していました。しかしそれらの書店ではごく一部を除いて新刊の入荷が鈍っている。出版社が電子書籍を出していないのかと思えるがDRMがある電子書籍ストアには新刊が並ぶ状態になってしまった。これを見る限り、出版社はDRMがあると言う事に漠然とした安心感を抱いていてそちらを選択している感じがする。あるいはそちら方が流通側にうま味が大きいため積極的に営業を欠けていると言うこともあるのかも知れない…。
もしかしたら米国の出版社も昔はそうだったのかも。DRMがコンテンツの囲い込みを招き、将来的にロックインされてしまうと言う事を上手く認識できていなかった。そうして訴訟という事に至ったとか。
日本の出版社はこの惨状を見て今一度考え直すべきです。DRMが無ければ自社流通と簡便な決済システムで問題はなくなる。、必要ならコンテンツに個別の認識IDが振れるXMDFや.bookのようなフォーマットを今もう一度見直すか、オライリーのようにコンテンツにソーシャルなDRMを施すことを考えれば不正流通に対するペナルティも可能だ。一方DRMがあろうとも不正流通を防ぐ事はできない。これは中古販売が止められないのと同じぐらい必然です。
先進国が積極的に実験台になってくれているのだから、その教訓をきちんと生かす道を探すべきです。将来Amazon相手に訴訟をする気なのかと。そしてAmazonは米国の企業である。米国の企業が米国の企業を訴えるよりも、日本企業が訴える方がよりハードルが高い事になることも十分に考える必要もあるでしょう。
どうせいずれ電子書籍も音楽と同じようにDRMフリーが主流になるでしょう。音楽以外には、この手の囲い込み商売では長らく通用していたゲーム機業界も、スマートフォンやタブレット端末の登場でずいぶんと押されていますし、こう言った商売はもう駄目だと気付いて欲しい。いずれ強制的に業界の地殻変動が起きるでしょうから時間の問題だと思います。しかし、その時までにコンテンツ供給ができる会社が潰れてしまっては悲劇なので早く気付いて、体力があるうちに一気にあるべき姿まで変革を進めてしまった方がいいと思います。
Re:「DRMを付けなければコンテンツが集まらない」←もはやこれは嘘だと (スコア:1)
今の電子書籍の流通はビューアとストアを密にした状態で扱われてますので
ユーザーはDRMというよりは、ストアでロックインされている感じです。
データとして扱うことが少ないです。
データとして扱わずに自分のストアで扱ってるある商品というIDで管理しているのであれば
データに問題があったときなど差し替えはビューア+ストアの連携でスムーズに行くとか
Update処理が楽だなぁという技術上の利点はあるのかもしれません。
差し替えなんて要らない、問題なくなった新しいのが落とせればいいや、というユーザも居るでしょうが
多くは問題のあるバージョンと無いバージョンを区別して扱えない人ばかりでしょうから
そういうのは差し替えできたほうがビジネス的にも楽だと思うんですよね。
DRMフリーのデータを扱うときはこの辺りの処理も考えたモデルにしないと
データ提供側も安心できないのかも。
Re:「DRMを付けなければコンテンツが集まらない」←もはやこれは嘘だと (スコア:1)
スマートフォンやタブレット端末のゲームってそれこそDRMでガチガチに保護されてるはずでは?
Re: (スコア:0)
なるといいねえ。
電子書籍は初期の頃、PCのHDDが壊れてHDDを交換してバックアップを戻したら
別のPCです的な扱いになって数万円分の電子書籍が読めなくなってしまってから
は買わなくなりました。
今はだいぶ方式が変わって救済の仕組みがあるらしいけど、やっぱねえ。
Re: (スコア:0)
将来続く保証は無いですが、ebookjapanの書籍は3回ほど再ダウンロードさせてもらった。PC壊れてもサポートに問い合わせれば再ダウンロードさせてくれる
Re: (スコア:0)
ebookjapan:
ユーザーサポートに連絡すればトランクルームに再配置してくれる
booklive:
5台まで同期可能、死んだマシンは別マシンから登録解除でOK
bookwalker:
5台まで同期可能、死んだマシンの解除はユーザーサポートへ
bookliveの場合「救済」という概念すらそもそも必要ないです。
Re: (スコア:0)
まあ、貴方が行動して実現してください。
ここで書いても雑談のネタにしかなりませんので。
どのあたりが嘘なの? (スコア:0)
DRMなくてもコンテンツが集まるなら、出版社がDRMなしのフォーマットで
独立書店にもおろせばいいだけじゃないの?
むしろDRM有りところにしか下ろしてないならAmazonの主張通りじゃない。
Re: (スコア:0)
まさにDRMは有料ユーザーの犠牲の上になりたっている。
そもそもは、違法流通でUL・DLするアホどもが諸悪の根源。こいつらがいなければDRMなんてものはいらなかった。
当然ながらすべて合法入手する自分としては腹が立つ限りだ。
だが、正規ルートに適正価格で素早く電子リリースしない業者も同時に糞なのだ。音楽も映画も本も、何もかもが遅い、高い、使いにくい。
優良ユーザーが一番損をしている。
自分の提案としては、
・電子版も物理リリースと同期に発売する。
・電磁版は安く。
・DRMなし。
・違法流通利用者を厳しく取り締まり高額の罰金を科す。
・違法流通取り締まり専門の警察官を設置し、取り締まりの罰金の一部を予算にまわし、残りを権利者に。
とっととP2Pファイル共有をどんどんしょっぴけよ。
Re: (スコア:0)
DRMがいずれなくなるのはそうだと思いますが、
>この訴訟を見ると少なくともこれは嘘だって事ですよね
これはどういう論理ですか?
今回訴えられているのはAmazonと出版社で、出版社は今のところDRMが欲しいと考えているのだと思いますが。
ビーッ○ビッ○ビッ○ (スコア:0)
英語の記事読むほどの人がなぜ「ビック」と書くのか疑問だ。
Re:ビーッ○ビッ○ビッ○ (スコア:1)
ドイツ語なんかだと無声音の'g'はにごりませんから, 一種の訛りみたいなものかと.
Re: (スコア:0)
日本語でよくある外来語の発音変化でしょ、
Re: (スコア:0)
発音がそんな感じだからかも
DRM嫌いなあなたに (スコア:0)
1400円のOLFAロータリーカッターで本を裁断 http://ozpa-h4.com/2013/02/25/olfa-rotary-cutter/ [ozpa-h4.com] 後はスキャナを買うだけ
Re: (スコア:0)
1400円のOLFAロータリーカッターで本を裁断 http://ozpa-h4.com/2013/02/25/olfa-rotary-cutter/ [ozpa-h4.com] 後はスキャナを買うだけ
ほんとどうでもいいけど
ロリータカッターって読んじゃいそうになるよね。
# ゴメン読んだ
Re: (スコア:0)
うっかりロータリークラブに入ってしまわないよう注意しましょう
#ロータリー奉仕活動なんかもあるらしいよ!