著作権侵害によって失敗に終わった創作物って何かある ? 197
ストーリー by reo
不当と思う人が不当と主張するのだ 部門より
不当と思う人が不当と主張するのだ 部門より
ある Anonymous Coward 曰く、
本家 /. 記事「Has Any Creative Work Failed Because of Piracy?」より。
RIAA など、著作権侵害行為によって何十億ドルもの損害が発生したり何千ものの職が失われたと主張している団体もあれば、一方で「全く損害は発生していない」とする研究 (doi:10.1086/511995 (PDF)) や、「売り上げ 20 % 減」という数値がより正確だと試算する研究 (PDF) などもあるという。
しかし一体、著作権侵害によって経済的な損害を被ったと証明できる作品などあるのだろうか ?「証明できる」ということは、何らかの証拠が存在するということである。例えば P2P による損害を正確に数値化することはほぼ不可能であるが、これを突き詰めて考えることによってファイルシェアリングの及ぼす害をより鮮明に描き出すことができるかもしれない。また、海賊版など著作権侵害によって実際損害が出ているとすれば、作品にそれが反映していような気がするが、オンラインでシェアリングされたからといって大失敗に終わったという作品は聞いたことがない。
著作権侵害による「失敗」や「損失」を証明できる作品、/.J 諸兄方は何かご存知だろうか ? そもそも著作権侵害による損害を正確に証明することが可能なのだろうか ?
ここまでThe Plantなし (スコア:4, 興味深い)
4章時点で代金支払い率が目標の75%を下回ってしまったため中断 [nifty.com]。ただ、結局最終章まで公開された(無償)ので、読者にとっては失敗ではないとする考え方もあるかも。
#本家では当然既出 [slashdot.org]
著作権侵害による失敗&損失 (スコア:3, 興味深い)
数日前のストーリーライトノベルで相次ぐ盗作発覚 [srad.jp]は
著作権侵害による致命的な失敗で、損失も出ています。
この手の話なら、枚挙に暇がないのでは?
Re:著作権侵害による失敗&損失 (スコア:1, すばらしい洞察)
ここで問題にされてるのは、著作権侵害で自滅した人の損失じゃなくて
著作権を侵害された人の損失じゃない?
Re:著作権侵害による失敗&損失 (スコア:2, 興味深い)
これが「著作権を侵害されたことによって失敗に終わった創作物って何かある ?」だったら、それは単なるbad questionで、あんまり建設的な議論は出てこないと思う。
しかしこのストーリーのタイトルは「著作権侵害によって失敗に終わった創作物って何かある ?」であって、本文にも「著作権侵害による「失敗」や「損失」を証明できる作品、/.J 諸兄方は何かご存知だろうか ? 」って書いてある。「侵害された」だけを問題にしたかったのなら、「著作権を侵害されたことによって」って書いてあるはず。知性ある人がタレコんで、良識ある編集者が掲載してるんだから。
そもそも雑談サイトなんだから、著作権を「侵害された」じゃなくて「侵害した」ことによって失敗した作品が多々あることを書いたっていいじゃないか。話の筋は一本じゃないとだめですか。二本じゃだめなんでしょうか。
フォスターの楽曲 (スコア:3, 興味深い)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%8... [wikipedia.org]
当時のアメリカにはちゃんと著作権が法律として確立していたはずですが、守られてなかったんでしょうね。
そんな古い話は誰も聞いてないって?
でも、著作権が機能しなければどうなるかという例にはなりますよね。
UNIX (スコア:2)
最初に思い浮んだのが、SCO裁判 [srad.jp]なのは私だけではないでしょう。
Re:UNIX (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:UNIX (スコア:1)
と言う機会損失。 あるいは
"件の訴訟が効果的に作用したため、取れる筈だった比較広告"
の案件を失った広告会社の営業損失、とか。
「違うんだ!! あの5000万ドルは広告費じゃ無いんだ!!」
Vシネマ (スコア:2)
レンタルを中心としたビジネスモデルでしたが、レンタル自体が
壊滅的状況で、映画化しないとだめな状況です。
著作権侵害=失敗? (スコア:2)
著作権者は損をするけど
模倣によって市場は拡大・進歩するような気が。
日本だって著作権侵害をしまくって
先進国まで、のし上がってきた訳で。
むしろ既得権益の保護が
創作の失敗なのではないかと。
Re:著作権侵害=失敗? (スコア:3, すばらしい洞察)
工業デザインの分野での模倣はいっぱいありそうですが、著作物の分野での侵害って具体的にどういったものがありましたっけ?
「しまくって」というほど何かあったか、というとあんまり思いつかないのですが。
Re:著作権侵害=失敗? (スコア:2)
これだけアメリカナイズされた日本で
文化的にパクってないと主張するのは
難しいのでは。
Re:著作権侵害=失敗? (スコア:1)
Re:著作権侵害=失敗? (スコア:2)
デーモン閣下みたいに
うまくやっているケースもあるじゃないですか。
たぶん (スコア:2, おもしろおかしい)
タレコミ子は「確固とした詳細データはないんじゃない?」って言わせたいのだろうと思うけど。
現実には「経済的なロスは発生していない」と考えたいのだろうけど。
思考停止は死に等しいって昔の偉い人が言ってました。誰かは知らない。
昨今だと、「金がない奴は見るな」とか「製作が継続できないから金を出せ」論調が強いのだけど、
それって根本的に間違ってね?と感じる。
金がない人も見れる世界、作品に対する対価が正当に払われる世界の両立を目指すべきなんじゃないの?
こっち立ててあっちが立たず、だと永遠に結論が出ないままだと思うよ。
傍から見てるとアホみたい。
両立ってこういうこと? (スコア:1, すばらしい洞察)
バナナの生産者にも収益があがる
Re:両立ってこういうこと? (スコア:2)
モデレータがどういう意味ですば洞つけたのか知らないが、いくらでも可能なことだね。そういう収益モデルはそこら中にある。
でも、いきなりバナナを無料にするのは無理かな。ただいくらでも安くする方法はあって最終的に無料にすることは、さほどばかげたハナシでもないということ。
でも、バナナにそれをするほどの社会的インセンティブやニーズがないから、そういう意味では非現実的ということになる。
Re:両立ってこういうこと? (スコア:2)
ACにはあんまり反応したくないんだけど。
すべての人にバナナを無料で提供することができるかどうかというビジネスモデルの話。
もしタダで食べられるバナナが成立するなら、いずれ誰もお金を払いたいとは思わなくなるという話。レストランのテーブルに置いてある、かつては貴重品であった塩やこしょうの様にね。
ラッピングされたバナナが欲しいならラッピング料をとればいい。<こういうのも無料化メソッドの一つ。
つまりあなたのいう前提がそもそも現在のビジネスモデル崩壊している部分でしかない。それでうまく稼げないから無料=違法だと思い込んでいる。
もし無料で提供することができて稼ぐこともできる方法が成立すれば、無料=違法とは思わなくなる。例えばTVやラジオから流れてくる音楽は無料で聞けるけど違法ではないよね。
別にないね。あくまで対等。市場原理を知るべき。
買いたいと思う人間がいなければ生産者という商売は成り立たないし、生産者がいなければ、いくら欲しくても買うことはできない。
勝手に使ったマーケティング費用まで面と向かって消費者に要求するとは時代遅れすぎる。
まるで人を犯罪者のように扱うのはやめてくれないかな。不愉快だ。
ネットラジオ等で好みの曲をタダでお金を払わずに聞くことは違法なことかい?(なんでタダで聞けるかは分かるよね)
で、なんで気に入った曲を買っちゃいけないんだ?歴史の話と個人の嗜好を混ぜないで欲しいね。
モーツァルトやショパンが天才であることに間違いないけどクラシックはあまり好みじゃないんだ。
# いや本当にクラシックのピアノアレンジやオーケストレーション、奏者の技巧は凄まじいと思うよ。寝るときによく聞くんだけど。
それにジミヘンやジョンレノンもお気に入りのジャニスジョプリンももう新譜は出せないし、ジミヘンは偉大だと思うけど実はそんなに好きではないしね。
ところで、nuTsie のiPhoneアプリを買うと年代ごとのヒットチャートやジャンルごとのヒットチャートを無料で聞くことができる。
もちろん気に入ったら買ってもいいし買わなくてもいい。ただし、最初にアプリを買わなくてはならないし、音質もさほどよくない。
# たしかアンドロイドアプリでも出ててた気がする。
だから誤解を恐れずに書くけど、今後もどんどん新しい曲に金を払わずに手を出すよ。
ネットラジオが聞けるようになってから今までもそうしてきたしね。(それ以前はUSENひいてたしね。)
それで、とにかく気に入ったり、なるべくいい音質で手元に置きたいと思ったら金を出すし、そう思わなかったら金は出さない。それだけ。
# それとも無料で聞けても手を出すなと言いたい?自分が何を言っているのか分かる?
# 無料で聞けるからその曲にリーチできるわけ。
# ちなみに私のiTunes には五千曲ほど入っているが、違法な手段で手に入れた曲は一曲もないよ。
## ライブハウスで手に入れたアマチュアバンドが配ってるCDの曲なんかもあるけどね;P
# まあ、レンタルや友人に借りたCDから取り込むのが違法だっていうならば、少なからずあるけど、
# いわゆる違法ダウンロードしたものは無い。
# 違法ダウンロードの問題は、インフラの効果もあるけど基本的には音楽自体のコモディティ化が原因
#(制作側と市場価値の両方)だから、たとえ違法ダウンロードがなくなったとしても稼ぎが増えるとは
# 思えないね。作る人間が増えて常に過剰供給されるから聴く側の興味が下り、質を問わなくなりさらに
# 過剰供給され、そこにあるのが当然というまさにコモディティ化そのもの。
# だから単に無料であることに価値を見いだす人間が出てくる。それが現状の違法ダウンロードの実態。
# だから無料であることを武器に変えることができればという発想を否定的にとっている場合ではない
# と思うんだ。
# 違法ダウンロードが憎いのは分かるけどね。
Re:両立ってこういうこと? (スコア:2)
そうだな、ゲームの開発は無料じゃないけど無料ゲームサイトがはやってるよね?スラドだって無料で運営できる訳じゃないが無料で閲覧することもできるよね。
毎日や朝日なんかの新聞のニュースもだいたい無料で読めるけど、そこに人件費がかかっていない訳じゃないのに無料だよね。
そうそう、ニコニコ動画なんかも無料で閲覧できるよね。ツイッターは?フェイスブックは?
これらは3種類のビジネスモデルに大別できる、一つは今までもあった広告モデル。二つ目は一部の有料会員の支払う料金だけで運営可能にするモデル。
二つ目のは別に有料会員が無料会員の分を払っているんじゃなくて、最初から有料会員だけに提供するサービスの対価で利益を上げるモデル。無料会員はあくまで有料会員用のサービスの機能制限コピーだからほとんどコストがかからないし、有料会員を増やすための広告でしかない。これは無料会員が増えるコストが限りなくゼロに近い場合に使えるモデル。
三つ目は儲けることは最初から考えてなくて、ただ無料であるケース。ツィッターなんかがそうだよね。
バナナでいえばまず私が買ってあなたに無料で食べさせることができる。私が大金持ちならば、まとめて買うことで生産者から安く買うことができるし、それとは関係なく無料のバナナを提供できる。
例えば、バナナを買い占めることによってバナナに広告をつけることもできるかもしれないし、買い占められていたらレストランなどは困るからなんとか手に入れたいと思うとしよう、その場合普通の値段で売りつけることができるわけだ。で、レストランは巷で無料のバナナに値段を付けなくてはならないから、特別な調理で利益の出る料理を作るだろう、それが成功すれば=無料のバナナより価値があると多くの人が思うようになる、すると、無料のバナナはさらに本当に無料のバナナに近づく。
だが私はそんな大金持ちではないし、元コメントでも書いた通り、無料のバナナにそれほどのニーズがないのでさほどありがたいとは思われないだろう。だから、そのレストランもそれをビジネス化するのは難しいだろう。だから実際には無料のバナナは非現実的と書いた。
これはほんの思いつきの一つにすぎない、イノベーターと呼ばれる人たちならばもっと凄くててスマートなアイディアを考えだすだろう。
レモンを安く仕入れてレモネードにすることで利益を上げるのと同じこと。レモンの仕入れを可能な限り低くして、レモネード以上の利益率の良い商品やサービスを作れれば、いずれレモン自体はタダにすることができるだろう。
簡単なことに人はお金を払わない、バナナの入手が難しかったりもっともっと価値のあることだったなら、もっとアイディアが出るだろうけど、考えるのがめんどくさいので勘弁して。イノベーションってそんなに簡単なことじゃないから。こんなことのために考えるなら現実世界でのイノベーションを考えた方が何百倍も有意義だ。
# 君は$5の元手で3分を$650にする方法が思いつけるかい?スタンフォードの学生には
# そういうやつがごろごろいるんだ。厳密にいえば$5の元手も使わずに、つまり投資額0でだ。
Re:たぶん (スコア:1, すばらしい洞察)
という人々が少なからずいます。
主に、中高年。
ネット・PCが使える若者を使って、著作物を意地汚く食い荒らす様は
さながら害虫。。
「今まで、金払って買っていて、損してた!」
(゚Д゚)・・・
Re:たぶん (スコア:2)
簡単に言うと金出さない人にも提供できるビジネスモデルが確立したら、もう勝てないから。(たとえそのビジネスモデルの方が利益率が低いとしても)というかある意味もう確立してるけど。<DVD買ってもらうためのアニメ放送とかそれ以前のOVA時代の専門誌に広告とか口コミという売り方ではもう勝てない。
その結果売り上げが落ちたのに、違法コピーだけのせいにされているってハナシ。
# この20年で7〜80年代の名作(例えばバックトゥザフューチャーやエイリアン1,2、スタンドバイミー)
# と並ぶぐらいのハリウッド映画って何かあった?アバターは表現技術がすごいだけで脚本は凡庸だったし。
# そもそも3D映画自体が映画館に足を運んでもらうためのマーケティング手段だし。
# 音楽なら7〜80年代の天才アーティストとよばれる(例えばジミヘンやジョンレノン)を超える才能
# を持つアーティストは現れた?もちろん当時からの優れたミュージシャンは今も音楽をやってい
# るけど、若手が彼らを超えられないでいるのも事実。
Re:たぶん (スコア:2)
その通り。
現状でもその方法でもいずれにせよ食えなくなる人間が結構出てしまう。これはもうある程度どうしようもないと思う。誰が悪いってんじゃなくて、そういう袋小路に入っちゃったんだよね。
別に不法を見逃せってんじゃなくて
を肯定するためのコメントであることぐらい前後関係も読んでよ。
音楽だけじゃなくって作る側にいる人間なら誰もが一度は想像する世界。自分(達)の作品をより多くの人に楽しんでもらい、できればそこそこの対価がもらえればうれしい、という。もし成立するならそれが全くもって悪いことだと思わない。
# で、ネット+デジタルの世界では理論上それが可能な環境にあるってこと。それ以前の環境に比べて遥かに簡単にね。
# でも実際はそこそこの対価じゃ困るんだよね、レコード会社やプロダクションとそれにぶら下がるところが。
アクセルを強く踏むとブレーキになる装置 (スコア:2, 興味深い)
これは、特許を取ったことの方が失敗か・・・・
Re:アクセルを強く踏むとブレーキになる装置 (スコア:2)
>>#アクセルを離すとブレーキじゃだめなん?
それだとエンジンブレーキと区別が付かなくなります
必要なのは損害じゃなくて対費用効果 (スコア:2, すばらしい洞察)
かつてのレーベルゲートCD事件みたいな不具合による損失は言うに及ばず、DRMなんかでもライセンス支払い、さらにサポートや管理費用が発生しているはず。
著作権侵害対策に費やした費用が本当に効果に見合うものだったかどうかという評価は後からでもやった方が良いと思う。
方法としてはそんなに難しい話ではなくて、同じくらいの売り上げが見込める商品についてDRMなしとDRMありで販売して、最終的な売り上げを比べればいい。どこのレコード会社でも複数のタイトルで1年も続ければ十分に信頼の置けるデータが取れるはず。
まあ、そういうデータがあっても著作権侵害の反対キャンペーンに出す数字は丼勘定のものを使うだろうし、ひょっとしたら内部的にはこっそりやってるかもね。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:必要なのは損害じゃなくて対費用効果 (スコア:2, 参考になる)
既に結論は出ている。
DRMなし(Amazon MP3)とDRMあり(iTunes Store)で販売してDRMなしに売り上げ食われたので、iTunes StoreもDRMなしになったとさ
DRMフリー化は必然──津田氏が語る「iTunes Plus」 [ascii.jp]
こっそりもなにも (スコア:1, 興味深い)
普通に算定している筈ですよ?
彼らは利益の為にやっているのですから、当然、利益になるかどうかはちゃんと算定します。
で、結果として侵害阻止を行う方が現状では利益につながると言うのは、ちゃんと多方面の情報から判断していますよ。
こういう事を言う人ってなんで相手を金の亡者と決めつけるクセに、その金の亡者が金にルーズに違いないと言う本末転倒的にマヌケな状況であると決めつけるのだろう?
金の亡者であり続けている者たちってのはちゃんと収支状況位は判断できてますって。
ただ手の内を出して見せる必要性はあまり感じてはいない様ですが、数値だって出てきたのは一度や二度では無かった筈なのですが・・・見えないのでしょうね。
内部だけでなく外部機関への委託による数値の公表だって何度も出ていたではないですか。
それを「バカだから算定なんかする訳は無い」なんて考えるのはちょっとおかしい。
まあ、どんな数値であっても現実として著作権侵害無し時との比較が出来ないので否定したいものは否定するでしょうから、自己の指針としてのみ使用して内容は公開しないってのは妥当な判断なのかも知れません。
Re:業界が違えば (スコア:1)
そうですね。
iTunesなんかでもDRMなしが徐々に増えていっているところを見ると、むしろDRMはコストに合わないという判断が優勢になりつつあるんじゃないかと……。
#まあ、iTuensの場合、CDに焼ける時点でもともとDRMなんてあってなきが如しでしたが。
実際には価格帯やコアユーザー層によって事情が違うだろうし、ガードはかけずに訴訟ちらつかせて抑止するなんて方法もあるので、ケースバイケースでしょうね。
実際には「正規のお金を払ってくれる人に不公平感を出さないため」ってのが一番大きいんじゃないですかね。確か、任天堂の社長がマジコン問題でそういう発言をしていたのをなんかの記事で読んだ記憶があります。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
ぶった切る (スコア:2)
著作権利団体の方が言うには不正ダウンロードしている人が悪いというようなことを言われているので
世界中のインターネットを1ヶ月くらい止めてみてみるといいんじゃなかろうか。
そしてその間に回復した量が損失だったと考えられるんじゃないだろうか、ってのは少々強引だろうか?
#実際にやったら別の意味で大損害が発生しそうだが、それくらいやらないともう計測は無理なんじゃないだろうか
失敗と損害は別では? (スコア:2)
失敗というのはまた別では?
作品が失敗するとは、より広まりそうなのに芽を摘まれた状態を言うのだろうけど、
著作権違反品で儲けている人がいる以上、癌と同じでオリジナル(宿主)の成功なくして
存在しえないと思うし。
著作権を主張できるほど実体のはっきりしたものだと、パチ物に駆逐されて忘れられるって例は見当たらない。
著作権より実体があいまいなものなら「コマネチ」なんかはオリジナルを駆逐したパチものか。
工業所有権侵害にあたりそうなものをあえて公開した「IBM PC」は逆に成功した例か。
前提の問題 (スコア:2)
そりゃオンラインの著作権侵害により損害が発生しているという前提を認めない立場なら、たとえそのために大失敗したと思しき作品があったとしても、その失敗の原因はオンラインの著作権侵害によるものではないと常にそれを否定できるのだから、当然「オンラインでシェアリングされたからといって大失敗に終わったという作品は聞いたことがない」ことになりますわな。
満足な売上がなかった作品なら星の数ほどあるでしょう。
それに本家の方にも指摘がありますが、本当の「失敗」は、業界に参入する人材の質の低下や廃業者の増加という緩慢ではっきりとは見えにくい形で現れるわけで、作品単位で失敗かどうか見るという方法論自体にも問題があります。
要するに、著作権侵害により売上の低下が生じているかという先決問題を差し置いて論を進めることはできないということです。
で、この点は匿名のアンケートなりなんなりで本気で調べればある程度のデータは取れるのではないかと思います。にも関わらずあまりそういう調査結果が世間に出てこないのは、法律的には「そのデータを購入したならば払っていた価格×違法ファイル数=被害額」で特に問題がないので(日本では著114)、資金的に調査能力がある権利者側はわざわざ調べないからでしょう。
まあ、常識的に考えれば、売上が減ってないわけはないと思いますが、確かにある程度マトモなデータが欲しい感じはしますね。
実は本話題自体が著作権違反なのです (スコア:1, おもしろおかしい)
>ある Anonymous Coward 曰く、
>本家 /. 記事「Has Any Creative Work Failed Because of Piracy?」より。
(中略)
>著作権侵害による「失敗」や「損失」を証明できる作品、/.J 諸兄方は何かご存知だろうか ? そもそも著作権侵害による損害を正確に証明することが可能なのだろうか ?
実はこれは私のタレこみのコピペなんですよねぇ。
#とか言ってみる :-P
損失ってのは (スコア:1)
そもそもコピーが無くなったらホントに全員が金払うのかとかいう、フレームの元にぴったりな話題も込みで。
でも、失敗ってのはどう定義したものだろか。
有償の著作物はだいたい完成後に初めて提供され、販売等によって換金される。
なのでそもそも『著作権侵害によって実際損害が出ているとすれば、作品にそれが反映していような気がする』という感覚が既にズレていると自分は思うのだが、まあこの辺りはスルーしよう。あと「る」の字が抜けてることも。
さて話を戻して。
もし完成したものが(著作物の性質により)換金出来ないということを指して「失敗」というならば、いわゆるパクリ問題なのだろうから、これはいわば自爆であって経済的損失を「被った」ワケではない。
また、著作物がコピーされまくった挙げ句正規品がちっとも売れない、という状態になっても、それによって著作物自体が劣化したりすることはないし、市場に出ているということは換金が出来る(可能性がある)ということ。
興行や換金という意味では間違いなく大損失なのだが、それは「著作物」の失敗と言っていいのかね。
ついでに言うとそのせいで作者が著作物の作成継続が不可能になっても、更に進んで市場が吹っ飛んでも、それはあくまでも経済的問題であって「著作物」自体の失敗ではない。
では完成途中で換金されるような著作物があれば、未完成の状態で発生した経済的損失により著作物が完成せず、それを失敗と呼べるかも知れない。
但し、実際にそんなものは・・・あるのか?
連載漫画等も一話一話を見れば完成品という言い方も出来るし。
・・・とまぁ、こんな感じで首を傾げみたり。
要するに、著作物が自滅以外の理由で「失敗」する、という意味が分からない。
これは自分の命題の置き方がマズい気がするので、頑張って脳内修正してみた。
「著作権侵害により著作物が失敗した」× 脳内修正→「著作権侵害により経済的利益の創出に失敗した」
あれ、これでは「著作権侵害により損失を受けた」と同じ意味になってしまう。
・・・やっぱり「失敗」の意味が分からん。
誰か教えて下さいな。
あるゲームメーカーから見た海賊行為 (スコア:1, 参考になる)
海賊版ゲームソフトのダウンロードを1000件防ぐごとに、1個の追加販売が得られたそうです。
ただ難しいのは、海賊行為の全てが損害に繋がるわけでなく、ユーザー増加による口コミなどの
宣伝効果やコミュニティーの形成などの面で正規版にとっても有利に働く可能性があることです。
私は海賊版を肯定しているわけではありませんが、権利保護のための過剰な仕組みはユーザーに
嫌われ、結局のところCCCDのように消えていくものと考えています。
参考リンク
別の視点から「海賊版」について考えてみよう
http://www.kotaku.jp/2010/05/anotherview_pirates.html [kotaku.jp]
原文: Another View Of Video Game Piracy
http://kotaku.com/5533615/another-view-of-video-game-piracy"> [kotaku.com]
Casual Games and Piracy: The Truth
http://www.gamasutra.com/php-bin/news_index.php?story=17350 [gamasutra.com]
Re:あるゲームメーカーから見た海賊行為 (スコア:2, 参考になる)
いっぺん、ショウメイしてみる? (スコア:1)
これ [srad.jp]とかこれ [srad.jp]とか。
ヂツは誰も証明なんてしてないんじゃないかと思われる案件。
Re:経済的損害が発生するから問題なのではない (スコア:2)
Nullius addictus iurare in verba magistri
Re:経済的損害が発生するから問題なのではない (スコア:2)
著作権侵害が発生したけどそのおかげで広告效果が出て売上Up、だから訴えないで放置、なんてことがあるのが著作権の面白くまた難しいところなんです。
Nullius addictus iurare in verba magistri
Re:経済的損害が発生するから問題なのではない (スコア:1)
したがって金持ち以外は曲も聞けないし小説も読めなくなりますがいいんですね?
Re:経済的損害が発生するから問題なのではない (スコア:2)
>>>そんなものなくても音楽が好きな金持ちが作曲家雇って作曲させればいいし、
>>>文学が好きな金持ちが小説か雇って書かせればいい。
>>
>>金持ち以外は曲も聞けないし小説も読めなくなりますがいいんですね?
>
>いいに決まってます。
>それが自然なら、そうあるべきです。
うん。だからちゃんと著作権を認めて金払ってコンテンツ買ってる人=パトロンなのよ。
おまえらは見る権利無いの。
Re:経済的損害が発生するから問題なのではない (スコア:1)
GPLの場合、ライセンスに従っている限りにおいて、著作権侵害じゃなくなっているので、ライセンス違反=著作権侵害になるような。
Re:海賊版 (スコア:1)
特許とか実用新案とか意匠ならいろいろ思いつくのですが、よく言われるのは海外向けコンテンツの著作権侵害 [jetro-pkip.org]では?あまりにも侵害行為がひどいため現地代理店が閉鎖になったというニュースもありました。ここまで事態が進展すれば、失敗と言って良いかと。
電器部品や自動車部品なんかだと、会社のマークや品番まで侵害されて、不良品だと持ち込まれたとかも損失を証明できるでしょう。あ、会社自体の偽物なんて話もありましたね。
単にビジネスチャンスを逃したという意味での失敗なら、日本でしか特許を取ってなかったのでお金にならなかった動物の形をした輪ゴム [gigazine.net]とか。
元記事の趣旨に沿ってP2P等による侵害に限定すると、何処のメーカーか失念しましたが、海外のP2Pユーザーが
遊んだ日本のアダルトゲームを、国会で糾弾されるなどして、国内でも販売を取りやめてしまったという話がありました。
#「レイプレイ」というのがそうかも。P2Pではなくて海外amazonからの発送?
Re:著作権といえるかは微妙だけど (スコア:1, 興味深い)
これは自分だけの事で他人には通用しないと思うが
タダのゲームはまったくモチベーションが上がりません。
大昔にはタダでソフトを集めるようなこともやってみましたが、
集めるだけでちっとも遊ばない。
しばらくして行き着いたのは「やりたいモノは普通に金出して買え」
という面白くもなんともない結論でした。
それ以来やりたいゲームは金出して買うようにしてます。
高いなと思ったら安くなるまで待つことはありますがそれでもなるたけ新品で買います。
(中古もたまに買いますがやっぱりやる気は値段分しかでませんね。)
このへんのメンタリティーはどうもビデオ録画と共通するようで、
録画したものは安心してしまってまず見ません。
だからどうしても見たいもの(見る必要があるもの)は
万障繰り合わせてリアルタイムで見るようにしてます。
つまりモチベーションは自分がはらったコストに比例しているようです。
(どんだけぐーたらなんだか…)
Re:著作権といえるかは微妙だけど (スコア:1)
タダでソフトを集める=ネットでダウンロードと仮定しての話なのですが、お金を出しててもダメなのはなぜだろう
最近PSP等でちょっと古いゲームなどを格安でダウンロード販売(数百円から千数百円程度)
しているので買ったりするのですが、どうもダウンロードしたゲームは全くモチベーション
がわきません。
ポイントをプリペイドなので、もったいないから余りでこれもとか集めるのだけれど、
メモリの肥やしになるだけでちっとも遊ばない。
結局の所、最新のゲームで気になった物を、メディアの形で買った物しか遊ばない。って
わかりました。(元ACさんの言うように、自分の出した金額なんだろうか)
バーチャルなものに対するモチベーションってのには、何かフィルターがかかるのかもしれません
#iTunesで買った曲とかもあんまり聴かないんだ。なぜか
#単に年だからなのかも……
Re:著作権といえるかは微妙だけど (スコア:3, 興味深い)
>どうもダウンロードしたゲームは全くモチベーションがわきません。
それはプレ(リ?)ショットルーチンがないために、頭のスイッチが入らなくなっているためではないでしょうか?
一般のコンシューマーゲームなら、どんなソフトをするにしろ「ソフトを本体にセットし、電源を入れる」という動作をしなければなりません。
ファミコン&スーファミ世代なら、別に調子が悪いわけでもないのに「息を吹きかける」「端子を指で拭く」なんてことをしていた人がたくさんいると思います。
このようなゲームを始めるまでのきまった動作によって「よし、ゲームするぞ」というワクワク感が高まり、ゲームをより楽しめる体制が脳内で自然と取れているのかもしれません。
*音楽の件も、これが関係しているのかもしれません。
Re:著作権といえるかは微妙だけど (スコア:2)
最近、恥ずかしながら何年ぶりかにエロゲやりました。
春に「有料予定で開発していたが無料にする」と開発元が宣言して話題になったものです。
パッケージ購入も可能でしたがダウンロードしてプレイしました。
しっかりと最終エンディングまで楽しみました。
んで、その後にやった事は制作元への対価支払いの申し込みでした。
寄付の仕組みを用意してないので、よかったらグッズ等を買ってくださいと言われましたが。
物理的なパッケージは必ずしもいらないと思いますよ。
必要だとすれば、それは「買ってきてセットアップする」が個人的に一種の「儀式」になっていて、
それで気分的に盛り上がっているんじゃないですかね。
# でもネットで気に入った曲はCD買う…やっぱり「儀式」かもしれない。
Re:自己申告でいいじゃん (スコア:1, 興味深い)
Re:証明? (スコア:1, すばらしい洞察)
主張されているだよね?
> 仮定に基づいて損失金額が決められているでしょ。
被害金額の仮定だよね?
著作権侵害行為を肯定する気はないが、
ねじまがった主張も肯定する気はないねぇ。
Re:証明? (スコア:1, おもしろおかしい)
おまえら面白いな。
なんの話してるのか、俺も混ぜてくれや。
Re:証明? (スコア:2, 参考になる)
「不正利用は、正規の利用料金×不正流通量を、被害額とする」と決められてるだけの話です。
著作権侵害については、損害賠償の請求を行う際の被害額の算定を、そういう計算式で行うことが著作権法で規定されています。 [srad.jp]
そもそも「海賊版の流通量が、海賊版がなければ正規のシェアになるはずだった」なんて仮定が必要だと考えるのが間違いでしょう。
駐車場の例が出てましたけど、それで言うなら、
例えば、入口出口にゲートがあるタイプの駐車場で、ゲートを通らずに出入りできる裏口を作ったりした者がいて、
その結果不正駐車が横行した場合、
その被害額は「不正駐車数×正規の駐車料金」になるという話。
そこに「不正駐車の駐車数が、不正駐車がなければ正規の駐車数になるはずだった」かどうかなんて仮定する必要はありません。