SourceForge.net、一部地域からアクセス禁止に 26
ストーリー by hylom
壁のあるインターネット 部門より
壁のあるインターネット 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
本家/.によると、米国外の特定地からSourceForge.netへのアクセスが禁じられるようになったそうだ。
SourceForgeの公式ブログによると、米国の法律に準じているSourceForge.netは米国政府の定める「Denied Persons List」や「Entity List」、またその他該当リストに掲載されている個人等にサービスを提供することが禁じられているとのこと。また、米国財務省外国資産管理局(OFAC:Office of Foreign Assets Control)の定める制裁リストに掲載されている国への特定技術の輸出や譲渡に関して、キューバ、イラン、北朝鮮、スーダン、シリアを含む指定地域からはSourceForge.netへのコンテンツの投稿およびアクセスも禁じられているという。
この規制実行のため、SourceForge.netでは先週から特定のIPアドレスの自動ブロックを開始したそうだ。
公式ブログでは、「FOSSを推進する企業であり、また企業理念の中心にオープンソースを掲げる企業として情報の自由な流れを規制することは意に反するが、米国の法律に準じなければならないのもまた現実であり、違反した場合は罰金や禁固刑を科せられる可能性もある」として理解を求めている。
GPL的にどうなんだろ (スコア:3, 興味深い)
禁輸リスト入りしている地域のプログラマが
GPLなソフトのバイナリを第3国経由で入手して利用していて、
その人がソースを要求してきた場合、
(1)ソースを直接提供するのはたぶん法律的にダメ
(2)ソース開示を拒否するのはたぶんGPL的にダメ
どうするのが適切なんでしょうか?
(3)なんとかして第3国経由でソースを提供する
のが正解ですか?
Re:GPL的にどうなんだろ (スコア:2, 興味深い)
スルースキル:Lv2
Keep It Simple, Stupid!
Re:GPL的にどうなんだろ (スコア:1)
正確には『孫コピーに対してはGPLの義務自体が発生しないのでソースを渡す必要はない(4)』かな。
スルースキル:Lv2
Keep It Simple, Stupid!
Re:GPL的にどうなんだろ (スコア:1, 参考になる)
法律と私人間契約では法律のほうが優先されるから、(1)じゃね?
GPLv2でも(主に知的財産を想定していて、今回のような反テロ的な事態はあまりそうていしていないようだけとど)法律などによりGPLライセンスと矛盾する制約がついた場合は配付中止するか、その国を除外するようなライセンスうつけるようにいってますね。
http://www.opensource.jp/gpl/gpl.ja.html.euc-jp [opensource.jp]より引用。
Re:GPL的にどうなんだろ (スコア:1)
>法律と私人間契約では法律のほうが優先されるから、(1)じゃね?
ちょっとだけ勝手に補足。
法律ったって様々で、契約でまとめるのを忘れた部分を補完する補充的な法律もあれば、
契約はこの法律に反したらだめよ、という強行的な法律もある。
また行政上の規制として現れる取締規定というものもある。
これも基本的には~しちゃだめよ、という形なのだけど、
それに反した契約をほいほい無効にしていいかというと、そういうわけでもない。
契約は前後に積み重ねがある場合が多いし、元の状態に戻すのも大変だからだ。
特に日本の戦後はなんやかんやの反省から出来る限り取締規定に反する契約を有効なものとして扱おうという流れもあった。
例えば何かを勝手に売ってはいけないという法律があって、それに反して売買契約が行われたとする。
これが勝手な流通自体を禁ずる目的の法律だった場合は無効になると考えるしか無い。危険物とか価格統制とか。
対して販売者をちょっと管理しようってだけならわざわざ無効にするようなものではないと考えられる。
また、契約は行われたとしてすでに実際に売買がなされたかどうかも有効無効を分ける基準になる。
物を渡して無いし金を払ってないのなら契約を無効にしても問題は少ないだろうしね。
本当はもっとちゃんと言葉も基準も分けるのだけど教科書見るのが面倒なので適当に。
ちなみに無効になっても金・物は元に戻さないといけないから得にはならないので注意。
アメリカの法律はアメリカ外で締結された契約には適用されない (スコア:1)
Re:GPL的にどうなんだろ (スコア:1, 参考になる)
最初のバイナリ提供自体が違法と。
Re: (スコア:0)
などの手段が考えられるでしょう。
いずれにしても手間がかかりますが。。
Re: (スコア:0)
ライセンスよりも法律が優先します。
当該国のインフラとかの問題で (スコア:1)
アクセス禁止にしても、意味が無いような国が、少くとも1つ有るような……。
Re:当該国のインフラとかの問題で (スコア:2, 参考になる)
>アクセス禁止にしても、意味が無いような国が、少くとも1つ有るような……
もし北朝鮮のことを言っているのならそれは間違ってます
アクセスしても良いと判断されたらちゃんと手段を提供するのが独裁者のあり方です
少なくとも中国の丹東地域には人材を大量投入して西側へソフトウエアの販売まで計画してました
エライ人の名前を冠した大学ではほぼアクセスフリー(監視の有無はしらん)なんじゃないかとも思えました。(直接は確認してないけど話っぷりからは伺えました)
#怖いのでFreeSpotからAC
Re:当該国のインフラとかの問題で (スコア:1)
監視はあってもあまり意味が無いですよね。それを掻い潜れる類の人材を養成してるそうですから。
オペレーション・グラスホッパー (スコア:3, おもしろおかしい)
洗脳される→養成される→組織を裏切る→組織のエージェントとの死闘→大幹部との決戦
# 大変だな。
Re:オペレーション・グラスホッパー (スコア:2, おもしろおかしい)
改造は?ねぇ改造はどこの段階?
~パタポン教徒~
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
つい最近になって、北朝鮮もインターネットに接続したようですよ(もしくは近い将来接続するつもり)
apnic|KP|ipv4|175.45.176.0|1024|20091221|allocated [apnic.net]
これまでも上の人は中国のネットを使ってたでしょうけど。
類似の話 (スコア:1, 参考になる)
OpenBSDみたいに (スコア:1, 興味深い)
本拠地をカナダにするのはどうか [openbsd.org]
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
マスコットに萌えキャラを採用すると大変なことになるので不許可です。
日本の法律では? (スコア:0)
Re:日本の法律では? (スコア:2, 参考になる)
日本の法律では「外国為替及び外国貿易法」が適用される。
また、米国原産のもの(たとえばMS Windowsのような)を含む場合は、米国輸出管理法を遵守する必要がある。
大量破壊兵器(核兵器・化学兵器・生物兵器・ミサイル)および、通常兵器に
関係した技術・材料といったものは、この記事とおなじように北朝鮮・イラン・イラク・リビアへの
公開(輸出と同等の扱い)は経済産業省からの許可が必要。
以下の「安全保障貿易管理制度について」が詳しい。
安全保障貿易管理 [meti.go.jp]
Re:日本の法律では? (スコア:1)
日本で博士の学位をとったが身内の危篤&日本で職が見つからない、
のコンボで帰国したイラン人と
共同研究する話で外為法絡みで内輪でだが論議になったことはある。
彼がドバイに移住して開発するとかいろいろ考えたのだが、
最終的には仕様を送って彼が開発する部分をこっちが輸入するというリクツにして通した。
そのせいで結合テストがこっちの分担になって実に面倒なことであった。
Re: (スコア:0)
いつか来た道 (スコア:0)
Re: (スコア:0)
>カナダ移住派がSourceForge.Openをfork
そしてなぜかトップページがフランス語に@もんとりおーる?